レガシー)今週のSCGの結果 「Legacyは何も変わらなかった!3ヶ月離れていても・・・何も変わらなかったんだ!!」「五飛、教えてくれ。・・・俺はあと何回衰微を叩きつければいい?」
2014年6月30日 紹介 コメント (2)「何体あのタルモや石鍛冶の様な犠牲者を出せば俺たちは戦いから解放されるんだ?
ボブは何も答えてくれない・・・。
教えてくれ五飛・・・。」
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という事で久々、SCGの結果でも見ていきましょうかね。
今週はPortlandでLegacy Openが併催されたようです。
http://www.starcitygames.com/events/280614_portland.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=6/29/2014&end_date=06/29/2014&start=1&finish=16&event_ID=20
今週の一位はJames Nguyen氏のBUG続唱です。
以下Top16(1位→9位→16位)
続唱BUG
UW MiracletR
SneakShow
Patriot
Jund
Elves
TheSPY
BUG Control
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Burn
Manaless Dredge
RUG Delver
Death&Tax
SneakShow
RUG Delver
Deathblade
Metalwoker
といった所で・・・。
まぁ判っていましたけどね、期待もしてないし。
只まぁ、もう少し変化の兆しが欲しいですね。
と言っても今週限定なのか知りませんが、以前に比べコンボが多少元気ですね。クロックパーミも相応にいる中で上位に3名が輩出されています。しかもチェインコンボが2名。ファッティばかりだった頃より多様性は有りますかね。
一時期のTNN大攻勢から多少は落ち着いたと言えるんでしょうかね?
ここからは、気になったデッキを個別に軽く見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=69453
2位、Michael Swailes氏のUW MiracletUです。
RUGと同じく、そしてそれ以上に環境の鏡となるヘビーコントロールデッキでまずは環境を見聞。
まぁ、メタを尖らせたデッキなので何とも言えない部分も多々ありますがねw
まずはピッチスペルの構成。
《Forece of will》3枚、《誤った指図》1枚の4枚構築です。つまりミスディレに1枚枠を裂いているわけですね。間々あるとはいえFow4枚がやはりMiracleでは多いわけですし、コンボよりも対黒に比重を置いているようです。今回が偶々コンボが多いのかしら?
次に《赤霊破/REB》2枚がメインに。tRの強みですが流石に2枚もメインに取っているとはかなり寄せいている。これだけでもLegacyは何も変わっていない事が判りますね(;´Д`)
とはいえサイドまで見ていくとかなりRの札も多い。tRの要素を最大限に活用しているのが判ります。サイドに3・4枚目のREB/Proまで取っており過剰なまでの枚数ですね。
そして《イゼットの静電術師》と《硫黄の精霊》が1枚ずつ。
只のスイーパーならファッティ兼用の《謙虚》が入る処ですが、このデッキはより速く的確なスイーパーを採っています。つまり対策したいのは小型生物群で他は比較的どうでもいいという事です。もしかしたらそのためにメインに《造物の学者、ヴェンセール》に《Karakas》2枚が採ってあるのでしょうかね。でもそれなら《議会の評決》も《拘留の宝球》で良いと思いますが・・・。
以前見ていたReaimatorがいないのは気になっていましたが、このデッキの様に75枚中に《Karakas》が入るデッキが多いのも関係しているのかもしれませんね。
そしてメインに4枚採られた《終末》に加えてサイドの《至高の評決》2枚です。
75枚中に6枚のリセットボタンが採られておりその上でスイーパーまである。
執拗なほど対生物戦に特化していますね。
R札の多さに加えダブルシンボルのカードが非常に多いためか流石にマナ基盤が苦しいように思います。
《秘教の門》は良い選択ですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=69457
3位、Brad Rutherford氏のSneakShowです。
13位のJeremy氏の2名が上位に入ったSneakShow。活動休止前はReanimatorに取って代られていたわけですが・・・。
気になったのは当たり前の様に《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》が採られている事。以前の時はControl要素を高める為と言う選択だったのですが・・・。そしてBrad氏はサイドに《紅蓮地獄》3枚、Jeremy氏はメインに《火+氷》2枚でサイドに《紅蓮地獄》2枚。つまり小型除去に割合を裂いている事。
この両面からかなりコントロール要素に力を入れていますね。Reanimator→SneakSowも速度よりコントロールと取れなくもない(一概には言えませんがね)。
これが今のトレンドなのですかね?
Brad氏はメインの《信仰無き物あさり》が面白い。追加のキャントリップは普通《定業》が選ばれるものですが、干渉できる枚数を優先したという事でしょうかね?
またサイドの《すべてを護るもの、母聖樹》も珍しいですね。サイド後は《裂け目の突破》にスイッチする物ですから、相手に依ってはより活きてきますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=69454
6位、Christopher Wessel氏のElvesです。
少し前から環境Top部族の座を確保していましたがそれは健在ですね。
気になるのは《トレストの密偵長、エドリック》の存在。4cや5c Delverで使われていたのは知っていましたが、Elvesでも使われるんですね。以前にもSCGでは入賞者のリストが有りました。
ただ、どう云う使い方をするのでしょうかね?
