レガシー)今週のSCGの結果 RUGはやっぱりつえ~な
2014年3月4日 紹介 コメント (5)皆さん、こんばんは。しもべです。
遂に3月に入りましたね。
今年もまた、空気中を飛び交う小さな悪魔たちとの戦いが始まると思うと今から憂鬱です
やだやだ・・・。
クリミアがきな臭い。
「4日正午までに降伏しなければ~」と言う最後通告を露軍がしたようです。
まぁ、ぶつかった場合、どう考えても勝敗は見え透いているのですが、問題はその先。
どうなる事やら・・・。
明日ですよ?
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さて、今週もSCG OpenがAtlantaで行われました。
Legacy Openも行われていたので結果を見ていきます。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/010314_atlanta.html
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/01/2014&end_date=03/02/2014&start=1&finish=16&event_ID=20&city=Atlanta&state=GA&country=US
今週の優勝はStephen Mann氏のRUG Delverです。
以下Top16(一位→9位→16位)
RUG Delver
Patriot
BUG Delver
Infect
UW MiracletR
Esper SfM
Goblins
BUG 続唱
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DeathBlade
Reanimator
Painted Stone
P-Jund
DeathBlade
Reanimator
Reanimator
です。
そこまで大きな変化はありませんが、先週と比べて非U系のフェアデッキが減ったかな?ぐらいですね。
それよりも気になったのはSnTが2週連続でTop16を逃した事ですかね。
同時にReanimatorは2週連続でTop16入りです。変わらずTop8の壁は厚いようですが、2名から3名へと数自体は増えていますし、GPでもいい成績を残していました。
ここ最近は、同じデッキのイタチごっこでメタがグルグル回っているのと同じように、流行るコンボもコンボ内でぐるぐるとまわっていましたが、去年の終わりごろから少しこの状況に変化が起こり始めているような気もします・・・。
先週優勝のPainted Stoneは今回も中々に健闘しています。
さて、ここからは気になったデッキを個別で見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=64109
1位、Stephen Mann氏のRUG Delverです。
特徴的なのはカウンター及び火力を最小限まで減らしているところですね。
その枠の其々《ギタクシア派の調査》《四肢切断》を採っています。
ギタ調はハンドを覗き戦略を安定させつつデッキを圧縮するスレッショルドの典型カードで最近は減っていましたが、去年はよく使われていましたね。メタを追う関係上デッキパワーを補うためのメタカード投入立場が危ういのがこの頃ですが、やはり安定的な挙動を採れるのは強みですよね。
《四肢切断》はギタ調の更に一回り昔に使われていたカードですね。
使われても1枚でしたが、このデッキでは2枚目も入っています。
小型群なら火力で十分なので、恐らくはBUGカラー及び同系を意識しての事かと思いますが・・・。結果として見事準決で当たっていますね。
サイドも中々刺激的です。
まず《乱暴+転落》が取られていません。《硫黄の精霊》もいません。
代わりに《渋面の溶岩使い》が取られていますね。墓地を使う/群れの一掃が難しい代わりに、本体を直接狙う打点になれる事が重要なのでしょうか?《真の名の宿敵/TNN》を無視できますからね。
そのTNNを1枚入れています。これは時折見かけますね。
次に《古の遺恨》が有りません。
1~2枚採られる事が普通なのですが・・・。EsperにしろPatriotにしろ無視できる数ではないと思うのですが切っているところが凄い勇気ですね。
去年の後半あたりから?冬の時代に入っていた印象のあるRUGなのですが、今年に入ってから、SCG Openでは2回の優勝に2位2回と凄まじい成績です。
UのTempo系が今は複数種同時に存在しているため、かつての様にRUG一色とはいきませんがそれでも総合的に見て相当勝っている印象を受けます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=64106
3位、Jonathan Sparks氏のBUG Delverです。
よく昨年のCMD2013発売以降生物のTopを《墓忍び》にするか《真の名の宿敵》にするか~と言う議題がそこかしこで挙がっています。これについては色々な意見が有ります。個人的には1-2or1-1ぐらいでスプリットしても良いと思っていますが・・・まぁそれはどうでもいい話。今回のJonathan氏はそれらを両方とも用いず生物のTopは《タルモゴイフ》で止まっています。
代わりに用いているのが《闇の腹心》です。
要は打点よりもアドを重視しているわけですね。
ここは以前までなら《悪意の大梟》が入る事が多かったのですが、ここ最近はボブも増加中。ブロッカーとしての価値が多少薄れたためでしょうかね?
