非MtG)冬アニメ感想
2015年4月3日 趣味 コメント (2)
そう言えば書いていなかったので。
「Gのレコンギスタ」
:従来の戦記物ではなく、少年ベルリの冒険譚と言う意味で異色のガンダム作品でしたね。
お馴染みのボーイミーツガールから始まり、世界を成り立ちを知り、隠された秘密を垣間見て、自分の生い立ちや人間の間に在る主義主張の違いや欲求から生まれる軋轢と争い≒世界を知る。
ベルリ達にとっては戦争自体は傍でありながらも横道の話である為、それ程気にはしていない様子。寧ろそれを生み出す原因の探究≒世界の謎が先。
と言う事で戦争の行方/様相や決着はかなりふわふわしてしましたね。従来のガンダム作品の様にここに主眼を置いて視ていると不満が溜まる作品かも知れません。その分、人間自体やそれが紡ぐドラマが描かれていたので、そちらの方がかなり濃い目、且つドロドロしています。
利権や覇権争いのアメリア&ゴンドワン、今一つ成り立ちの薄いアーミーながら戦争ゲームがしたい上層部、劣等感と被害者意識は暴走させているマスク(クンタラ組)、地球人を見下しながらも中間管理職且つ地球に憧れるトワザンガ(月組)等々。中でも今回の紛争の原因となり様々な影響を及ぼしたビーナスグロウブ(金星組)の存在は大きかったですね。
・地球再生のために体がおかしくなっても、一生を捧げる金星の労働者
・人間の在り方を正すために、その生き方を否定し、今回の紛争の直接的な原因を作った黒幕
・生き方に嫌気がさし、帰還計画を進める面子
などなど
特に上2つは思想が反映された部分が大きいですが、下の人間たちはかなり生ですよね。見た事もない人間たちに一生を奉仕しろと言われたら普通は嫌ですし、そいつらがいざ会ってみたら戦争していたらさらに腹も立ちますよね。
同時に初期のガンダムに見られる「地球に魂を引かれた者たち/地球の引力」の存在が、金星まで離れたとしても人間は逃れられないという部分で衝撃的でもありましたね。
そこに加えて、利権欲、支配欲、独占欲などなど渦巻いて。特に富良野御代の大好きな「女の性」を強調していたマニィは御代の人間像の象徴とも言えるかもしれませんね。それに対してひたすらに天真爛漫なベルリ&ノレドはかなり異色な存在でした。
最終話もまさかの大気圏近くからの意味不明な戦闘→モブ大量追加の大乱戦で、人間の醜さを良く表していた。
ただ、やはり尺が足りないにもかかわらずアレコレ詰め込み過ぎでかなり乱暴で雑多な内容になっていた気もします。
そもそもなんで戦争していたのかも不明(一応描写はありますが、明確には描かれていない)で、それ故なんで最終話で戦争が終わったのかも不明。まぁ元々火付け役が暗躍していただけですし、彼が死んだ上にお互いの戦力も消耗しきって戦争どころではなくなったのかもしれませんが・・・。
また、
・フォトンバッテリーとは?
・レイハントン家とはどのような人たちで何があったのか?
・ベルリとアイーダは結局兄弟なの?
・この後、地球や月/金星など各勢力はどうするの?
