ネタバレ)閃の軌跡II感想11 フライトツアー終了(クリア)後の感想
2014年10月13日 軌跡/Falcom作 コメント (2)
3rdのカリンの時もそうでしたが、こういう演出(2枚目のタイトルの下の影)に気が付くと思わずウルッと来ます・・・。
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と言う事で、「閃の軌跡II」をクリア。
これにより軌跡シリーズ「閃の軌跡」編をクリアしたという事に。
個人的な印象としては全てにおいて簡便、簡素、簡単になったという印象。
・戦闘はSクラフト、戦術リンクによる火力の増大で簡単に。
・オーブメントの組み合わせも、配列や属性値を考える必要が無くただ当て嵌めるだけに。
・釣りは餌の廃止。
・料理レシピ、本の収集も非常に見つけやすく救済措置まである。
全てにおいて手軽で優しくなったという結果。
別にそれは悪い事ではありません。特にオーブメントやアイテム収集は面倒とか鬼畜とか言う意見もちらほら出ていたので、初心者(参入者)やライト層にとってはプレイしやすくなったという面は大きいはず。
私自身はヘビー一歩手前レベルの軌跡厨なので非常に物足りない。
しかし、それは個人の感想ですからね。
相変わらず調整下手な部分も多し。
最上位アーツの効果がどれ使っても変わらないとかリンクやMクオーツの効果が被ってるの多すぎるとか。
Falcomはここら辺いい加減どうにかして欲しいですね。
物語としても不満はありますが、まぁまぁの出来ではあったように思います。
軌跡ファンとしては長らく注目されていた舞台エレボニア帝国でしたので軌跡シリーズの話であるオリビエとジョージの話に期待していたのですが、そんな物は存在し無かった。
これは悪まで、特化クラスVII組に焦点を当てた話と言う事でした。
肩すかし間も有りますが、これまでには無かった学園物と言うのは中々新鮮でしたね。
特に
「出会い→交流→別れ/卒業」
と言う形は秀逸で、仲間をはじめモブ達にまで愛着が湧くこのシリーズでは本当に心動かされます。
ボス戦は、曰く「何の意味も無い」と言う驚きのものでも有りますが、つまり他者から見ると何の意味も無いまさしく本人達の「節目」として描かれていました。こういう形も初めてだったはず。
でも、「卒業式」ってそういうものですよね?
はたから見たら何の意味も無くても、参加している本人たちにとっては重要なんです。
ボス戦後、別れを前に涙を流す仲間たちを見て(ノω・、) ウゥ・・・
特にIとIIで其々異なる形での「別れ」を表現している事も印象的でした。
皆さんはこの場面何が脳内では流れていましたか?
私は「旅立ち」がリピートしていましたよ。
この部分で不満が有るのは卒業式が無かったことですかね。まぁVII組は早期卒業なので仕方無いのですが。
この「卒業」を1つの形として表現する事が出来ていたのは本作閃IIにおける大きな功績の一つだと振り返ってみると思うようになりました。
が、矢張り不満も多い。
元々消化不良になるのは予想していましたが、余りに多い。多過ぎる。軌跡本編の話が進まないばかりかVII組面子を一登場人物の謎もそのまま放置。
・リィンの「鬼の力」とは?
・及び何故「捨てられた」?
・「自分の道」は見つかったのか?等々主人公に残る謎
・アリサママの父の死→変貌の真相/真意は?
・結局魔女はとは?
・「鋼」に関するアレコレ
・ジョージに関する色々
・業炎や死線に関するアレコレ
・減塩計画って結局どんな計画だったの?
・あの赤い城どんな意味が在ったの?
・ミリアム等黒の工房って?
・ベリル/トマス教官などサブキャラに残る謎
・帝国各地の異変/地脈の揺らぎとは何だったのか?
軽く掘り起こすだけでもこれだけあります。つまり「閃の軌跡」にて新たに提起されそのまま放置されるであろう謎の数々。
いい加減にしろと・・・。
軌跡本編が進まないにしてもこれは無いだろうと。
結社の計画の中身さえ明らかにならないってどういう事!?
