レガシー)今週のSCGの結果 「蟹工船」が如く酷使される巡航
2014年10月28日 紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
今週末は大きな大会の目白押しでしたね。
EternalweekendにBMOそしてこのSCGです。
其々の結果を見るのが楽しみです。
今週のSCG OpenはMinneapolisで行われました。Legacy Openの結果を早速見ていきます。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/251014_minneapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=10/26/2014&end_date=10/26/2014&start=1&finish=16&event_ID=20
今週の優勝はAnthony Leen氏のPatriotです。
以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Patriot
Miracles
Lands
Slivers
UR Painter
Storm
Reanimator
UR Delver
--------------------
Patriot
Dredge
Omni-Tell
Miracles
DragonStompy
UR Delver
Painted Stone
BUG 続唱
です。
と言う事で今週もTempo系の優勝です。
もちろん毎週毎に優勝したデッキは違うのですが
SCG Edison:UR Delver
SCG Worcester:DeathBlade
Big Magic Open:DeathBlade
Eternal Weekend:UR Delver
SCG Minneapolis:Patriot
と言う結果。
うむむmmm・・・・。これは少々不味いかもしれませんね(´ε`;)
まぁとは言え、今週はそれまでよりもTempo系比率は落ちてきています。
またフェアデッキに強いとされるデッキ群もちらほらと上の方に出てきています。特にLandsの様なデッキが上に来れるあたりこのままの停滞は許されない状況でしょうね。
ComboもStrom/SnT/Reanimator/Dredgeとバランスよく纏っています。
これだけばらけると特定のカードでは対策が出来ないので矢張り根本的なデッキ構築上で考慮の必要も出てきますね。
個人的には、見事にBMOで予想が外れたPainter系が2つ出てきているので嬉しいですね。
Elvesは今週はお休みです。
さて、ここからは個別で気になったものを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75197
1位、Anthony Leen氏のPatriotです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75198
9位、Joey Hayes氏のPatriotです。
《宝船の巡航》登場後、他のTempo系が結果を残す中唯一勝利の無かったPatriotですがようやっとのこと今週花を添えましたね。
そして今週はSCGのTop16に2名、Eternal WeekendのTop8に2名(さらに言えばTop4に合わせて3名)と華々しい戦果です。
もともとTempo系の中では《剣を鍬に》《稲妻》の両方を積めることから同系には優位性が高かったのでまぁ順当かと。
また《安らかなる眠り》を積めるというのも特徴でしたが、これも優位性となりますね。
ただ、やはりまだ定型が決まっていないようです。
具体的には何を抜いて《宝船の巡航》を入れるのかが決まりかねているようで、各人によって分かれていますね。
優勝したAnthony氏は3種目のカウンター(主に《呪文貫き》)とStP1枚の枠を使っています。サイドにも特別に枠を設けているわけでもないのでドロー分で十分補えるという事でしょうかね。そして《ギタクシア派の調査》は3枚確保されています。
9位のJoey氏はギタ調1枚と土地2枚を使っていますね。もともとDelver系の中では《石鍛冶の神秘家》のBlade戦略の影響もあって土地は多めに採られています。それをドローに置き換えているという訳ですね。巡航さえ打てれば土地は潤沢になるという事でしょうかね。土地が2枚減ってはいてもフェッチ/不毛で12枚も枠を採っているので墓地は溜まり易くしています。また土地が少ない分破壊されては堪らないので《島》を1枚入れていますね。