などなどかなり消化不良
話の本筋ではないから~で済ますには不明瞭な部分が多すぎる。
戦闘の描写は手書きの良さを再認識させてくれましたが、余りに勢力/機体を出し過ぎて殆ど戦闘が無いまま終わる機体が少なくない。特に味方陣営はベルリが強すぎる事に加え、本格的な戦争参加をしていないためかなり描写不足
・G-セルフ
:一度しか使われない高トルクパック。ベルリの主義に合わせたせいで最大出力が見れなかったトルピード爆雷。最終話でもモリモリ出てくる新武装・新機能
ラストまで無双、最終話もバッテリー切れが無ければ恐らく圧倒していた、正に悪魔。
・G-アルケイン
:ポンコツのせいで変形も無し、フルドレスも数秒だけ。使ってもらえない上に撃っても外す対艦用大型ビームライフルの哀れ。最序盤から出てきたにもかかわらず殆ど戦闘をしていない最大の被害者。
・G-ルシュファー
:ヒロイン二人乗りと言う驚きの設定にも拘らず戦闘回数はごく僅か。戦艦の主砲並み(それ以上やも)のスカートファンネルと言う矛盾した?超兵器も使用は僅か数回。最終話で戦艦をぶち抜いたのが唯一の見せ場。しかしこれでも味方陣営の中ではサラマンドラ組を除けばG-セルフの次の活躍しているという事実・・・。
・ネオドゥ
:結局その顎はなんだったのか
・ザンガット
:金星でもらってきてカラーリングも変えたにも拘らず戦闘描写は無し。リンゴ・ケルベス教官の2名が運用しているにも拘らず。ケルベス教官に至っては最終話で一言も台詞が無かった。寧ろレックスノー時代からほぼ出番なしだが、その頃の方がまだ戦闘描写はあったという。何のために乗り換えたのか。
・グリモア
:名前も覚えていないモブ2名。まぁ母艦の直衛、ポンコツの護衛が主任務なので致し方ない。
・ポリジット
:金星から付いてきたモブ3機。戦争に興奮してたらやれらた1名が唯一の見せ場。
などなど。
本当に機体が無駄にあり過ぎて・・・。
矢張り話にしろ、戦闘にしろ尺が足りなさすぎた・・・。勢力図も複雑だし、もうちょっとスリムにするか、後1クール足す必要性はあった気がしますね。戦争ものではないのでその方面の決着はなぁなぁでも良いとは思うのですが、主人公ベルリが世界を知った後、何を思い何を成そうとしたのか。それが今一つ理解しづらく最終話でもあやふやにしか描かれていないのが特に痛かった気がしますね。
パイロットの技量的にも
ベルリ≫デレンセン教官≧天才>マスク>その他
と言った感じで、強敵がいなかった。いても機体の奇抜な性能頼みが多くて、やはり戦闘自体はこのアニメに置いては重要な要素ではないと確信。
ただ、NT疑惑が有りながらも、悪まで直接的な行動/直接的な接触によって戦闘を制止し、それを持ってクン・スーンとの相互理解をしたという部分はこのGレコ及びベルリの在り方の一種の象徴であり、目指した物であったように映りましたね。NTなんてふわふわしたオカルト物ではなく現実的な方法を取ったという点が大きいと思えます。
それ故に、余計にマスクとの関係がなぁなぁで終わってしまったのが残念。根本的な問題(エネルギーをめぐる国家間の利権争いや地球再生のための月/金星組への一歩的な奉仕活動の強要等)も解決していませんしね。
最終回のタイトル「大地に立つ」は1stのガンダムが機体自身が起動し大地に足を立てた事を意味していたのに対して、Gレコは超兵器であるG-セルフを捨てベルリ本人が大地に立つという描写がなされていました。これもまた対比としてだけでなくベルリ自身の思想を反映した形ですね。それ故に非常に新鮮で且つ清潔感溢れる終り方でした。
∀とはまた別の意味で、過去のガンダムとは大きく異なる作品でしたね。
「冴えない彼女の育て方」
:予想していたよりはマシでしたが、やはりかなり劣化していた気がしますね・・・。
まぁ尺不足もあるでしょうが、何より文字を使った丁寧な情景描写が出来ないので、話に対する視聴者の理解が追い付かない。
代わりにアニメーションが追加されているので、得た物もあるのでしょうが、話の本質や人間描写が薄くなりただの萌えブタアニメに成り下がっている印象が否めませんでしたね・・・。
特に加藤さんの黒さが足りないよね!
ついでに言うと丁度原作が中だるみして面白くない部分で終わってしまったのも問題。この作品で重要なのはここからなのに・・・。
「アルドノア・ゼロ」
:1期3話が最高の出来で、それを超える話は終ぞなかった印象です。
取り敢えず、稲穂君が万能すぎる。主人公つえーは嫌いではないのですが味方が余りに無能だと盛り下がる典型のようなアニメになってしまいました。
機体性能は低いままながら本人の超技量等で解決していくのも良いのですが、やはりそれだとスーパーロボットの1-1の頂上対決の様なガチンコを見ているのと大差はない。圧倒的な敵に挑むのには技量・戦術に加えて集団戦におけるチームワークがやはり欲しかった。その意味に置いて1期3話は素晴らしかったですよね。ヘラスと戦いで見せたタッグが熱かった7話も良かった。そのての描写が2期では18話のレーザーの奴ぐらいでしか見られなかったというのが何とも惜しい。つまり主人公が戦わない方が面白いんではないのかと言う何とも言えない疑問がガガggg
