M15)紙ジェイスとかいろいろ雑感
2014年6月27日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
たまたまMLBの松坂大輔の投球を見ていたのですが・・・。
何とも言い難い。コントロールが悪すぎる。おそらく各コーナーをピンポイントに狙ってるんだと思うんですが・・・コントロールが悪すぎてさっぱり決まらない。結果四球が出まくっている。田沢程は無いものの悪くない球威もあるんですから下手にコーナー狙わなくても良いと思うんですがね・・・。ついでに変化球も悪い。
打たれたヒットは少ないから力自体が無い訳ではないとも思うんですが。
彼はいったい何が凄かったのか謎です。まぁ日本球界の時の活躍を知らない人間何でね。
さてM15の感想の続き
《戦列への復帰》
:「召集」持ちの小型群体リアニメイトスペル。
優秀なスペルには違いないが幾つかの構造的欠陥が見えます。
-「召集」を活かせる手っ取り早い手段はToken戦術
-しかし当然リアニメイト出来るのは生物なのでToken生成呪文は対象外
-小型で且つ数を釣るだけなら《再誕の宣言》や《不死の隷従》の方が軽く明瞭
という事。
只弱いわけでは無い。そもそも《目覚ましヒバリ》の想起能力を2マナ軽い4マナで使える時点で弱い訳が無い。「召集」できれば
もっと軽くなりますし、数自体も増やせます。
矢張り肝となるのは「2マナ以下」の生物を「望んだ」数釣れる事(柔軟性)だと思います。その上で実存の生物を使うデッキとな
ると
・Weenie
・Death&Tax/Heatbear
・Deadguy Ale
・Marverick
的なところですかね。
特にTNNの性で《ゴルガリの魔除け》をはじめとした小型スイーパーが使われる時代なので、軽い戦線回復手段は強いはず。《ス
レイベンの守護者、サリア》の枷も「召集」で自分を使う事で逃れる事も出来ますしね。Deadguyでも立ってるだけでやる事の無
いボブが唱える方でも釣られる方でも相性が良い。MaverickならKotRまで釣れますしね。
SoulSistersはデッキ構築に依りますかね。個人的には正直《再誕の宣言》の方が余程デッキに在っている様に思います。
が2マナ域が釣れることもあるのでなくはない選択肢。
Std?
知らんがな・・・。
《秀でた隊長》使った兵士Weenieとか生めるんならアリではないですか?
《霊魂の絆》
:《起源室》の類型。
色がついてマナが掛る分、効果自体は強化されました。
コンボパーツとしての完成度は落ちてしまいましたが、生み出せるのが1/1飛行と極めて有用なので、コンボに固執しないのなら
これでも良い。要はどちらを採るか。《起源室》の様に相手に利用される事も無い。
またノリンの二の足が一つ罪を重ねてしまいましたねw
普通に使っても弱くない。
上記《戦列への復帰》宜しくやはり実存の生物にしか掛らないのが残念ですが、上に挙げたように色々ありますからね。
少なくとも《民兵団の誇り》よりは使いやすい。
生物の保護能力も良い。
ただ、この手のカードの宿命として設置+能力でそれぞれ展開速度を阻害するという部分があるのが何とも・・・。
序盤でなければ十分な数の弾も用意する事が出来ないだろうし。
《ギルドパクトの体現者、ジェイス》
:5種類目のジェイスにして3種類目の4マナ域と言うまさかまさか。
そこここで言われている様にTop操作、バウンス、ハンドと山札への干渉と神ジェイスこと《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》を彷彿とさせるカード。
[+1]:色々な形で表現されていますが、個人的には劣化「占術2」or強化「占術1」ぐらいに捉えています。
そう考えるとこの+能力の有用性が理解できるのではないか?と思います。
確かにアドは取れませんが、如何な状況下でも有効に使う事が出来る非常に腐りにくい能力です。昨今のPWは状況によって効果の良し悪しがかなり左右される癖の強い+能力が大半であったため、この丸さは強いだと思います。そもそも毎ターン占術出来る事の強さは《海の神、タッサ》が証明しています。それが2枚まで干渉出来るんですから弱い訳が無い。まぁ2枚とも要らないカードだったら悲惨ですが、何もなければ確実に2ターンはドローが潰されていたわけですからね。
墓地にカードを置けるのもアドの可能性があります。
