レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その2
2015年2月13日 デッキ構築 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
先日挙げたEvaGreen系の2種目も考えに従い組んで回してみました。かなり長くなりますがデッキ思想と感想を残しておきます。
もう一つのEvaGreen。
Blitz戦略に則った形で《暗黒の儀式》からのロケットスタートと言う点は一致しています。大きく異なる点は《闇の腹心》ではなく《墓忍び》に変更されている点。
最序盤に展開したボブは除去されなければ素晴らしいアドバンテージを提供してくれますが、問題は余りに簡単に除去されてしまう点。そしてそれ以上に厄介なのが打点として極めて機能させ辛いという点。不毛やHymnで相手を崩してから攻撃に移ろうにもボブ自身は戦闘に殆ど寄与できず、他のカードを引かなければいけない。それを引き増す事が出来るので畳み掛ける事も勿論できるのですが、引き増すにも結局時間を掛けてしまうのです。ボブとハンデス等の効果時限性と強襲型の折り合わせが悪い。それなら直接的に打点になれる生物を置いて、そのまま攻撃した方がコンセプトとしては一貫性があると考えました。もちろん引き増せない為に長期戦には不利だし、一点突破過ぎる感もありますが、EvaGreen以前に《暗黒の儀式》を用いたBのBeatdownとはもともとそういうデッキだったはず。
そしてその戦略を支えるのは《忌まわしい回収》。以前の《魂剥ぎ》のデッキを作った時に用いたカードですが、その時の使用感がとても良かったためその形で作ってみた。このデッキに置いては墓地を肥やす事も明確なアドバンテージになるので決して弱くは無い。
2マナと言う部分も以前挙げた通りそれ程痛くない。
実は最序盤の選択肢はハンデス等の妨害を優先しがちな為、これをキャストする3t目~程度ならそれ程2マナは辛くない。
同時に重要なのがドローサポートの部分。
これは生物/土地を選択的に引く事が出来るカードだが、このデッキは最序盤から妨害を畳み掛ける事をコンセプトにしているためその手の妨害札は非常に多い。しかしHymnや不毛に代表されるそれらは中盤以降圧倒的に弱く使い勝手に劣る。もうそれを引いただけでドロー1枚分の損に繋がるほどです。それらを中盤以降に引かない為にも回収による選択的なドローが活きてくるわけです。それらは一見Uの《渦まく知識》や《思案》とやっている事はそれ程違いが無いようにも見えますが、Uのキャントリップ群はそのまま山札内に戻してしまうため結局その後に引く可能性を残している(と言うか時間が経てば経つほど、キャントリップでふるいを掛ける程不要牌を引く確率は上がる)。が、この回収はそのまま墓地に落せるため不要牌を引く事は無い。妨害からスムーズに生物の打点に繋げたいこのデッキにとっては選択的なドロー+不要牌の墓地送りは非常に効果が有るわけだった。その墓地のカードがアドバンテージになるのだから尚更相性が良い。
想定にマッチした結果と言えます。
何より《墓忍び》のキャストが全く苦にならない点が大きい。《タルモゴイフ》との併用に全くの問題を感じさせなかった。《暗黒の儀式》からの高速キャスト以外にも高速キャストする術を得る事が出来たわけですね。
回収は選択的に生物を引いてしまうため《突然の衰微》やLotVを弾いてしまう事も多い。故に代わりに生物除去に出来る《叫び大口》を採用してみました。稀に《暗黒の儀式》から大口のキャストと言う強引なプランもある。
基本的には序盤に土地に困る場面もある為、類似の効果のある《追跡者の本能》よりも《忌まわしい回収》を優先する。マナベースの確保だけでなく《不毛の大地》の調達によりManadenialを仕掛ける場合も有効だからです。しかし4枚を最初に運用していたが、何も有効牌が無い事もあり、同じく回収自体で別の回収を墓地に落してしまう場合も多々見られました。なので単体における複数回使用できる点や回収自体で落としても墓地から使える点を考慮し1枚だけ《追跡者の本能》に変更した。これはおおむね成功と言えました。ただし、対象範囲・量ともに減っていて単体でのKPは圧倒的に低いのでこれ以上増やす気にもなりませんでした。
