皆さん、こんばんは。しもべです。
先週一週間が壊滅的な暑さでしたね。
あれを乗り越えたのか・・・。
今更言うのもなんですが、Modern需要の恐ろしさは、欲しいカードを買おうと思った時に改めて実感させられますね。
私は《ハーキルの召還術》の9th日語版が以前から欲しかったのですが、特に急ぐカードでもなかったため放置していました。
で、先日のこと
( ゚ω゚ )そろそろ買おうかな、確か前見た時は1枚0.3k程度だったよな。
↓
1k/1枚
↓
Σ(゚Д゚;)アルエ!?
いと恐ろしや・・・。
これ下がるんかな・・・。
そう言えばGP Boston?か何かのModernのグランプリでTheRockが成績を残してましたが、そのリストが《野生語りのガラク》やら《群れネズミ》やらtWで《未練ある魂》やらで、以前意訳した7/8日に挙げた記事「モダン)需要あるか知りませんがCFBより「Junk is the New Jund」」で著者の Willy Edel氏がそこら辺の事をまんま書いていて、感動しましたね。
先読みと確かなデッキ構築すげーなぁ・・・。好きですけどJuncapeshift(笑)とか思ってました。
こういうビルダーになりたい。
----------------------------------------------------------------------------------------
さて、今週もSCG Open LegacyがKansasCityで行われました。
早速結果を見ていきましょう
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/260714_kansascity.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=7/27/2014&end_date=07/27/2014&start=1&finish=16&event_ID=20&limit=50
今週の一位はColin Logan氏のDeath&Taxです。
旧来の型より対Combo寄りにシフトしフェアデッキには若干相性が低下していますが、不毛不毛にその上不毛と言う不毛嵌めの恐ろしさを存分に発揮できるデッキは未だ強いですね。ここ最近は《萎れ葉のしもべ》の2枚体制も多いですね。
以下Top16(1位→9位→16位)
D&T
RUG Delver
Omi-Tell
BUG Delver
Esper SfM
Lands
Burn
Jund
------------------------
BUG Delver
Patriot
Patriot
Esper SfM
BUG Delver
Lands
SneakShow
Elves
まぁ今週も相変わらずTempo系の一強耐性に近い状況です。
が先週から引き続き徐々にフェアデッキに強い非U系のデッキが出てきているように思います。
特に今週特徴的なのが2つのLands。
環境が早い時期にはありえないこのデッキの出現はある種今後の変遷の予兆かもしれませんね。一時期のJund Loamの様な力を発揮するかもしれません。また多少黒対策も増えている様なのでそこら辺も今後のポイントか。
さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70510
2位、Matt Hoey氏のRUG Delverです。
メインは普通ですが、サイドに《墓掘りの檻》《呪われたトーテム像》と取ってありメインの《二又の稲妻》サイドの《乱暴+転落》と合わせて、かなり対小型系、特にElvesに注力しています。
決勝のD&Tにも転用できるカードが多かったのですが・・・残念でしたね。
不毛嵌めの恐ろしさを再認識する決勝卓でした。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70503
Brenden Estrada氏のBUG Delverです。
ここ最近はRUG/UWRが多めでBUGはどちらかと言えばよりフェアデッキに強いBUG 続唱が主流でした。
Comboが少ないから仕方のない事ですね。RUGと違い土地嵌めで勝つと言うプランが無い以上利点が薄めな立場でした。
そんな状況に対応したのか多少Brenden氏のリストは調整が入っていますね。
《見栄え損ない》《呪文嵌め》の2枚です。
どちらもフェアデッキに対して序盤から機能するカードであり、抜かれているのが《Force of will》である事からもComboは度外視しているのが判ります。
同系やRUG(《タルモゴイフ》)が増えるのなら《四肢切断》なのでしょうが、Tempo合戦では見栄え損ないの方が取り回しがしやすいですね。スネアも以前の様なタルモとSfM、Hymnなど2マナが溢れているわけでもないのですが、それでもTempoデッキの主力域ですし確定カウンターは強い。BUG続唱をはじめMiraclesの《相殺》やElvesのGSZ;X=1など使い道も多いですしね。
Tempo環境で土地を1枚減らすのは少々リスキーですが、変わりが1マナ域2枚なので大きな齟齬とは成り難いのでしょうね。
