DTK)雑感8 使いたいけど重いのよね・・・。
2015年3月10日 新カード紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
今日はGPの関係でSCGは開催されていませんので悪しからず。
代わりにGPでは《見えざるものの熟達》を用いたデッキが大活躍で1・2フィニッシュだとか。溢れ出るマナから予示を繰り返し変異させることで膨大なライフになるなど対Beat色の強いデッキの様ですね。しかも熟達自体はそもそもContolに強いカードとして注目されていた筈。これはなかなかに注目株ですね。
そんな訳でDTKのつづきつづき
ただ、現Std環境ではどちらかと言うと4マナ域レベルまでを採用した中速デッキが非常に多く、特にGはその傾向にあるため中々運用は難しいと思います。
対して下の環境では軽い生物が環境の基本なので降下を満たすのは造作もない事でしょう。問題は色と4マナと言う点をクリアできるのか?と言う事になってくると思います。
ModernではZoo、Abzan、Hatebear、Elvesなどが候補になってくるでしょうか? Zooは4マナは少々辛いですが、学びした展開を想定した場合として1~2枚の運用はあり得るでしょうし、DomainZooなら《包囲サイ》《遍歴の騎士、エルズペス》も使う事を想定しているので4マナは可能なはず、マナ生物もいますしね。惜しむらくはその犀自体は出せないという事ですが・・・。Abzanも同じく犀を出せないですし、Zooに比べ生物も減り、《未練ある魂》で代用していたりと言う事も有ります。が、《ロクソドンの強打者》《復活の声》を使うタイプなら十分で運用は可能なはず。そもそもアドバンテージを取るカードですしね、これは。逆に《黄金牙、タシグル》と《包囲サイ》に注力している形ではまず無理です。生物も少なめですしね。Jundもこの傾向が強い為難しいかもしれません。ただ《闇の腹心》等を多めに取っているのなら使えなくも無い筈。これ自体のロスが痛いのは事実ですが・・・。
Hatebearはほぼ問題なく運用が出来るはず。同じくElvesも運用は可能でしょう。只どちらもデッキも4マナと言う重さは無視できないですし、特定の生物を効力を目的に引きたいと考えると、このカードでは少々不安定でしょうね。
tGのSoulSistersも十分運用圏内ですね。ただ4マナを掛けて引っ張ってくるのなら当然3マナ域を出したいのが信条ですが、このデッキの場合は出せる生物のKPが低すぎるのが気になりますね・・・。メリーラは生物数は多いのですが、コンボパーツが4マナ域と言うのが辛いんですよね・・・。
Legacyでは可能か?と言うとなかなか難しい。
先ず上記のデッキ群ですが、Elvesでは遅すぎて論外。Zooは重めの構成なら可能でしょうが、使っている人がいない・・・。Jund、Junk共に可能性は十分ですが、本体が重い事に加えLegacyでは多くても生物は20枚行かない構築が殆どであるためアドバンテージを取るのが難しいでしょう。その上《目くらまし》《呪文貫き》が溢れる環境でただでさえ重いデッキに4マナの的を入れる余地が有るのかどうか・・・。
D&TはtGでもまず無理でしょう。
そこまでマナに余裕のあるデッキでは在りませんし、そんな暇が有るのなら相手の拘束に使っています。《スレイベンの守護者、サリア》もいますしね。唯一可能性があるとしたらMaverickでしょうか・・・。このデッキは生物は30枚弱ありますし、マナ生物も多い。そもそも《聖遺の騎士》を出せるように3~4マナ域まで伸ばす事も前提としていますからね。アドバンテージを取る手段として《森の知恵》を取っている事も多いですし、アド枠に使えるかもしれません。ただこのデッキではそもそも《緑の太陽の頂点》で生物を運び込んでくるため既に同じ方向性のカードが有る。そこに付け加える必要が有るのかは怪しい所・・・。一応Maverick色の強いBantでも1チャンスあるかもしれません。Bantの場合は《真の名の宿敵》も引っ張れますからね。
マナの心配をしないのならNicFitも該当しますが、このデッキは重いカードを使う事に主眼を置いている以上こんな物使えるはずも無い・・・。