Stdでは今のところScMの様な凶悪な物は有りませんが、全く可能性が無いわけでは無く、この部分は今後への期待感も抱かせます。
中にはこれで1ドロー出来れば強かったとかいう方もいるようですが、それは強すぎる。毎ターン《手練》がタダで撃てるとか頭おかしいレベル。上記の様に腐りにくく使いやすい、このままでも十分に有用性のある効果だと思います。
他のDNの方も言ってますが、能力はタッサに似ている物の、同一視は出来ない。
何故ならタッサは「破壊不能」で最終的にはフィニッシャー/打点になるので。
ただ、このカードはフィニッシャーにはならないだけで脇を支えるカードであり上下は無いと思います。フィニッシャーにならない分攻撃の対象になるので疑似的なライフゲインにもなってますからね。コントロールが使うのならそちらの方が良いという場面も無くはない。上下は有りませんが似て非なる能力ではあるという事は意識してデッキを組む必要はあると思います。
[-3]:疑似《分散》。
効果自体は間違いなく強い。が、コストがおかしい・・・。せめて自分もバウンス出来るようにして欲しかった。それでも使う機会なんてないでしょうからほぼ無駄ですが。ただ[-2]にするとかなり強力になってしまう感も在るためここら辺は致し方ない部分もありますか・・・。色やコストの差があるとはいえ《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]を考えると如何に弱い能力化が判りますね・・・。
バウンスは除去に比べテンポを稼ぐ以外にも自分のカードをバウンスしてCip等のアドを稼ぐという唯一性がありましたが、ここまで消費が大きいと費用対効果が見合っていない。JtMsがScMやSfMをそのままでも3度もCiPを悪用できていたのを考えると悲しくなりますね。
盤面への干渉力と言う点では実装されているわけですが、残念ながらそれとは見なせないほどに弱い。
相棒のPWの忠誠度回復や相手のPWに同様のリセットで奥義を邪魔するぐらいしか現実性が見いだせない。
[-8]:強化《Timetwister》。
相手にはハンドをあげないという一方的な能力です。
「自分のハンドを7枚まで補充しつつ《機知の終わり》」と考えると強力な効果である事が判ります。《悪夢の織り手、アショク》が訴訟起こしそうなレベル。昨今の役に立つのかよく判らない奥義とは異なり明確なアドと効果が狙える強力な能力だと思います。
が、単体では勝利に繋がらない/繋がりにくいという最近の風潮はしっかりと引き継いでしまいました。
盤面への干渉力も全くないため別個に相手に干渉する方法が欲しい。ほぼ共存期間は有りませんが《至高の評決》の様な確定的なリセットカードから繋げることが理想でほぼフィニッシュブロー。
評すると「全ての効果が扱いやすく纏っている」様に感じます。
神がかっていたJtMsにはもちろん比べられませんが、決して弱くはないと思います。が、盤面への干渉能力が低くまた単体でアドは稼ぐ事も難しいため、カード単品での完成度と言う点では低いと言わざるを得ません。べヘレンや思考ジェイスの様な簡単なアド手段を持つものやスネ夫ジェイスの様な尖った部分も無い。故に弱弱しい印象を受けます。
がそれらの様に単体で機能するわけではありませんが、前述のとおり扱いやすさや丸さは全PWの中でも上の方だと思います。デッキの主役になるカードではありませんが潤滑油として機能させるなら力を発揮するのではないか?と思います。
特に[+1][-8]は強力なので、盤面に対して強い干渉力/支配力を持つカードと共存してデッキに組み込めるのかどうか?でこのカードの価値が決まってくると思います。
ただ、矢張りどうあってもアドが奥義までに取れない点はPWにも拘らず悲しい性。特に現状のStdでは《英雄の破滅》《払拭の光》などに加え高威力の本体火力が蔓延しているため出して何のアドも稼げぬままに落ちる事もザラ。使う相手はよく判断してイン/アウトはしっかりと行う事が肝要。
少なくとも「紙ジェイスww」と言うほど弱くはないと思います。初期忠誠度も高いわけですしね。カードパワー自体は低いのでEternalでは少々難しいと思いますがStdではチャンスのあるカードではあると思います。
が、いい加減Uもジェイス以外のPWを増やさないか?と思いますね。
以前から言われている事ですがジェイスの最大の敵はジェイス。JtMsがある以上、どんなジェイスが刷られようと未来永劫ジェイスwwなんて評価にしかならないんですから。
