DTK)プレビュー雑感2 焼き直しは大体ダメなのがMtG
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レビューの続き・・・。
更新速くて感想が追い付かない(;´Д`)

《失われた業の巫師》(2)(G)
クリーチャー - 人間・シャーマン M
T:あなたのマナ・プールに、望む色の組み合わせのマナ2点を加える。このマナは、クリーチャー・呪文を唱えるためにのみ使用できる。
圧倒 - (9)(G)(G),T:各プレイヤーのライフの総量はそのプレイヤーがコントロールするクリーチャーの総数に等しくなる。
2/3
:《生命の律動》を「圧倒」の条件付きで起動できるマナ生物ですね。
マナ生物は後半使い道が無くなることが最大の問題で常にある命題。《死儀礼のシャーマン》が凶悪だったのはこの点の克服していたから。その意味でこのカードも使い道が有りますね。

 マナ生物として見た場合、3マナと言う重さと生物にしかマナを使えない点が問題。
つまり必然的に構築はBigmana系の生物偏重になるはず。3マナのマナサポーターと言う点では《クルフィックスの狩猟者》と言うライバルがいますし、もっと軽い《森の女人像》と言う優秀なマナ生物がいるのも問題。ただし、2マナのブーストが出来るという点はポイント。生き残れば5~6マナの生物へのアクセスが可能ですからね。よりKPの高いボムが用意出来ます。
とは言え、それらに比べるとどうしても単体での本分では劣るので、やはり「圧倒」能力が重要になるはず。

 「圧倒」とその効果を考えるのならやはりG信心やMidrangeになるはず。
G信心の《ニクスの祭殿、ニクソス》か、《世界を目覚めさせる者、ニッサ》の[+1]での森アンタップが使いやすいはず。ニクソスは生物として《囁きの森の精霊》《女王スズメバチ》に繋げる事が出来れば「圧倒」も容易でしょうし、生物数も稼げます。ニッサは、もう一つの[+1]で土地の生物化をしていれば矢張り圧倒の達成は容易なはず。《生命の律動》はControlに使う事が出来ればそれだけで十分な威力になりますが、Beatdown等でも一桁前半に持っていく事が容易であるため、予示多数の精霊、フライヤー多数のスズメバチ・4/4トランプルを複数用意できるニッサのどれもがそのまま決着をつける事が出来る能力です。

 また、Xの成分にマナをつぎ込む事が出来る為《起源のハイドラ》も相性が良いですね。
そこからアドバンテージに繋げる事も出来ますし、ハイドラのサイズ自体で圧倒の条件に貢献できます。生物の頭数を維持しやすい《頭巾被りのハイドラ》も良いですね。強力とは言いづらいですが、同じくアドを稼げる生物としては《カロニアのツイングローブ》《ネシアンの猟区管理者》も良いですね。本体も生物でアドも生物です。


 何と無くですが、マナを伸ばして大技撃って、それから殴って〆、と言う挙動から《孔蹄のビヒモス》を想像しました。
取り敢えず相性の良いカードの大半が併用期間が短いのが最大の問題ですね。

《オジュタイの命令》(2)(U)(W)
インスタント R
以下から2つを選ぶ。
・あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが2以下のクリーチャーカード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
・あなたは4点のライフを得る。
・クリーチャー・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・カードを1枚引く。
:内容的に嘗てのパワースペル《謎めいた命令》を思わせますね。Stdで大暴れし、現在ではModernでU系デッキの基本として一見さんお断りの代名詞の一つになってますが・・・。ただ、その色や性質を見ると《スフィンクスの啓示》を思わせる部分もあり、個人的にはその中間に位置する様なカードだと思っています。

効果は《謎めいた命令》から
《対抗呪文》  →《霊魂放逐》
《ブーメラン》 →限定リアニメイト
相手の全生物タップ→《聖なる蜜》
1ドロー     →そのまま
に変更されています。
色拘束は2色になった分薄くなってはいますね。

 とりあえず、キャントリップにタップがゲインになった事でどんな状況でも使えるようになりましたね。
また、対生物戦でもタップとゲインは一長一短ですが、Burnなどを想定すると使える幅が広くなっているとも捉える事も出来ます。ただし、ブーメランも無く全体タップも無いためAggroへの抵抗力は落ちていると言えますね。
バウンスとリアニメイトは使い勝手が全く異なります。ただ、汎用的な妨害と言うバウンスの観点を考えれば使い勝手は限定されています。バウンスの方が幅広いUのデッキに適合できますね。
 最後の《霊魂放逐》への変更が明らかにKPが落ちていますね・・・。
せめて《マナ漏出》ならば・・・。とはいえ、Stdでは生物戦が基本ですし、4マナ以上の生物が使われる事も当たり前なのでこの能力が無駄になる機会は少ないはず、・・・はず。

 やはり妨害力は大きく落ちていますね。またバウンスやタップなどテンポを重視するテキストだった命令とは大きく使い様も変わっているようです。その代わりどの場面でも使える性能に加え、リアニメイトまで含めてアドバンテージを取り易い作りになっていると言えます。妨害力が大きく落ちているため、MidrangeやControlで全てを熟せた先代とは異なり、他のカードを用いてしっかりと相手を妨害する必要が出てきています。そのための枠を余分に取りますね。ただ、能動的に使える分攻め手としての運用も出来ます。潤滑油のような役割かも知れませんね。