何れにしろ、《タルモゴイフ》《闇の腹心》《瞬唱の魔道士》等のModernの生物に加え《死儀礼のシャーマン》《石鍛冶の神秘家》など低マナ域のカードに事欠かない環境なので最も効力だけを見るのなら強いのはLegacyだと思います。何らかの余地を見いだしたいですね。
相手への干渉、自分のサポートが其々できる効果が集まっておりこれまで公開された中で圧倒的な丸さのあるスペルに仕上がっています。アドを取るのも容易ですし、丸みだけでなく《溶融》のような特定の相手に特に大きな価値が有る効果もあります。非常に使いやすいですね。
とはいえ、丸いのは事実ながら・・・なんというか丸過ぎる。1つ1つの効果は扱いやすいのですが、特別尖ったものが無く、そして各効果が非常に小さい。各効果を見れば判りますが全て1マナ相当の効果です。幾ら2つの効果を得られるとは言え3マナも掛けてやりたい事なのか?と言うとなかなか難しい。例えば抱き合わせの効果にしても《はじける破滅》や《荒野での交渉》等は1つの効果が大きめでそれに+αが付いています。《マルドゥの魔除け》は1つだけしか選べませんが、其々が2マナ相当以上の効果です。それに比べると出来る事が多い代わりに本当に小さい・・・。何と無くですが《貪欲なるネズミ》を見ているようです。確かに効率は悪くないし、アドは採ってるけど・・・と言う感覚ですね。
《溶解》は流石にSide向けなのでスルーするとして、残りの効果が重要になってくるはず。ただ《苦痛》は流石に弱すぎます。メガハンデスでもない限りほぼ価値が無い。《荒廃稲妻》と比較すると悲しくなってきますね。ハンドを溜めこんで睨み合っているような状況でと有効牌を落せる可能性も出てきますが、それでも弱い。悪まで、何時でも使える効果としてついでに運用する事になるはず。逆にIns速度と言う事を考えれば自分のハンドを墓地に送り込む手段として使う事もあるはずですね。Reanimatorなどを作る際には選択肢になるはず。
《ショック》は最も基本となる能力。非常に重要な盤面に触れられる効果であり、余程の事が無い限りはコレ+その他の選択になると思われます。相手に撃ちこめるとは言えそれ程大きな点数ではない為に可能なら生物やPWを落したいところ。つまりこのカードの有効性はこの《ショック》の部分がどれ程環境的な影響力を持っているのかに依ってくると思われます。WeenieやBeatdownの多い環境なら、《ショック》+《苦痛》で相手の攻め手を2枚削る事も可能であるためかなりの支配力が出てくると考えられます。逆に《ショック》の的が無いような環境ではこのアドさえも取るのが難しく、3マナも掛ける価値を見いだせない。お蔵入りが妥当になると思われます。
《墓暴き》は単純にアドが採れますが、序盤用の生物を回収しても弱いので中量級以上の生物を戻したいですね。《ショック》を抱き合わせに使う事を考えるのなら《雷破の執政》や《包囲サイ》の様な何らかの手段で相手のライフを直接的に攻める能力持ちの生物を回収したいですね。地味にドラゴン向上スペルの併用を行う場合、除去されたドラゴンを回収する事で効果向上を安定的に行えるという意味でも価値が有ります。
序盤は《ショック》+《苦痛》で相手の攻め手を鈍らせる。後半は《ショック》+《墓暴き》でアドを稼ぎながら物量差で押し込みを掛ける、と言う運用になるはず。
中盤の選択は場合に応じて。
上記の通り、環境柄2点除去の価値が上がるのなら相対的にこのカードの価値も上がってきます。
Modernではやや上がる程度ですが、Legacyでは圧倒的に意味が増します。《死儀礼のシャーマン》《石鍛冶の神秘家》《闇の腹心》《秘密を掘り下げる者》《若き紅蓮術士》《金属細工師》にその他Elves等の部族やD&T系の生物等々、腐る相手の方が少ないと言えます。SfMを始めAtfも相応の数がいますし、ハンデスも単体では価値が薄いですがHymnやLotVで枚数を消耗させている状況では効いてくるでしょう。生物回収は単純に消耗戦に強い。
と言う事で中々の価値が出てきます。色や特性を考えれば採用できそうなのはJundくらいでしょうが・・・、GrixisDelverも1チャンス?
