レガシー)徒然構築:《包囲サイ》式砲撃型NicFit Pod
2015年1月4日 BigMana道
「もう犀並べとけばいいんでないの?」
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皆さん、こんばんは。しもべです。
以前作った砲台型BG Pod NicFit。
(《ゲラルフの伝書使》→《残忍なレッドキャップ》→《アスフォデルの灰色商人》→《ラクァタスのチャンピオン》と殻で繋げて相手の本体を直接攻める形のNicFit。)
あれはあれで面白かった。が、KTKにて出た《包囲サイ》を見てまた別の方向性でも作れるはずと言う考えが思い浮かんだ。
《出産の殻》からChainComboの如く繋げていくのはそれで面白い。
が、Pod型は2つの難点を抱えている。1つ目はCMCが増えるので戦力/単体が単純に上昇するが、数が増えないため盤面の圧力に乏しい事、2つ目として連鎖させるために生物ための種を「常」に用意しなければいけない。コンボ素材が生物であるのが問題点として大きい。
この点について1つ目はこのデッキのテーマである生物を場に出す行為自体(=砲撃型)が直接勝利手段となれる点で補えていると言える。その意味でこのデッキはある意味価値がある。ただ2つ目は補えていない。それを考えたのが今回のデッキ。下手にPodで連鎖させる事は無いのではないのか?という事だ。
これを考えたのは《包囲サイ》と言う存在。
下手に連鎖させて生物を順に大きくしていくのではなく、これを一端の頂点として、これを並べていく方法が良いのではないだろうか?と考えているわけだ。こいつは単体で4/5トランプルと言う素晴らしい頑丈さと戦闘力を誇る。Cipで3点ドレインは小さいながらコイツを並べて殴って行くことが素晴らしい圧力となる。小型生物→大型生物というPodのデッキのテーマからずれている事になるが、敢えてそういうデッキにするのが今回の方向性。大型生物を出しても除去された場合のPod型の空しさを考えたのも事実。
また、もう一つ重要なのは《死儀礼のシャーマン》。マナブーストと言う役割がある。が、それと共に本体火力となれる。犀は素晴らしいがCip3点を並べるだけでは少々少ないのも事実。そこを補える本体火力を並べるという事だ。
DrSを並べ、マナを伸ばし、犀を並べて本体を削り後は犀のパンチとDrSの本体砲撃でトドメを刺す。
それがデッキのスタンスとなる。
サーチ手段は《緑の太陽の頂点/GSZ》と《出産の殻》の両方を使用する事にしてみた。犀を並べるという意味でGSZは非常に重要。Podで数を伸ばす事は難しいからだ。故にGSZが主軸になる。ただ、連続挙動という部分でPodは重要。と言うよりサーチする手段が多い方が良いという事だ。その上でGSZは使い切りで戻ってしまうため連鎖と言う意味では辛い。対してPodはその場に残るため生物を繋げていく事が出来る。潰れない種さえ残しておけばいいわけだ。一度置ければマナを掛けずに確実に場に置ける点も素晴らしい。どちらかであると少々脆いためその両面から繋げていく事が重要。
後半では使い道が無くなるが、どうせ犀を並べるだけのデッキなので、それこそ並べ終えた後はデッキ自体がする事が無くなると言っていい。なので無駄牌がどうのこうのと言うのはこの際横に置いておく。
マナ生物はDrSとベテランの両方を使用する。
マナブーストがこのデッキの取っても重要だからだ。1つは直接犀を出すため。4マナは同時にPod自体のマナ域でもあるためここまでは最低限伸ばす必要が有る。同時に併用するGSZで犀を呼び出すためには計5マナ、《呪文貫き》に対してまで考えるのなら+2マナの計7マナまで可能なら払えるようにしたい。と言う事でDrSとベテランの両方を使いたい。マナを伸ばすという意味でベテランが非常に重要だからだ。