味方無能で主人公つえーだったのはマジェスティックプリンスも同じなのですがあれはチーム戦の描写も非常に多かった/そうでなくとも各人の戦闘が多めだったのでこんな感想にはならなかったわけですしね。
戦術に重きを置いたアニメと言う点では非常に良かったのですが・・・。
まぁそれでも十分良作の範疇だと思います。
只それらを別にして、最終話単体の出来はかなり良かったと思います。
全てを捨て、個人の決着をつけるというのはやはり熱い。チーム戦こそ見れませんでしたが、多方面での正面戦闘でやっと各味方にもスポットライトが当たりましたしね。「もう、未来なんて見る必要はない!」や空間戦闘にも拘らず殴り合いという逆シャアを思わせる戦闘などなど。ハートをガッチリキャッチされました。未来予測機能が一瞬で攻略されてしまったのは少々味気ないですが・・・。
また最終話の戦闘の落ち/演出が第一話や1期最終話を踏襲していたりと収まり方が綺麗でしたね。ついでにあの流星もやっぱりνのアクシズを想起しました。
しかし、確実に数億人規模の犠牲者をだし、世界中の都市を焼いたにも拘らず、今更停戦交渉からの相互友好なんてできるんでしょうかね・・・。喩えですが1stガンダムの時はあれジオンの事実上の降伏宣言ですしね。戦争止めたいからと停戦交渉は出来るでしょうが、市民感情が抑えられるはずもない。
都合よすぎる。
人物描写が当たるのも主役3人だけと言うのは如何にも寂しい。
特に姫様は最後の方頑張ってたけど、基本的には現状や国民等の事を殆ど顧みず「地球と仲良くしたい」を連呼するだけだったからなぁ・・・。そもそもその軽率な行動が全ての始まりだというのに、それらを考慮に入れてる描写が最後までない・・・。と言う事で敵味方無能が入り乱れる事も含め、人物像の面に関してはかなりお座成り感はありましたね。スレインに関しては自業自得の面もあるのは事実ですが、AtoZで姫のための行動をとっていたと考えると報われないなぁ・・・。ピエロ感が半端ないし、最終的な扱いもやや半端。
それにしても2期になってからずいぶん真面なタイマン戦闘が出来るようになりましたね。
空間戦闘だから?
1期の地上戦なんかほぼ歩く的扱いだったのに・・・。
春は血界戦線ぐらいしかないわ。
冬は4月は君の嘘を見ておけばよかったなぁ・・・。
「Gのレコンギスタ」
:従来の戦記物ではなく、少年ベルリの冒険譚と言う意味で異色のガンダム作品でしたね。
お馴染みのボーイミーツガールから始まり、世界を成り立ちを知り、隠された秘密を垣間見て、自分の生い立ちや人間の間に在る主義主張の違いや欲求から生まれる軋轢と争い≒世界を知る。
ベルリ達にとっては戦争自体は傍でありながらも横道の話である為、それ程気にはしていない様子。寧ろそれを生み出す原因の探究≒世界の謎が先。
と言う事で戦争の行方/様相や決着はかなりふわふわしてしましたね。従来のガンダム作品の様にここに主眼を置いて視ていると不満が溜まる作品かも知れません。その分、人間自体やそれが紡ぐドラマが描かれていたので、そちらの方がかなり濃い目、且つドロドロしています。
利権や覇権争いのアメリア&ゴンドワン、今一つ成り立ちの薄いアーミーながら戦争ゲームがしたい上層部、劣等感と被害者意識は暴走させているマスク(クンタラ組)、地球人を見下しながらも中間管理職且つ地球に憧れるトワザンガ(月組)等々。中でも今回の紛争の原因となり様々な影響を及ぼしたビーナスグロウブ(金星組)の存在は大きかったですね。
・地球再生のために体がおかしくなっても、一生を捧げる金星の労働者
・人間の在り方を正すために、その生き方を否定し、今回の紛争の直接的な原因を作った黒幕
・生き方に嫌気がさし、帰還計画を進める面子
などなど
特に上2つは思想が反映された部分が大きいですが、下の人間たちはかなり生ですよね。見た事もない人間たちに一生を奉仕しろと言われたら普通は嫌ですし、そいつらがいざ会ってみたら戦争していたらさらに腹も立ちますよね。
同時に初期のガンダムに見られる「地球に魂を引かれた者たち/地球の引力」の存在が、金星まで離れたとしても人間は逃れられないという部分で衝撃的でもありましたね。
そこに加えて、利権欲、支配欲、独占欲などなど渦巻いて。特に富良野御代の大好きな「女の性」を強調していたマニィは御代の人間像の象徴とも言えるかもしれませんね。それに対してひたすらに天真爛漫なベルリ&ノレドはかなり異色な存在でした。
最終話もまさかの大気圏近くからの意味不明な戦闘→モブ大量追加の大乱戦で、人間の醜さを良く表していた。
ただ、やはり尺が足りないにもかかわらずアレコレ詰め込み過ぎでかなり乱暴で雑多な内容になっていた気もします。
そもそもなんで戦争していたのかも不明(一応描写はありますが、明確には描かれていない)で、それ故なんで最終話で戦争が終わったのかも不明。まぁ元々火付け役が暗躍していただけですし、彼が死んだ上にお互いの戦力も消耗しきって戦争どころではなくなったのかもしれませんが・・・。
また、
・フォトンバッテリーとは?