ただ、効果はそれなりの物が有っても、問題は3マナと言うコスト・・・。
Manadenial戦略が溢れかえる世の中では相当苦しいマナ域です。ここを採用できるマナ基盤をプレイングが求められますね。
その他
《龍詞の咆哮》
:ドラゴン系向上呪文のR版。
本体は2マナInsの生物限定3点火力、向上するとそのコントローラーにも3点が入ります。現Stdなら《灼熱の血》、そして過去の《焼尽の猛火》に近しい効果ですね。向上コストを満たせば、生物が死亡させなければいけない必要性も、生物/プレイヤー両方の対象を取る必要もありません。故に最も使いやすいですね。
ただし、悪まで向上呪文。ドラゴンがいなければ話にならないのはつらいですね・・・。また《稲妻の一撃》とは異なり悪まで生物限定火力。タフネス3位かの生物がいなければ力不足ですし、もっと言えば対Control等の生物がほとんどいないデッキではほぼ役立たず。故にデッキに多数積んでおくのは難しいでしょうかね。環境に有効な相手がどれだけいるか、その上でドラゴンを何枚デッキに詰んでいるのか?にかかってくるでしょうね・・・。普通に火力を取るのなら《稲妻の一撃、生物戦用なら《焙り焼き》が有りますからね・・・。
今のところ実用的なドラゴンは《雷破の執政》《嵐の息吹のドラゴン》《龍語りのサルカン》辺りになりますから、RedDeckWinsならもしかすると・・・。特に執政は反応装甲内蔵なのでプレイヤーに飛ばせるのは大きいですね。サルカンはこれが対応に辛いタフネス4以上に対処できますし、合わせ技でタフネス7も処理できますからね。ただその場合は本体に飛ばせなくなりますが・・・。
これも神からのドラゴンを組めと言う神託の一つか・・・。
《火口の精霊》
:3マナの壁ですが、タフネスが6と中々高く現環境のフィニッシャーの殆どのサイズに対応できますね。また珍しく壁系としては飛行生物にも対応出来る点で強みが有ります。自分を生け贄にする事で《龍火浴びせ》なのでフライヤーならほとんどのサイズを落せるはず。ブロッカーとしても優秀ですが、相手の除去にスタックで生物を焼く事で生物除去として機能させる事が出来る為非常に扱いやすい壁です。
もちろんアタッカーとしては微妙なので殆んどがControl系に扱われる事になると思います。一応「圧倒」が有りますから5マナのフィニッシャー級を並べられればアタッカーにも転身できます。少し使い方の変わった《方解石のカミツキガメ》のような物でしょうかね?
