レガシー)今週のSCGの結果 ANTだよー
2015年3月17日 紹介 コメント (5)
皆さん、こんばんは。しもべです。
眠い・・・。
未だ春ではありませんが、春眠何とか~・・・。
さて、本日は恒例のSCG Openの日。先週はGPの関係で開催されませんでしたので2週間ぶりですね。
今回はDallasにて、LegacyもPIQで行われましたので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/140315_dallas.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/15/2015&end_date=03/15/2015&start=1&finish=16&event_ID=45&city=Dallas&state=TX&country=US
今週の優勝はCaleb Scherer氏のANTです。
以下Top16
ANT
UBR Delver
Miracles
Reanimator
BUG Delver
Reanimator
Death&Tax
Lands
-------------
Burn
RUG Delver
Merfolk
Infect
UG 12post
RUG Delver
Omni-SNT
Infect
です。
ここ最近比較的安定した成績を残していたANTですが、SCGで優勝したのは随分前の事です。少なくともここ1~2年は無かったはず。それも其の筈で、最近KTKで探査ドローが出てUR Delverの様なComboに弱いクロックパーミッションが出てくる前までは余りの環境の真っ青さに息を潜めていましたからね。その分KTK以降は、それを補う彼の如くCombo勢では最も安定した成績を残している状況です。
また、墓地対策が薄くなっている成果久々にReanimatorが上位進出です。日本ほどOmni-Tellが成績を残せていない状況なのですが、故に《封じ込める僧侶》等も減っています。もっとReanimatorは出てきて然るべきと思えますが・・・。そのReanimator、SnTに加えPostも今回は入賞しています。そのため久々にファッティ系のComboが成績を残している大会でもありますね。
環境がそれほど速くないのか、Infectも変わらず2名を輩出。
Miraclesがそれ程多くも無い現在です(まぁ少なくも無いわけです)が、それでも成績を残せていますね・・・。対フェアデッキの増加やRがそれ程でも多くないという事なども関係しているのでしょうかね。
では、ここからは個別に気になったデッキを見ていきましょう。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81085
1位、Caleb Scherer氏のANTです。
最近好調なANT。
ですが使い手はそれ以上に好調で、
2015/3/01 13位 in SCG Premier IQ - Baltimore
2015/2/22 14位 in SCG Premier IQ - Los Angeles
2015/2/15 3位 in SCG Premier IQ - Columbia
2015/2/01 4位 in SCG Premier IQ - Indianapolis
とまぁ、凄まじい成績です・・・。
それでも優勝は今回が今年初めてなので本人の嬉しさもひとしおでしょうね。
構築はメインは土地14枚と言う以外はそれほど特徴的でもありません。
フェッチの代わりに基本地形を割り増しし《島》2枚、《沼》1枚の安定基盤にしています。その分《師範の占い独楽》も入れていますね。この独楽1枚挿しも最近よく見ます。又きっちりサイドに《Tropical Island》も採ってありますね。
気になったのはサイド。
《夜の戦慄》が2枚です。対Wのスィーパーは多くが《虐殺》ですが、Scherer氏はこれを貫いています。タフネス2よりも恒常的なタフネス1除去が欲しいという事でしょうが、Death&Tax(稀にMaverick)を特に主眼に置いているという事でしょうかね?《虐殺》ならばPatriot、Esper、DeathBlade等にも効果はありますが・・・。まぁそれ程いませんしね、ここらへんは。
後は2枚も入っている《外科的摘出》の存在。
今一つANTにおける使い道が不明なカードですが、時折1枚入れられているのは見ます。それでも2枚と言うのは珍しい・・・。追加のハンデスですかね?
