意訳)「On Reconsidering Wasteland, and Pyromancer Brews」の一部
意訳)「On Reconsidering Wasteland, and Pyromancer Brews」の一部
意訳)「On Reconsidering Wasteland, and Pyromancer Brews」の一部
皆さん、こんばんは。しもべです。


CFBのCaleb氏の記事を簡単に一部意訳。
Modernは興味無いのでスルー。恐らく需要は無いですが、電波ビルダー的にはある意味重要な事を言われている気がします。

Legacy Weapon  On Reconsidering Wasteland, and Pyromancer Brews
By Caleb Durward // 6 Aug, 2014


 《不毛の大地》はこれまで様々なDelver deckのほぼ全てに4枚投入されてきた。それはまるで怯えた子牛の様に、縮こまって変わる事は無かった。

 ただし例外もある。《Force of will》は何処でどのような理由で(デッキ中に)在るのが正しいのかという事を説明されるまで誰もが4積をしていて、誰も抜こうとしなかった事を思い出してほしい。同じように(4積が当たり前とされる)《渦まく知識》も、《適者生存》+《復讐蔦》デッキの生物の数を増やすためにUG Survivalから私は抜いたんだ。

 Tempoデッキで不毛をプレイする事が常という訳ではないんだ。ある時のことけど、4cスレッショルドを14~15枚の土地に不毛抜きの状態で使ったんだ。余剰のスロットにはその分多くの妨害札を入れたんだ。

 MTGO上で、Vintageをプレイしている人たちがいるけど不毛は使っていないんだ。彼らはAgrro-Cotrolデッキで溢れているから妨害札を使っていて、デッキとしてはいつもその類のカードを欲しているから、彼らはもっと多くの妨害札を持つだろうし(もっと多くの妨害札を入れる事が出来る)他のデッキを使うのも良い。

 僕はVintageがそういう環境なんだと理解したけど、それは僕に基礎となる自身の前提について自問する事になったんだ。

 Grixis Tempoのミラーマッチをしているある夜に起こった事なんだ。僕らのリストはほぼ同一の物で、重要な違いは僕がMTGOで不毛を持っていなかった事で、私のデッキは4枚のより機能的な「スペル」を積んでいたんだ。消耗戦の末トップ勝負になった時、私は彼に後悔させる事が出来たんだ。

 端に一マッチでも、Tempoデッキのミラーマッチでは1-1交換を繰り返すお陰で消耗戦になりがちだ。もしゲームが中盤に到達するんなら、トップ勝負できるデッキによりアドバンテージは有るだろ。

 僕は不毛が悪いと言ってるわけじゃないし同時にTempoのミラーで優れているとも言ってない。ゲームが終盤に進むようなら、(勝ちに繋がる)自由枠を与えてくれるんだ。僕らは既に《秘密を掘り下げる者/DoS》のためにヤバい程のスペルの塊を欲してるけど、もし《若き紅蓮術士/YPM》を採用するんなら、より一貫してパワフルなデッキ構築になる様にスペルの数をもっと多く出来るんじゃないかな。

 Patriotでは不毛にはマナソースとしての合理的な理由があるんだ、装備品と言うね。けどそれはDoSを反転しない様なスペル比重の高い極端なデッキの場合だ。もし対戦相手の《死儀礼のシャーマン》に対する回答を持っていないなら、不毛はただの土地よりもすっと酷いものになってしまう。

 もし《不毛の大地》がTempoのミラーで必要が無いとしたら、そして基本地形をフェッチしてくるような不毛が役に立たないデッキ(Miracles、SnT、単色、NicFit)が多いなら、又は相手を殺すのに土地をそれほど必要としないデッキ(Storm)だったら、《不毛の大地》は単なる負債でしかないだろうね。サイドボーディングの記事で、僕は多くの人がサイドアウトの方法が未熟だと触れたけど、もし僕らが次の段階に進めたら?もし人々が最初からその様(要らない物を抜いておく)にしていたらどうなるだろう?