・レイハントン家とはどのような人たちで何があったのか?
・ベルリとアイーダは結局兄弟なの?
・この後、地球や月/金星など各勢力はどうするの?
などなどかなり消化不良
話の本筋ではないから~で済ますには不明瞭な部分が多すぎる。
戦闘の描写は手書きの良さを再認識させてくれましたが、余りに勢力/機体を出し過ぎて殆ど戦闘が無いまま終わる機体が少なくない。特に味方陣営はベルリが強すぎる事に加え、本格的な戦争参加をしていないためかなり描写不足
・G-セルフ
:一度しか使われない高トルクパック。ベルリの主義に合わせたせいで最大出力が見れなかったトルピード爆雷。最終話でもモリモリ出てくる新武装・新機能
ラストまで無双、最終話もバッテリー切れが無ければ恐らく圧倒していた、正に悪魔。
・G-アルケイン
:ポンコツのせいで変形も無し、フルドレスも数秒だけ。使ってもらえない上に撃っても外す対艦用大型ビームライフルの哀れ。最序盤から出てきたにもかかわらず殆ど戦闘をしていない最大の被害者。
・G-ルシュファー
:ヒロイン二人乗りと言う驚きの設定にも拘らず戦闘回数はごく僅か。戦艦の主砲並み(それ以上やも)のスカートファンネルと言う矛盾した?超兵器も使用は僅か数回。最終話で戦艦をぶち抜いたのが唯一の見せ場。しかしこれでも味方陣営の中ではサラマンドラ組を除けばG-セルフの次の活躍しているという事実・・・。
・ネオドゥ
:結局その顎はなんだったのか
・ザンガット
:金星でもらってきてカラーリングも変えたにも拘らず戦闘描写は無し。リンゴ・ケルベス教官の2名が運用しているにも拘らず。ケルベス教官に至っては最終話で一言も台詞が無かった。寧ろレックスノー時代からほぼ出番なしだが、その頃の方がまだ戦闘描写はあったという。何のために乗り換えたのか。
・グリモア
:名前も覚えていないモブ2名。まぁ母艦の直衛、ポンコツの護衛が主任務なので致し方ない。
・ポリジット
:金星から付いてきたモブ3機。戦争に興奮してたらやれらた1名が唯一の見せ場。
などなど。
本当に機体が無駄にあり過ぎて・・・。
矢張り話にしろ、戦闘にしろ尺が足りなさすぎた・・・。勢力図も複雑だし、もうちょっとスリムにするか、後1クール足す必要性はあった気がしますね。戦争ものではないのでその方面の決着はなぁなぁでも良いとは思うのですが、主人公ベルリが世界を知った後、何を思い何を成そうとしたのか。それが今一つ理解しづらく最終話でもあやふやにしか描かれていないのが特に痛かった気がしますね。
パイロットの技量的にも
ベルリ≫デレンセン教官≧天才>マスク>その他
と言った感じで、強敵がいなかった。いても機体の奇抜な性能頼みが多くて、やはり戦闘自体はこのアニメに置いては重要な要素ではないと確信。
ただ、NT疑惑が有りながらも、悪まで直接的な行動/直接的な接触によって戦闘を制止し、それを持ってクン・スーンとの相互理解をしたという部分はこのGレコ及びベルリの在り方の一種の象徴であり、目指した物であったように映りましたね。NTなんてふわふわしたオカルト物ではなく現実的な方法を取ったという点が大きいと思えます。
それ故に、余計にマスクとの関係がなぁなぁで終わってしまったのが残念。根本的な問題(エネルギーをめぐる国家間の利権争いや地球再生のための月/金星組への一歩的な奉仕活動の強要等)も解決していませんしね。
最終回のタイトル「大地に立つ」は1stのガンダムが機体自身が起動し大地に足を立てた事を意味していたのに対して、Gレコは超兵器であるG-セルフを捨てベルリ本人が大地に立つという描写がなされていました。これもまた対比としてだけでなくベルリ自身の思想を反映した形ですね。それ故に非常に新鮮で且つ清潔感溢れる終り方でした。
∀とはまた別の意味で、過去のガンダムとは大きく異なる作品でしたね。
「冴えない彼女の育て方」
:予想していたよりはマシでしたが、やはりかなり劣化していた気がしますね・・・。
まぁ尺不足もあるでしょうが、何より文字を使った丁寧な情景描写が出来ないので、話に対する視聴者の理解が追い付かない。
代わりにアニメーションが追加されているので、得た物もあるのでしょうが、話の本質や人間描写が薄くなりただの萌えブタアニメに成り下がっている印象が否めませんでしたね・・・。
特に加藤さんの黒さが足りないよね!