《花の絨毯》が無いのは環境ゆえでしょうかね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81101
2位、David Houghton氏のUBR Delverです。
Grixisではありますが、内実はUR DelvertBです。
とは言え、それまでの多くはメイン/サイド問わずtBの成分は、対ミラー/Combo用の黒だったのに対し《黄金牙、タシグル》《グルマグのアンコウ》が入っているのは少数派で珍しいですね。《宝船の巡航》後代用として使われている《時を超えた探索》は2枚に抑えられています。その代わりに生物を入れて、探査カードは計4枚と言う事になっていますね。ドローでは無く戦闘用の札の実数の増加と見る事も出来ます。タシグルが2枚でないのは《不毛の大地》の不在も考慮しての事でしょうかね。
ただ、火力札や汎用性のある《瞬唱の魔道士》では無く、わざわざ重いアタッカーを用意したのはどういった意図なのでしょうね。サイズ勝負がそれ程必要だったのでしょうか・・・。
火力は基本の《稲妻》は4枚ですが、追加には《二股の稲妻》《火+氷》が採られています。ここの所好調なElves、数は少ないながら一定数いるD&T用ですかね。《ラクドスの魔除け》まで用意しているところが、特にElvesを意識しているようにも見えますが。また、サイドには《唐突なる死》が採られています。以前までならこのカラーなら《Fire Covenant》が多かったわけですが、ここ最近はこのカードも徐々に使われるようになっていますね。Xスペルは重いですが自由度と制圧力は確かなスペルですからね。
妨害要素はその分僅か。
サイドに有るハンデスも《陰謀団式療法》2枚だけ。メインは最低限のカウンター8枚。カウンターはサイドにREB3枚程度であるため、矢張り攻めのデッキですね。《発展の代価》も2枚も有ります。《狼狽の嵐》程度は採っても良かった気もしますが、これではANT戦は苦しいですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81100
7位、Blake Donnan氏のD&Tです。
衝撃的な《ハルマゲドン》2-2構築です。
思わず何故に!?と思ってしまう構築。基本的にこの4マナ域の枠は《大変動》》が数枚採られる程度の筈ですが・・・。フェアデッキ/Controlに幅広く効く大変動に比べ、中~低速デッキ/Control程度しか活用先が無い様な気もしますが、4枚も入れている以上、その本気が窺えます。
Atfには追加のマナ源たる《金属モックス》、更に除去札に《コロンドールのマンガラ》まで取ってあり土地を狙えます。更に《迷宮の霊魂》もメインに3枚も採られていますね。巡航の禁止以降はその影を潜めていた霊魂ですが、ゲドンデッキ相手には土地を溜めるように動くものでキャントリップも土地を集める貴重な札です。それを刺せない為でしょう。
とまぁ、見る程のこの戦略に力を入れているのが判ります。
しかし今の環境、それほど速くは無いとはいえ、土地を多量に並べるデッキばかりでもありませんし、生物デッキが多いのなら単体除去や《Holy Light》《大変動》などではないのか?と思わなくもないですが・・・。
一応、Miraclesの他にもMUDやLandsなどもいますから判らなくもないのですが・・・、真意を聞きたいですよね。そもそもLandsは《壌土からの生命》積んでいますし。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81094
10位、Simon Christie氏のRUG Delverです。
何だかんだで、一定数いるRUGカラー。最勢力はBUGの様ですが、使う人間によってばらばらなBUGと違いこちらは自由枠が少ない分一つのアーキタイプとして成績を残していると言えますね。
気になったのはその自由枠。
Tempo合戦の《ギタクシア派の調査》、対小型兼追加火力の《二股の稲妻》は1枚ずつに抑えられ、追加のカウンター枠に《呪文貫き》3枚、《呪文嵌め》1枚と計4枚も採っていますね。結構珍しい・・・。Comboがやはり一定数以上いる事を警戒しているのかもしれません。《もみ消し》も4枚採ってますからManadenial用のピアスでもあるでしょうね。また、スネアはこの所数を増やしています。一時期の様に《闇の腹心》《石鍛冶の神秘家》《梅沢の十手》等はそう多くも有りませんし《若き紅蓮術士》も数える程ですが、黒が増えた結果《Hymn to Tourach》は確実に増えましたし、ANTの増加ならキーカードの《冥府の教示者》《陰謀団の儀式》と対象に困りませんしね。苦手な《相殺》《スレイベンの守護者、サリア》も一定数いるのなら納得も出来ます。
サイドは、メインがカウンターが多めで在る分かなり除去に枠を採っています。
特に小型が厄介な環境なので《渋面の溶岩使い》は効果的でしょうね。またスィーパーにここでも《唐突なる死》が採られています。《電謀》~《紅蓮地獄》《乱暴+転落》等が主流の筈ですが、矢張り広範囲のサイズを除去できる点が魅力なのでしょうかね。しかし、Xスペルなんて使う余裕あるんでしょか。
この他にも《ヴェンディリオン三人衆》《イゼットの魔除け》《破壊的な享楽》などRUGのサイドとしては中々重めな構築になっているのも特徴ですね。
因みに14位Trevor Leinbach氏は同じくRUGですが、サイドに《シヴの地溝》なんて珍しい物が入っています。タイプミスでなければ、一体何に使うのでしょうね。まぁ普通に考えれば対Miraclesの様な低速コンでしょうが、それなら《硫黄の渦》でも十分ですよね・・・。
こんなところです。
