レガシー)最近よく聞く《集合した中隊》
2015年4月6日 考察 コメント (8)
皆さんこんばんは。しもべです。
花粉が収まりつつあるのでしょうかね?
ここ数日はかなり楽です。
さて、ここ最近《集合した中隊/CC》の名前をよく見ます。
色々なところで《集合した中隊/CC》が使われているようなので、今日はそれらを踏まえた上で感想をば。
EsperやBantで試験運用されているようです。やや意外。
確かにInsで《潮虚ろの漕ぎ手》を出せた場合は、《ヴェンディリオン三人衆/Cliqe》の水増しになりますからね。
これ自体はJunk系でも考えていました。
また、当然ですが《石鍛冶の神秘家》との併用は多いようです。私自身もこれはほぼ既定路線だと考えていました。ただSCGの[Carsten Kotter]氏の記事ではほぼ採用されていません。理由は「枠を空ける為」だそうです。生物のCMCを無視したとしても2枚出せる事がほぼ既定路線での運用になっており、それが比較的安定するのが計算上でも生物は20枚強とのこと。4マナのスペルを使う事を考慮するとマナ生物如何に関わらず土地は22枚前後になるはず。と言う事でここに更に除去やらキャントリップやら各色基本パーツを入れていくとほとんど枠が残らないようです。故に枠を取りがちなSfMパッケージを省いてしまおうと言う事でしょう。確かにIns速度故に疑似速攻のSfM→自分のターン装備品セットは中々の動きですが、不毛を掻い潜った上での4マナ(不確定カウンターを想定した場合5~6マナ)から《殴打頭蓋》は果たして強いのか?と言う疑問も有りますからね。がしかし、そんな事関係なく、状況に反映させた銀弾装備品は何時でも強いだろ!しかも担ぎ手は2体いるぜ!!と言う方向に考えた場合は十分に価値は有りますね・・・。
まぁポジティブだろうがネガティブだろうが枠が苦しいのは事実ですけどね・・・。
本来生物が多い構築なら装備品が活きやすい条件であるはずなのに、不可思議な齟齬が生じてしまっていますね。
また、Legacyでは単体の戦闘力は相当過剰ではない限りアドバンテージなどの消耗戦に強い能力が好まれます。
が、それは2マナで見れば強い挙動かも知れないけど、4マナ掛けてやりたい動きなのか?と問われると・・・。
例えば《悪意の大梟》はアドバンテージに飛行ブロッカーと言う優秀な2マナですが、じゃあCCで大梟×2をやりたいと思うでしょうか?《騙し討ち》や《自然の秩序》も在り得るマナ域で《熟考漂い》に毛が生えた程度の存在にしかなりませんよね?
他には、Cliqeは優秀ですが、本来瞬足を持っているコイツは不確定な状況でCCから出すよりもハンドに抱えて狙い撃つ方に使いたいはず。もともと、Soc挙動しか取れない《潮の虚ろの漕ぎ手》とは天と地の差が有りますからね。もちろん弱くは無いけど、そのカードの本来の使い方ではない。《瞬唱の魔道士》なんて論外で、ただでさえきついマナに更に追加のマナが掛る。ほぼ絶望的。こいつもその上、Cliqeと同じで能力のタイミング的な自由度の高さが売りにも拘らず強制的な召喚なんてしたくないでしょう。
《真の名の宿敵/TNN》は出れば強力ですが、これは枚数を積み込む事は実際にはおおくないカード。
戦力として当てにし辛い。もちろんSfM+TNNで出れば最高かもしれませんがね。実際には難しい。
マナの重さを緩和するためにマナ生物を入れていた場合、ScM+マナ生物のような悲劇も生まれてしまう・・・。
まさに世紀末。
と中々、Uのこれまでの選択肢から適合するカードがいないように思います。
また、《Force of Will》に《渦まく知識》、《目くらまし》《呪文貫き》《思案》等枠が取られるUではそもそも生物カウントが稼げない。ブレスト・ポンダーが有るから合わせ技も有る!!と言う意見は事実ですが、カード2枚+5マナを掛けて上記の動きを再現する事の実用性をどこまでデッキに持たせられるのだろうか?と疑問も有ります。打ち消されたら目も当てられない。2枚コンボでも不安定性から来る効果量と費用対効果では、ブレスト/ポンダー+奇蹟スペルの足元にも及ばない気がします(まぁそもそもデッキが異なるので一々比較する必要性は薄いのですが)・・・。
生物数を上げれば必然的にFoWの効果も落ちてしまうので、正直UGカラーで使うべきスペルなのか?と言う疑問が絶えません。
Hatebearを足せばその分妨害力も補える!・・・果たして本当にそうでしょうかね?