Podで犀の呼び出す3マナの生物は最高の相棒たる《台所の嫌がらせ屋》がメイン。「頑強」とライフゲインで時間を稼げる素晴らしい「壁」となれる上にPodの2度の種となれる。Podでライフロスが出る点も薄める事も出来る。実に素晴らしい。本体を攻める置いう意味では《ゲラルフの伝書使》の方が効果の親和性は高いが、3色デッキにトリプルシンボルは無理。
で、今回はもう一つ。
《ムウォンヴーリーの獣記し》を挙げたい。
Cipで特殊な生物サーチを行える3マナ生物はGSZから呼び出しても直接犀をサーチする事も出来る。GSZが5マナに届かなくとも本来のマナコストである4マナでキャスト出来るようになる。またPodの種として見てもCipで1枚+種として2枚目を得る事が出来る為枚数はキッチンと変わらない。喩えPodで種に出来ずとも必ず1枚は犀を得る事が出来る点で非常に大きい存在となる。特に「犀を並べる」事がこのデッキのテーマなのだから。
ある意味《激情の共感者》の代わりと言える。《太陽のタイタン》をサーチしたい場合はそちらだが、犀の様な小さいものは無理なのでその代わり。
そして最後に仕込んでおきたいのが《夜明けの集会》。
生物を最大3枚までTopに仕込むこのカードで《包囲サイ》を持ってくる。3回たたきつければ流石に大体の盤面で決着がつく。アドが失う物のInsであるため問題性は薄い。ベテランだろうがDrSだろうが其々能力を通せば十分キャスト出来る。
後のパーツの肉付け程度。
除去やらハンデスやらを並べる。
[cre]*18
3《老練の探険者》
4《死儀礼のシャーマン》
2《花の壁》
1《花の壁》/《永遠の証人》
1《ムウォンヴーリーの獣記し》
1《肉袋の匪賊》/《オルゾフの司教》
1《台所の嫌がらせ屋》
4《包囲サイ》
1《叫ぶ大口》/《スラーグ牙》
[other]*20
1《悟りの教示者》
1《思考囲い》
4《陰謀団式療法》
2《緑の太陽の頂点》
3《突然の衰微》
1《ゴルガリの魔除け》
1《忘却の輪》/《アブザンの魔除け》
1《夜明けの集会》/《悪魔の意図》
3《破滅的な行為》
3《出産の殻》
[land]*22
適当
可能なら山札操作が欲しいが枠が無い・・・。
Deedを使用する以上《師範の占い独楽》を2枚程度取れるのが理想ではあるが・・・。
ただ、どうせ悠長にControlデッキになるつもりも無いので、まぁこれで良いかも知れない。
他のデッキでは犀は1~2枚程度でどう頑張っても3枚程度だが、デッキコンセプトだしこれを並べる事がメインなので4枚固定に。
《アブザンの魔除け》はユーティリティだが、+1/+1カウンターを置ける能力がある。このデッキではキッチンをポッドで頑強した際のマイナスカウンターを帳消しにできる為1度分多く種になれる。そうでなくとも2ドローになるので、このデッキではドロー補助の側面が強いと言える。
《ムウォンヴーリーの獣記し》は他にもサーチが出来る為銀弾として巧く使いたい。Miraclesのような相手には数を揃える事が重要なので犀を2枚持ってくるのも重要。ただ「呪禁」を持つ《最後のトロール、スラーン》や「到達」の飛行対策生物《絹鎖の蜘蛛》や《雲打ち》等も持ってくる選択肢だ。
到達目標が4マナなのでマナ生物8枚は多すぎる。
装備品などが有ればベテランも4枚にしたいが実際にはそこほどに必要性は無い。またそれ故に《悪夢の意図》の様な追加生贄手段の必要性は薄い。
《永遠の証人》は1枚欲しいが3マナ域が多すぎる為2マナ域の《花の壁》で。
5マナ域はメタに応じて。
除去が必要なら《叫び大口》。それ以外なら《スラーグ牙》となる。
《悲哀まみれ》も欲しい状況はあるかもしれないがダブルシンボルを入れたくはない。
と言う事で作ってみました。
「もう犀並べとけばいいんでないの?」は現状調整中のTheRockと同じ考えではあるが、実際ここのところその手のJunkカラーデッキがLegacyでも増えてきている気がします。
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皆さん、こんばんは。しもべです。
