レガシー)巡航と妨害を両立させるにはハンデスすればいんでない?
2014年11月22日 考察 コメント (4)
みなさん、こんばんは。しもべです。
最近環境は巡航探索の一色です。
巡航を使うのに特に重要なのは「如何に能動的に動く事が出来るのか」と言う事です。
探査ドローと言う点ではDTTも当てはまらないわけではないのですが、(U)(U)と言うコストやInsと言う事を含めればこちらの方が遥かにパッシブである事が許されるといえるでしょう。
それに対して巡航は、ただひたすらにアクティブである事が求められます。Socである事やアドバンテージ量と得られる質の問題により各札の格差が小さい事が望まれやすい事、加えて最少で(U)まで減らせる伸び白の多さが有るからです。
この結果、下手な妨害を捨ててより能動的に動くことが出来る、つまり攻撃的な行動に偏重したデッキが増えました。
その象徴がUR Delverです。もはや毛の生えたただのUR Burnとさえ言えます。
が、この結果が齎したのは対Combo性能の大幅劣化です。
致し方の無い部分はあります。相手の脅威に構えるだけでは墓地は肥えない。もちろんそれが弱いわけではなかったのですが、フェアデッキ同士の場合では明確な差が出てしまう事が多い。
故に防御(妨害)面を捨ててしまいました。
しかし、これが嫌と言うのならば能動的な妨害を採ればいいのではないのか?と言うのが今回の妄想です。
それが詰まる所のハンデスです。
そしてそれをしながらChain的な要素があるのが
「《若き紅蓮術士》-《ギタクシア派の調査》-《陰謀団式療法》」
のラインのアクションと言う訳です。
これならスペルの連打、墓地の肥えるスピードを確保しながら妨害も入れる事も出来ています。
ボムを2枚も捨てられては幾ら引き増しで回復できるとは言っても大きな損失の筈。そしてハンデスから漏れた物は《Force of Will》で撃ち落とす事も出来ます。1枚で2回と言う性質がリソースの勝負さえも可能とするわけです。
普通に《思考囲い》でも良いですが動きの連動性がありませんからね。
もちろんその妨害札はフェアデッキ戦では差して役には立ちませんが、サイド後に抜けばいいだけです。と言うより抜くしかない。ハンデスが相手の墓地を肥え挿してしまうのだから・・・。
まぁ、リスキーな部分を押し出すというのなら《外科的摘出》を併用するという荒業もありますがね。
巡航系のデッキは脅威が絞られている傾向がありますから1種類抜けるだけでも劇的に展開は変化してくるでしょう。
幸いアド損もYPMと巡航が補ってくれますからね。
攻めるのならこれぐらいしてみても良いと思います。
と言う訳でもっとGrixis系のデッキ、特にTempoは増えませんかね~。
最近環境は巡航探索の一色です。
巡航を使うのに特に重要なのは「如何に能動的に動く事が出来るのか」と言う事です。
探査ドローと言う点ではDTTも当てはまらないわけではないのですが、(U)(U)と言うコストやInsと言う事を含めればこちらの方が遥かにパッシブである事が許されるといえるでしょう。
それに対して巡航は、ただひたすらにアクティブである事が求められます。Socである事やアドバンテージ量と得られる質の問題により各札の格差が小さい事が望まれやすい事、加えて最少で(U)まで減らせる伸び白の多さが有るからです。
この結果、下手な妨害を捨ててより能動的に動くことが出来る、つまり攻撃的な行動に偏重したデッキが増えました。
その象徴がUR Delverです。もはや毛の生えたただのUR Burnとさえ言えます。
が、この結果が齎したのは対Combo性能の大幅劣化です。
致し方の無い部分はあります。相手の脅威に構えるだけでは墓地は肥えない。もちろんそれが弱いわけではなかったのですが、フェアデッキ同士の場合では明確な差が出てしまう事が多い。
故に防御(妨害)面を捨ててしまいました。
しかし、これが嫌と言うのならば能動的な妨害を採ればいいのではないのか?と言うのが今回の妄想です。
それが詰まる所のハンデスです。
そしてそれをしながらChain的な要素があるのが
「《若き紅蓮術士》-《ギタクシア派の調査》-《陰謀団式療法》」
のラインのアクションと言う訳です。
これならスペルの連打、墓地の肥えるスピードを確保しながら妨害も入れる事も出来ています。
ボムを2枚も捨てられては幾ら引き増しで回復できるとは言っても大きな損失の筈。そしてハンデスから漏れた物は《Force of Will》で撃ち落とす事も出来ます。1枚で2回と言う性質がリソースの勝負さえも可能とするわけです。
普通に《思考囲い》でも良いですが動きの連動性がありませんからね。
もちろんその妨害札はフェアデッキ戦では差して役には立ちませんが、サイド後に抜けばいいだけです。と言うより抜くしかない。ハンデスが相手の墓地を肥え挿してしまうのだから・・・。
まぁ、リスキーな部分を押し出すというのなら《外科的摘出》を併用するという荒業もありますがね。
巡航系のデッキは脅威が絞られている傾向がありますから1種類抜けるだけでも劇的に展開は変化してくるでしょう。
幸いアド損もYPMと巡航が補ってくれますからね。
攻めるのならこれぐらいしてみても良いと思います。
と言う訳でもっとGrixis系のデッキ、特にTempoは増えませんかね~。
コメント
ですが、実際にこのアクションを行える局面はそれほど多くない印象があります。
理由は2つ。
一つは、これが《若き紅蓮術士》が場に着地してからの挙動であること。
(しかも、それまで手札に《ギタクシア派の調査》や《陰謀団式療法》を温存しておかなくてはならない)
もう一つは、色マナを揃えるのが困難であること。
(青が濃いデッキなのにもかかわらず、序盤に黒マナと赤マナをほぼ同時に供給するマナ基盤が必要で、しかもデッキにはそれほど多くの土地カードを積めない)
これのせいで、あまり強く見えないんですよね。
この事情について、私も含め、周りにGrixis_Delverに精通した使用者がいないので何とも言えないのですが、実際はどうなのでしょうか?