ドローサポートとして追加で《ミリーの悪知恵》と《森の知恵》を入れてみました。特に後者はボブの代わりでもあり場合によっては引き増して攻勢を仕掛けることにもなる。不要牌を弾き有効牌を畳み掛ける戦略はやはり便利。
《墓忍び》はバウンスが厄介だがJtMsにしろ《Karakas》にしろManadenial戦略で潰しに行く、・・・しかない。ただ1度程度のバウンスならそれほど問題なく再キャストが出来る。
あくまで理想的な動きですが、
1t目フェッチ→ハンデス
2t目フェッチ{→摘出(ペイライフ)}→儀式→墓忍び
と言う挙動が有るのが美点ですね、この形は。《外科的摘出》が有る事が理想ですが無くても十分ですし、割りと頻出するので。
除去される心配のない墓忍びが3t目から4発殴って終わりです。
見えてきた難点は圧倒的に打点が少ない。
ほぼ全てが打点として寄与できるとはいえメインのアタッカーはDrS以外の7枚。《叫び大口》は殆ど想起用なので実質6枚。前述しましたが《忌まわしい回収》をキャストしても「土地しかない・・・」と言う事が結構見られました。対象範囲の狭い《追跡者の本能》は「墓地を肥やしただけ・・・」と言う事も多々見られた。なので最低でも1枚程度は追加の打点が欲しい。最初は3枚目の《墓忍び》も考えましたが流石に最序盤に2枚来てしまう可能性も考慮するとそれは頂けない。ここで、前回話した中堅アタッカーがいない事に悩まされる。
と言う事で試しにFRFの新カード《黄金牙、タシグル》を入れてみることにしました。探査の量も少ない上に、それ以上に大きいのがシングルシンボルでも運用できる点で期待していました。不毛との併用時は非常にありがたい。
ただ枠が無い。
既にメインは61枚。生物枠を削れない(ここを削ると本末転倒)し、土地はもっと削れない。とするとスペルから削るしかないが、儀式・Hymn・束縛・摘出はデッキのテーマに沿ったカードなので減らしたくは無い。減らすと丸くなってしまい、それなら別のデッキにした方が良い。1マナハンデスも既に4枚ギリギリで摘出の事を考えると減らしたくは無い。追加の除去である《見栄え損ない》は貴重な1t目にキャスト可能である枠で、DoSやDrSの環境を考えるとメインに5枚目の除去枠は欲しい。何よりDrSで継続して墓地を掃除されるとデッキの機能不全に陥ってしまう。ドロー枠も削ると意味が無い。そんな訳で残ったのがドローサポートの置物2枚とLotVだけ。1度はLotVの減量も考えましたがTempo(Beatdown)/Combo/Control全てに効くカードであるし最序盤に畳み掛けるという行動を行った後にデッキの蓋をする役目を負っているカードを抜きたくない。儀式→LotVの1t目着地の場合によってはプランの一つだし・・・。と言う事でドローサポートの枠から《森の知恵》を交換枠に。元々ドローサポートは余剰枠であるし、2マナと言う重さがネックだった。引き増しは素晴らしいが、 フェッチ・囲い・摘出でライフを削っていくデッキなのでそれ程引き増しにも期待できない。そもそも引き増したい対象を増やすというコンセプトなのでまぁいいのではないか?と言うのが現状の結論。
で、タシグルを入れて回してみました。
ほぼ問題なく回ります。
ただまぁ、コイツである必要性を感じませんね。別に他の探査生物でも良いようにも感じます。起動型能力をもっている点は悪くは無いのですが、ただでさえこれが出る頃には無駄牌になっている様な序盤戦用のカードに溢れたデッキです。それらを掘り返されてもハンドにほぼ不要牌が生まれるだけ。まぁそれでも何のロスも無く墓地を肥やせているわけですからないよりは遥かにマシな能力なのは事実なのですが、一度:タルモ×2→墓忍び+土地を墓地に落されて墓地のハンデスを戻された時は殺意が湧きました・・・。この様に唯でさえ少ない必要牌を落された時の悲しみが半端ない。