フィニッシャー論と並走して行われるのがハンデスの《思考囲い》と《Hymn to Tourach》のどちらを採るか?という事です。
1ターン目のアクション(特にDoS)を優先している場合はHymnを採る事も多いのですが、このデッキでは囲い優先であり且つ両方採用されています。恐らくフィニッシャーが不在であるためHymnでの優位性を維持できない事と、ボブ(及びタルモ)のための1ターン目の露払いと言う意味があるのでしょう。
が、必要な相手には採れる様にサイドに移動させてあるというのがなかなか物珍しい。
14位、Tony Derbigny氏とは構成は類似しながら、このハンデス部分に置いては優先が逆転しているのがまた面白いですね。
もともと打点がかなり他のBUG Delverに比べると低い準Tempo系のためか、サイドは妨害系カードを多数積んでおり宛らBUG Controlの様な動きにするのかもしれませんね。JtMsまで見ると益々そう思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=64117
4位、Tom Ross氏のInfectです。
稀に見る「感染」デッキ。《ファイレクシアの十字軍》が大人の事情で退場してからはModernの「感染」のLegacy調整型が主流の様ですね。
生物かパンプ系スペルかで大抵相応に枠を使うのですが、このデッキはどちらも控えめです。
代わりの枠でありこのデッキのアプローチであるのが《輪作》。初めは??だったのですが《墨蛾の生息地》の水増しに使えるだけでなく宛ら「感染」生物を「瞬足」持ちのように扱えるという訳ですね。
成る程。
川´_ゝ`)「ピアスで死ねるって? なに、気にすることはない」
《ペンデルヘイヴン》のサーチによりパンプスペルの様にも振舞えるため、生物/パンプスペルの両方の枠を疑似的に増やす事が出来ているわけですね。
実質10枚の回避能力持ち生物が居る訳で、除去が薄いデッキにとってはかなりつらい相手になるでしょう。
75枚中で4枚、さらに言えばメインに1枚積まれている《自然の要求》がかなりの疑問です。
一体何にそんなに怯えているのでしょうか?《梅沢の十手》とかですかね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=64108
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_uwr_miracles_with_br.html
今週の5位、Brian Braun-Duin氏のUW MiracletRです。
今週のDeck Techで紹介もされています。
視れば誰もが目を凝らす禍々しいレシピです。
流石はBBDですねw
特徴は2つ。
一つ目が《血染めの月》の存在。
PT神々の軍勢で一際注目を攫った月をメインにブチ込んであります。
今までもサイドに採ってあったり、メインに《基本に帰れ》が有ったりはしたのですが、メイン月と言うのは結構異色。自分も3色ながら基本地形がかなり多いため一方的な展開に出来ますね。
二つ目がソプターパッケージ:《飛行機械の鋳造所》+《弱者の剣》を搭載しているところ。
これを活かすためついでに《石鍛冶の神秘家》パッケージも入っています。
時折ある形で、いつぞやCalebが取り上げていた気もしますが、それでも《天使への願い》やHelmRipに比べるとかなりマイナーですよね。
ぶっちゃけると個人的には余り強みが感じられないんですが何が魅力なんですかね?
