レガシー)予示と《ファイレクシアン・ドレッドノート》に関して考えを纏める
レガシー)予示と《ファイレクシアン・ドレッドノート》に関して考えを纏める
レガシー)予示と《ファイレクシアン・ドレッドノート》に関して考えを纏める
皆さん、こんばんは。しもべです。


 昨日予示のStdについて書いたのでせっかくですのでLegacy、と言うより《ファイレクシアン・ドレッドノート/PnD》についても書きました。
自分の考えを纏めるためなので一から書き出してあります。



 FRFのキーワード能力「予示」はTopのカードを裏向き2/2として場に出す効果。これを利用して生物のデメリットCip能力を踏み倒すコンボが出来ます。もともと《もみ消し》等でデメリットを打ち消したりする事も出来ますが、これを利点は何と言ってもこのスペルを通して直接場に出す事が出来るという事。この予示スペル自体が打ち消されもアド損は一切起こらない為に、《ファイレクシアン・ドレッドノート/PnD》→《もみ消し》を妨害されるよりも損失が少ないというわけですね。もちろん場に出した後にPnDが対処される可能性はあるわけですが、それでもアドの損失が無いのは事実。
 また、2015年1月現在《突然の衰微》が減少しているため、PnDを護り易い環境が整っているのは追い風です。

 予示で厄介な点はやはり予示のスペルに合わせてTopに目的のカードを持ってくる必要性があるところでしょう。わざわざこれのためにTopを揃えるスペルを使っていたら結局アド損が起こってしまっています。3枚コンボなんてやってられません。何と無く《秘密を掘り下げる者/DoS》の場合の矛盾に似ています。これを如何にスマートに行うかが重要になってくるでしょうね(と言ってもパワー12とパワー3では費用対効果も違ってくるので揃える為に札を使っても良いかも知れませんが)。

 また、予示のための下準備を行っても肝心の予示自体が妨害される可能性もある為、普通にPnDを出す手段(≒他のコンボ)も用意する2段構えであるべきだと考えます。
追記:今一つ意図が伝わりにくいようなので、もう少し噛み砕きますが、2段構えと言うのは「予示+PnD」/「PnDを通常で出す手段」の2ルートを用意するという事ではありません。それも事実ですが、正確には予示で出す行動を見せた後、それが通ればそれで良し。通らなければ例えば《もみ消し》等で予示の失敗により引いてきたPnDを場に改めて出すという意味です。)


 注目したいのは《雲変化》の存在。
Auraとして予示を行い、「飛行」と「呪禁」をAuraとして付加できる。これでPnDを予示出来れば何と呪禁付加の状態で場に出せるわけです。これだけで恐ろしい決定力を誇る。ですが重大な点はこれ自体がPnDを護る盾として機能する事です。PnDを潰すには基本的には《雲変化》を潰したうえでPnDを潰さなければいけなくなる。流石にこれぐらいになるとわざわざTopにカードを置く手間は掛けるぐらいの価値が有る(とおもいます)。
 もちろん《雲変化》が打ち消されてもその後PnDを普通にハンドからキャストできれば問題は無い。
 もう一つの《光変化》も悪くは無い。
特にBurn等の対策にライフの消耗戦に耐え得るカードになります。

 また、この組み合わせで重要なのが《悟りの教示者》。
どちらのコンボパーツもこのカードでサーチする事が出来る為より安定してキャストする事が出来る上に、カードを「Topに置く」効果であるためPnDをサーチしたのならそのまま予示する事も出来ます。丁度白ならば《魂の召喚》と言う軽いスペルもある為非常に運用しやすい。悟りの教示者自体も銀弾として非常に使いやすい札であるし、何より予示と絡める事でもともとのディスアドバンテージを補う事が出来ています。まぁディスアドしようが何だろうが、設置後2発で勝てるのですからそんな細かい損得計算は不要と言う考えも出来ますね。



 DN内で予示PnDを組んでいた[pale]さんのUW ManifestNoughtは中々面白いデッキでした。予示要素は《魂の召喚》と《雲変化》で加えて《もみ消し》の二重体制。ですが、そこに加えてあるものが素晴らしく《相殺》コンボとSfMのBlade戦略を組み込んであります。
 《相殺》コンボはPnDを護る盾になると共に、《師範の占い独楽》は予示のためにTopを調整する札に丁度いい。もともとの「ドレッドスティル」デッキに予示を組み込んだ形が再現されているわけです。それとは別にBlade要素は《雲変化》と組み合わせることで安定した運び手を調達でいるという強みがある事になります。
 もともと予示と言う行為を狙うので本来のデッキの様に奇襲即効性はそれほど期待できません。それをより強固な中速プランに変更する事でデッキの勝率を高めているという訳ですね。
実にスマートだと思いました。



 他にはいくつか組み合わせたいスペルもあります。
Top操作は非常に重要。
基本的に使われるのは《渦まく知識》と《思案》と思われます。どちらもTopを操作できるカードで特にブレストはハンドにあるカードをTopに置けるので実に素晴らしい。
 他には上でも挙げられている独楽。
何度でも操作できる点が素晴らしい。因みに《巻物棚》でも同じようにハンドの物を置けるのでブレストの水増しにはなるが本体が2マナと重く、ブレストと異なりハンドとTopの同時合同操作ではない為に効果の面でも少々劣りますね。

 他にも候補はある。
・《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》は実質的なサーチでありかつTop5枚を好きな順番で置けるため予示も行いやすい。本体が2マナである点が少々辛いが、UBにするのならば悪くない。