《Hushwing Gryff》
:《倦怠の宝珠》のグリフ。
昨今WotCがせっせと量産している環境調整枠たるHatebearの新作。3マナと重いものの「瞬足」が刃の切れ味を増してますね。
何と無く《エイヴンの思考検閲者》を思わせるカードですが、フェッチランド+サーチカードへの牽制と言う丸さが売りだったエイブンに対してより尖ったメタカード。下の環境専用ですね。
Modernでは言うまでも有りませんが「双子の欠片」デッキや「出産の殻」デッキに対して圧力を持っていますね。これらに対しては3マナと一歩相手より軽い点が非常に素晴らしい。特に除去が少ない殻には激烈で、欠片もクロックパーミ色を強くする必要がありますね。少なくとも3マナを立てておくことが駆け引きの材料になります。
「トリコフラッシュ」の様なデッキにも一応の効果を持っていますね。「瞬足」「飛行」と揃っているので対PW戦にも強い。
Legacyでは一転難しい。
上記の様なコンボは少なく、効果的なのは主に部族です。が、ご存じのとおり部族デッキは非常に早い。3マナでは対策カードとして遅い気もします。主に扱われるのはD&TやMarverickでしょうが、《石鍛冶の神秘家》や《ちらつき鬼火》を殺してしまうジレンマも。特にSfMは対部族でも同様間に合えば高い支配力を持つカード。一々この枠をスイッチするカードに価値があるのか?とも思います。
SfMやCliqe、ScMなどを使うDeathBladeにはそこそこ効果的なカードではありますね。Cip系にしか反応しないので「続唱」を防げないのは痛い。パワー2のフライヤーと言う観点から考えるとDoSを使うクロックパーミにとっても鬱陶しい相手になるでしょうがそれならエイブンで十分。Painterにも構成によっては意味があるでしょうがそこに頼るのは少々怖い。
相応に価値が認められるもののやはり所詮はメタカード。環境に支配されるでしょうね。
そしてこのカードで最も評価が高いのはどう考えてもStdで使われるとは今のところ思えないので、お安い事w
下の環境で生息する人間にとってこんなに嬉しい事は無い。
《生命の遺産》
:幻想的なイラストに見えますが、FFT好きの人間からするとモスフングス(ストーリー終盤で出てくる死体から生える茸)を連想させるので何とも微妙な気分にさせられます。
色や効果から《重大な落下》を連想させる方も多いようで実際それの下位種にも見えます。が、個人的には《祭壇の刈り取り》の色違い調整にしか見えない。
そう考えると大体の基準も見えてきます。
Insで2ドローであった刈り取りを考えれば3枚引ければ十分でしょう。
これらのカードで常に難しいのは盤面のアドを確実に失う事。
そして単体では一切に仕事をしない事。
盤面からカードが失われ必然的に戦闘に影響を及ぼすサイズのカードが損なわれる事が確定しているため、苦しい場面で力を発揮できない事も多い。故に盤面によって大きく効果が振れてしまうんですよね。ライフ獲得が出来ない分《重大な落下》に比べこの部分がより強調されています。
つまりある程度のサイズを安定して生み出せるカードが無ければ難しいという事。
居たかな?
いましたね。
《世界を目覚めさせる者、ニッサ》です。
盤面の土地を4/4に出来るこのカードなら相性としては良いでしょう。ドローの枚数は当然ですが、継続的に生物を生み出せますし、弾が普通なら5枚あるはずなので相手にとっては除去を撃つのが馬鹿らしくなります。それを生け贄にしても後続を引き込めますしね。生物化した土地で殴って食べてしまうのが良いでしょう。
Bigmana系統にするとマナ生物ばかりで効果が弱いので、ニッサを頂点とする様なStompyで良いと思います。引き込んだ後続をニッサの[+1]で土地を起こす事で一気に展開する動きに繋げられますからね。
生物の数が少ない下の環境では難しいか・・・。
追加コストで生物を生贄でその上Socなので喜んでFoWされるのが落ち。とはいえ2マナとここまで軽いものも少ないですし効果自体は優れています。「賛美」でサイズを修正できるMaverickなんかだと面白いかもしれませんね。
《リリアナ・ヴェス》
:世の中には5種類も刷られたカードが在るのにクヤシイデス(`皿´)とか言ってそう。
別に新種でよくない?沼アナさんも2年も使ったわけですし・・・。
これはアレだな。最後のPWは黒染めされたガラクのフラグだな!!