DrS等で墓地をある程度コントロールできればいいのですが、その場合大抵InsやSocを削る事になるのでタルモがやはり弱くなります。最も安定した運用は《ミリーの悪知恵》を使っているときにTopを不要牌を掃いてドローの質を高めるという場合でした。しかしこの動きの場合はタシグルと引き換えに《森の知恵》を出したため悪知恵1枚だけであり、ほぼ無いも同然のシナジーでした。
使用感ではわざわざコイツを使う必要はあるのかなぁ?と。
《Karakas》のリスクを考えるのなら回避能力持ちの《わめき騒ぐマンドリル》や単純にパワーの大きい《グルマグのアンコウ》の方が良いのではないか?とも思えてきます・・・。
で、その後アンコウも入れて回してみる。
アンコウ自体もほぼ問題無くキャスト出来る。同時に他の方々が言っている様にタルモゴイフ(Modernなら《包囲サイ》も)に対して一方的に勝てるサイズと言うのは非常に効果的でした。と言う事で単体での運用ならほぼタシグルより上であるように思えます。
ただ、今回は2枚の《墓忍び》に続く3枚目の探査生物としての運用がされている事が難点でした。
やはり最序盤に探査生物が2枚ハンドに来てしまった場合、墓忍び+アンコウではキャストが中々ハードルが高く、キャスト出来ない事も少なくなかったわけです。これが不思議な話ですがタシグルではそれほどきつくない事が多かったのです。ここら辺から(1)マナの差がいかに大きいかがよく判りますね・・・。《忌まわしい回収》等を1枚でも引けていれば逆にほとんど問題なく2枚ともキャストまで持っていけるのですがね・・・。
ロケットスタートする場合でも、例えば初手(フェッチ・Hymn・儀式・摘出)の時に1t目にタシグルなら~とか思う事も結構ある。ハンデス抜きではリスクも高いですからね。
という訳でどちらが良いかは要相談。
それと1枚足してもやはり少ない・・・。
以前よりもそれでもマシになりましたが、何とかもう1枚程度増やせない物でしょうかね・・・。しかし増やすにしても枠以前に対象の生物もいない。まぁ、先に挙げた《責め苦の伝令》でも良いのですが今一つインパクトが薄い。もちろん探査生物はこれ以上は入れれない。
悩ましい・・・。
またバウンス問題はやはりついて回るためここは何とかしたい。
《Karakas》は潰す、JtMs・ヴェンセールは土地を潰すとして、最も現状悩ましいのはサイド後の《水没》、若しくは主にComboが使ってくる《残響する真実》《蒸気の連鎖》など。コンボ相手にUならば墓忍び等は抜くのでしょうが生物数の足りない上に妨害手段も限られているこのデッキがホイホイ抜いて代わりを入れる事などできよう筈もない。
《水没》に関しては何枚か《森林の墓地》を土地枠に入れてみる可能性もありますね。
《森》を潰す手段が無いのでこれぐらいしないと厳しい・・・。
ついでにドローサポートとして《忌まわしい回収》《追跡者の本能》を入れていますが、これがデッキの潤滑油として非常に重要であるため打ち消されるとかなり苦しい。よくComboなどを相手にした場合でもキャストリップを潰すのは一定の効果があるなんて言われますが、ドローでありマナサポートである《忌まわしい回収》を潰されるとこのデッキには本当につらい。2マナなので打消し系の的になるのも難点でしたね。
まぁそれをやらせない為のハンデスとも言えますが。
先日挙げたEvaGreen系の2種目も考えに従い組んで回してみました。かなり長くなりますがデッキ思想と感想を残しておきます。
EvaGreen 第二種
--------------------
[land]*22
4《不毛の大地》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
2《沼》
1《森》
4《Bayou》
1《Underground sea》
4《新緑の地下墓地》
5 その他Bフェッチ
[cre]*11
4《死儀礼のシャーマン/DrS》
4《タルモゴイフ》
1《叫び大口》
2《墓忍び》
[other]*28
3《暗黒の儀式》
2《思考囲い》
2《コジレックの審問》
1《見栄え損ない》
2《外科的摘出》
1《ミリーの悪知恵》
4《Hymn to Tourach》
1《森の知恵》
