DTK)雑感10  ノリン曰く壁の牙>虎の牙
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皆さん、こんばんは。しもべです。

 今年もまた黙祷をする日を迎えました。
あれから4年なんてまるで信じられませんね。


つづきつづき
《毅然さの化身》(G)(G)
クリーチャー - アバター R
到達、トランプル
~はあなたがコントロールする+1/+1カウンターが置かれている他のクリーチャー1体につき+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
3/2
:実にマナレシオに優れた1枚。
信心貢献系デザインのG版?

 ついつい+1/+1カウンター持ちを並べて巨大化させて~的な事を考えてしまいますが、そのまま出しても2マナの生物としては十分に強力です。下手に意識するよりも普通にG信心生物として場に出していけばいいと思います。その過程で+1/+1カウンターで強化できれば、後続で化身を引いた時に巨大サイズで場に出せるので、無駄が無いですね。

 +1/+1カウンターを意識するとそこそこ使いやすいカードが多いです。
特に《アブザンの魔除け》《アブザンの隆盛》はカウンターをばら撒くので効果が高いですね。チャームは汎用性が高いですし、隆盛は生物の死亡時にTokenを出せるので頭数を減らさずに済みます。なのでまた別の手段でそれらを強化すればいいだけですね。ここまでではないですが《先頭に立つもの、アナフェンザ》でも良いですね。惜しむらくは3マナで3色。前述のように巨大化に拘るとこれらの後に出さざるを得ないんですよね・・・。
 《族樹の精霊、アナフェンザ》も効果だけなら相性は良いはずですが、ダブルシンボルが其々でG/Wでは苦しいでしょうね構築上。
 4マナ域には面展開上都合の良いカードが並びます。
Tokenをばら撒くなら《不動のアジャニ》の[-2]や《大いなる狩りの巫師》は良い相棒になるはず。先に出していれば単純に強化される側に回ればいいだけの話ですしね。どちらの色にも《急報》《ドラゴンの餌》の様な面展開カードが有るのも都合がいいです。同じようにカウンターが置かれている事を前提とするのなら《アラシンの上級歩哨》もいるため、そういう方向性でデッキを組んでも良いでしょうね。
 Gでもマナが有る状況なら《起源のハイドラ》や《頭巾被りのハイドラ》は良い相棒になりますね。
前者は引き込み、後者は面展開。
やはり、各パーツを見ても溜め込んでから~では少々テンポが悪いので、普通に展開しながら中盤以降に引いた倍もサイズ負けしない生物として運用するのが一番かと思います。


 ↓環境ではModernで面白いかもしれません。
特にToken系戦術の強化として《月皇ミケウス》《ガヴォニーの居住区》や《黄金のたてがみのアジャニ》が運用されていますからね。より堅実にカウンターを並べられるはず。
 またZooやG Stompyでも運用できるはず。
《実験体》や《絡み根の霊》《漁る軟泥》などG系でカウンターを使用する生物は相応にいるためその中に組み込む事が出来るはず。GWカラーの同盟者と言う手も有ります。
特にG信心Stompyでは素晴らしい戦力になるはず。本体も信心が高めですが、パワーの高いトランプル持ちであるため《ハイドラの血》の強化先として非常に有効です。

 Legacyではほぼ無いでしょう。
先ず数を並べる戦術がなかなか実現しづらい上に、1つでもサイズが上がっているのならそのまま殴り勝てよ!と言う漢きぃおうなので下拵えが現実的ではない。
また、では通常運用の方ではと言うと、タフネス2が辛い。Legacy3大除去に引っ掛かるだけならまだしも《罰する火》や《見栄え損ない》等にも除去されます。その上(G)(G)が痛い。まずこのシンボルを他に運用する機会が無い上に無理して揃えようとすると《不毛の大地》や《もみ消し》の餌食になります・・・。生物の命のはかないLegacyに置いてこれだけ制限がるのは実用性が皆無と言っているのと同義です。それを乗り越えた先のリターンも有りませんからね。
せめて3/2ではなく2/3だったら1チャンスあったのですが・・・。

 因みに軽量スペルを用いて無理やりカウンターをばら撒くという方法もしたでは使えますね。
最も簡単なのが《狩りの報奨》。ピッチですが0マナでカウンターを3つ。そのままなくなりますがw
《自然の祝福》等も良い。


 強化してから出すにしろ、強化前に出してからにしろ、本体がトランプル持ちでパワーが高いという点で無駄になりづらいのは大きな美点ですね。Aggroデッキでコンセプトを持ってデッキ製作できると思います。

《突撃陣形》(1)(G)
エンチャント R
あなたがコントロールする各クリーチャーはパワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。
(G):防衛を持つクリーチャー1体を対象とする。このターン、それは防衛を持たないかのように攻撃できる。
(2)(G):ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+0/+1の修整を受ける。
:「《動く壁》/《ローリング・ストーンズ》+《包囲の搭、ドラン》」という全国の壁愛好家歓喜のカードの登場ですね。
電波ビルダーの血が騒ぐ・・・!!