スイーパー等の要因も合わせてどうあっても頭数やマナが揃わない等の状況下で突撃して次回枚数を確保するという事でしょうかね?
それならば《漁る軟泥》も墓地に落ちた分を食べて巨大化できますからね。
まぁ正確な運用は判りませんが。
サイドにカウンター等を採っていない以上どうあってもサボタージュのドローが望みの筈。使用感が気になりますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=69470
8位、Marc Mayer氏のBUG Controlです。
時折ある形。
BUGでControlに寄せるのならアド重視の続唱か《行き詰まり》《破滅的な行為》等を有するDeedStillが殆ど。要はアドを稼いで手数で圧倒するかヘビーコントロールを目指すかになるのですが、このデッキはそのどちらも採っていません。
敢えて言うなら中速のPWコントロールですね。
JtMs、LotVの2大巨頭に《情け知らずのガラク》まで入れています。Tokenまで造るものと頭数の揃った生物を見ると打撃で決着を図るようですね。少なくともヘビーコンの思想は見れない。
驚くの《真の名の宿敵/TNN》が4枚入っている事。
基本的に戦闘以外では役に立たないこの生物がBladeでもないデッキで4枚採られるなんて滅多にありませんが、正しくその戦闘で力を発揮して欲しいのでしょうね。数が揃えば無敵の魚ですからPW戦でも十分に力を発揮できますし終盤まで行っても強いわけですね。
しかしそれならサイドの《毒の濁流》は《湿地での被災》の方が良いと思うんですがね・・・。
序盤のBBは難しいとか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=69455
9位、Forrest Ashmore氏のBurnです。
私が休止中に最も躍進を遂げているのがこのBurnでしょうね。
かなり定期的にSCG上位に入賞しています。もはや常連レベル?
その主役なのがどうやら《大歓楽の幻霊》の様ですね。Full Burn型(寄り)、Sligh型に関わらずほぼ全ての形に4枚積まれています。判ってはいたことですが極めて強力な威力を発揮しているようですね。
そしてここ最近の形のトレンドとして見れるのが《焼尽の猛火》の存在。
「上陸」出来れば間違いなく優れたスペルではあったものの、その不安定性に加え相手が生物をコントロールしていなければキャストさえできない欠陥もあったため、入れるのはデザイナーのプランに依りましたがここ最近は非常に採用率が高いと言えます。
そしてこのデッキをはじめ《灼熱の血》まで75枚中に入れているデッキも少なくない。このデッキは合わせてなんと合わせて6枚も採っている事になります。如何に対生物戦を想定しているかが判りますね・・・。
まぁ流石に《サテュロスの火踊り》は有りませんがw
また《難問の鎮め屋》も少し数が目立ちます。
何に使うんですかね。丁寧に捌かれると息切れする欠点を補うという事でしょうか?
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_zombardment_with_gra.html
今週のDechTech「Deck Tech: "Zom"Bardment with Grady Cameron」です。
Zombardmentの核たるゾンビ分を抜いて《若き紅蓮術士》を入れる事で数を補っているようですね。
《信仰無き物あさり》《納墓》《ギタクシア派の調査》で山札を削りつつそれ其の物を武器にしよという事でしょうかね?動画でも触れられてましたが《納墓》が便利ですね。と言うか元型でも十分使えそうです。
どれほどの球数を確保できるのかが気になるところ。Grixis程のToken数は量産できないのではないのか?と思いますが、このデッキ自体がもともと高速で数を生むデッキではないだけに十分なのかもしれませんね。
こんな所ですか。
冒頭で述べた通り、環境は殆ど変っていないように思えます。
が、中身/細部を見てみると以前に見られなかった変化も間々ありましたね。
特に目立ったのが小型生物への対処法を積んでいるデッキが圧倒的に増えた事。ついでに除去できる程度の品では無く、明らかに小型を狙い撃つスペル群の数の多さに驚きました。
挙げなかったデッキでもD&Tが《迫撃鞘》、Manaless Dredgeがサイドに《Contagion》《不快の群れ》、RUG Delverも当然に。
知らない間に生物が許されざる世界になっていたのでしょうか?
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます、ありがとうございましたm(_ _)m
この文書が少しでもお役に立てば幸いです。
コメント
環境が変わらないのはさみしいですね~。僕のデッキ的にはもっと純ビートが流行って欲しいのですが・・・
コメントありがとうございます。
まだ完全に復活したわけではないのでこれからも不定期になると思いますが、頑張っていきます。
残念ながら純Beatが生き残れるほど環境に余裕が無いんですよね。《野生のナカティル》が使われないとか信じられない世界ですよ全く。