・・・無いか(´・ω・`)
とは思いますが、過去でもそれなりに使われたカードで今見ても中々に強い。
特に昨今の尖ってる上に使い難い能力ばかりが目立つPW達に比べると非常に丸い。上でジェイスでも評価した部分ではありますが取り敢えず[+1]がとことん腐らない。昔の丸さが今では有難い。
また、現在は中速の黒単信心が主力なのでBeat環境だった過去より余程環境に恵まれている。重さもですが信心をはじめとしたデッキ感のシナジーが重要である以上[-2]が極めて強い。ぶっちゃけヴェス→《アスフォデルの灰色商人》を2回続けるだけで十分強い。対Controlでは嫌がらせになる[+1]、除去が非常に豊富なので威力を発揮する[-8]といぶし銀の働きが期待出来るのでは?
「ペインランド」
懐かしいな・・・。
個人的には伝説のエキスパンションAPCにて初出のカードなので特に印象深い。
当時は対抗色でダメラン!??と驚いたものです。対抗色でもそうですし土地が今に比べて圧倒的に弱かったのもあって活発に使われましたね。
RAVデュアランに比べ力不足は否めませんね。またタップインかどうかの戦術的選択も減りました。
が継続的なダメージを受ける以上、環境が加速するかも?
よりBurnが強くなるかしら?
この時期にデュアランが落ちてペインランドとかニッサには逆風この上ない。
ついでに、この発表を受けて次のブロックでのフェッチの噂はONS版なのではないか?との事。Modenにも無い枠ですしありそうですな。
こんな所で。
たまたまMLBの松坂大輔の投球を見ていたのですが・・・。
何とも言い難い。コントロールが悪すぎる。おそらく各コーナーをピンポイントに狙ってるんだと思うんですが・・・コントロールが悪すぎてさっぱり決まらない。結果四球が出まくっている。田沢程は無いものの悪くない球威もあるんですから下手にコーナー狙わなくても良いと思うんですがね・・・。ついでに変化球も悪い。
打たれたヒットは少ないから力自体が無い訳ではないとも思うんですが。
彼はいったい何が凄かったのか謎です。まぁ日本球界の時の活躍を知らない人間何でね。
さてM15の感想の続き
《戦列への復帰》
:「召集」持ちの小型群体リアニメイトスペル。
優秀なスペルには違いないが幾つかの構造的欠陥が見えます。
-「召集」を活かせる手っ取り早い手段はToken戦術
-しかし当然リアニメイト出来るのは生物なのでToken生成呪文は対象外
-小型で且つ数を釣るだけなら《再誕の宣言》や《不死の隷従》の方が軽く明瞭
という事。
只弱いわけでは無い。そもそも《目覚ましヒバリ》の想起能力を2マナ軽い4マナで使える時点で弱い訳が無い。「召集」できれば
もっと軽くなりますし、数自体も増やせます。
矢張り肝となるのは「2マナ以下」の生物を「望んだ」数釣れる事(柔軟性)だと思います。その上で実存の生物を使うデッキとな
ると
・Weenie
・Death&Tax/Heatbear
・Deadguy Ale
・Marverick
的なところですかね。
特にTNNの性で《ゴルガリの魔除け》をはじめとした小型スイーパーが使われる時代なので、軽い戦線回復手段は強いはず。《ス
レイベンの守護者、サリア》の枷も「召集」で自分を使う事で逃れる事も出来ますしね。Deadguyでも立ってるだけでやる事の無
いボブが唱える方でも釣られる方でも相性が良い。MaverickならKotRまで釣れますしね。
SoulSistersはデッキ構築に依りますかね。個人的には正直《再誕の宣言》の方が余程デッキに在っている様に思います。
が2マナ域が釣れることもあるのでなくはない選択肢。
Std?