ついでに言うと丁度原作が中だるみして面白くない部分で終わってしまったのも問題。この作品で重要なのはここからなのに・・・。
「アルドノア・ゼロ」
:1期3話が最高の出来で、それを超える話は終ぞなかった印象です。
取り敢えず、稲穂君が万能すぎる。主人公つえーは嫌いではないのですが味方が余りに無能だと盛り下がる典型のようなアニメになってしまいました。
機体性能は低いままながら本人の超技量等で解決していくのも良いのですが、やはりそれだとスーパーロボットの1-1の頂上対決の様なガチンコを見ているのと大差はない。圧倒的な敵に挑むのには技量・戦術に加えて集団戦におけるチームワークがやはり欲しかった。その意味に置いて1期3話は素晴らしかったですよね。ヘラスと戦いで見せたタッグが熱かった7話も良かった。そのての描写が2期では18話のレーザーの奴ぐらいでしか見られなかったというのが何とも惜しい。つまり主人公が戦わない方が面白いんではないのかと言う何とも言えない疑問がガガggg
味方無能で主人公つえーだったのはマジェスティックプリンスも同じなのですがあれはチーム戦の描写も非常に多かった/そうでなくとも各人の戦闘が多めだったのでこんな感想にはならなかったわけですしね。
戦術に重きを置いたアニメと言う点では非常に良かったのですが・・・。
まぁそれでも十分良作の範疇だと思います。
只それらを別にして、最終話単体の出来はかなり良かったと思います。
全てを捨て、個人の決着をつけるというのはやはり熱い。チーム戦こそ見れませんでしたが、多方面での正面戦闘でやっと各味方にもスポットライトが当たりましたしね。「もう、未来なんて見る必要はない!」や空間戦闘にも拘らず殴り合いという逆シャアを思わせる戦闘などなど。ハートをガッチリキャッチされました。未来予測機能が一瞬で攻略されてしまったのは少々味気ないですが・・・。
また最終話の戦闘の落ち/演出が第一話や1期最終話を踏襲していたりと収まり方が綺麗でしたね。ついでにあの流星もやっぱりνのアクシズを想起しました。
しかし、確実に数億人規模の犠牲者をだし、世界中の都市を焼いたにも拘らず、今更停戦交渉からの相互友好なんてできるんでしょうかね・・・。喩えですが1stガンダムの時はあれジオンの事実上の降伏宣言ですしね。戦争止めたいからと停戦交渉は出来るでしょうが、市民感情が抑えられるはずもない。
都合よすぎる。
人物描写が当たるのも主役3人だけと言うのは如何にも寂しい。
特に姫様は最後の方頑張ってたけど、基本的には現状や国民等の事を殆ど顧みず「地球と仲良くしたい」を連呼するだけだったからなぁ・・・。そもそもその軽率な行動が全ての始まりだというのに、それらを考慮に入れてる描写が最後までない・・・。と言う事で敵味方無能が入り乱れる事も含め、人物像の面に関してはかなりお座成り感はありましたね。スレインに関しては自業自得の面もあるのは事実ですが、AtoZで姫のための行動をとっていたと考えると報われないなぁ・・・。ピエロ感が半端ないし、最終的な扱いもやや半端。
それにしても2期になってからずいぶん真面なタイマン戦闘が出来るようになりましたね。
空間戦闘だから?
1期の地上戦なんかほぼ歩く的扱いだったのに・・・。
春は血界戦線ぐらいしかないわ。
冬は4月は君の嘘を見ておけばよかったなぁ・・・。
コメント
ただ、所々出てくる∀に関連しそうなシーンや、他シリーズに繋がりそうなシーンが散りばめられてたりと色々遊びがあって楽しめるガンダムでした。
アルドノアゼロは外伝作品に期待したいです。
コメントありがとうございます。
Gレコはクロスオーバーの部分は結構多かったですよね。ガンダムを見続けてきた人間だからこそいろいろ思う所がある作品になったように思います。だからこそ余計に常に駆け足気味な展開からの消化不良が残念です。