《Siege Rhino/包囲サイ》(1)(W)(B)(G)
クリーチャー - サイ
トランプル
包囲サイが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失い、あなたは3点のライフを得る。
4/5
以前作った砲台型BG Pod NicFit。
(《ゲラルフの伝書使》→《残忍なレッドキャップ》→《アスフォデルの灰色商人》→《ラクァタスのチャンピオン》と殻で繋げて相手の本体を直接攻める形のNicFit。)
あれはあれで面白かった。が、KTKにて出た《包囲サイ》を見てまた別の方向性でも作れるはずと言う考えが思い浮かんだ。
《出産の殻》からChainComboの如く繋げていくのはそれで面白い。
が、Pod型は2つの難点を抱えている。1つ目はCMCが増えるので戦力/単体が単純に上昇するが、数が増えないため盤面の圧力に乏しい事、2つ目として連鎖させるために生物ための種を「常」に用意しなければいけない。コンボ素材が生物であるのが問題点として大きい。
この点について1つ目はこのデッキのテーマである生物を場に出す行為自体(=砲撃型)が直接勝利手段となれる点で補えていると言える。その意味でこのデッキはある意味価値がある。ただ2つ目は補えていない。それを考えたのが今回のデッキ。下手にPodで連鎖させる事は無いのではないのか?という事だ。
これを考えたのは《包囲サイ》と言う存在。
下手に連鎖させて生物を順に大きくしていくのではなく、これを一端の頂点として、これを並べていく方法が良いのではないだろうか?と考えているわけだ。こいつは単体で4/5トランプルと言う素晴らしい頑丈さと戦闘力を誇る。Cipで3点ドレインは小さいながらコイツを並べて殴って行くことが素晴らしい圧力となる。小型生物→大型生物というPodのデッキのテーマからずれている事になるが、敢えてそういうデッキにするのが今回の方向性。大型生物を出しても除去された場合のPod型の空しさを考えたのも事実。
また、もう一つ重要なのは《死儀礼のシャーマン》。マナブーストと言う役割がある。が、それと共に本体火力となれる。犀は素晴らしいがCip3点を並べるだけでは少々少ないのも事実。そこを補える本体火力を並べるという事だ。
DrSを並べ、マナを伸ばし、犀を並べて本体を削り後は犀のパンチとDrSの本体砲撃でトドメを刺す。
それがデッキのスタンスとなる。
サーチ手段は《緑の太陽の頂点/GSZ》と《出産の殻》の両方を使用する事にしてみた。犀を並べるという意味でGSZは非常に重要。Podで数を伸ばす事は難しいからだ。故にGSZが主軸になる。ただ、連続挙動という部分でPodは重要。と言うよりサーチする手段が多い方が良いという事だ。その上でGSZは使い切りで戻ってしまうため連鎖と言う意味では辛い。対してPodはその場に残るため生物を繋げていく事が出来る。潰れない種さえ残しておけばいいわけだ。一度置ければマナを掛けずに確実に場に置ける点も素晴らしい。どちらかであると少々脆いためその両面から繋げていく事が重要。
後半では使い道が無くなるが、どうせ犀を並べるだけのデッキなので、それこそ並べ終えた後はデッキ自体がする事が無くなると言っていい。なので無駄牌がどうのこうのと言うのはこの際横に置いておく。
マナ生物はDrSとベテランの両方を使用する。
マナブーストがこのデッキの取っても重要だからだ。1つは直接犀を出すため。4マナは同時にPod自体のマナ域でもあるためここまでは最低限伸ばす必要が有る。同時に併用するGSZで犀を呼び出すためには計5マナ、《呪文貫き》に対してまで考えるのなら+2マナの計7マナまで可能なら払えるようにしたい。と言う事でDrSとベテランの両方を使いたい。マナを伸ばすという意味でベテランが非常に重要だからだ。
