皆さん、こんばんは。しもべです。
3月も終わり新しい年度の始まりですね・・・。
そんな中SCGでは今年最初のInvitationalがRichmond で開催されました。同時にOpenもStandradで開かれています。LegacyはPIQでも開かれているので早速結果を見ていきましょう。
まずはInvitationalです。
が、Top8はStdで行われたためデッキとしてはリストが有るだけですがね。
優勝はJacob Wilson氏で、準優勝はReid Duke氏です。
http://www.starcitygames.com/events/270315_richmond.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/27/2015&end_date=03/29/2015&start=1&finish=8&event_ID=21&city=Richmond&state=VA&country=US
RUG Delver
Miracls
Lands
Esper Thopter
BUG 続唱
Infect
Miracles
BUG Delver
です。
気になったのをいくつか見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81881
1位のJacob Wison氏のRUG Delverです。
環境的に数は減っても一定数以上は存在するRUG Delver。
これを始めUのフェアデッキはInvitationalでは毎回半数前後の入賞率を誇り使用者も非常に多いのが特徴ですね。
そう言う環境を予想してか、メインには《四肢切断》が2枚も採ってあります。
それらは以前までなら《タルモゴイフ》だけがサイズのある生物だったので《水没》でも十分でしたが、FRF以降は《黄金牙、タシグル》がUBxのデッキで使われるようになったため、以前よりも《四肢切断》の価値は上昇していると言えますね。BUG Delverではいまだに13枚目に《墓忍び》が使われる事も有りますし、最近最もUのTempo系で多いのはBUG Delverであることから、U系のフェアデッキを想定しているのなら納得できますね。
対U系フェアデッキの部分はサイドにもよく反映されていますね。
ミラーマッチやManadenialを想定した《壌土からの生命》に《石鍛冶の神秘家》を潰せる《呪文嵌め》等々。
また、《ギタクシア派の調査》を使ったテンポ合戦ではなく、きっちり《呪文貫き》4枚《もみ消し》4枚を取った古典的なRUGとも言えますね。ここ最近のANTの多さを考えたらやはりピアスが優先なのかもしれません。
サイドは幅広く取ってありますが、今一つ不明なのは《水流破》の存在。
何を想定しているのでしょうかね?
《血染めの月》でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81896
5位、Chris Andersen氏のEsper Thopterです。
これも対フェアデッキを想定していますね。ただし、Controlですが。
Caleb氏が良く好んでMiracles等に取り入れていますし、依然はBantカラーも見られましたね。
このデッキで特徴的なのは《石鍛冶の神秘家/SfM》をソプターコンボにも拘らず用いてはいないという事でしょうか。《悟りの教示者》も入ってはいません。普通はソプターと言えばそれをサーチ出来るSfMが入るものです。パッケージも含めておくことで隙あらばBlade戦略で勝てますからね。それを完全に切っているというのはかなり異色。
代わりに用いられているのが《思考掃き》《留意》に見られる後肥やし系キャントリップ群。《弱者の剣》はそのまま墓地に落す事でアドを広げようとしているようです。《魂の鋳造所》は少々危険ですが、《アカデミーの廃墟》も有りますしね。そしてそれらで墓地を肥やす事で活きてくるのが《時を超えた探索/DTT》です。4枚入っている事からデッキの軸の一つとして見ている事が分かりますね。これが実質的なサーチ手段としてWの札の代わりに用いられ、そしてアドも稼ぐわけです。必要牌を探す事でMidrangeのBladeとは異なるControlとして振舞う形もこれが方向づけていますね。墓地を肥やす事で《瞬唱の魔道士》も更に使いやすくなっていますしね。
また、実存のある生物はほとんどいないため、除去がサイド後抜かれる事を想定し他アグレッシブサイドとして《悪斬の天使》が用いられていますが、墓地を肥やすというコンセプトからタシグルも入っていますね。悪斬やトラフトの様な決定力が有るわけではありませんが、Controlにとっては構えながら相手のEotに4マナで墓地を肥やせるだけでも十分強いのでしょう、特に墓地が肥える事はこのデッキにとっては小さくないアドバンテージに繋がりますし。アグレッシブサイドの生物選択としては新しい選択肢なのかもしれませんね。
この様な《思考掃き》系を用いたUのデッキはChapin氏のEsper探査が有名ですが、この様なControlも面白いですね。