1《束縛》
1《追跡者の本能》
4《突然の衰微》
3《忌まわしい回収》
3《ヴェールのリリアナ/LotV》
もう一つのEvaGreen。
Blitz戦略に則った形で《暗黒の儀式》からのロケットスタートと言う点は一致しています。大きく異なる点は《闇の腹心》ではなく《墓忍び》に変更されている点。
最序盤に展開したボブは除去されなければ素晴らしいアドバンテージを提供してくれますが、問題は余りに簡単に除去されてしまう点。そしてそれ以上に厄介なのが打点として極めて機能させ辛いという点。不毛やHymnで相手を崩してから攻撃に移ろうにもボブ自身は戦闘に殆ど寄与できず、他のカードを引かなければいけない。それを引き増す事が出来るので畳み掛ける事も勿論できるのですが、引き増すにも結局時間を掛けてしまうのです。ボブとハンデス等の効果時限性と強襲型の折り合わせが悪い。それなら直接的に打点になれる生物を置いて、そのまま攻撃した方がコンセプトとしては一貫性があると考えました。もちろん引き増せない為に長期戦には不利だし、一点突破過ぎる感もありますが、EvaGreen以前に《暗黒の儀式》を用いたBのBeatdownとはもともとそういうデッキだったはず。
そしてその戦略を支えるのは《忌まわしい回収》。以前の《魂剥ぎ》のデッキを作った時に用いたカードですが、その時の使用感がとても良かったためその形で作ってみた。このデッキに置いては墓地を肥やす事も明確なアドバンテージになるので決して弱くは無い。
2マナと言う部分も以前挙げた通りそれ程痛くない。
実は最序盤の選択肢はハンデス等の妨害を優先しがちな為、これをキャストする3t目~程度ならそれ程2マナは辛くない。
同時に重要なのがドローサポートの部分。
これは生物/土地を選択的に引く事が出来るカードだが、このデッキは最序盤から妨害を畳み掛ける事をコンセプトにしているためその手の妨害札は非常に多い。しかしHymnや不毛に代表されるそれらは中盤以降圧倒的に弱く使い勝手に劣る。もうそれを引いただけでドロー1枚分の損に繋がるほどです。それらを中盤以降に引かない為にも回収による選択的なドローが活きてくるわけです。それらは一見Uの《渦まく知識》や《思案》とやっている事はそれ程違いが無いようにも見えますが、Uのキャントリップ群はそのまま山札内に戻してしまうため結局その後に引く可能性を残している(と言うか時間が経てば経つほど、キャントリップでふるいを掛ける程不要牌を引く確率は上がる)。が、この回収はそのまま墓地に落せるため不要牌を引く事は無い。妨害からスムーズに生物の打点に繋げたいこのデッキにとっては選択的なドロー+不要牌の墓地送りは非常に効果が有るわけだった。その墓地のカードがアドバンテージになるのだから尚更相性が良い。
想定にマッチした結果と言えます。
何より《墓忍び》のキャストが全く苦にならない点が大きい。《タルモゴイフ》との併用に全くの問題を感じさせなかった。《暗黒の儀式》からの高速キャスト以外にも高速キャストする術を得る事が出来たわけですね。
回収は選択的に生物を引いてしまうため《突然の衰微》やLotVを弾いてしまう事も多い。故に代わりに生物除去に出来る《叫び大口》を採用してみました。稀に《暗黒の儀式》から大口のキャストと言う強引なプランもある。
基本的には序盤に土地に困る場面もある為、類似の効果のある《追跡者の本能》よりも《忌まわしい回収》を優先する。マナベースの確保だけでなく《不毛の大地》の調達によりManadenialを仕掛ける場合も有効だからです。しかし4枚を最初に運用していたが、何も有効牌が無い事もあり、同じく回収自体で別の回収を墓地に落してしまう場合も多々見られました。なので単体における複数回使用できる点や回収自体で落としても墓地から使える点を考慮し1枚だけ《追跡者の本能》に変更した。これはおおむね成功と言えました。ただし、対象範囲・量ともに減っていて単体でのKPは圧倒的に低いのでこれ以上増やす気にもなりませんでした。
ドローサポートとして追加で《ミリーの悪知恵》と《森の知恵》を入れてみました。特に後者はボブの代わりでもあり場合によっては引き増して攻勢を仕掛けることにもなる。不要牌を弾き有効牌を畳み掛ける戦略はやはり便利。