先週のStephen Mann氏のBUG Delverとは対照的な調整と言えますね。まぁただこの程度の微調整では流石微D&Tはきつかったようですね。
ここ最近の13~14枚目の生物は《墓忍び》がかなり多いようですね。
まぁ、Tempo同士の戦いになるのならサイズがある方が遥かに優位ですからね。
サイドは大体理解できますが《クローサの掌握》は不明。
このデッキで一体何を想定して入れているのでしょうね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70507
Chris Allen氏のOmni-Tellです。
久方ぶりの全知SnTですね。
《ドリーム・ホール》型。
ここ最近は数は減りつつもSneakShowに対しては余り対策が減らずずっと苦しい状況が続いている用い思います。
故に軸をずらせる全知型の方が個人的には環境向きだと思いますね。
コンボパーツも少なく、速度特化しているわけでもない為、ゆっくり安定した回りからコンボに繋げる事が出来ます。
瞬殺力では生物を経由しない分上回っていますし、それが出来るから展開を安定性重視に向ける事が出来ますからね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70506
5位、Al Karabell氏のEsper SfMです。
表記はDeathBladeになっていましたが肝心のDeath成分が無いのでどう考えてもEsperBladeですね。
ついでに《真の名の宿敵/TNN》も不在です。
代わりに入っているのが《未練ある魂/LgS》と言う古き良きEsperですね。
この所当たり前の様にスイーパーが積まれているので除去耐性のより優れたLgS優先という事ですね。
ただ1マナ域の展開は少なく、PWが5枚入っている事から判るようにControl寄りのMidrangeです。
で面白いのがそのPW枠。
基本はJtMsで残りの枠に無し/エルズペス/LotVのどれかでしたがAl氏は《悪夢の織り手、アショク》《イニストラードの君主、ソリン》を採用しています。
君主ソリンは私も採用していますが、[-2]がLgSとの相性が極めて高く、装備品の様に対処されやすいサイド後の欠点という物が余りありません。打撃力の安定化ですね。出来が違うので使用感を是非聞きたいですね。
で、より注目なのはアショクの方。
恐らくはTempo/軽量小型生物環境である事を見越しているのでしょう。[+2]を連打していれば《秘密を掘り下げる者/DoS》1体ぐらいなら時間は稼げますし、少ない[-X]で相手の生物を強奪できます。Tempoは生物の数は多くは無いのですが圧縮は相手が勝手にしていってくれるため3枚程度削っていくだけでも相応に効果は有るのでしょうね。ただ、全くないとは思いませんが環境により適していると思われる《ヴェールのリリアナ/LotV》を抜いてまで優先するべき物なのかはいささか疑問ですね。
また、それまで入れてしまうと
只でさえ脆いマナ基盤にUU、WW、BBを要求するというピーキー仕様になってしまう欠点がありますからね。《金属モックス》も積んでいない以上土地嵌めをされたら悲劇でしょうね。脆いマナ基盤を補うために基本地形が5枚も入っているこのデッキではダブルシンボルは相当に厳しい要求ですね。
打消しは緊急回避のFoW4枚のみ。通常は6枚体制ですから如何にこれが少ないかが判りますね。
まぁ以前は一時的に打消し0~3枚なんてのが多かった時期もありましたが。
使用感を聞きたいからDeckTechになりませんかね・・・。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_leylines_with_chris_.html
今週のDeck Tech: Leylines with Chris Wolfmeyerです。
あの懐かしい力線Beatdownですね。
面白い唯一性のデッキなのですが、デッキパーツが特殊すぎて初期の頃から殆ど変わり映えがしない。
《オパール色の輝き》と《セラの聖域》があるかどうか・・・。
こんな所ですか。
という事で前回に引き続き対Tempoに優位なデッキの優勝でメタ的には最右翼のTempo関連も採取的に勝ち抜けるには少々厳しい状況になってきたようです。
まぁこの緩やかな変化も含めてここ数年のLegacyそのものですね。
さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただいてありがとうございました。
m(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。
先週一週間が壊滅的な暑さでしたね。
あれを乗り越えたのか・・・。
今更言うのもなんですが、Modern需要の恐ろしさは、欲しいカードを買おうと思った時に改めて実感させられますね。
私は《ハーキルの召還術》の9th日語版が以前から欲しかったのですが、特に急ぐカードでもなかったため放置していました。
で、先日のこと
( ゚ω゚ )そろそろ買おうかな、確か前見た時は1枚0.3k程度だったよな。
↓
1k/1枚
↓
Σ(゚Д゚;)アルエ!?