Podで犀の呼び出す3マナの生物は最高の相棒たる《台所の嫌がらせ屋》がメイン。「頑強」とライフゲインで時間を稼げる素晴らしい「壁」となれる上にPodの2度の種となれる。Podでライフロスが出る点も薄める事も出来る。実に素晴らしい。本体を攻める置いう意味では《ゲラルフの伝書使》の方が効果の親和性は高いが、3色デッキにトリプルシンボルは無理。
で、今回はもう一つ。
《ムウォンヴーリーの獣記し》を挙げたい。
Cipで特殊な生物サーチを行える3マナ生物はGSZから呼び出しても直接犀をサーチする事も出来る。GSZが5マナに届かなくとも本来のマナコストである4マナでキャスト出来るようになる。またPodの種として見てもCipで1枚+種として2枚目を得る事が出来る為枚数はキッチンと変わらない。喩えPodで種に出来ずとも必ず1枚は犀を得る事が出来る点で非常に大きい存在となる。特に「犀を並べる」事がこのデッキのテーマなのだから。
ある意味《激情の共感者》の代わりと言える。《太陽のタイタン》をサーチしたい場合はそちらだが、犀の様な小さいものは無理なのでその代わり。
そして最後に仕込んでおきたいのが《夜明けの集会》。
生物を最大3枚までTopに仕込むこのカードで《包囲サイ》を持ってくる。3回たたきつければ流石に大体の盤面で決着がつく。アドが失う物のInsであるため問題性は薄い。ベテランだろうがDrSだろうが其々能力を通せば十分キャスト出来る。
後のパーツの肉付け程度。
除去やらハンデスやらを並べる。
[cre]*18
3《老練の探険者》
4《死儀礼のシャーマン》
2《花の壁》
1《花の壁》/《永遠の証人》
1《ムウォンヴーリーの獣記し》
1《肉袋の匪賊》/《オルゾフの司教》
1《台所の嫌がらせ屋》
4《包囲サイ》
1《叫ぶ大口》/《スラーグ牙》
[other]*20
1《悟りの教示者》
1《思考囲い》
4《陰謀団式療法》
2《緑の太陽の頂点》
3《突然の衰微》
1《ゴルガリの魔除け》
1《忘却の輪》/《アブザンの魔除け》
1《夜明けの集会》/《悪魔の意図》
3《破滅的な行為》
3《出産の殻》
[land]*22
適当
可能なら山札操作が欲しいが枠が無い・・・。
Deedを使用する以上《師範の占い独楽》を2枚程度取れるのが理想ではあるが・・・。
ただ、どうせ悠長にControlデッキになるつもりも無いので、まぁこれで良いかも知れない。
他のデッキでは犀は1~2枚程度でどう頑張っても3枚程度だが、デッキコンセプトだしこれを並べる事がメインなので4枚固定に。
《アブザンの魔除け》はユーティリティだが、+1/+1カウンターを置ける能力がある。このデッキではキッチンをポッドで頑強した際のマイナスカウンターを帳消しにできる為1度分多く種になれる。そうでなくとも2ドローになるので、このデッキではドロー補助の側面が強いと言える。
《ムウォンヴーリーの獣記し》は他にもサーチが出来る為銀弾として巧く使いたい。Miraclesのような相手には数を揃える事が重要なので犀を2枚持ってくるのも重要。ただ「呪禁」を持つ《最後のトロール、スラーン》や「到達」の飛行対策生物《絹鎖の蜘蛛》や《雲打ち》等も持ってくる選択肢だ。
到達目標が4マナなのでマナ生物8枚は多すぎる。
装備品などが有ればベテランも4枚にしたいが実際にはそこほどに必要性は無い。またそれ故に《悪夢の意図》の様な追加生贄手段の必要性は薄い。
《永遠の証人》は1枚欲しいが3マナ域が多すぎる為2マナ域の《花の壁》で。
5マナ域はメタに応じて。
除去が必要なら《叫び大口》。それ以外なら《スラーグ牙》となる。
《悲哀まみれ》も欲しい状況はあるかもしれないがダブルシンボルを入れたくはない。
と言う事で作ってみました。
「もう犀並べとけばいいんでないの?」は現状調整中のTheRockと同じ考えではあるが、実際ここのところその手のJunkカラーデッキがLegacyでも増えてきている気がします。
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