ちょっと興味が湧いてます。
さて、PIQの方です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/27/2015&end_date=03/29/2015&event_ID=45&city=Richmond
優勝はNick Patnode氏のReanimatorです。
以下Top16(1位→9位→16位)
Reanimator
Infect
Miracles
Miracles
Death&Tax
Elves
Patriot
BUG 続唱
----------------
RUG Delver
Lands
Death&Tax
Dredge
RUG Delver
Omni-Tell
Lands
Death&Tax
です。
中々バランスよくばらけていますね。
Uのフェアデッキもそこそこで、最近多いLandsは相変わらず好調。Infectもいますね。ただD&Tの数の増加、Miraclesも同様と言う事を考えると、環境が少々動いている気がしないでもないですね。特にD&Tは少しずつ数を増やしていますし、ぽっと出ではありませんから。Miraclesは上がる下がりが激しいですが、Invitationalでも使われていますし、やはり相応の数が存在しているようです。逆にこれらが増えてくると、まぁMiraclesは構築を寄せる必要もありますが、Strom系は少々リスクを抱えることになりそうですね。TempoだけでなくInfectも少し寄った構築は見られますし。
環境変化後、UのTempo系を個別に分解した上で見ていくと、最も安定した成績を残しているのは
ANT
Lands
Infect
BUG Delver
のように思えます(正確には判りませんが)。
ここに続くのがRUG DelverやMiraclesだったり、D&T、Elvesになるでしょうかね?
日本の事情まで含めると、ここにOmniTellも入ってきそうですが。
こうやって見るとやはりTempo系を使うのが一番丸そうな選択に思えてきますね・・・。Miraclesは少々リスキーですかね。
ここからは個別に気になったリストを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81968
1位、Nick Patnode氏のReanimatorです。
ここ最近は以前より多少顔見世が多くなったReanimator。
墓地Hateや《封じ込める僧侶》の減少が追い風ですね。ただ、それでもtGをして土地枠をわざわざ増やしサイドに《突然の衰微》、メインに《思考囲い》を積んでいる以上は意識しているようです。以前の様に《実物提示教育》との愛ぶりっどもかなり淘汰されていますしね。
また《思考囲い》のメイン2枚もやや多めですが、同時にサイドに《強迫》3枚とかなりハンデスに注力していますね。妨害札だけでなくComboがそこそこいる状況を見据えて、と言う事でしょうかね。また1-1ずつ取っている《時を超えた探索》と言うのも中々に珍しいですね。妨害等で対処されても2の手が撃ちやすくなりますし、サーチとして普通に優秀。ただ、墓地Hate自体には弱くなっているので少々不安も有りますが。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81983
3位、Shawn French氏のMiralcesです。
何故かメインから入っている《嵐の神、ケラノス》。何の目的が有るのでしょうね?
また変わった特徴はこれだけでなく、2枚入っている《天使への願い》はサイドには3枚目が。サイドには《解放された者、カーン》も有ります・・・。《悪斬の天使》は判りますが・・・。Blade戦略などは採ってはいませんが、かなり攻撃的なMiraclesの様ですね。
そういう物に枠を取っている関係か、土地21枚型であり《瞬唱の魔道士》は予定調和ながら《思案》は0枚。代わりに入っている《定業》も僅か1枚です。《思案》4枚でも安定性に苦情が入る事もあるにもかかわらず凄い構築ですね・・・。
通常のMiraclesとはかなり事情の事なりピーキー仕様とでも呼べそうな構築ですね。土地少ないのにCMCの大きい重量札が散りばめられているんですからね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=82000
14位、Collins Mullen氏のOmniTellです。
未だ期待値ほどの活躍を見せてはいないOmniTell。日本では好調と言う話を聞くんですがね・・・。ややURが少し増えた程度でしょうか。
Collins氏は今や絶滅危惧種の《ドリーム・ホール》型です。以前はOmniTellの主流ではあったのですがDTTの登場以降は併用札である《無限への突入》と共に消失していました。
が、このCollins氏のデッキはその原因となったDTTまで含めて全て使われています。正に全部載せです。
