[京都議定書の削減義務を達成 環境相、新目標を表明へ]
朝日新聞デジタル 11月20日(水)0時21分配信

 【ワルシャワ=神田明美、石井徹】環境省は19日、日本の2012年度の温室効果ガス排出量(速報値)は13億4100万トンで、京都議定書の基準年である1990年比で6・3%増となったと発表した。議定書で「90年比6%減」が義務づけられている08~12年度の平均は1・4%増だが、森林による吸収分や排出量取引などの「京都メカニズム」分を差し引くと8・2%減で、義務達成が確実になったという。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131120-00000001-asahi-soci

  この試み自体は素晴らしい。
目標を策定し、それに挑むこと自体にも意味はあるし、それを実現できたのならなおのこと素晴らしい。
環境保全は当然として、技術先進国としてのアピールにもなりますからね。

 が、この事自体は褒められても良い事なのに、さっぱりしっくりこないのは・・・。
まず、どこぞの鳥類さんが、「CO2、にじゅうごぱーせんとさくげんしちゃうよ~んw」的な、頭空っぽの発言のお陰で世界からは非難される。

 次に、この削減数は、日本のそれ自体が明確に減少したわけでは無く、排出量を他国から取引して融通しているので、その差し引きで減ったと言っている事。
つまり現実にはそれほど減ってはいない。
加えて、日本の景気低迷も影響しているとか言われて・・・。

 最後に、日本の結果はこうですが、世界的に見れば中国・インド・ブラジル等を一として、温室効果ガスの量は激増している事。
特に、21世紀の霧の都を幾つも有する中国の有り様は酷い。
一体何の取組なのか・・・?と感じてしまう程微々たる成果です。


 空しいですね・・・。



 ついでにTPPも追詰の様ですが、最初から一貫してお先真っ暗。
譲歩に譲歩を重ねられる基本戦術の前になす術も無し。そもそも米が圧倒的に利益を追える話で、米と共同戦線を張ろうとか片腹痛い。
しかも、その国の安全基準を他国が決めるとか理解に苦しむ・・・。
官僚は粘っているようですが、政府の方はサインしたくて仕方がない様にも思えます。
金は巡るでしょうが、国内から資金の流失は止まらない。
お先真っ暗・・・。



 唯一の明るい見出しは、原発の廃炉に向けて多少の歩みがあったぐらいですか。燃料棒の取り出しもようやっと行われ始めたようです。
1年という長い長いスパンで行うそうですが、危険性を考えたら致し方ない。
最終地点までは微々たる歩みでしかないのですが、重要項目なので、今度こそミスの無い作業をお願いしたい。
 別にボーナスとか有っても良いと思いますが、これは失敗するとシャレにならないので本当にお願いしますよ?



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