《墓忍び》はバウンスが厄介だがJtMsにしろ《Karakas》にしろManadenial戦略で潰しに行く、・・・しかない。ただ1度程度のバウンスならそれほど問題なく再キャストが出来る。
あくまで理想的な動きですが、
1t目フェッチ→ハンデス
2t目フェッチ{→摘出(ペイライフ)}→儀式→墓忍び
と言う挙動が有るのが美点ですね、この形は。《外科的摘出》が有る事が理想ですが無くても十分ですし、割りと頻出するので。
除去される心配のない墓忍びが3t目から4発殴って終わりです。
見えてきた難点は圧倒的に打点が少ない。
ほぼ全てが打点として寄与できるとはいえメインのアタッカーはDrS以外の7枚。《叫び大口》は殆ど想起用なので実質6枚。前述しましたが《忌まわしい回収》をキャストしても「土地しかない・・・」と言う事が結構見られました。対象範囲の狭い《追跡者の本能》は「墓地を肥やしただけ・・・」と言う事も多々見られた。なので最低でも1枚程度は追加の打点が欲しい。最初は3枚目の《墓忍び》も考えましたが流石に最序盤に2枚来てしまう可能性も考慮するとそれは頂けない。ここで、前回話した中堅アタッカーがいない事に悩まされる。
と言う事で試しにFRFの新カード《黄金牙、タシグル》を入れてみることにしました。探査の量も少ない上に、それ以上に大きいのがシングルシンボルでも運用できる点で期待していました。不毛との併用時は非常にありがたい。
ただ枠が無い。
既にメインは61枚。生物枠を削れない(ここを削ると本末転倒)し、土地はもっと削れない。とするとスペルから削るしかないが、儀式・Hymn・束縛・摘出はデッキのテーマに沿ったカードなので減らしたくは無い。減らすと丸くなってしまい、それなら別のデッキにした方が良い。1マナハンデスも既に4枚ギリギリで摘出の事を考えると減らしたくは無い。追加の除去である《見栄え損ない》は貴重な1t目にキャスト可能である枠で、DoSやDrSの環境を考えるとメインに5枚目の除去枠は欲しい。何よりDrSで継続して墓地を掃除されるとデッキの機能不全に陥ってしまう。ドロー枠も削ると意味が無い。そんな訳で残ったのがドローサポートの置物2枚とLotVだけ。1度はLotVの減量も考えましたがTempo(Beatdown)/Combo/Control全てに効くカードであるし最序盤に畳み掛けるという行動を行った後にデッキの蓋をする役目を負っているカードを抜きたくない。儀式→LotVの1t目着地の場合によってはプランの一つだし・・・。と言う事でドローサポートの枠から《森の知恵》を交換枠に。元々ドローサポートは余剰枠であるし、2マナと言う重さがネックだった。引き増しは素晴らしいが、 フェッチ・囲い・摘出でライフを削っていくデッキなのでそれ程引き増しにも期待できない。そもそも引き増したい対象を増やすというコンセプトなのでまぁいいのではないか?と言うのが現状の結論。
で、タシグルを入れて回してみました。
ほぼ問題なく回ります。
ただまぁ、コイツである必要性を感じませんね。別に他の探査生物でも良いようにも感じます。起動型能力をもっている点は悪くは無いのですが、ただでさえこれが出る頃には無駄牌になっている様な序盤戦用のカードに溢れたデッキです。それらを掘り返されてもハンドにほぼ不要牌が生まれるだけ。まぁそれでも何のロスも無く墓地を肥やせているわけですからないよりは遥かにマシな能力なのは事実なのですが、一度:タルモ×2→墓忍び+土地を墓地に落されて墓地のハンデスを戻された時は殺意が湧きました・・・。この様に唯でさえ少ない必要牌を落された時の悲しみが半端ない。
DrS等で墓地をある程度コントロールできればいいのですが、その場合大抵InsやSocを削る事になるのでタルモがやはり弱くなります。最も安定した運用は《ミリーの悪知恵》を使っているときにTopを不要牌を掃いてドローの質を高めるという場合でした。しかしこの動きの場合はタシグルと引き換えに《森の知恵》を出したため悪知恵1枚だけであり、ほぼ無いも同然のシナジーでした。