・《アカデミーの廃墟》は墓地に落ちたカードを回収して上に置けるため妨害に弱いPnDのカバーが出来る。ハンドの予示スペルを使うにも無駄が無い。1枚ほど挿しておくと安心です。
Bならば《ヴォルラスの要塞》でもいけますが。

・《森の知恵》はTop操作とカードのドローを両立できる素晴らしいカード。色が合わない為今のところ組みこめないが、その手のデッキを組むときには是非使える。

 因みに予示のお陰でPnDを能動的に普通に出す手段が他の色にも用意されたことで、U以外のデッキでの運用と言う事も出来ますね。
この場合WGにすると
予示:《野生呼び》《魂の召喚》《光変化》
教示者:《悟りの教示者》《俗世の教示者》《森の教示者》
ドロー:《森の知恵》
と超万全のコンボ体制を組む事が出来ます。
その他のサポーターとして《ルーンの母》《献身的な世話人》やPnDとのコンボになる《静翼のグリフ》等がいますし、変異生物としても《賛美された天使》《頭巾被りのハイドラ》を用意出来ます。そもそも《タルモゴイフ》もいますしね。またカードを回収する際にTopに戻せる《有毒の蘇生》も使えますね。除去は《剣を鍬に》で万全ですし意外と一つのデッキに纏りそうです。

 まぁUを使うよりも強いのか?と問われると怪しい所ですが、それでも比較的安定したデッキになりそうです。ついでに札の中身がUより遥かに安い。
Bでも結構使えそうなのもありますしね。


 とりあえず下の環境では比較的遊べる札も多いため予示を有効利用する事も出来そうです。強いかどうかは別にしてもこうして新しいデッキを組めるようになるメカニズムは有難い事です。




 P.S.
ここ最近、明らかに市場のPnDの値段が上がっているのはこれのせいかしら?過剰反応するほど実用性があるとも思えませんが・・・。


コメント

ジオン軍
2015年1月15日0:24

4積みして独楽が最強

しもべの一人、H
2015年1月15日22:22

>ジオン軍さん
何を4積するのかを明確に、且つどう最強なのか答えましょう。

ジオン軍
2015年1月16日0:29

予示カード+ドレッドノートを決めるために悟りの教示者+雲变化を使うのではなく、師範の占い独楽でドレッドノートをトップに積んで好きなスペルで予示するべきではないかと。

悟りの教示者の場合、独楽が無い時に雲变化を打ち消されたら次にドレッドノートを引いてしまうのでおそらくこれは無駄引きになる
独楽ならタップアウトで予示してもアップキープに回せばいいしどうしてもドレッドノートを着地させるルートで行きたい場合はライブラリーの上の方にずっと温存できる事になる

そもそもチューター自体がディスアドなのも痛い

積み込みに独楽、ブレスト
ドレッドノートの踏み倒しに魂の召喚、野生呼び、雲变化など 要る場合はもみ消しも
双方のサーチ手段は入れずに、代わりに各パーツの量を多めに採る
空いたスロットにはタルモや死儀礼を入れる

結局これに落ち着くのではないかと思ってます。
独楽やもみ消しは元々4枚入るカードなので何らかのデッキとのハイブリッドに出来るかもしれませんが教示者まで取ってしまうと完全にドレッドノートに依存してしまうと思うので。そしてその場合マスクドレッドの劣化版という気がしてなりません

ドレッドノートがトップにある間に予示しなければならないというシステム上の欠陥を克服する為には、独楽が4枚入ったデッキにドレッドノートをタッチし、好きな予示スペルを入れて、まだ不安なら、あるいは元々入ってるならもみ消しを入れておく、くらいが丸いと思います

ジオン軍
2015年1月16日1:02

つい長文になってしまいましたがまあ要約すると、
リム=ドゥールの櫃や悟りの教示者で積み込むとディスアドするし、予示スペルを打ち消されるともっと辛い目に合うので、師範の占い独楽だけでなんとかして揃える方向性じゃないと苦しいかな?ということでした

しもべの一人、H
2015年1月17日2:15

>ジオン軍さん
コメントありがとうございます。
長文は意見をその分聞けるので有難いです。

とりあえず、サトチューのディスアドに関しては気にしても仕方ないですし、する必要も無いと思います。もともとコンボの側面を重視すれば、本文にも触れてますが2パンチで勝てるのですからね。ディスアドが嫌なら他のコンボデッキでだって使われてませんから。それで終える事が出来るかどうかが重要なのだとお思います。
 またこれも本文で触れてますが、「予示+もみ消し」の2段構えにするのは絶対だと思います。仰る通り予示はリターンもありますが、その分リスクも大きいですからね。逆に強みは予示自体が潰されてもそれをデコイとして本来のスタイフルノートに移れる点だと考えています。予示のみに固執するのは相当に用意周到に構築をしない限りは無謀だと思います。

 また、サトチューはあくまでもサーチ手段ですが仮のドロー手段でもあり、その時の応じた必要牌を持ってくるだけでも十分だともいます。そもそも私は独楽との2者択一の必要性も感じませんしね。上に挙がっている様な《相殺》+《師範の占い独楽》を組むなら尚更有用になると思います。ブレストは確定として、独楽も恐らく高確率に入るでしょう。ただ独楽を4枚は無駄も多いですし、大体は思案などで散らされるものです。そういう場合に入れておけばいいのではないかと思います。

 仰るように予示に偏った特化型を組むのは圧倒的に不安定です。その上手間がかかるので実は速いけど早くはない。所詮はスタイフルノートに総合的に勝っているとは思えませんしね。コンボパーツばかりで不安定である点は危惧するのは私も共感しますね。
ただ、悪まで選択肢にも挙げれる程度で良いと思います。

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