知らんがな・・・。
《秀でた隊長》使った兵士Weenieとか生めるんならアリではないですか?
《霊魂の絆》
:《起源室》の類型。
色がついてマナが掛る分、効果自体は強化されました。
コンボパーツとしての完成度は落ちてしまいましたが、生み出せるのが1/1飛行と極めて有用なので、コンボに固執しないのなら
これでも良い。要はどちらを採るか。《起源室》の様に相手に利用される事も無い。
またノリンの二の足が一つ罪を重ねてしまいましたねw
普通に使っても弱くない。
上記《戦列への復帰》宜しくやはり実存の生物にしか掛らないのが残念ですが、上に挙げたように色々ありますからね。
少なくとも《民兵団の誇り》よりは使いやすい。
生物の保護能力も良い。
ただ、この手のカードの宿命として設置+能力でそれぞれ展開速度を阻害するという部分があるのが何とも・・・。
序盤でなければ十分な数の弾も用意する事が出来ないだろうし。
《ギルドパクトの体現者、ジェイス》
:5種類目のジェイスにして3種類目の4マナ域と言うまさかまさか。
そこここで言われている様にTop操作、バウンス、ハンドと山札への干渉と神ジェイスこと《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》を彷彿とさせるカード。
[+1]:色々な形で表現されていますが、個人的には劣化「占術2」or強化「占術1」ぐらいに捉えています。
そう考えるとこの+能力の有用性が理解できるのではないか?と思います。
確かにアドは取れませんが、如何な状況下でも有効に使う事が出来る非常に腐りにくい能力です。昨今のPWは状況によって効果の良し悪しがかなり左右される癖の強い+能力が大半であったため、この丸さは強いだと思います。そもそも毎ターン占術出来る事の強さは《海の神、タッサ》が証明しています。それが2枚まで干渉出来るんですから弱い訳が無い。まぁ2枚とも要らないカードだったら悲惨ですが、何もなければ確実に2ターンはドローが潰されていたわけですからね。
墓地にカードを置けるのもアドの可能性があります。
Stdでは今のところScMの様な凶悪な物は有りませんが、全く可能性が無いわけでは無く、この部分は今後への期待感も抱かせます。
中にはこれで1ドロー出来れば強かったとかいう方もいるようですが、それは強すぎる。毎ターン《手練》がタダで撃てるとか頭おかしいレベル。上記の様に腐りにくく使いやすい、このままでも十分に有用性のある効果だと思います。
他のDNの方も言ってますが、能力はタッサに似ている物の、同一視は出来ない。
何故ならタッサは「破壊不能」で最終的にはフィニッシャー/打点になるので。
ただ、このカードはフィニッシャーにはならないだけで脇を支えるカードであり上下は無いと思います。フィニッシャーにならない分攻撃の対象になるので疑似的なライフゲインにもなってますからね。コントロールが使うのならそちらの方が良いという場面も無くはない。上下は有りませんが似て非なる能力ではあるという事は意識してデッキを組む必要はあると思います。
[-3]:疑似《分散》。
効果自体は間違いなく強い。が、コストがおかしい・・・。せめて自分もバウンス出来るようにして欲しかった。それでも使う機会なんてないでしょうからほぼ無駄ですが。ただ[-2]にするとかなり強力になってしまう感も在るためここら辺は致し方ない部分もありますか・・・。色やコストの差があるとはいえ《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]を考えると如何に弱い能力化が判りますね・・・。
バウンスは除去に比べテンポを稼ぐ以外にも自分のカードをバウンスしてCip等のアドを稼ぐという唯一性がありましたが、ここまで消費が大きいと費用対効果が見合っていない。JtMsがScMやSfMをそのままでも3度もCiPを悪用できていたのを考えると悲しくなりますね。
盤面への干渉力と言う点では実装されているわけですが、残念ながらそれとは見なせないほどに弱い。
相棒のPWの忠誠度回復や相手のPWに同様のリセットで奥義を邪魔するぐらいしか現実性が見いだせない。
[-8]:強化《Timetwister》。
相手にはハンドをあげないという一方的な能力です。
「自分のハンドを7枚まで補充しつつ《機知の終わり》」と考えると強力な効果である事が判ります。《悪夢の織り手、アショク》が訴訟起こしそうなレベル。昨今の役に立つのかよく判らない奥義とは異なり明確なアドと効果が狙える強力な能力だと思います。
が、単体では勝利に繋がらない/繋がりにくいという最近の風潮はしっかりと引き継いでしまいました。
盤面への干渉力も全くないため別個に相手に干渉する方法が欲しい。ほぼ共存期間は有りませんが《至高の評決》の様な確定的なリセットカードから繋げることが理想でほぼフィニッシュブロー。