代価としてキャントリップや《直観》が居場所を提供する事になっていますが、純粋にコンボ札自体を増量す乗るも今は悪くはありませんよね。《呪文貫き》の枠も無いのは少々気になりますが。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=82025
19位、Clifford KumphのLandsです。
こちらも珍しい土地単。
土地単は今やDDコンボのみが唯一の勝ち手段である事が殆ど。ですがこのデッキはDDプランを減らし、メインの勝ち筋を散らしています。《忍び寄るタール坑》と《蟲の収穫》ですね。どちらも継続し、耐久力のあるフィニッシャーになります。また《煙突》まで入っており、従来とは異なるControlデッキに仕上がっていますね。軸のずらし方がずれただけとも言えますが。
更にサイド後は《闇の腹心》を入れて引きまくるプランの様ですね。
こんな所です。
Invitationalの方は非常に判り易いいつもの顔ぶれでした。その中でもLandsやInfectがいる事が今の環境がある程度反映された結果とも言えますね。対してPIQの方は紹介した独特なプランがちらほら。やはりそのような構築が見やすいのかもしれませんね。とは言いつつもメタ的にはまとまっていて変な存在があるという訳ではありませんが。ようやっと現環境も固まってきたと言えるのかもしれませんね・・・。
因みにD&Tには《族樹の精霊、アナフェンザ》を用いているデッキもちらほら。
これまではサイズの面強化は対ハンデス/LotVも場合によっては兼ねる《萎れ葉のしもべ》の役目でしたが、メインからアナフェンザが入る可能性があるとなると少々事情が異なってきますね。装備品が無い場合は非常に打力の貧弱なデッキでしたが、これで1つサイズが上がるだけで《ミラディンの十字軍》だけでなく《ちらつき鬼火》《スレイベンの守護者、サリア》なんかも打点速度がかなり変わってくるため、今後は異なった見方が必要になるかもしれませんね・・・。
まぁそうは言っても所詮打点を強化するだけの生物ですので、よりHateBearが増えてアタッカーが減るのなら見向きもされないでしょうが。「鼓舞」の性質上《ルーンの母》が強化されるだけな気も・・・。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。
3月も終わり新しい年度の始まりですね・・・。
そんな中SCGでは今年最初のInvitationalがRichmond で開催されました。同時にOpenもStandradで開かれています。LegacyはPIQでも開かれているので早速結果を見ていきましょう。
まずはInvitationalです。
が、Top8はStdで行われたためデッキとしてはリストが有るだけですがね。
優勝はJacob Wilson氏で、準優勝はReid Duke氏です。
http://www.starcitygames.com/events/270315_richmond.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/27/2015&end_date=03/29/2015&start=1&finish=8&event_ID=21&city=Richmond&state=VA&country=US
RUG Delver
Miracls
Lands
Esper Thopter
BUG 続唱
Infect
Miracles
BUG Delver
です。
気になったのをいくつか見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81881
1位のJacob Wison氏のRUG Delverです。
環境的に数は減っても一定数以上は存在するRUG Delver。
これを始めUのフェアデッキはInvitationalでは毎回半数前後の入賞率を誇り使用者も非常に多いのが特徴ですね。
そう言う環境を予想してか、メインには《四肢切断》が2枚も採ってあります。
それらは以前までなら《タルモゴイフ》だけがサイズのある生物だったので《水没》でも十分でしたが、FRF以降は《黄金牙、タシグル》がUBxのデッキで使われるようになったため、以前よりも《四肢切断》の価値は上昇していると言えますね。BUG Delverではいまだに13枚目に《墓忍び》が使われる事も有りますし、最近最もUのTempo系で多いのはBUG Delverであることから、U系のフェアデッキを想定しているのなら納得できますね。
対U系フェアデッキの部分はサイドにもよく反映されていますね。
ミラーマッチやManadenialを想定した《壌土からの生命》に《石鍛冶の神秘家》を潰せる《呪文嵌め》等々。
また、《ギタクシア派の調査》を使ったテンポ合戦ではなく、きっちり《呪文貫き》4枚《もみ消し》4枚を取った古典的なRUGとも言えますね。ここ最近のANTの多さを考えたらやはりピアスが優先なのかもしれません。
サイドは幅広く取ってありますが、今一つ不明なのは《水流破》の存在。
何を想定しているのでしょうかね?