いと恐ろしや・・・。
これ下がるんかな・・・。
そう言えばGP Boston?か何かのModernのグランプリでTheRockが成績を残してましたが、そのリストが《野生語りのガラク》やら《群れネズミ》やらtWで《未練ある魂》やらで、以前意訳した7/8日に挙げた記事「モダン)需要あるか知りませんがCFBより「Junk is the New Jund」」で著者の Willy Edel氏がそこら辺の事をまんま書いていて、感動しましたね。
先読みと確かなデッキ構築すげーなぁ・・・。好きですけどJuncapeshift(笑)とか思ってました。
こういうビルダーになりたい。
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さて、今週もSCG Open LegacyがKansasCityで行われました。
早速結果を見ていきましょう
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/260714_kansascity.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=7/27/2014&end_date=07/27/2014&start=1&finish=16&event_ID=20&limit=50
今週の一位はColin Logan氏のDeath&Taxです。
旧来の型より対Combo寄りにシフトしフェアデッキには若干相性が低下していますが、不毛不毛にその上不毛と言う不毛嵌めの恐ろしさを存分に発揮できるデッキは未だ強いですね。ここ最近は《萎れ葉のしもべ》の2枚体制も多いですね。
以下Top16(1位→9位→16位)
D&T
RUG Delver
Omi-Tell
BUG Delver
Esper SfM
Lands
Burn
Jund
------------------------
BUG Delver
Patriot
Patriot
Esper SfM
BUG Delver
Lands
SneakShow
Elves
まぁ今週も相変わらずTempo系の一強耐性に近い状況です。
が先週から引き続き徐々にフェアデッキに強い非U系のデッキが出てきているように思います。
特に今週特徴的なのが2つのLands。
環境が早い時期にはありえないこのデッキの出現はある種今後の変遷の予兆かもしれませんね。一時期のJund Loamの様な力を発揮するかもしれません。また多少黒対策も増えている様なのでそこら辺も今後のポイントか。
さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70510
2位、Matt Hoey氏のRUG Delverです。
メインは普通ですが、サイドに《墓掘りの檻》《呪われたトーテム像》と取ってありメインの《二又の稲妻》サイドの《乱暴+転落》と合わせて、かなり対小型系、特にElvesに注力しています。
決勝のD&Tにも転用できるカードが多かったのですが・・・残念でしたね。
不毛嵌めの恐ろしさを再認識する決勝卓でした。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70503
Brenden Estrada氏のBUG Delverです。
ここ最近はRUG/UWRが多めでBUGはどちらかと言えばよりフェアデッキに強いBUG 続唱が主流でした。
Comboが少ないから仕方のない事ですね。RUGと違い土地嵌めで勝つと言うプランが無い以上利点が薄めな立場でした。
そんな状況に対応したのか多少Brenden氏のリストは調整が入っていますね。
《見栄え損ない》《呪文嵌め》の2枚です。
どちらもフェアデッキに対して序盤から機能するカードであり、抜かれているのが《Force of will》である事からもComboは度外視しているのが判ります。
同系やRUG(《タルモゴイフ》)が増えるのなら《四肢切断》なのでしょうが、Tempo合戦では見栄え損ないの方が取り回しがしやすいですね。スネアも以前の様なタルモとSfM、Hymnなど2マナが溢れているわけでもないのですが、それでもTempoデッキの主力域ですし確定カウンターは強い。BUG続唱をはじめMiraclesの《相殺》やElvesのGSZ;X=1など使い道も多いですしね。
Tempo環境で土地を1枚減らすのは少々リスキーですが、変わりが1マナ域2枚なので大きな齟齬とは成り難いのでしょうね。
先週のStephen Mann氏のBUG Delverとは対照的な調整と言えますね。まぁただこの程度の微調整では流石微D&Tはきつかったようですね。