肯定的な捉え方をすれば、やはり「VII組としての物語だから」と言う事かと。
何かの事件やとある人物にスポットライトを当てたのではなく、悪までそのクラスの活動中に見聞きしたことが描かれているだけと言う事ですね。
だから細かな部分は些末な事と言うのでしょう。
イイハズネーダロ(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
結局内戦の終結までしか描かれていないので、その後の話までを期待していた分消化不良を起こしているんですよね。
イベントも何度も書いていますが淡泊。
キャラの掘り下げも不十分。と言うか其々にあるはずのイベントシーンがIでブチ上げられた後、IIではほぼ回収されなかったため不十分、未消化と言う印象が強く残るんでしょうね。
多少でも回収されたのはアリサ(サブ)とユーシス、エマぐらい。
リィンに関してはまぁ、最も個性の薄い主人公であった様な気がします。
よく落ち着いている点やタラシな点でロイドと被っているという批評が有りますが、ロイドの方が理知的で且つ熱い性格をしています。
ついでに言うとロイドの方が大人。リィンの方が子供。これは別に悪い事では無く、リィンが学生でロイドが社会人であるための差でしょうね。
その分別の観点から物語も生まれてくるわけで。
また、ロイドの様な劣等感を抱えているわけではありません。
が、トラウマと記憶喪失によるアイデンティティの欠如から序盤は特になよなよした我の薄い人物像に見えてきます。
しかし、それでもいっぱしの正義感と比較的理性的な性格で悪い印象は受けない。
また、他の軌跡シリーズの主人公と明確に違う役割として「中心」ではなく「重心」を担うという点。
生い立ち等で異なる価値観に振り回されるVII組面子を支え、繋げ、自分たちの側へ引っ張ってくると言う役割ですね。
これは中々斬新でかつ素敵な印象でした。
唯一の明確な難点は最初の目的であった「自分の道」を見つけるという事がやはり投げっぱなしで終わっている事ですね。
一応「自分で選んだ選択」的なセリフは有りますが、具体的な説明は何一つなく、またそれも状況に流されているような暫定的な雰囲気が拭えません。
他のVII面子に比べると明らかに中途半端。
ゆえに周りに翻弄される受難の日々の真っただ中で終わるという、ね・・・。ロイドに対する「羨ましい」発言から、自身のしがらみを振りほどいて自分の意志で行動すると言うところまでは精神的な自立が出来ていない様子。
う~む・・・。
クロウに関しては、完全にレーヴェ路線だと思っていましたが、良い意味でも裏切られましたね。
「立ち止まるな」と言うセリフが其々の決意と別れ・旅立ちを決意させます。
自分の立ち位置を既に確定させていたヨシュアにとっては殆ど節目のような役割だったレーヴェとは異なり、それを契機とした旅立ちと言うのは舞台装置としても評価したい点ですね。
それ以上に悪い部分も目立ちますが。
作品への個人的な評価は
「零/碧の軌跡」>「空の軌跡」>>「閃の軌跡」
と言った出来ですね。
少々気になるのは
EDでのコメントで
大抵は(別の舞台になる場合)「Anoter Place」とか(続き物の場合)「Another Episode」担ってと筈なんですが、「Near Future」担ってたような・・・。
これはどういう意味なんですかね?
3rd展開来ますか!?