《血染めの月》でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81896
5位、Chris Andersen氏のEsper Thopterです。
これも対フェアデッキを想定していますね。ただし、Controlですが。
Caleb氏が良く好んでMiracles等に取り入れていますし、依然はBantカラーも見られましたね。
このデッキで特徴的なのは《石鍛冶の神秘家/SfM》をソプターコンボにも拘らず用いてはいないという事でしょうか。《悟りの教示者》も入ってはいません。普通はソプターと言えばそれをサーチ出来るSfMが入るものです。パッケージも含めておくことで隙あらばBlade戦略で勝てますからね。それを完全に切っているというのはかなり異色。
代わりに用いられているのが《思考掃き》《留意》に見られる後肥やし系キャントリップ群。《弱者の剣》はそのまま墓地に落す事でアドを広げようとしているようです。《魂の鋳造所》は少々危険ですが、《アカデミーの廃墟》も有りますしね。そしてそれらで墓地を肥やす事で活きてくるのが《時を超えた探索/DTT》です。4枚入っている事からデッキの軸の一つとして見ている事が分かりますね。これが実質的なサーチ手段としてWの札の代わりに用いられ、そしてアドも稼ぐわけです。必要牌を探す事でMidrangeのBladeとは異なるControlとして振舞う形もこれが方向づけていますね。墓地を肥やす事で《瞬唱の魔道士》も更に使いやすくなっていますしね。
また、実存のある生物はほとんどいないため、除去がサイド後抜かれる事を想定し他アグレッシブサイドとして《悪斬の天使》が用いられていますが、墓地を肥やすというコンセプトからタシグルも入っていますね。悪斬やトラフトの様な決定力が有るわけではありませんが、Controlにとっては構えながら相手のEotに4マナで墓地を肥やせるだけでも十分強いのでしょう、特に墓地が肥える事はこのデッキにとっては小さくないアドバンテージに繋がりますし。アグレッシブサイドの生物選択としては新しい選択肢なのかもしれませんね。
この様な《思考掃き》系を用いたUのデッキはChapin氏のEsper探査が有名ですが、この様なControlも面白いですね。
ちょっと興味が湧いてます。
さて、PIQの方です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/27/2015&end_date=03/29/2015&event_ID=45&city=Richmond
優勝はNick Patnode氏のReanimatorです。
以下Top16(1位→9位→16位)
Reanimator
Infect
Miracles
Miracles
Death&Tax
Elves
Patriot
BUG 続唱
----------------
RUG Delver
Lands
Death&Tax
Dredge
RUG Delver
Omni-Tell
Lands
Death&Tax
です。
中々バランスよくばらけていますね。
Uのフェアデッキもそこそこで、最近多いLandsは相変わらず好調。Infectもいますね。ただD&Tの数の増加、Miraclesも同様と言う事を考えると、環境が少々動いている気がしないでもないですね。特にD&Tは少しずつ数を増やしていますし、ぽっと出ではありませんから。Miraclesは上がる下がりが激しいですが、Invitationalでも使われていますし、やはり相応の数が存在しているようです。逆にこれらが増えてくると、まぁMiraclesは構築を寄せる必要もありますが、Strom系は少々リスクを抱えることになりそうですね。TempoだけでなくInfectも少し寄った構築は見られますし。
環境変化後、UのTempo系を個別に分解した上で見ていくと、最も安定した成績を残しているのは
ANT
Lands
Infect
BUG Delver
のように思えます(正確には判りませんが)。
ここに続くのがRUG DelverやMiraclesだったり、D&T、Elvesになるでしょうかね?