今週は他にもMelforkに+α部分に《川の殺し屋、シグ》や《海の神、タッサ》が入っていたり(デッキによって自由枠で《誘惑蒔き》《ヴェンディリオン三人衆》《造物の学者、ヴェンセール》《波使い》《コーシのペテン師》など色々ありますが、この2種は珍しい)、InfectのサイドにModernで運用されている《野生の抵抗》が入ったり、Burnが《ゲリラ戦術》入れたりとかなりマイナーなチューンが目立っていますね。これらは実際効果が有ったり地雷だったりするわけで、その評価はまちまちです。が、ここ最近は「食物連鎖」が勝ったりRogueが結果を残す事も多い。今一つ理由が判らず、環境の混沌期故なのかとも思っていましたが、HappyMTGのKenta Hiroki氏のコラムで、SCG Openが2日制になった事で強豪プレイヤーをはじめ人数が移ったために淘汰されにくくなったのではないか?との事でなるほど納得です。
しかし、ただでさえメタの読みにくい環境なので、勉強のためにSCGを見ている自分としては少々辛いところですね。
まぁその分面白い構築も増えているのですが・・・。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。
P.S.
CFBのModernのテクニック的な記事で、三原さんの《謙虚な離反者》型Twinが紹介されてました。でもフルのリストが何処に載ってるのか判らない~的なことを書いてあって、あれ普通に載って無かったっけ?とも思ったのですが・・・、我々日本人が英語の記事を読む事よりも外国人の方が日本語の記事を読み方が遥かに難しいし、判りづらいですよね。
それは見つけられなくても仕方ないのかもしれません。
(コメント欄にフォローでリストは送られていました。)
眠い・・・。
未だ春ではありませんが、春眠何とか~・・・。
さて、本日は恒例のSCG Openの日。先週はGPの関係で開催されませんでしたので2週間ぶりですね。
今回はDallasにて、LegacyもPIQで行われましたので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/140315_dallas.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/15/2015&end_date=03/15/2015&start=1&finish=16&event_ID=45&city=Dallas&state=TX&country=US
今週の優勝はCaleb Scherer氏のANTです。
以下Top16
ANT
UBR Delver
Miracles
Reanimator
BUG Delver
Reanimator
Death&Tax
Lands
-------------
Burn
RUG Delver
Merfolk
Infect
UG 12post
RUG Delver
Omni-SNT
Infect
です。
ここ最近比較的安定した成績を残していたANTですが、SCGで優勝したのは随分前の事です。少なくともここ1~2年は無かったはず。それも其の筈で、最近KTKで探査ドローが出てUR Delverの様なComboに弱いクロックパーミッションが出てくる前までは余りの環境の真っ青さに息を潜めていましたからね。その分KTK以降は、それを補う彼の如くCombo勢では最も安定した成績を残している状況です。
また、墓地対策が薄くなっている成果久々にReanimatorが上位進出です。日本ほどOmni-Tellが成績を残せていない状況なのですが、故に《封じ込める僧侶》等も減っています。もっとReanimatorは出てきて然るべきと思えますが・・・。そのReanimator、SnTに加えPostも今回は入賞しています。そのため久々にファッティ系のComboが成績を残している大会でもありますね。
環境がそれほど速くないのか、Infectも変わらず2名を輩出。
Miraclesがそれ程多くも無い現在です(まぁ少なくも無いわけです)が、それでも成績を残せていますね・・・。対フェアデッキの増加やRがそれ程でも多くないという事なども関係しているのでしょうかね。
では、ここからは個別に気になったデッキを見ていきましょう。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81085
1位、Caleb Scherer氏のANTです。
最近好調なANT。
ですが使い手はそれ以上に好調で、
2015/3/01 13位 in SCG Premier IQ - Baltimore
2015/2/22 14位 in SCG Premier IQ - Los Angeles
2015/2/15 3位 in SCG Premier IQ - Columbia
2015/2/01 4位 in SCG Premier IQ - Indianapolis
とまぁ、凄まじい成績です・・・。
それでも優勝は今回が今年初めてなので本人の嬉しさもひとしおでしょうね。
構築はメインは土地14枚と言う以外はそれほど特徴的でもありません。
フェッチの代わりに基本地形を割り増しし《島》2枚、《沼》1枚の安定基盤にしています。その分《師範の占い独楽》も入れていますね。この独楽1枚挿しも最近よく見ます。又きっちりサイドに《Tropical Island》も採ってありますね。
気になったのはサイド。
《夜の戦慄》が2枚です。対Wのスィーパーは多くが《虐殺》ですが、Scherer氏はこれを貫いています。タフネス2よりも恒常的なタフネス1除去が欲しいという事でしょうが、Death&Tax(稀にMaverick)を特に主眼に置いているという事でしょうかね?《虐殺》ならばPatriot、Esper、DeathBlade等にも効果はありますが・・・。まぁそれ程いませんしね、ここらへんは。
後は2枚も入っている《外科的摘出》の存在。
今一つANTにおける使い道が不明なカードですが、時折1枚入れられているのは見ます。それでも2枚と言うのは珍しい・・・。追加のハンデスですかね?