壁と言うとネガティブなイメージが付きまといますが、考える程に使い勝手のいい良質カードだと思います。
[山田]さんが言及されていましたが《双つ身の炎》とは面白いシナジーを発揮しますね。
こんなところで。
今日はGPの関係でSCGは開催されていませんので悪しからず。
代わりにGPでは《見えざるものの熟達》を用いたデッキが大活躍で1・2フィニッシュだとか。溢れ出るマナから予示を繰り返し変異させることで膨大なライフになるなど対Beat色の強いデッキの様ですね。しかも熟達自体はそもそもContolに強いカードとして注目されていた筈。これはなかなかに注目株ですね。
そんな訳でDTKのつづきつづき
《集合した中隊》(3)(G):4マナと重めのコストとはいえ、InsでTop6枚から3マナ以下の生物を最大2枚直接場に出せるという素晴らしい効果を持っています。それ用に組めば相応のアドバンテージを安定して確保できるようになるでしょうね。
インスタント R
あなたのライブラリーの一番上から6枚のカードを見る。その中から、点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
ただ、現Std環境ではどちらかと言うと4マナ域レベルまでを採用した中速デッキが非常に多く、特にGはその傾向にあるため中々運用は難しいと思います。
対して下の環境では軽い生物が環境の基本なので降下を満たすのは造作もない事でしょう。問題は色と4マナと言う点をクリアできるのか?と言う事になってくると思います。
ModernではZoo、Abzan、Hatebear、Elvesなどが候補になってくるでしょうか? Zooは4マナは少々辛いですが、学びした展開を想定した場合として1~2枚の運用はあり得るでしょうし、DomainZooなら《包囲サイ》《遍歴の騎士、エルズペス》も使う事を想定しているので4マナは可能なはず、マナ生物もいますしね。惜しむらくはその犀自体は出せないという事ですが・・・。Abzanも同じく犀を出せないですし、Zooに比べ生物も減り、《未練ある魂》で代用していたりと言う事も有ります。が、《ロクソドンの強打者》《復活の声》を使うタイプなら十分で運用は可能なはず。そもそもアドバンテージを取るカードですしね、これは。逆に《黄金牙、タシグル》と《包囲サイ》に注力している形ではまず無理です。生物も少なめですしね。Jundもこの傾向が強い為難しいかもしれません。ただ《闇の腹心》等を多めに取っているのなら使えなくも無い筈。これ自体のロスが痛いのは事実ですが・・・。
Hatebearはほぼ問題なく運用が出来るはず。同じくElvesも運用は可能でしょう。只どちらもデッキも4マナと言う重さは無視できないですし、特定の生物を効力を目的に引きたいと考えると、このカードでは少々不安定でしょうね。
tGのSoulSistersも十分運用圏内ですね。ただ4マナを掛けて引っ張ってくるのなら当然3マナ域を出したいのが信条ですが、このデッキの場合は出せる生物のKPが低すぎるのが気になりますね・・・。メリーラは生物数は多いのですが、コンボパーツが4マナ域と言うのが辛いんですよね・・・。
Legacyでは可能か?と言うとなかなか難しい。
先ず上記のデッキ群ですが、Elvesでは遅すぎて論外。Zooは重めの構成なら可能でしょうが、使っている人がいない・・・。Jund、Junk共に可能性は十分ですが、本体が重い事に加えLegacyでは多くても生物は20枚行かない構築が殆どであるためアドバンテージを取るのが難しいでしょう。その上《目くらまし》《呪文貫き》が溢れる環境でただでさえ重いデッキに4マナの的を入れる余地が有るのかどうか・・・。
D&TはtGでもまず無理でしょう。
そこまでマナに余裕のあるデッキでは在りませんし、そんな暇が有るのなら相手の拘束に使っています。《スレイベンの守護者、サリア》もいますしね。唯一可能性があるとしたらMaverickでしょうか・・・。このデッキは生物は30枚弱ありますし、マナ生物も多い。そもそも《聖遺の騎士》を出せるように3~4マナ域まで伸ばす事も前提としていますからね。アドバンテージを取る手段として《森の知恵》を取っている事も多いですし、アド枠に使えるかもしれません。ただこのデッキではそもそも《緑の太陽の頂点》で生物を運び込んでくるため既に同じ方向性のカードが有る。そこに付け加える必要が有るのかは怪しい所・・・。一応Maverick色の強いBantでも1チャンスあるかもしれません。Bantの場合は《真の名の宿敵》も引っ張れますからね。
マナの心配をしないのならNicFitも該当しますが、このデッキは重いカードを使う事に主眼を置いている以上こんな物使えるはずも無い・・・。