 《縁切られた先祖》が1マナ4/4に、《龍の目の学者》が2マナ6/6に!!
ついでに1マナで防衛持ちの壁も攻撃に参加できます!
効果が自分だけであったり、防衛を無くすのにマナが掛ったりと上2つの其々に比べると劣化していますが、欲しい能力が1枚に纏っているのは圧倒的に便利ですね。地味にタフネス強化は全体効果なので全体強化です。

 とはいえ、ぶっちゃけこの手のキーカードは、これを引けないとデッキプランが崩壊するんですよね。
今の環境でこれを安定して引く術も有りませんからリスキーでしょう。
枚数を引いても、本体が単体で機能したドランとは大きな差が有りますしね・・・。
と、繰れば運用するのなら無くても機能する、有ると便利程度に済ませておくのが吉でしょうね。
単体で見るのなら《クルフィックスの狩猟者》は3マナ4/4ですし、《森の女人像》は必要時に3/3アタッカーになれます。またタフネス偏重の生物を使う《欺瞞の神、フィナックス》デッキならば適応するでしょう。フィナックスが有る状況ならLO、《突撃陣形》ならばBeatdownと言うようにスイッチできますからね。タフネス生物はそれまでは壁として運用できるので尚更問題が無いでしょう。《漂う死、シルムガル》は呪禁・飛行・タフネス7で攻撃時に《吐き気》と素敵です。そして最も素晴らしい相性を誇るのは《トリトンの戦術》でしょうね。本来の時間稼ぎにも使えます。生物が2体必要ですが、LO方面ならばタフネス強化とアンタップ効果で余裕で10枚以上を余分に削る事が出来ますし、Beatdownの場合でも1マナで6打点分を計上できます。

 《突撃陣形》、フィナックスの両方を引き込むスペルである《神々との融和》が存在するというのも大きなメリットですね!
惜しむらくは《オジュタイの語り部》でしょうかね。色が合わない上に、ドラゴンを採用するのは難しいためただの飛んでいる壁にしかならない。無念。


 ↓環境では本当にローリングストーンズを組むのも面白いですねw
《花の壁》《前兆の壁》で2マナ4/4+Cip1ドローの8枚体制。ついでに《木彫りの女人像》は3マナ5/5+Cip1ドローと上位種にもなれます。《悟りの教示者》も有りますしね。
水増しでドラン本体も入れておけば完璧!
起動能力が対象ではなく選ぶだったら《否定の壁》で3マナ8/8飛行・呪禁になれたんですがね・・・。

《引き裂く流弾》(R)
インスタント U
~は呪文や能力によって打ち消されない。
白か青のクリーチャー1体を対象とし、~はそれに4点のダメージを与える。
:生物の文字が入る色対策最後の1枚。
僅か1マナで打ち消されない4点火力。と言うか《焼却》の下位種。他全て2マナなのだからサイクルとしての統一性を考えて《焼却》で良いだろ・・・と思います。

 ただ、どちらかと言うとModern環境を考えて作られたカードだと思います。
ご存じの通り、禁止改定後「双子」デッキが非常に隆盛しており何処の大会を見ても上位にいる状況ですからね。《やっかい児》は兎も角《詐欺師の総督》が面倒でした。がこれで安定して1マナで焼けるようになります。BG系には《突然の衰微》、Rにはこれが入りかなり対策がしやすくなる。これにより勢力の減少を目論んでいるのではないかと。
流石にもう禁止禁止は嫌ですしね。
《修復の天使》も焼けます。が《包囲サイ》は焼けないので一長一短と言う部分もありますね。そもそも双子なら別にどうしても対策したいならそもそも《焼却》で不足が有るわけでもないですよね?2マナでは速度不足と言う事も無いでしょうし。

 Legacy環境では残念ながら苦しいでしょう。
《秘密を掘り下げる者》を除けば定的なUのアタッカーはいませんし、もう一方のW方面も《石鍛冶の神秘家》を除けばD&TやMaverickはいますが、別に打消し対策が必要ない。使用範囲の事を考えても打消し対策を考えるのなら2マナと少々重いのですが《突然のショック》で十分ですからね。そしてそれさえも当然使われては無い。
ならばこれが使われる可能性も低いでしょう。