評すると「全ての効果が扱いやすく纏っている」様に感じます。
神がかっていたJtMsにはもちろん比べられませんが、決して弱くはないと思います。が、盤面への干渉能力が低くまた単体でアドは稼ぐ事も難しいため、カード単品での完成度と言う点では低いと言わざるを得ません。べヘレンや思考ジェイスの様な簡単なアド手段を持つものやスネ夫ジェイスの様な尖った部分も無い。故に弱弱しい印象を受けます。
がそれらの様に単体で機能するわけではありませんが、前述のとおり扱いやすさや丸さは全PWの中でも上の方だと思います。デッキの主役になるカードではありませんが潤滑油として機能させるなら力を発揮するのではないか?と思います。
特に[+1][-8]は強力なので、盤面に対して強い干渉力/支配力を持つカードと共存してデッキに組み込めるのかどうか?でこのカードの価値が決まってくると思います。
ただ、矢張りどうあってもアドが奥義までに取れない点はPWにも拘らず悲しい性。特に現状のStdでは《英雄の破滅》《払拭の光》などに加え高威力の本体火力が蔓延しているため出して何のアドも稼げぬままに落ちる事もザラ。使う相手はよく判断してイン/アウトはしっかりと行う事が肝要。
少なくとも「紙ジェイスww」と言うほど弱くはないと思います。初期忠誠度も高いわけですしね。カードパワー自体は低いのでEternalでは少々難しいと思いますがStdではチャンスのあるカードではあると思います。
が、いい加減Uもジェイス以外のPWを増やさないか?と思いますね。
以前から言われている事ですがジェイスの最大の敵はジェイス。JtMsがある以上、どんなジェイスが刷られようと未来永劫ジェイスwwなんて評価にしかならないんですから。
《Hushwing Gryff》
:《倦怠の宝珠》のグリフ。
昨今WotCがせっせと量産している環境調整枠たるHatebearの新作。3マナと重いものの「瞬足」が刃の切れ味を増してますね。
何と無く《エイヴンの思考検閲者》を思わせるカードですが、フェッチランド+サーチカードへの牽制と言う丸さが売りだったエイブンに対してより尖ったメタカード。下の環境専用ですね。
Modernでは言うまでも有りませんが「双子の欠片」デッキや「出産の殻」デッキに対して圧力を持っていますね。これらに対しては3マナと一歩相手より軽い点が非常に素晴らしい。特に除去が少ない殻には激烈で、欠片もクロックパーミ色を強くする必要がありますね。少なくとも3マナを立てておくことが駆け引きの材料になります。
「トリコフラッシュ」の様なデッキにも一応の効果を持っていますね。「瞬足」「飛行」と揃っているので対PW戦にも強い。
Legacyでは一転難しい。
上記の様なコンボは少なく、効果的なのは主に部族です。が、ご存じのとおり部族デッキは非常に早い。3マナでは対策カードとして遅い気もします。主に扱われるのはD&TやMarverickでしょうが、《石鍛冶の神秘家》や《ちらつき鬼火》を殺してしまうジレンマも。特にSfMは対部族でも同様間に合えば高い支配力を持つカード。一々この枠をスイッチするカードに価値があるのか?とも思います。
SfMやCliqe、ScMなどを使うDeathBladeにはそこそこ効果的なカードではありますね。Cip系にしか反応しないので「続唱」を防げないのは痛い。パワー2のフライヤーと言う観点から考えるとDoSを使うクロックパーミにとっても鬱陶しい相手になるでしょうがそれならエイブンで十分。Painterにも構成によっては意味があるでしょうがそこに頼るのは少々怖い。
相応に価値が認められるもののやはり所詮はメタカード。環境に支配されるでしょうね。
そしてこのカードで最も評価が高いのはどう考えてもStdで使われるとは今のところ思えないので、お安い事w
下の環境で生息する人間にとってこんなに嬉しい事は無い。
《生命の遺産》
:幻想的なイラストに見えますが、FFT好きの人間からするとモスフングス(ストーリー終盤で出てくる死体から生える茸)を連想させるので何とも微妙な気分にさせられます。
色や効果から《重大な落下》を連想させる方も多いようで実際それの下位種にも見えます。が、個人的には《祭壇の刈り取り》の色違い調整にしか見えない。
そう考えると大体の基準も見えてきます。
Insで2ドローであった刈り取りを考えれば3枚引ければ十分でしょう。
これらのカードで常に難しいのは盤面のアドを確実に失う事。
そして単体では一切に仕事をしない事。
盤面からカードが失われ必然的に戦闘に影響を及ぼすサイズのカードが損なわれる事が確定しているため、苦しい場面で力を発揮できない事も多い。故に盤面によって大きく効果が振れてしまうんですよね。ライフ獲得が出来ない分《重大な落下》に比べこの部分がより強調されています。
つまりある程度のサイズを安定して生み出せるカードが無ければ難しいという事。
居たかな?