使用感ではわざわざコイツを使う必要はあるのかなぁ?と。
《Karakas》のリスクを考えるのなら回避能力持ちの《わめき騒ぐマンドリル》や単純にパワーの大きい《グルマグのアンコウ》の方が良いのではないか?とも思えてきます・・・。
で、その後アンコウも入れて回してみる。
アンコウ自体もほぼ問題無くキャスト出来る。同時に他の方々が言っている様にタルモゴイフ(Modernなら《包囲サイ》も)に対して一方的に勝てるサイズと言うのは非常に効果的でした。と言う事で単体での運用ならほぼタシグルより上であるように思えます。
ただ、今回は2枚の《墓忍び》に続く3枚目の探査生物としての運用がされている事が難点でした。
やはり最序盤に探査生物が2枚ハンドに来てしまった場合、墓忍び+アンコウではキャストが中々ハードルが高く、キャスト出来ない事も少なくなかったわけです。これが不思議な話ですがタシグルではそれほどきつくない事が多かったのです。ここら辺から(1)マナの差がいかに大きいかがよく判りますね・・・。《忌まわしい回収》等を1枚でも引けていれば逆にほとんど問題なく2枚ともキャストまで持っていけるのですがね・・・。
ロケットスタートする場合でも、例えば初手(フェッチ・Hymn・儀式・摘出)の時に1t目にタシグルなら~とか思う事も結構ある。ハンデス抜きではリスクも高いですからね。
という訳でどちらが良いかは要相談。
それと1枚足してもやはり少ない・・・。
以前よりもそれでもマシになりましたが、何とかもう1枚程度増やせない物でしょうかね・・・。しかし増やすにしても枠以前に対象の生物もいない。まぁ、先に挙げた《責め苦の伝令》でも良いのですが今一つインパクトが薄い。もちろん探査生物はこれ以上は入れれない。
悩ましい・・・。
またバウンス問題はやはりついて回るためここは何とかしたい。
《Karakas》は潰す、JtMs・ヴェンセールは土地を潰すとして、最も現状悩ましいのはサイド後の《水没》、若しくは主にComboが使ってくる《残響する真実》《蒸気の連鎖》など。コンボ相手にUならば墓忍び等は抜くのでしょうが生物数の足りない上に妨害手段も限られているこのデッキがホイホイ抜いて代わりを入れる事などできよう筈もない。
《水没》に関しては何枚か《森林の墓地》を土地枠に入れてみる可能性もありますね。
《森》を潰す手段が無いのでこれぐらいしないと厳しい・・・。
ついでにドローサポートとして《忌まわしい回収》《追跡者の本能》を入れていますが、これがデッキの潤滑油として非常に重要であるため打ち消されるとかなり苦しい。よくComboなどを相手にした場合でもキャストリップを潰すのは一定の効果があるなんて言われますが、ドローでありマナサポートである《忌まわしい回収》を潰されるとこのデッキには本当につらい。2マナなので打消し系の的になるのも難点でしたね。
まぁそれをやらせない為のハンデスとも言えますが。
コメント
以前5枚目のボブ兼2枚目墓忍びとして使ってましたが、暗黒の儀式ありならなかなか好感触でした
エルフもぶち転がせますし。
ここだと長くなりそうなので自分のブログに追記します
コメントありがとうございます。
《血の贈与の悪魔》はかなり高いポテンシャルがあると思います。
ただ、3枚しか入れていない《暗黒の儀式》に頼らなければ5マナまでの到達がかなり苦しいデッキであるので難しいと思います。最初にハンデスぶち込んだら後は生物展開して、《忌まわしい回収》等でひたすら選りすぐりをするので土地が積んでいる枚数以上に伸びないのです。山札半分以下になっても土地2枚なんですけどwwみたいなことも多いので・・・。
ただ悪魔が強いのは事実なので別のデッキでの運用を考えてみようかと思います。
>dds666さん
コメントありがとうございます。
確かに《毒の濁流》は良いですね。Elvesだけなら《ゴルガリの魔除け》で十分でもありますが他のフェアデッキまで含めると濁流の性圧力が勝りますね。サイズがある事を生かせるカードですからね。
>ジオン軍さん
コメントありがとうございます。
ミシュラン良いですね。後でブログを拝見します。