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今回の「覇道」は自己強化系ではカウントされないらしいのですが、リィンの「神気合一」はカウントされるのか明らかに攻撃力が下がります。Sクラ撃つだけなら合一しない方が火力が出るというね・・・。
故にやっぱりラウラやミリアムの火力の方が上になるんですよね。
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と言う事で、「閃の軌跡II」をクリア。
これにより軌跡シリーズ「閃の軌跡」編をクリアしたという事に。
個人的な印象としては全てにおいて簡便、簡素、簡単になったという印象。
・戦闘はSクラフト、戦術リンクによる火力の増大で簡単に。
・オーブメントの組み合わせも、配列や属性値を考える必要が無くただ当て嵌めるだけに。
・釣りは餌の廃止。
・料理レシピ、本の収集も非常に見つけやすく救済措置まである。
全てにおいて手軽で優しくなったという結果。
別にそれは悪い事ではありません。特にオーブメントやアイテム収集は面倒とか鬼畜とか言う意見もちらほら出ていたので、初心者(参入者)やライト層にとってはプレイしやすくなったという面は大きいはず。
私自身はヘビー一歩手前レベルの軌跡厨なので非常に物足りない。
しかし、それは個人の感想ですからね。
相変わらず調整下手な部分も多し。
最上位アーツの効果がどれ使っても変わらないとかリンクやMクオーツの効果が被ってるの多すぎるとか。
Falcomはここら辺いい加減どうにかして欲しいですね。
物語としても不満はありますが、まぁまぁの出来ではあったように思います。
軌跡ファンとしては長らく注目されていた舞台エレボニア帝国でしたので軌跡シリーズの話であるオリビエとジョージの話に期待していたのですが、そんな物は存在し無かった。
これは悪まで、特化クラスVII組に焦点を当てた話と言う事でした。
肩すかし間も有りますが、これまでには無かった学園物と言うのは中々新鮮でしたね。
特に
「出会い→交流→別れ/卒業」
と言う形は秀逸で、仲間をはじめモブ達にまで愛着が湧くこのシリーズでは本当に心動かされます。
ボス戦は、曰く「何の意味も無い」と言う驚きのものでも有りますが、つまり他者から見ると何の意味も無いまさしく本人達の「節目」として描かれていました。こういう形も初めてだったはず。
でも、「卒業式」ってそういうものですよね?
はたから見たら何の意味も無くても、参加している本人たちにとっては重要なんです。
ボス戦後、別れを前に涙を流す仲間たちを見て(ノω・、) ウゥ・・・
特にIとIIで其々異なる形での「別れ」を表現している事も印象的でした。
皆さんはこの場面何が脳内では流れていましたか?
私は「旅立ち」がリピートしていましたよ。
この部分で不満が有るのは卒業式が無かったことですかね。まぁVII組は早期卒業なので仕方無いのですが。
この「卒業」を1つの形として表現する事が出来ていたのは本作閃IIにおける大きな功績の一つだと振り返ってみると思うようになりました。
が、矢張り不満も多い。
元々消化不良になるのは予想していましたが、余りに多い。多過ぎる。軌跡本編の話が進まないばかりかVII組面子を一登場人物の謎もそのまま放置。
・リィンの「鬼の力」とは?
・及び何故「捨てられた」?
・「自分の道」は見つかったのか?等々主人公に残る謎
・アリサママの父の死→変貌の真相/真意は?
・結局魔女はとは?
・「鋼」に関するアレコレ
・ジョージに関する色々
・業炎や死線に関するアレコレ
・減塩計画って結局どんな計画だったの?
・あの赤い城どんな意味が在ったの?
・ミリアム等黒の工房って?
・ベリル/トマス教官などサブキャラに残る謎
・帝国各地の異変/地脈の揺らぎとは何だったのか?
軽く掘り起こすだけでもこれだけあります。つまり「閃の軌跡」にて新たに提起されそのまま放置されるであろう謎の数々。
いい加減にしろと・・・。
軌跡本編が進まないにしてもこれは無いだろうと。
結社の計画の中身さえ明らかにならないってどういう事!?