いましたね。
《世界を目覚めさせる者、ニッサ》です。
盤面の土地を4/4に出来るこのカードなら相性としては良いでしょう。ドローの枚数は当然ですが、継続的に生物を生み出せますし、弾が普通なら5枚あるはずなので相手にとっては除去を撃つのが馬鹿らしくなります。それを生け贄にしても後続を引き込めますしね。生物化した土地で殴って食べてしまうのが良いでしょう。
Bigmana系統にするとマナ生物ばかりで効果が弱いので、ニッサを頂点とする様なStompyで良いと思います。引き込んだ後続をニッサの[+1]で土地を起こす事で一気に展開する動きに繋げられますからね。
生物の数が少ない下の環境では難しいか・・・。
追加コストで生物を生贄でその上Socなので喜んでFoWされるのが落ち。とはいえ2マナとここまで軽いものも少ないですし効果自体は優れています。「賛美」でサイズを修正できるMaverickなんかだと面白いかもしれませんね。
《リリアナ・ヴェス》
:世の中には5種類も刷られたカードが在るのにクヤシイデス(`皿´)とか言ってそう。
別に新種でよくない?沼アナさんも2年も使ったわけですし・・・。
これはアレだな。最後のPWは黒染めされたガラクのフラグだな!!
・・・無いか(´・ω・`)
とは思いますが、過去でもそれなりに使われたカードで今見ても中々に強い。
特に昨今の尖ってる上に使い難い能力ばかりが目立つPW達に比べると非常に丸い。上でジェイスでも評価した部分ではありますが取り敢えず[+1]がとことん腐らない。昔の丸さが今では有難い。
また、現在は中速の黒単信心が主力なのでBeat環境だった過去より余程環境に恵まれている。重さもですが信心をはじめとしたデッキ感のシナジーが重要である以上[-2]が極めて強い。ぶっちゃけヴェス→《アスフォデルの灰色商人》を2回続けるだけで十分強い。対Controlでは嫌がらせになる[+1]、除去が非常に豊富なので威力を発揮する[-8]といぶし銀の働きが期待出来るのでは?
「ペインランド」
懐かしいな・・・。
個人的には伝説のエキスパンションAPCにて初出のカードなので特に印象深い。
当時は対抗色でダメラン!??と驚いたものです。対抗色でもそうですし土地が今に比べて圧倒的に弱かったのもあって活発に使われましたね。
RAVデュアランに比べ力不足は否めませんね。またタップインかどうかの戦術的選択も減りました。
が継続的なダメージを受ける以上、環境が加速するかも?
よりBurnが強くなるかしら?
この時期にデュアランが落ちてペインランドとかニッサには逆風この上ない。
ついでに、この発表を受けて次のブロックでのフェッチの噂はONS版なのではないか?との事。Modenにも無い枠ですしありそうですな。
こんな所で。
コメント
2マナの彼が怒りで血管切れてしまいますがねw
ぶっちゃけ1マナの置物は《ミリーの悪知恵》レベルが限界ですからね。マイルドにすると悪鬼の血脈さんの様に貸す能力の塊にしかならない。軽すぎてもPWは弱いと思います。