因みにEternal weekendで2位のJohn Grudzina氏はカウンターは3種確保し、ギタ調の枠全てを交換しています。4位Eric Markowicz氏も同じくギタ調の枠を使っています。ただ枠は同じでも他のパーツは少々異なり3種目のカウンターに《呪文嵌め》《紅蓮破》を採った上に《もみ消し》もデッキ内に残しています。
こうしてみると巡航の枚数は皆さん3枚です。
枠としては3種目のカウンターかギタ調/もみ消しのどちらかが使われているという事ですね。
カウンターを採っておく方が対Comboも有利ですし、何かと丸いです。が、ギタ調はその時点でのベストな選択をする事が可能となりゲームプランを練り易くなると言う潤滑油。巡航を通せるかどうかの判断も付けやすく攻めたいならギタ調の方ですね。ただ、Comboの増加も考えられる以上使いやすいしメタに合致するのもカウンターを残す方だとは思いますが。
特徴である《安らかなる眠り》は皆さんが2枚サイドに確保していますね。
サイド後は巡航とスイッチでしょうか。
気になったのは2名がサイドにPWを採っている事。
消耗戦を想定したボムでしょうか、それとも対Controlでしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75183
2位、Darrel E Feltner氏のUW Miraclesです。
今週はおしくも2位のMiracles。いつも通りの構成かと思いきや久々のHelm-RIPコンボ型です。
瞬殺要素と別のルートの勝ち筋を用意するという名目のもと一時期使われていましたが、最近はさっぱりでした。リストがばらける上に安定感が無くなる。Control出来れば《天使への願い》と《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》で十分という事でしょう。
が、ここへ来て出てきたのはやはりメインに《安らかなる眠り》を積めるという事でしょう。
《宝船の巡航》と《時を超えた探索》のお陰で序盤を凌ぎ切っても、中/後半も染めてがやまない事も多いためその補給路を断つという事でしょうね。とりあえず《死儀礼のシャーマン》と《タルモゴイフ》は潰せますしね。
またほぼ確定要素であったtR部分を完全に切っています。
今の環境なら《紅蓮破》が腐る事は殆どないと思われますが、Combo要素も入れているため、不安定になる事に加え必要性も薄れているのかもしれません。その代わりなのか特定のカード対策用に《翻弄する魔道士》を入れていますね。《エネルギー・フィールド》も合わせて盤面を吹き飛ばす事に固執する必要性も薄いため採用できるのでしょうかね。
Combo性の強いデッキですが《時を超えた探索》は無し。
まぁ、アドも稼ぐ必要も無く終わる瞬殺要素も有りますし、どうしても欲しいサーチなら《悟りの教示者》も有りますからね。
枠も余裕は有りませんし。
このデッキも今後の評価が気になります。
因みに12位のRyan Warnerのデッキも定義上はUW Miraclesですが、「奇蹟」要素はメインの《終末》1枚のみです。
メイン/サイドにHelm-RIPコンボや《罠の橋》《ヴィダルケンの枷》等様々な置物を用意しており、古のヘビーコントロールを思わせる仕様ですね。そのくせJtMsは在りませんが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75185
3位、Nikolas Leaf氏のLandsです。
環境からComboが減ってくる時期に必ず現れるLands。
今回はMiraclesに当たってしまったため3位どまりでしたが、当りが逆ならさらに上の順位だったかもしれませんね。
一時期は《マナ結合》抜きと言う形も在りましたが、GR型はここ最近は2枚程の採用が普通になってますね。
やはり土地を展開する関係上他のデッキより遅くなりがちなのでそこを気にしてという事でしょうね。
また4枚目の《罰する火》が採られており小型生物への対処に力を入れているのも判ります。
から理に《輪作》の4枚目も無しで、フィニッシャーの《暗黒の深部》も2枚のみです。Comboの達成はそれ程神経を使っているわけではなさそうです。サイドにはとられていますし、一撃要素として《原初のタイタン》も1枚採られていますね。
他には《Karakas》が在りません。これは4枚目の《Maze of Ith》になっているのかもしれません。
SnTやReanimatorは未だ存在していますが、以前ほどの脅威を感じてはいないという事でしょうか?