肯定的な捉え方をすれば、やはり「VII組としての物語だから」と言う事かと。
何かの事件やとある人物にスポットライトを当てたのではなく、悪までそのクラスの活動中に見聞きしたことが描かれているだけと言う事ですね。
だから細かな部分は些末な事と言うのでしょう。
イイハズネーダロ(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
結局内戦の終結までしか描かれていないので、その後の話までを期待していた分消化不良を起こしているんですよね。
イベントも何度も書いていますが淡泊。
キャラの掘り下げも不十分。と言うか其々にあるはずのイベントシーンがIでブチ上げられた後、IIではほぼ回収されなかったため不十分、未消化と言う印象が強く残るんでしょうね。
多少でも回収されたのはアリサ(サブ)とユーシス、エマぐらい。
リィンに関してはまぁ、最も個性の薄い主人公であった様な気がします。
よく落ち着いている点やタラシな点でロイドと被っているという批評が有りますが、ロイドの方が理知的で且つ熱い性格をしています。
ついでに言うとロイドの方が大人。リィンの方が子供。これは別に悪い事では無く、リィンが学生でロイドが社会人であるための差でしょうね。
その分別の観点から物語も生まれてくるわけで。
また、ロイドの様な劣等感を抱えているわけではありません。
が、トラウマと記憶喪失によるアイデンティティの欠如から序盤は特になよなよした我の薄い人物像に見えてきます。
しかし、それでもいっぱしの正義感と比較的理性的な性格で悪い印象は受けない。
また、他の軌跡シリーズの主人公と明確に違う役割として「中心」ではなく「重心」を担うという点。
生い立ち等で異なる価値観に振り回されるVII組面子を支え、繋げ、自分たちの側へ引っ張ってくると言う役割ですね。
これは中々斬新でかつ素敵な印象でした。
唯一の明確な難点は最初の目的であった「自分の道」を見つけるという事がやはり投げっぱなしで終わっている事ですね。
一応「自分で選んだ選択」的なセリフは有りますが、具体的な説明は何一つなく、またそれも状況に流されているような暫定的な雰囲気が拭えません。
他のVII面子に比べると明らかに中途半端。
ゆえに周りに翻弄される受難の日々の真っただ中で終わるという、ね・・・。ロイドに対する「羨ましい」発言から、自身のしがらみを振りほどいて自分の意志で行動すると言うところまでは精神的な自立が出来ていない様子。
う~む・・・。
クロウに関しては、完全にレーヴェ路線だと思っていましたが、良い意味でも裏切られましたね。
「立ち止まるな」と言うセリフが其々の決意と別れ・旅立ちを決意させます。
自分の立ち位置を既に確定させていたヨシュアにとっては殆ど節目のような役割だったレーヴェとは異なり、それを契機とした旅立ちと言うのは舞台装置としても評価したい点ですね。
それ以上に悪い部分も目立ちますが。
作品への個人的な評価は
「零/碧の軌跡」>「空の軌跡」>>「閃の軌跡」
と言った出来ですね。
少々気になるのは
EDでのコメントで
大抵は(別の舞台になる場合)「Anoter Place」とか(続き物の場合)「Another Episode」担ってと筈なんですが、「Near Future」担ってたような・・・。
これはどういう意味なんですかね?
3rd展開来ますか!?
---------------------------------------------------------------------------------------------
今回の「覇道」は自己強化系ではカウントされないらしいのですが、リィンの「神気合一」はカウントされるのか明らかに攻撃力が下がります。Sクラ撃つだけなら合一しない方が火力が出るというね・・・。
故にやっぱりラウラやミリアムの火力の方が上になるんですよね。
コメント
コメントありがとうございます。
クソゲーかどうかの判断はIIIが出るまで保留するつもりです。
I・IIともに見る事の出来る評価ポイントもありましたし。不満ばかりが目立ちますが、様々な転換を行った作品ですので賛否両論になるのは致し方ない事かと。
また特に酷かった部分の多いIIは開発期間の短さと言う致命的な部分もあるので、その点でIIIは大きく異なっていますから、まだ希望は残っていると思います。と言うか思いたいw
ただまぁ仰る通り、碧までのそれとは今のところのI・IIは別物ですね。
少なくとも零の様に5周以上やり込む気は起きないし、軌跡シリーズとして新規の方にお勧めしたいとも思いません。
何を持ってクソゲーと言うかは人それぞれで、一概に決めつけるべきではないと思います。少なくともクソゲーと言う程ではありませんね個人的には。大きく期待を裏切られているのは事実ですが。