TNNの登場、影響を受けての小型スイーパーの増加、墓地掃除、《真髄の針》《ファイレクシアの破棄者》《突然の衰微》etc
色々な問題を抱えていると思うのですが。
ただ、このタイプはメインから《謙虚》を積める理由があるのは明確な美点ですよね。
また、勝ち筋を散らせるというのも利点と捉えるべきでしょうね。
こういうControl色が強い場合生物は《瞬唱の魔道士》が優先されがちだと思っていたのですが《ヴェンディリオン三人衆》が採られていますね。まぁスペル少ないですからね。ピアスもありませんし。
Infectの様な超速効型と当たったのは残念でしたね。
他のデッキ相手なら優勝も見えたかもしれませんが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=64118
10位、Jesse Inman氏のReanimatorです。
今週Top16に3名を輩出したReanimatorですが、一つの特徴があります。
それは全てのデッキが75枚中に《墓所のタイタン》を装備している事です。
しかもそのうち2名はメインです。
調べてみると以前から少なからずいたようですが、今回Top⑯に入った全員が使っていたことを考えるとただの軍全ではないように思います。
が、一体何を想定して入れているのでしょうね?
Reanimatorは使った事が無いのでよく判りません。
タイタン自体、攻め手の細いTempo系にはかなり強い生物ではありますが・・・。
今のところ除去耐性虫の布告やSnTに対応したCip除去等の場合かな?とも思うのですがそれなら《グリセルブランド》がいますしね。
WHY??
一応、サイドから入る《裏切り者の都》とペタルが有れば6マナの素出しも可能でしょうが、素出ししたいなら《古の墳墓》にしますよね・・・。
因みに16位、Marc Skerritt氏はサイドに《業火のタイタン》まで取ってます。素出しは不可能に近いので、SnT経由でしょうね。
悪まで今年の成績ですが、SnTよりも安定した成績を残しているように思います。
まぁ、現在のReanimatorはSnTとのハイブリッドなので、《実物提示教育》との2枚看板が《騙し討ち》からリアニメイト戦略になったと思えば判り易いかもしれませんね。
こんなところでしょうか。
今週は見慣れたデッキ群ばかりでしたが、個人チューンが目立って結構面白いデッキが多かったように思います。
とはいえ、2週続いての類似の結果では少々退屈にも。
流石に次回はもう少し変化があるはずだとは思いますが・・・。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
P.S.
三重四日市で起こった女子中学生殺人事件の犯人が逮捕されたようなので一安心。
馴染みの無い場所ではないので何とか解決して欲しいと思っていても聞こえてくるのは情報提供を求むという声ばかりでした。
このまま御宮入りもあると考えていただけに正に青天の霹靂。
しかし、一体どのような経緯で逮捕に至ったのか?
指紋は後付けでしょうし、疑う切っ掛けはなんだったのでしょうかね?まさかアリバイ証言をしっかりしなかった事だけとも思えませんが・・・。
+
ファギーがモイーズを「私が優勝するのに3年かかった。彼にも時間が必要だ」と言って擁護している模様。
言ってることは極めて正論かもしれませんが、そのために選手もファンもクラブにも「(自分と照らし合わせて3年間程度は)我慢しろ」と言ってると思うと(悪い意味で)物凄い事言ってる気がする・・・。
特に、選手に花の時間を浪費しろとか酷すぎる話では?
コメント
ジオン軍さんの言う通り、先置きされたリリアナに対して出せる、低ロスライフ高打点、Karakasに対処されない、殴るとおまけのブロッカーを用意出来る。と回避能力がない事を除くとハイスペック生物ですし。
毎週、楽しく読ませていただいております。
今週のめずらしいデッキ枠は「Infect」ですかね。
InfectのはPainted Stone対策かなーと思ってます
>ジオン軍さん
>チコ@生徒会長さん
やはり除去対策ですか。確かにLotVはReanimatorの宿敵の一つですからね。
Karakas対策、《再活性》のライフ低減と言うのは失念していました。特に後者は目から鱗です。
>くらん(へっぽこビルダー) さん
コメント・リンクありがとうございます。
Infectは本当に時折見かける程度ですからね。特に大きな大会で上位と言うのはなかなか珍しいですよね。
《自然の要求》はPainted Stoneですか・・・。
確かに厄介ではありますが、使った事が無いのでここら辺は想像がうまく結べないですね。4枚積むという事は相当苦手なんですかね?