サイドには《抵抗の宝球》《アメジストのとげ》が合わせて5枚も採られており、やはり速度を気にしているのが判りますね。
まぁ、これだけTempo系が溢れているのなら素晴らしい効果を発揮してくれるでしょうねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75187
9位、Jon Hepola氏のDredgeです。
少し前はManalessが多かったですが、最近はまた通常型のDregeが数を戻してきています。
とは言えJon氏の構成は結構異色。
先ず、《打開》の代わりに《トレイリアの風》が採用されています。単純に掘る速度だけなら打開の方が上なので選択的にゲーム展開に合わせていきたいのでしょうかね。他にも14枚目の土地の《ダクムーアの回収場》や《暗黒破》《恐血鬼》など安定性を求めた構築になっているようです。その分速度が劣るためか釣る用の生物として《グリセルブランド》や《炎の血族の盲信者》が採られていますね。
サイドも《炎の嵐》や《突然の衰微》の様な除去では無く5枚の1マナハンデスが採られており、如何に自分の展開性を確保するかに向いているように見えますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75193
13位、John Bagley氏のDragonStompyです。
定義的にはDragonStompyですが、ドラゴンの面影は何処にも無いためまぁ名前通りMoggcatcherで良い気もします。
TheSourceのドラスト版では時折名前も見る《モグ捕り人》を使用したDragonstompy。
これまでは主にサーチ先として《鏡割りのキキジキ》《タクタクの潰し屋》《群衆の親分、クレンコ》《包囲攻撃の司令官》の様な重めでアドバンテージの取れるパワーカードが主でした。また《Goblin Settler》も見ますね。
が、このデッキも最序盤の脆さと言う欠点を抱えていました。
そこへ登場したのが《ゴブリンの熟練扇動者》。
1~2tに場に出て高い打点とアドを残すこのカードの登場に依り速度も手にする事が出来ましたね。
ドラストの基本パーツ《血染めの月》《虚空の杯/CotV》《三なる宝球》も当然積んでいます。
月系は特殊地形対策に抜群ですし、CotVと三球もSnTへの影響力が小さいため駆逐されていましたが、それらが減りTempoが増えているのなら圧倒的な効果を再び発揮するはず。
やはり安定性が無いのは全く変わっていませんが、環境の変化はこういうデッキの復活も在り得る可能性を齎すので歓迎したいですよね。サイドの《Anarchy》は何に使うのか今一つ不明です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75204
16位、Joe Cady氏のBUG 続唱tWです。
探査ドロー登場後、アドバンテージと言う強みを失いつつありますが、獲得できるアドの量ならやはりこのデッキが一番ですからね。《祖先の幻視》4枚に《宝船の巡航》2枚と3ドロー6枚体制です・・・。
《毒の濁流》の2枚採用と言うのが印象的です。
ボードコントロールに力を入れる事で相手の攻勢を捌く姿勢の様ですね。サイドにも《ゴルガリの魔除け》も2枚取られています。
こんな所です。
今週は結構デッキがばらけていて面白かったですね。
もっと《紅蓮破》《赤霊破》が増えてくるかとも思いましたが、それ程でもありませんでした。
代わりに増えていたのが《翻弄する魔道士》です。受動的に動くのではなく能動的に動いて優位性を確保しようとしているのかもしれません。まぁ消耗したところに置けばある意味蓋ですからね。
Tempo系も色々あり退屈はしませんが、そろそろ別のデッキが見たいものです・・・。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。
今週末は大きな大会の目白押しでしたね。
EternalweekendにBMOそしてこのSCGです。
其々の結果を見るのが楽しみです。
今週のSCG OpenはMinneapolisで行われました。Legacy Openの結果を早速見ていきます。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/251014_minneapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=10/26/2014&end_date=10/26/2014&start=1&finish=16&event_ID=20
今週の優勝はAnthony Leen氏のPatriotです。
以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Patriot