日本の事情まで含めると、ここにOmniTellも入ってきそうですが。
こうやって見るとやはりTempo系を使うのが一番丸そうな選択に思えてきますね・・・。Miraclesは少々リスキーですかね。
ここからは個別に気になったリストを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81968
1位、Nick Patnode氏のReanimatorです。
ここ最近は以前より多少顔見世が多くなったReanimator。
墓地Hateや《封じ込める僧侶》の減少が追い風ですね。ただ、それでもtGをして土地枠をわざわざ増やしサイドに《突然の衰微》、メインに《思考囲い》を積んでいる以上は意識しているようです。以前の様に《実物提示教育》との愛ぶりっどもかなり淘汰されていますしね。
また《思考囲い》のメイン2枚もやや多めですが、同時にサイドに《強迫》3枚とかなりハンデスに注力していますね。妨害札だけでなくComboがそこそこいる状況を見据えて、と言う事でしょうかね。また1-1ずつ取っている《時を超えた探索》と言うのも中々に珍しいですね。妨害等で対処されても2の手が撃ちやすくなりますし、サーチとして普通に優秀。ただ、墓地Hate自体には弱くなっているので少々不安も有りますが。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=81983
3位、Shawn French氏のMiralcesです。
何故かメインから入っている《嵐の神、ケラノス》。何の目的が有るのでしょうね?
また変わった特徴はこれだけでなく、2枚入っている《天使への願い》はサイドには3枚目が。サイドには《解放された者、カーン》も有ります・・・。《悪斬の天使》は判りますが・・・。Blade戦略などは採ってはいませんが、かなり攻撃的なMiraclesの様ですね。
そういう物に枠を取っている関係か、土地21枚型であり《瞬唱の魔道士》は予定調和ながら《思案》は0枚。代わりに入っている《定業》も僅か1枚です。《思案》4枚でも安定性に苦情が入る事もあるにもかかわらず凄い構築ですね・・・。
通常のMiraclesとはかなり事情の事なりピーキー仕様とでも呼べそうな構築ですね。土地少ないのにCMCの大きい重量札が散りばめられているんですからね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=82000
14位、Collins Mullen氏のOmniTellです。
未だ期待値ほどの活躍を見せてはいないOmniTell。日本では好調と言う話を聞くんですがね・・・。ややURが少し増えた程度でしょうか。
Collins氏は今や絶滅危惧種の《ドリーム・ホール》型です。以前はOmniTellの主流ではあったのですがDTTの登場以降は併用札である《無限への突入》と共に消失していました。
が、このCollins氏のデッキはその原因となったDTTまで含めて全て使われています。正に全部載せです。
代価としてキャントリップや《直観》が居場所を提供する事になっていますが、純粋にコンボ札自体を増量す乗るも今は悪くはありませんよね。《呪文貫き》の枠も無いのは少々気になりますが。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=82025
19位、Clifford KumphのLandsです。
こちらも珍しい土地単。
土地単は今やDDコンボのみが唯一の勝ち手段である事が殆ど。ですがこのデッキはDDプランを減らし、メインの勝ち筋を散らしています。《忍び寄るタール坑》と《蟲の収穫》ですね。どちらも継続し、耐久力のあるフィニッシャーになります。また《煙突》まで入っており、従来とは異なるControlデッキに仕上がっていますね。軸のずらし方がずれただけとも言えますが。
更にサイド後は《闇の腹心》を入れて引きまくるプランの様ですね。
こんな所です。
Invitationalの方は非常に判り易いいつもの顔ぶれでした。その中でもLandsやInfectがいる事が今の環境がある程度反映された結果とも言えますね。対してPIQの方は紹介した独特なプランがちらほら。やはりそのような構築が見やすいのかもしれませんね。とは言いつつもメタ的にはまとまっていて変な存在があるという訳ではありませんが。ようやっと現環境も固まってきたと言えるのかもしれませんね・・・。
因みにD&Tには《族樹の精霊、アナフェンザ》を用いているデッキもちらほら。
これまではサイズの面強化は対ハンデス/LotVも場合によっては兼ねる《萎れ葉のしもべ》の役目でしたが、メインからアナフェンザが入る可能性があるとなると少々事情が異なってきますね。装備品が無い場合は非常に打力の貧弱なデッキでしたが、これで1つサイズが上がるだけで《ミラディンの十字軍》だけでなく《ちらつき鬼火》《スレイベンの守護者、サリア》なんかも打点速度がかなり変わってくるため、今後は異なった見方が必要になるかもしれませんね・・・。
まぁそうは言っても所詮打点を強化するだけの生物ですので、よりHateBearが増えてアタッカーが減るのなら見向きもされないでしょうが。「鼓舞」の性質上《ルーンの母》が強化されるだけな気も・・・。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。
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