何れにしろ、《タルモゴイフ》《闇の腹心》《瞬唱の魔道士》等のModernの生物に加え《死儀礼のシャーマン》《石鍛冶の神秘家》など低マナ域のカードに事欠かない環境なので最も効力だけを見るのなら強いのはLegacyだと思います。何らかの余地を見いだしたいですね。
《コラガンの命令》(1)(B)(R):BRカラーの命令。3マナInsで効果は《墓暴き(死者再生)》《苦痛》《溶解》《ショック》から2つです。
インスタント
以下から2つを選ぶ。
あなたの墓地のクリーチャー1体を対象とし、手札に戻す。
対象のプレイヤーは手札を1枚捨てる。
対象のアーティファクトを破壊する。
コラガンの命令は、対象のクリーチャーかプレイヤーに2点のダメージを与える。
相手への干渉、自分のサポートが其々できる効果が集まっておりこれまで公開された中で圧倒的な丸さのあるスペルに仕上がっています。アドを取るのも容易ですし、丸みだけでなく《溶融》のような特定の相手に特に大きな価値が有る効果もあります。非常に使いやすいですね。
とはいえ、丸いのは事実ながら・・・なんというか丸過ぎる。1つ1つの効果は扱いやすいのですが、特別尖ったものが無く、そして各効果が非常に小さい。各効果を見れば判りますが全て1マナ相当の効果です。幾ら2つの効果を得られるとは言え3マナも掛けてやりたい事なのか?と言うとなかなか難しい。例えば抱き合わせの効果にしても《はじける破滅》や《荒野での交渉》等は1つの効果が大きめでそれに+αが付いています。《マルドゥの魔除け》は1つだけしか選べませんが、其々が2マナ相当以上の効果です。それに比べると出来る事が多い代わりに本当に小さい・・・。何と無くですが《貪欲なるネズミ》を見ているようです。確かに効率は悪くないし、アドは採ってるけど・・・と言う感覚ですね。
《溶解》は流石にSide向けなのでスルーするとして、残りの効果が重要になってくるはず。ただ《苦痛》は流石に弱すぎます。メガハンデスでもない限りほぼ価値が無い。《荒廃稲妻》と比較すると悲しくなってきますね。ハンドを溜めこんで睨み合っているような状況でと有効牌を落せる可能性も出てきますが、それでも弱い。悪まで、何時でも使える効果としてついでに運用する事になるはず。逆にIns速度と言う事を考えれば自分のハンドを墓地に送り込む手段として使う事もあるはずですね。Reanimatorなどを作る際には選択肢になるはず。
《ショック》は最も基本となる能力。非常に重要な盤面に触れられる効果であり、余程の事が無い限りはコレ+その他の選択になると思われます。相手に撃ちこめるとは言えそれ程大きな点数ではない為に可能なら生物やPWを落したいところ。つまりこのカードの有効性はこの《ショック》の部分がどれ程環境的な影響力を持っているのかに依ってくると思われます。WeenieやBeatdownの多い環境なら、《ショック》+《苦痛》で相手の攻め手を2枚削る事も可能であるためかなりの支配力が出てくると考えられます。逆に《ショック》の的が無いような環境ではこのアドさえも取るのが難しく、3マナも掛ける価値を見いだせない。お蔵入りが妥当になると思われます。
《墓暴き》は単純にアドが採れますが、序盤用の生物を回収しても弱いので中量級以上の生物を戻したいですね。《ショック》を抱き合わせに使う事を考えるのなら《雷破の執政》や《包囲サイ》の様な何らかの手段で相手のライフを直接的に攻める能力持ちの生物を回収したいですね。地味にドラゴン向上スペルの併用を行う場合、除去されたドラゴンを回収する事で効果向上を安定的に行えるという意味でも価値が有ります。
序盤は《ショック》+《苦痛》で相手の攻め手を鈍らせる。後半は《ショック》+《墓暴き》でアドを稼ぎながら物量差で押し込みを掛ける、と言う運用になるはず。
中盤の選択は場合に応じて。
上記の通り、環境柄2点除去の価値が上がるのなら相対的にこのカードの価値も上がってきます。
Modernではやや上がる程度ですが、Legacyでは圧倒的に意味が増します。《死儀礼のシャーマン》《石鍛冶の神秘家》《闇の腹心》《秘密を掘り下げる者》《若き紅蓮術士》《金属細工師》にその他Elves等の部族やD&T系の生物等々、腐る相手の方が少ないと言えます。SfMを始めAtfも相応の数がいますし、ハンデスも単体では価値が薄いですがHymnやLotVで枚数を消耗させている状況では効いてくるでしょう。生物回収は単純に消耗戦に強い。
と言う事で中々の価値が出てきます。色や特性を考えれば採用できそうなのはJundくらいでしょうが・・・、GrixisDelverも1チャンス?