ちなみに、巡航を軸とした<能動的な妨害>のデッキとしては、以下のようなサンプルがありますね。
あくまで、ハンデスというよりも、マナ拘束ですが。
www.tcdecks.net/deck.php?id=15231&iddeck=113061
今の環境で自分も同じようなシナジーを試した事はあるんですが、タルモみたいな太いカードがURデルバーには居ないせいで、最後の一押しに火力が欲しいんです。
そこにハンデスの枠を割くと、トレクルでの引き直しが弱くてノイズになってしまうかなー、って思ってます。
自分が下手なのもありますけど、トレクルを使うデッキは相手の手札に左右されるカードを減らした方が使いやすい、ってのが今のところの考えです
コメントありがとうございます。
そのとおりですね、その挙動を狙いすぎると痛い目を見るでしょう。普通に展開していく上で自然に組み合わせられれば十分です。ハイリターンを狙うのは《闇の腹心》を前にアド取りたいからタフネス1が出て車で《二股の稲妻》を保持しておくのと同じくらいナンセンスでしょうね。そもそもギタ調→セラピーと動いても十分強いですから。少なくとも私が聞いた話では相応の使い勝手ではあるとの話。
YPMのための温存は故にそこまでの必要な話ではないと思います。DoSと言うアタッカーもいますし、そもそもChain出来るように組まれているのが巡航デッキです。ある程度残しておく必要性もありますが、「消耗したら巡航でリロードしろ!」が根底のデッキですから。
土地基盤については基本はDual Landですし《不毛の大地》が減っている状況では尚更でしょうからそれほど心配はしていません。Rが欲しくなるのは相手に除去を必要としなければ2t目なので1t目《Undergroug Sea》→2t目《Volcanic Island》で十分動けるでしょう。後手ならまた別ですが。
>POX
実はPOXに巡航はどうだろう?と言う話はチラホラ聞きますねw
半端なManaDenialでは相手に被量を与えてしまうのと同じですが、徹底して土地基盤を攻めれればそれは今でも十分強力だと思います。古典式RUG Delverが日本で未だに成績を残しているのがその証左の一つになるでしょう。
特にPOXは盤面だけでなくハンドも1~2枚ほどは持っていくため、消耗度がTempo側の想定を超える事は往々にあり、そうなるとリカバーも難しいと思います。土地総数も減って更にフェッチの割合まで増えていますからね。
ただ悠長に勝負していると危険なのは一緒なので《墓忍び》の様な高速打点を用いると望ましいかもしれません。
はじめまして。コメントありがとうございます。
仰る通りで、私も同様の考えです。
本文中でも記述していますが「UR系の誕生の経緯が、引き増した時に強い札が増えるように → 妨害札を減らす事にしました」ですからね。その結果脆くなってしまったCombo耐性が悩ましいわけですが。
故にこれも本文で触れている通り、対Tempo戦になるのなら素直にサイドボードと妨害札をスイッチすべきだろうと考えています。それでもハンデスを取るなら使える部分もあるけどねと言う補足はしていますが。
悪まで「妨害と巡航の両立を目指すには」と言うのが根底の考えですので、対Tempoの事を考えるのならやはりURの様に直線的な手段を取るべきだと思います。そもそもUBR自体を選択する必要性が薄くなるでしょうね、個々の部分に関して言えば。Bの有用性が薄くなっているのはUBRどころかBUGが環境から激減してしまった事からも判りますからね・・・。