《花の絨毯》が無いのは環境ゆえでしょうかね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81101
2位、David Houghton氏のUBR Delverです。
Grixisではありますが、内実はUR DelvertBです。
とは言え、それまでの多くはメイン/サイド問わずtBの成分は、対ミラー/Combo用の黒だったのに対し《黄金牙、タシグル》《グルマグのアンコウ》が入っているのは少数派で珍しいですね。《宝船の巡航》後代用として使われている《時を超えた探索》は2枚に抑えられています。その代わりに生物を入れて、探査カードは計4枚と言う事になっていますね。ドローでは無く戦闘用の札の実数の増加と見る事も出来ます。タシグルが2枚でないのは《不毛の大地》の不在も考慮しての事でしょうかね。
ただ、火力札や汎用性のある《瞬唱の魔道士》では無く、わざわざ重いアタッカーを用意したのはどういった意図なのでしょうね。サイズ勝負がそれ程必要だったのでしょうか・・・。
火力は基本の《稲妻》は4枚ですが、追加には《二股の稲妻》《火+氷》が採られています。ここの所好調なElves、数は少ないながら一定数いるD&T用ですかね。《ラクドスの魔除け》まで用意しているところが、特にElvesを意識しているようにも見えますが。また、サイドには《唐突なる死》が採られています。以前までならこのカラーなら《Fire Covenant》が多かったわけですが、ここ最近はこのカードも徐々に使われるようになっていますね。Xスペルは重いですが自由度と制圧力は確かなスペルですからね。
妨害要素はその分僅か。
サイドに有るハンデスも《陰謀団式療法》2枚だけ。メインは最低限のカウンター8枚。カウンターはサイドにREB3枚程度であるため、矢張り攻めのデッキですね。《発展の代価》も2枚も有ります。《狼狽の嵐》程度は採っても良かった気もしますが、これではANT戦は苦しいですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81100
7位、Blake Donnan氏のD&Tです。
衝撃的な《ハルマゲドン》2-2構築です。
思わず何故に!?と思ってしまう構築。基本的にこの4マナ域の枠は《大変動》》が数枚採られる程度の筈ですが・・・。フェアデッキ/Controlに幅広く効く大変動に比べ、中~低速デッキ/Control程度しか活用先が無い様な気もしますが、4枚も入れている以上、その本気が窺えます。
Atfには追加のマナ源たる《金属モックス》、更に除去札に《コロンドールのマンガラ》まで取ってあり土地を狙えます。更に《迷宮の霊魂》もメインに3枚も採られていますね。巡航の禁止以降はその影を潜めていた霊魂ですが、ゲドンデッキ相手には土地を溜めるように動くものでキャントリップも土地を集める貴重な札です。それを刺せない為でしょう。
とまぁ、見る程のこの戦略に力を入れているのが判ります。
しかし今の環境、それほど速くは無いとはいえ、土地を多量に並べるデッキばかりでもありませんし、生物デッキが多いのなら単体除去や《Holy Light》《大変動》などではないのか?と思わなくもないですが・・・。
一応、Miraclesの他にもMUDやLandsなどもいますから判らなくもないのですが・・・、真意を聞きたいですよね。そもそもLandsは《壌土からの生命》積んでいますし。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81094
10位、Simon Christie氏のRUG Delverです。
何だかんだで、一定数いるRUGカラー。最勢力はBUGの様ですが、使う人間によってばらばらなBUGと違いこちらは自由枠が少ない分一つのアーキタイプとして成績を残していると言えますね。
気になったのはその自由枠。