 Stdでは上述の様に《霊魂放逐》が腐る場面はほとんどありません。稀にヘビーコンもいますがその場合は4マナ4点ゲイン1ドローになるのでサイドアウト筆頭ですね。そして今述べた様にStdでは2マナ以下でリアニメイトしたい様な優秀な生物がほぼいない為、《霊魂放逐》+ゲインの対Beat要カウンターとしての性質が大きいように思います。まぁ一応《魂火の大魔導師》もいますが、これでバイバックするのなら最低でも8マナ掛るためかなりハードルが高いはず・・・。

 Modernでは逆に4マナも掛けて《霊魂放逐》する気にもならないため其方はオマケレベル。それでもAbzanの様なデッキもいる為決して無駄ではありませんがね。そしてリアニメイトは《闇の腹心》や《瞬唱の魔道士》を回収できるようになります。特にScMは即アドバンテージに繋がりますし、Contolで組んであるのなら土地5枚以上を並べる事も容易であるため十分にFb用のマナを残せますね。重すぎる《スフィンクスの啓示》より可能性はあるのでは?
しかしそれでも使い道が限定されている分《謎めいた命令》の足元にも及ばないと思いますが・・・。

 LegacyではMiraclesやそれに準ずるヘビーコントロールでの運用が可能でしょうね。
《瞬唱の魔道士》や《石鍛冶の神秘家/SfM》型のMiraclesもいますからリアニメイトが無駄になる事はほぼ無い筈。ただScM型は《思案》4枚型の事が多く土地を切り詰めているため4マナは中々につらいはず。またModern以上に《霊魂放逐》が腐るので実質能力は3つ。その3つの内で4マナも掛けてまで使いたいか?と言われるとかなりの疑問符が付くため、やはりKP不足ではないでしょうかね?流石に・・・。


 とりあえず《霊魂放逐》が以下に使えるかと言う環境にかかってくるはず。
流石にデッキの潤滑油に4マナを掛けたいという事も無いので・・・。妨害力の低下は大きいですね。

 因みにLifegain/SoulSisters系のUWでは運用が可能です。
ゲインもリアニメイトも使い道が有りますからね。その点で2枚程度入れてみても良いかも知れません。


 これがサイクルなら以前は日の目が当たらなかったW(《質素な命令》)やR(《焼夷の命令》)の事を考えてこれらが強くなることを望みますが・・・。



 その他
《光輝の粛清》:《天界の粛清》が欲しかった?残念だったね!とでもいう様な内容。決して弱くは無いと思いますが対生物の除去範囲は《勇敢な姿勢》でもほとんどカバーできます。もちろんもっと小型の猫やライオンもいますがそいつらはもっと多数の除去スペルが適用できます。ならEncの方がどれだけ実用的になるか・・・。今の所2色の神か《ジェスカイの隆盛》ぐらいしか無い筈。つまり・・・。

《シルムガルの暗殺者》:SaitoBlackのような軽量BのBeatdownで使えそうな1枚。
テンポを落すと自分をブロックできる生物まで破壊でき、アドも狙えます。またこの手のWeenie系にとってのネックであるサイズのある生物を並べられて~と言う時間との勝負を躱せます。除去もテンポを損ないますが選択制なので使いやすい。
本体も2マナで2/1と最低限のサイズ。
 惜しむらくは打点を上げようと強化すると自分をブロックできる生物が増えてしまい結果的に本体に攻撃が届かないという事ですか・・・。つまりこいつの回避能力を生かそうとするのなら恒常強化よりもコンバットトリックと言う事ですかね。
あれ?
SaitoBlackで使えなくない?

 イラストはバスターソードの様にも見えますが、使い方を見るとランス(大型の馬上槍)に近い?
どのみちこんな持ち方出来るとは、パワー2ですが実はムキムキの人物かもしれませんね。どのみち暗殺者には見えませんがw


しかし、《ジェスカイの隆盛》を筆頭に、今回の《オジュタイの命令》を含めて、何故ジェスカイ道はこんなにもネタ臭のする素敵イラストなのでしょうかね?


コメント

るて
2015年3月4日22:11

オジュタイの命令は今のところmodernの青白コンに入れて前兆の壁を引っ張るくらいしか無いですね。それが強いかと言われると微妙ですが

手動人形∬`・ω・)
手動人形∬`・ω・)
2015年3月4日23:18

《オジュタイの命令》はモダンのバントに入れていい動きをしそうです。特に
 ・タ行
 ・復活の声
 ・軟泥
とフィニッシャー級がゴロゴロしてますから、
INSタイミングでそれらを戻しつつ
 打ち消し
 4ゲイン
 ドロー
ができるという時点でエクセレントな動きができるのではないかと。

しもべの一人、H
2015年3月5日2:16

>るてさん
コメントありがとうございます。

そう言えば確かに《前兆の壁》なんてのもいましたね。へビーコンにはなかなか悪くない組み合わせ。しかしそれは確かに4マナ掛けてやりたいと言う程の魅力には乏しいですね・・・。


>手動人形∬`・ω・)さん
コメントありがとうございます。

成程確かにGを混ぜると遙かに釣れる生物の質が上がりますね。Insで釣るので生物も瞬息持ち!!
この《霊魂放逐》がなぁ・・・と。《否認》だったら確実にModern級と言えたのですが。しかし確かに4マナのスペルという事でControlばかりに目を向けていましたがAggroチックなBantと言う選択肢も確かにあるわけですね。目から鱗です。

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