ここ最近の13~14枚目の生物は《墓忍び》がかなり多いようですね。
まぁ、Tempo同士の戦いになるのならサイズがある方が遥かに優位ですからね。
サイドは大体理解できますが《クローサの掌握》は不明。
このデッキで一体何を想定して入れているのでしょうね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70507
Chris Allen氏のOmni-Tellです。
久方ぶりの全知SnTですね。
《ドリーム・ホール》型。
ここ最近は数は減りつつもSneakShowに対しては余り対策が減らずずっと苦しい状況が続いている用い思います。
故に軸をずらせる全知型の方が個人的には環境向きだと思いますね。
コンボパーツも少なく、速度特化しているわけでもない為、ゆっくり安定した回りからコンボに繋げる事が出来ます。
瞬殺力では生物を経由しない分上回っていますし、それが出来るから展開を安定性重視に向ける事が出来ますからね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=70506
5位、Al Karabell氏のEsper SfMです。
表記はDeathBladeになっていましたが肝心のDeath成分が無いのでどう考えてもEsperBladeですね。
ついでに《真の名の宿敵/TNN》も不在です。
代わりに入っているのが《未練ある魂/LgS》と言う古き良きEsperですね。
この所当たり前の様にスイーパーが積まれているので除去耐性のより優れたLgS優先という事ですね。
ただ1マナ域の展開は少なく、PWが5枚入っている事から判るようにControl寄りのMidrangeです。
で面白いのがそのPW枠。
基本はJtMsで残りの枠に無し/エルズペス/LotVのどれかでしたがAl氏は《悪夢の織り手、アショク》《イニストラードの君主、ソリン》を採用しています。
君主ソリンは私も採用していますが、[-2]がLgSとの相性が極めて高く、装備品の様に対処されやすいサイド後の欠点という物が余りありません。打撃力の安定化ですね。出来が違うので使用感を是非聞きたいですね。
で、より注目なのはアショクの方。
恐らくはTempo/軽量小型生物環境である事を見越しているのでしょう。[+2]を連打していれば《秘密を掘り下げる者/DoS》1体ぐらいなら時間は稼げますし、少ない[-X]で相手の生物を強奪できます。Tempoは生物の数は多くは無いのですが圧縮は相手が勝手にしていってくれるため3枚程度削っていくだけでも相応に効果は有るのでしょうね。ただ、全くないとは思いませんが環境により適していると思われる《ヴェールのリリアナ/LotV》を抜いてまで優先するべき物なのかはいささか疑問ですね。
また、それまで入れてしまうと
只でさえ脆いマナ基盤にUU、WW、BBを要求するというピーキー仕様になってしまう欠点がありますからね。《金属モックス》も積んでいない以上土地嵌めをされたら悲劇でしょうね。脆いマナ基盤を補うために基本地形が5枚も入っているこのデッキではダブルシンボルは相当に厳しい要求ですね。
打消しは緊急回避のFoW4枚のみ。通常は6枚体制ですから如何にこれが少ないかが判りますね。
まぁ以前は一時的に打消し0~3枚なんてのが多かった時期もありましたが。
使用感を聞きたいからDeckTechになりませんかね・・・。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_leylines_with_chris_.html
今週のDeck Tech: Leylines with Chris Wolfmeyerです。
あの懐かしい力線Beatdownですね。
面白い唯一性のデッキなのですが、デッキパーツが特殊すぎて初期の頃から殆ど変わり映えがしない。
《オパール色の輝き》と《セラの聖域》があるかどうか・・・。
こんな所ですか。
という事で前回に引き続き対Tempoに優位なデッキの優勝でメタ的には最右翼のTempo関連も採取的に勝ち抜けるには少々厳しい状況になってきたようです。
まぁこの緩やかな変化も含めてここ数年のLegacyそのものですね。
さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただいてありがとうございました。
m(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。
コメント
去年4月は150円くらいでストレージに入ってたのに。
モダン需要は恐ろしあ。
本当に欲しいカードは数百円のうちに買っておかないといつ後悔にさいなまれる事になるか・・・。