レガシー)今週のSCGの結果 未だ混迷の最中
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レガシー)今週のSCGの結果 未だ混迷の最中
皆さん、こんばんは。しもべです。


 もう3月ですね。
昨日のCBLは定員72名にも拘らず、GPT京都であったためか予約で定員いっぱいだったとか・・・。
大会行こうかと一瞬思っていましたが行かなくて正解ですね。
2000弱の本選も予約枠は既に完売との事。凄まじい・・・。日本のLegacyなんて物珍しさの盛り上がりは合っても数自体はそれ程でもないだろうと考えていた自分の考えの浅さを痛感させられましたね。


 さて、今日は恒例のSCGがBaltimoreで開催されました。
LegacyはPIQで併催されていますので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/280215_baltimore.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/01/2015&end_date=03/01/2015&start=1&finish=16&event_ID=45&city=Baltimore


 今週の優勝はJack Kitchen氏のPainterです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Painter
Lands
Maverick
Lands
Elves
Metal worker
Dredge
BUG Delver
----------------------
Dredge
Death&Tax
RUG Delver
BUG Delver
ANT
BUG Delver
Patriot
Jeskai Blade

 です。
食物連鎖・BantAggroに続きPainterとこれまたマイナーな部類のデッキの優秀ですね。まぁPantinerはそれらに比べれば環境に以前から一定数存在していますが。優勝したデッキも毎週かわり上位陣の顔ぶれも変化し続けていますね。正に混沌・・・。
 やはり目立つのはLandsやMetalworkerの存在。この大会でもTop8に計3名と好成績を残していますが、この大会だけでなく他の大会でもこの2つは比較的好成績を残しています。これらはフェアデッキに非常に強い事が特徴ですが、それを裏返すようにTempo系は一定以上の勢力が存在しながらTop8にはなかなか数が入ってきませんね。カードプールはほとんど変化していないにもかかわらずKTK以前の様にはなかなかいきませんね。それでも一定数を高確率で輩出しているのは流石です。今回もTempoで括れば4名もいますからね。


 ComboはElvesとANTが相変わらずの安定した成績を残していますね。高速Comboが主流の様です。OmniTellが相応の成績を残している日本とは全く様相が違いますね。因みにANTは独楽1枚・Grim1枚・定業2枚(1枚+土地1枚)と言う構築がこのところ多いようですね。Elvesはサイドの《自然の秩序》用生物が《自由なる者ルーリク・サー》になっており対Stormが採られている事からもANTの存在感が判りますね。

 因みに今一つメタが固まらないLegacyに対してModernは禁止改訂以降かなり双子が増加している感じですね。どの大会でもいい成績だしてますし・・・。
このままでは双子も危うし。



ここから先は気になったデッキを個別にみていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80716
1位、Jack Kitchen氏のPainterです。

 それ程多くはありませんがLegacyと言う環境に対するメタデッキとして一定数の存在は常にいますね。メインから合計4枚以上の《血染めの月》《月の大魔術師》が居る為、上でも言った通り対フェアデッキの側面の強いLandsやMetalworker等の特殊地形を多用するデッキが一定数いる状況故に優位に繋げ易い状況と言えますね。普通のTempo系にももちろん効果的です。そして、それらのU系デッキに対しては《絵描きの召使い》+《紅蓮破》《赤霊破》/《特務魔道士ヤヤ・バラード》が支配力を発揮しますね。

 Paninterコンボに月による一撃死と2種類の勝ち筋が有るという事もこのデッキの強みです。

 フェアデッキが環境のTier1では無いせいか《呪文滑り》ではなく普通に《ファイレクシアの破棄者》が居れらていますね。上の様な対フェアデッキやComboにはこちらの方が遥かに効果が高いです。
 まぁ必要ならばサイドに有る《法の領域》を使うのでしょうね。
Uで染まっているという程でもありませんが、それでも多いと踏んでいるのか、REB/Pyrは計7枚も採ってあります。また同じくTempoが有力でもないので《炎の稲妻》は全てサイド。これも状況によってはメインに入ってくる事もあるようですが・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80717
9位、Andrew Shrout氏のDredgeです。

 非常に珍しい《打開》0枚のDredge、通常は2~4枚程度は採られておりこれが有る事で掘削速度を高める事が出来ているはずですが・・・。掘削生物である《臭い草のインプ》も僅か2枚。代わりに土地が15枚に、スペルで《炎の嵐》が入っているところを見ると安定性と制圧力を重視しているような作りに見えます。《炎の嵐》はサイドに2枚も採ってあり、《大修道士、エリシュ・ノーン》も有るので盤面の生物制圧力にかなり力を入れていますね。
 しかし生物では《グリセルブランド》や《炎の血族の盲信者》が採られている等瞬殺仕様です。安定性生物の《イチョリッド》も3枚目まで。今一つ方向性が攫めないのですが・・・、まぁ専門家の人が見れば判るかもしれませんね。門外漢の私には意図はさっぱりです。
 因みに《打開》はサイドに2枚採ってあり更に《通りの悪霊》も2枚とっているため、必要に応じてサイドインして速度を出すようですね。ここら辺は通常のメインに積んであり、サイド後は合うとするデッキとは全く逆になっていますね。


 それほど目立たないDredgeですが、墓地対策のサイドの枚数はさらに減少傾向にあり、1枚だけなんて事も間々見ることがある状況を思えばこのように成績を残しても不思議はありませんね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80729
14位、Bob Huang氏のBUG Delverです。

 この所はJim Davis氏がSCG Open Indianapolisで使っていた生物16枚仕様が主流の様ですが、Bob氏はKTK以前の一時期に主流だった基本2種12枚+αの形ですね。只それでも《闇の腹心》は1枚ではなく2枚採られています。16枚型でも3枚ほど採られていますし、そうでなくとも《黄金牙、タシグル》が採ってあったりと、対消耗戦を睨んだような構築が主流のように思えますね。

 スペルもハンデスとカウンターのスプリットであり《もみ消し》は切っています。HymnやLotVを使っているためか実に土地20枚とTempo系としてはかなり多めの内容ですね。サイドにはコントロール系の札も多いため、最後のデッキのシフトまで見据えての土地枚数かも知れませんね。ここでもやはり消耗戦に備えられています。


 このデッキでは使われていませんがTempo系ではやはりBが多めで在るためかサイドに《方向転換》が採られている事も最近は多く、また他の2人の様に《残忍な切断》を入れているリストも多いですね。《見栄え損ない》は強力ですがどうしても対象範囲が狭いので、限定される事なく生物を除去できる切断は中々強力です。




 こんな所ですかね。
上では取り上げていませんが、HateBearの採用状況も変化が有る様です。以前までに見られた《封じ込める僧侶》や《迷宮の霊魂》が殆ど見られません。ファッティ系のComboの減少やUの相対的な環境の支配力が落ちているという事でしょうね。対フェアデッキの多さも目立ちます。こういう環境だともっとANTやElvesが増えるように思えるのですが各大会ごとに数名で留まっているところを見るとバランスの採れた環境と言えるのかもしれませんね・・・。


 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。





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