Miracles
Lands
Slivers
UR Painter
Storm
Reanimator
UR Delver
--------------------
Patriot
Dredge
Omni-Tell
Miracles
DragonStompy
UR Delver
Painted Stone
BUG 続唱
です。
と言う事で今週もTempo系の優勝です。
もちろん毎週毎に優勝したデッキは違うのですが
SCG Edison:UR Delver
SCG Worcester:DeathBlade
Big Magic Open:DeathBlade
Eternal Weekend:UR Delver
SCG Minneapolis:Patriot
と言う結果。
うむむmmm・・・・。これは少々不味いかもしれませんね(´ε`;)
まぁとは言え、今週はそれまでよりもTempo系比率は落ちてきています。
またフェアデッキに強いとされるデッキ群もちらほらと上の方に出てきています。特にLandsの様なデッキが上に来れるあたりこのままの停滞は許されない状況でしょうね。
ComboもStrom/SnT/Reanimator/Dredgeとバランスよく纏っています。
これだけばらけると特定のカードでは対策が出来ないので矢張り根本的なデッキ構築上で考慮の必要も出てきますね。
個人的には、見事にBMOで予想が外れたPainter系が2つ出てきているので嬉しいですね。
Elvesは今週はお休みです。
さて、ここからは個別で気になったものを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75197
1位、Anthony Leen氏のPatriotです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75198
9位、Joey Hayes氏のPatriotです。
《宝船の巡航》登場後、他のTempo系が結果を残す中唯一勝利の無かったPatriotですがようやっとのこと今週花を添えましたね。
そして今週はSCGのTop16に2名、Eternal WeekendのTop8に2名(さらに言えばTop4に合わせて3名)と華々しい戦果です。
もともとTempo系の中では《剣を鍬に》《稲妻》の両方を積めることから同系には優位性が高かったのでまぁ順当かと。
また《安らかなる眠り》を積めるというのも特徴でしたが、これも優位性となりますね。
ただ、やはりまだ定型が決まっていないようです。
具体的には何を抜いて《宝船の巡航》を入れるのかが決まりかねているようで、各人によって分かれていますね。
優勝したAnthony氏は3種目のカウンター(主に《呪文貫き》)とStP1枚の枠を使っています。サイドにも特別に枠を設けているわけでもないのでドロー分で十分補えるという事でしょうかね。そして《ギタクシア派の調査》は3枚確保されています。
9位のJoey氏はギタ調1枚と土地2枚を使っていますね。もともとDelver系の中では《石鍛冶の神秘家》のBlade戦略の影響もあって土地は多めに採られています。それをドローに置き換えているという訳ですね。巡航さえ打てれば土地は潤沢になるという事でしょうかね。土地が2枚減ってはいてもフェッチ/不毛で12枚も枠を採っているので墓地は溜まり易くしています。また土地が少ない分破壊されては堪らないので《島》を1枚入れていますね。
因みにEternal weekendで2位のJohn Grudzina氏はカウンターは3種確保し、ギタ調の枠全てを交換しています。4位Eric Markowicz氏も同じくギタ調の枠を使っています。ただ枠は同じでも他のパーツは少々異なり3種目のカウンターに《呪文嵌め》《紅蓮破》を採った上に《もみ消し》もデッキ内に残しています。
こうしてみると巡航の枚数は皆さん3枚です。
枠としては3種目のカウンターかギタ調/もみ消しのどちらかが使われているという事ですね。
カウンターを採っておく方が対Comboも有利ですし、何かと丸いです。が、ギタ調はその時点でのベストな選択をする事が可能となりゲームプランを練り易くなると言う潤滑油。巡航を通せるかどうかの判断も付けやすく攻めたいならギタ調の方ですね。ただ、Comboの増加も考えられる以上使いやすいしメタに合致するのもカウンターを残す方だとは思いますが。
特徴である《安らかなる眠り》は皆さんが2枚サイドに確保していますね。
サイド後は巡航とスイッチでしょうか。
気になったのは2名がサイドにPWを採っている事。