Unstock RUG

Lands
3 x Tropical Island
4 x Volcanic Island
4 x Flooded Strand
3 x Polluted Delta

Creatures
4 x Nimble Mongoose
4 x Delver of Secrets // Insectile Aberration
4 x Young Pyromancer
2 x Snapcaster Mage

Noncreature Spells
4 x Gitaxian Probe
4 x Brainstorm
4 x Daze
4 x Ponder
4 x Force of Will
4 x Lightning Bolt
2 x Forked Bolt
2 x Thought Scour
2 x Spell Snare
2 x Vapor Snag


Sideboard
3 x Flusterstorm
3 x Pyroblast
1 x Ancient Grudge
1 x Krosan Grip
3 x Submerge
3 x Tormod’s Crypt
1 x Pithing Needle


 4枚目の《Volcanic Island》のためにフェッチをカットしたんだ。Rマナに依存するスペルの増加に伴い、不毛は重要ではなくなった。《もみ消し》について重要な事は自分の土地を守る役割もあるという事で、不毛は無いがRUGの様に3枚ずつのDual Landにした。

 最初に、欲張りな《四肢切断》と《対抗呪文》を入れていたんだ。カンスぺは合理的なカードで幾つかのマッチでは素晴らしく、終盤でのTop勝負でも意味を持つ。一方、2ターン目にキャストするためのマナを抱えるなんてほとんどできず、一見するとよりコストのかかる《瞬唱の魔道士》の方が合理的だった。対して《四肢切断》は石ころ同然のマッチが有り、FoWのピッチにさえならない。

 僕はDrewを捕まえて彼の考えを聞いてみた。正直あまり意見は合わなかったけど、2つの積極的な考えの兆しもあったお陰で、同時に他のどんな方法も採ってみる事は無いだろう。全ての事にも通ずるが、Magicと言うゲームにおける全体的な秘訣として相手を信用する時と自分自身を信じる時があるんだ。

 様々な激励の後に、彼は《蒸気の絡みつき》を進めてくれたよ、それは素晴らしいセンスだったね。Tempoを稼げるスペルはYPMの1/1集団の中では目に見えるアドバンテージを作ってくれる素晴らしいスペルになるんだ。また《タルモゴイフ》の様なパーマネントへの解答はタルモに勝るYPM(の群れ)では必要ではない(≒だから除去ではなくバウンスで良い)。

 全体的に、僕はこのリストを気に入っているよ。DoS系の他のデッキで不毛を削ったり完全に切ったりする行為は成功を収めることもあったんだ、けど君がDrSを使うなら不毛は優れたカードになるよ。ここでは僕らはDrSは使っていないし、ScMとYPMのために追加のスペルを使っているんだ。これならWin-Winだろ。



結果的に「不毛<やりたい動き」がデッキ中に存在するかどうか?という事ですよね。
ミラーが頻発するならこれもアリですが、全体的に見て不毛の強さが失われているわけでもありませんし。
 と言うか単純に《魔力変》《ギタクシア派の調査》でデッキ密度を濃くするだけで良い気もしなくもない。デッキパワーは極めて低いが・・・。

 何にせよ、既成概念に囚われるのは良くないという事でしょうね。
狂ったように不毛4積された時代も今は昔・・・です。


コメント

ハイバネ
ハイバネ
2014年8月10日23:14

個人的な経験だと、不毛は3枚までが限界ですね。1枚多いか少ないかだけで、色事故の頻度が断然違うのが驚きです。
ヴィンテージはリアルでも【MUD】と【BUG】以外は、不毛を搭載してるデッキを見かけないですね。ワクショが割れないのは辛いですが、どのデッキも土地を相当絞ってるので、事故率の方が上がりますね。

poporon (fumi)
2014年8月11日16:47

いい着眼点ですね。
ちょっと試してみたくなります。
現在の自分のGrixisでも、不毛3の部分を不毛2+4枚目のもみ消しにする等の微調整は可能ですし、意味を見いだせそうです。

記事紹介ありがとうございます。

しもべの一人、H
2014年8月11日19:31

>ハイバネさん
コメントありがとうございます。
特に不毛を積極的にとるような低マナ域のデッキは尚更無職マナなんて使いどころが在りませんからね。2枚-3枚-4枚ではそれぞれ全然違う役割をしそうです。

Vintageは無職マナソースが多すぎてこんなもの積むなら《無のロッド》ゆうせんですしね。《露天鉱床》もありますし。

>poporonさん
コメントありがとうございます。
御役に立ったのならよかったです。
特にGrixisの場合はYPMに頼る事も多いのでこの記事は正にあてはまる部分ですよね。

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