Tempo合戦の《ギタクシア派の調査》、対小型兼追加火力の《二股の稲妻》は1枚ずつに抑えられ、追加のカウンター枠に《呪文貫き》3枚、《呪文嵌め》1枚と計4枚も採っていますね。結構珍しい・・・。Comboがやはり一定数以上いる事を警戒しているのかもしれません。《もみ消し》も4枚採ってますからManadenial用のピアスでもあるでしょうね。また、スネアはこの所数を増やしています。一時期の様に《闇の腹心》《石鍛冶の神秘家》《梅沢の十手》等はそう多くも有りませんし《若き紅蓮術士》も数える程ですが、黒が増えた結果《Hymn to Tourach》は確実に増えましたし、ANTの増加ならキーカードの《冥府の教示者》《陰謀団の儀式》と対象に困りませんしね。苦手な《相殺》《スレイベンの守護者、サリア》も一定数いるのなら納得も出来ます。
サイドは、メインがカウンターが多めで在る分かなり除去に枠を採っています。
特に小型が厄介な環境なので《渋面の溶岩使い》は効果的でしょうね。またスィーパーにここでも《唐突なる死》が採られています。《電謀》~《紅蓮地獄》《乱暴+転落》等が主流の筈ですが、矢張り広範囲のサイズを除去できる点が魅力なのでしょうかね。しかし、Xスペルなんて使う余裕あるんでしょか。
この他にも《ヴェンディリオン三人衆》《イゼットの魔除け》《破壊的な享楽》などRUGのサイドとしては中々重めな構築になっているのも特徴ですね。
因みに14位Trevor Leinbach氏は同じくRUGですが、サイドに《シヴの地溝》なんて珍しい物が入っています。タイプミスでなければ、一体何に使うのでしょうね。まぁ普通に考えれば対Miraclesの様な低速コンでしょうが、それなら《硫黄の渦》でも十分ですよね・・・。
こんなところです。
今週は他にもMelforkに+α部分に《川の殺し屋、シグ》や《海の神、タッサ》が入っていたり(デッキによって自由枠で《誘惑蒔き》《ヴェンディリオン三人衆》《造物の学者、ヴェンセール》《波使い》《コーシのペテン師》など色々ありますが、この2種は珍しい)、InfectのサイドにModernで運用されている《野生の抵抗》が入ったり、Burnが《ゲリラ戦術》入れたりとかなりマイナーなチューンが目立っていますね。これらは実際効果が有ったり地雷だったりするわけで、その評価はまちまちです。が、ここ最近は「食物連鎖」が勝ったりRogueが結果を残す事も多い。今一つ理由が判らず、環境の混沌期故なのかとも思っていましたが、HappyMTGのKenta Hiroki氏のコラムで、SCG Openが2日制になった事で強豪プレイヤーをはじめ人数が移ったために淘汰されにくくなったのではないか?との事でなるほど納得です。
しかし、ただでさえメタの読みにくい環境なので、勉強のためにSCGを見ている自分としては少々辛いところですね。
まぁその分面白い構築も増えているのですが・・・。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。
P.S.
CFBのModernのテクニック的な記事で、三原さんの《謙虚な離反者》型Twinが紹介されてました。でもフルのリストが何処に載ってるのか判らない~的なことを書いてあって、あれ普通に載って無かったっけ?とも思ったのですが・・・、我々日本人が英語の記事を読む事よりも外国人の方が日本語の記事を読み方が遥かに難しいし、判りづらいですよね。
それは見つけられなくても仕方ないのかもしれません。
(コメント欄にフォローでリストは送られていました。)
コメント
ドロソで探した結果、マナがなくなっても打てますし、
手札破壊がある以上、コンボにも有効ですしね。
ドロソで探した結果、マナがなくなっても打てますし、
手札破壊がある以上、コンボにも有効ですしね。
コメントありがとうございます。
成程、リアニですか・・・。
対Combo要素は兼ねているとは思ってましたが、確かにマナをあまり無駄に出来ないANTにとっては自由度の高い外科的は価値があるのかもしれませんね。
炎の中の過去登場後は特に暗黒の儀式が急所になりやすいですので
コメントありがとうございます。
成程自分で打ち込んで被害を最小限にするという事ですね。
そう言えばどこかで聞いたことがあったような・・・。