消耗戦を想定したボムでしょうか、それとも対Controlでしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75183
2位、Darrel E Feltner氏のUW Miraclesです。
今週はおしくも2位のMiracles。いつも通りの構成かと思いきや久々のHelm-RIPコンボ型です。
瞬殺要素と別のルートの勝ち筋を用意するという名目のもと一時期使われていましたが、最近はさっぱりでした。リストがばらける上に安定感が無くなる。Control出来れば《天使への願い》と《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》で十分という事でしょう。
が、ここへ来て出てきたのはやはりメインに《安らかなる眠り》を積めるという事でしょう。
《宝船の巡航》と《時を超えた探索》のお陰で序盤を凌ぎ切っても、中/後半も染めてがやまない事も多いためその補給路を断つという事でしょうね。とりあえず《死儀礼のシャーマン》と《タルモゴイフ》は潰せますしね。
またほぼ確定要素であったtR部分を完全に切っています。
今の環境なら《紅蓮破》が腐る事は殆どないと思われますが、Combo要素も入れているため、不安定になる事に加え必要性も薄れているのかもしれません。その代わりなのか特定のカード対策用に《翻弄する魔道士》を入れていますね。《エネルギー・フィールド》も合わせて盤面を吹き飛ばす事に固執する必要性も薄いため採用できるのでしょうかね。
Combo性の強いデッキですが《時を超えた探索》は無し。
まぁ、アドも稼ぐ必要も無く終わる瞬殺要素も有りますし、どうしても欲しいサーチなら《悟りの教示者》も有りますからね。
枠も余裕は有りませんし。
このデッキも今後の評価が気になります。
因みに12位のRyan Warnerのデッキも定義上はUW Miraclesですが、「奇蹟」要素はメインの《終末》1枚のみです。
メイン/サイドにHelm-RIPコンボや《罠の橋》《ヴィダルケンの枷》等様々な置物を用意しており、古のヘビーコントロールを思わせる仕様ですね。そのくせJtMsは在りませんが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75185
3位、Nikolas Leaf氏のLandsです。
環境からComboが減ってくる時期に必ず現れるLands。
今回はMiraclesに当たってしまったため3位どまりでしたが、当りが逆ならさらに上の順位だったかもしれませんね。
一時期は《マナ結合》抜きと言う形も在りましたが、GR型はここ最近は2枚程の採用が普通になってますね。
やはり土地を展開する関係上他のデッキより遅くなりがちなのでそこを気にしてという事でしょうね。
また4枚目の《罰する火》が採られており小型生物への対処に力を入れているのも判ります。
から理に《輪作》の4枚目も無しで、フィニッシャーの《暗黒の深部》も2枚のみです。Comboの達成はそれ程神経を使っているわけではなさそうです。サイドにはとられていますし、一撃要素として《原初のタイタン》も1枚採られていますね。
他には《Karakas》が在りません。これは4枚目の《Maze of Ith》になっているのかもしれません。
SnTやReanimatorは未だ存在していますが、以前ほどの脅威を感じてはいないという事でしょうか?
サイドには《抵抗の宝球》《アメジストのとげ》が合わせて5枚も採られており、やはり速度を気にしているのが判りますね。
まぁ、これだけTempo系が溢れているのなら素晴らしい効果を発揮してくれるでしょうねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75187
9位、Jon Hepola氏のDredgeです。
少し前はManalessが多かったですが、最近はまた通常型のDregeが数を戻してきています。
とは言えJon氏の構成は結構異色。
先ず、《打開》の代わりに《トレイリアの風》が採用されています。単純に掘る速度だけなら打開の方が上なので選択的にゲーム展開に合わせていきたいのでしょうかね。他にも14枚目の土地の《ダクムーアの回収場》や《暗黒破》《恐血鬼》など安定性を求めた構築になっているようです。その分速度が劣るためか釣る用の生物として《グリセルブランド》や《炎の血族の盲信者》が採られていますね。
サイドも《炎の嵐》や《突然の衰微》の様な除去では無く5枚の1マナハンデスが採られており、如何に自分の展開性を確保するかに向いているように見えますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75193
13位、John Bagley氏のDragonStompyです。