その他
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《激憤の巫師》
:最後のレア2マナ大変異サイクル。
Wotc内で最近流行の《紅蓮の達人チャンドラ》の[0]を大変異時に1度だけ使えます。チャンドラも含めて4枚目。作り過ぎ・・・。と言うか嵌ると直に似た様な能力持ちを作り過ぎな最近のWotc。

 相変わらず最序盤は普通にアタッカーをして、中盤以降はアドバンテージを採れるデザインにしてありますね。
中々の質の良さなのですが、正直3+1マナでこの能力を運用するのなら《予言の炎語り》で良い気もします・・・。
また疑似的に回避能力を有していますが、パワー2では殆ど2体以上のブロッカーも意味が無い。出来るなら《ナイレアの弓》の様に「接死」を付与したいですね。



《巧みな機動》
:白によくある2マナ+2/+2Insのパンプスペルですね。
キーワード能力の付与では無く、代わりに「反復」が付いています。
単純計算でも1枚で4点分の働きをするので決して悪くないカードです。特に限定戦では効果的なはず。しかし構築戦でも使い様はあると思います。特に「果敢」「英雄的」の2つとは相性が良いですね。
 「果敢」はダメージ分しか基本は計上できませんが、それでも1枚で系6点分。
また《僧院の導師》なら打点だけでなくアドバンテージも得る事が出来ますね。少々テンポが悪いですが、パワーはありますね。英雄的はもっと幅広く様々な効果を得る事が出来ます。特に《アクロスの十字軍》や《ブリマーズの先兵》ならBoros、《戦識の重装歩兵》ならUW Heroicに使えますね。他にも《密集軍の指揮者》なら面強化、《威名の英雄》なら一撃必殺、《運命の工作員》なら盤面制圧、と色々な選択肢が有ります。

 本体の性能も悪くは無いですし、繰り合わせ次第で色々と悪用できるので、Beatdownで使ってみたいですね。
こういうシンプルなカードは結構強いんですよね。



《冷酷な軍族》
:シングルシンボルの3マナ5/3とかかなり強いはずなのに今一つ・・・。
やっぱりタフネス3が問題ですかね・・・。ただ「疾駆」を用いれば4マナでパワー5を奇襲できるようになるのは大きいですね。
[dds666]さんの所で言及されていましたが、疾駆を用いればデメリットのアップキープのライフルーズが無くなるんですね。この点でも疾駆の価値が有ります。
 ただ、3マナで、合計パワー5以上、4マナの疾駆持ちの黒というと《マルドゥの急襲指揮者》が既にいるんですよね・・・。
当然単体のサイズはこちらの方が小さいのですが、攻撃時にTokenを生めるので消耗戦に強い。当然相討ちされる確率も増えますが、正直タフネス2と3の間に差があると言えるほどの環境でもありませんからね・・・。どのみち相討ちで死ぬ。面強化や部族支援ではこちらの方が遥かに使いやすいですし、除去されなければ正直打点速度はそれほど変わりません。パワーが5と言う数値に何らかの意味を見いだす(例えば「獰猛」)とかでもない限りこちらを優先する理由は何かあるんですかね?



《サルカンの凱旋》
:ドラゴンサーチ。
「多相」との悪用が出来ない様に生物限定です。
しかし、ドラゴン向上呪文が有るのなら2マナにして欲しかったですね。



P.S.
強迫が再録された。
もうこれで思い残す事は無い・・・。
THSが落ちても1マナハンデスの恐怖は終わらない。しかし環境的に《蔑み》でも別に良かった気もしますけどね。

コメント

nophoto
通りすがりのRock使い
2015年3月12日2:34

《毅然さの化身》は緑信心だと《恭しき狩人》との相性が非常に良さそうですよね。
お互いに強化しあえるベストな関係かと思います。

しもべの一人、H
2015年3月13日0:16

>通りすがりのRock使いさん
コメントありがとうございます。

そうですね。
化身→狩人でも狩人に+1/+1カウンターが3個(合計パワー7)
狩人→化身で出しても化身に1個(合計6)
其々載ってくるためお互いに補完し合える存在ですね。
ただ後者は4t目に出す挙動としては少々パワー不足なので、もう少し+αが欲しいですよね。
でも互恵関係って美しいシナジーですよね。

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