ただ、効果はそれなりの物が有っても、問題は3マナと言うコスト・・・。
Manadenial戦略が溢れかえる世の中では相当苦しいマナ域です。ここを採用できるマナ基盤をプレイングが求められますね。
その他
《龍詞の咆哮》
:ドラゴン系向上呪文のR版。
本体は2マナInsの生物限定3点火力、向上するとそのコントローラーにも3点が入ります。現Stdなら《灼熱の血》、そして過去の《焼尽の猛火》に近しい効果ですね。向上コストを満たせば、生物が死亡させなければいけない必要性も、生物/プレイヤー両方の対象を取る必要もありません。故に最も使いやすいですね。
ただし、悪まで向上呪文。ドラゴンがいなければ話にならないのはつらいですね・・・。また《稲妻の一撃》とは異なり悪まで生物限定火力。タフネス3位かの生物がいなければ力不足ですし、もっと言えば対Control等の生物がほとんどいないデッキではほぼ役立たず。故にデッキに多数積んでおくのは難しいでしょうかね。環境に有効な相手がどれだけいるか、その上でドラゴンを何枚デッキに詰んでいるのか?にかかってくるでしょうね・・・。普通に火力を取るのなら《稲妻の一撃、生物戦用なら《焙り焼き》が有りますからね・・・。
今のところ実用的なドラゴンは《雷破の執政》《嵐の息吹のドラゴン》《龍語りのサルカン》辺りになりますから、RedDeckWinsならもしかすると・・・。特に執政は反応装甲内蔵なのでプレイヤーに飛ばせるのは大きいですね。サルカンはこれが対応に辛いタフネス4以上に対処できますし、合わせ技でタフネス7も処理できますからね。ただその場合は本体に飛ばせなくなりますが・・・。
これも神からのドラゴンを組めと言う神託の一つか・・・。
《火口の精霊》
:3マナの壁ですが、タフネスが6と中々高く現環境のフィニッシャーの殆どのサイズに対応できますね。また珍しく壁系としては飛行生物にも対応出来る点で強みが有ります。自分を生け贄にする事で《龍火浴びせ》なのでフライヤーならほとんどのサイズを落せるはず。ブロッカーとしても優秀ですが、相手の除去にスタックで生物を焼く事で生物除去として機能させる事が出来る為非常に扱いやすい壁です。
もちろんアタッカーとしては微妙なので殆んどがControl系に扱われる事になると思います。一応「圧倒」が有りますから5マナのフィニッシャー級を並べられればアタッカーにも転身できます。少し使い方の変わった《方解石のカミツキガメ》のような物でしょうかね?
壁と言うとネガティブなイメージが付きまといますが、考える程に使い勝手のいい良質カードだと思います。
[山田]さんが言及されていましたが《双つ身の炎》とは面白いシナジーを発揮しますね。
こんなところで。
コメント