定義的にはDragonStompyですが、ドラゴンの面影は何処にも無いためまぁ名前通りMoggcatcherで良い気もします。
TheSourceのドラスト版では時折名前も見る《モグ捕り人》を使用したDragonstompy。
これまでは主にサーチ先として《鏡割りのキキジキ》《タクタクの潰し屋》《群衆の親分、クレンコ》《包囲攻撃の司令官》の様な重めでアドバンテージの取れるパワーカードが主でした。また《Goblin Settler》も見ますね。
が、このデッキも最序盤の脆さと言う欠点を抱えていました。
そこへ登場したのが《ゴブリンの熟練扇動者》。
1~2tに場に出て高い打点とアドを残すこのカードの登場に依り速度も手にする事が出来ましたね。
ドラストの基本パーツ《血染めの月》《虚空の杯/CotV》《三なる宝球》も当然積んでいます。
月系は特殊地形対策に抜群ですし、CotVと三球もSnTへの影響力が小さいため駆逐されていましたが、それらが減りTempoが増えているのなら圧倒的な効果を再び発揮するはず。
やはり安定性が無いのは全く変わっていませんが、環境の変化はこういうデッキの復活も在り得る可能性を齎すので歓迎したいですよね。サイドの《Anarchy》は何に使うのか今一つ不明です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75204
16位、Joe Cady氏のBUG 続唱tWです。
探査ドロー登場後、アドバンテージと言う強みを失いつつありますが、獲得できるアドの量ならやはりこのデッキが一番ですからね。《祖先の幻視》4枚に《宝船の巡航》2枚と3ドロー6枚体制です・・・。
《毒の濁流》の2枚採用と言うのが印象的です。
ボードコントロールに力を入れる事で相手の攻勢を捌く姿勢の様ですね。サイドにも《ゴルガリの魔除け》も2枚取られています。
こんな所です。
今週は結構デッキがばらけていて面白かったですね。
もっと《紅蓮破》《赤霊破》が増えてくるかとも思いましたが、それ程でもありませんでした。
代わりに増えていたのが《翻弄する魔道士》です。受動的に動くのではなく能動的に動いて優位性を確保しようとしているのかもしれません。まぁ消耗したところに置けばある意味蓋ですからね。
Tempo系も色々あり退屈はしませんが、そろそろ別のデッキが見たいものです・・・。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。
コメント
しかもメイン61枚!?
しかしこのデッキのサイドの3枚のサリアや、ゴブリンなどの
部族デッキにタッチで入っているサリアを見るとオタサーの姫ならぬ
ゴブサーやスリサーの姫みたいな単語が思い浮かんでちょっと笑いがw
デッキの定義なんざ人それぞれでしょうから意味の無い話ですが
Patoriotという名の付くデッキの定義ってデルバーを抜いて石鍛冶、
トラフト、ネメシスを入れてちょっと遅くなった代わりに
後半でも戦えるようになったWURのTempo系デッキだと思ってましたが
違ったんですね
まぁ、SCGのサイト見るとJeskai Delverになってて
Patoriotの定義も何も無いといえばそれまでですが
コメントありがとうございます。
実は時折ですがSliverはランクインするんです、半年に1度程度ですがw
部族デッキ特有の数の暴力で殴り合いなら下手なデッキより強いですからね。メタと当たり運しだい。サリアも同じく部族デッキに良く合ってますよね。人間たちの英雄が、化け物どもの中で活躍している様は違和感もありますがw
Patriotは誕生時は《稲妻》と《剣を鍬に》を抱えたDelverデッキとしてのコンセプトを持たされました。もう一つの重要な点として《聖トラフトの霊》に依る高速打点もコンセプトで、トラフトのために1マナ除去が8枚取られたり、SfMパッケージが入れられたりしていました。
その後、《真の名の宿敵》の登場によりより丸いこのカードが主に採用されたため、Delver系が拘っている様な序盤からのBeatと言う色は薄れてしまっていますがね。
さすがに、このデッキから《秘密を掘り下げる者》が4枚未満になったことは殆んどありません。そうなったらそれは別のデッキと想定した方が良いかもしれません。
これまでは固有名詞であったりカラーの羅列であった物をSCGではKTK後に族で統一しているようですね。そちらで表しても良いのですがまだ慣れていないのでもう少し定着するまではこのままでいこうかと思います。Patriotも人によってはUWR DelverやTricolore Delverと言う表記もあったので、まぁJeskaiでもそう外れてはいませんよね。
仰る通り定義なんて人それぞれですからわかるように呼べばいいと思います。