ランダムドローのカードにFoWを補う程の安定感があるでしょうか?
それらの中で唯一可能性を感じたのが《翻弄する魔道士》。
Ins速度で奇襲的に場に出せる上に、効果の解決中に場に出せるのでほぼ割り込むすきが無い。より決定的な封殺カードになっています。もしこれで2枚メッダーが出せれば相手のキーカード×2やキーカード+除去などを一度に封じる事が出来る訳ですからそれは強いですよね!
ただ、何処まで行っても思うのが、「4マナを掛けて1~3マナの生物を最大2体並べる」と言う挙動がUのデッキに置いて何処まで強力なものなのでしょうか??
これに拘るぐらいだったら《時を超えた探索》の方が遥かに現実性があると思えるんですがね、フェアデッキであっても。
しかしそれは「既存のUのフェアデッキに置いて私が強みを持っているようには見えない」という話なだけで、それを過去の物にする様なブレイクスルーがこれによって製作される可能性もあるわけですよね。
そう考えるとワクワクもしてきます。
使っている方たちの調整に期待したいですね。どうせ私はUGは使わないので他力本願。
個人的にはこれを使うなら、半端なアドを追い求めるよりも打点とサイズのある《タルモゴイフ》《聖遺の騎士》が使えるG成分をもっと足した方が強いのではないのか?とも思います。これらは2体並べばパワー10以下程度まで盤面に一度で提供する事も出来る可能性があるので、決定力を備えた動きになっています。オーダー→《大祖始》の様な物です。2マナの生物が提供できる半端なアドを追い求めるよりもこちらの方が余程意味があると思うんです。
KotRは疑似速攻で出す事で能力起動のスキを減らせることですし、土地銀弾が出来れば相手のデッキへの妨害もやり易くなりますからね。フェッチ圧縮していれば僅かながらCCのHit率を上げる事も出来ます。もし対打消しを想定するのなら、KotR→《すべてを護るもの、母聖樹》を持ってくる事でCCも非常に安定しますね。
また、アドを取るのならScMよりも効果範囲の広い《永遠の証人》の方にしたいですよね。しかし商人がU系や4cデッキで使えるはずも無い。他には《クルフィックスの狩猟者》もある意味良い。Topを確認できますからね。只まぁ微々たる効果ですか。
P.S.
NicFitにおいて《起源のハイドラ》と《緑の太陽の頂点》は、併用するような代物ではないが、それらは競合するものではない。
花粉が収まりつつあるのでしょうかね?
ここ数日はかなり楽です。
さて、ここ最近《集合した中隊/CC》の名前をよく見ます。
色々なところで《集合した中隊/CC》が使われているようなので、今日はそれらを踏まえた上で感想をば。
EsperやBantで試験運用されているようです。やや意外。
確かにInsで《潮虚ろの漕ぎ手》を出せた場合は、《ヴェンディリオン三人衆/Cliqe》の水増しになりますからね。
これ自体はJunk系でも考えていました。
また、当然ですが《石鍛冶の神秘家》との併用は多いようです。私自身もこれはほぼ既定路線だと考えていました。ただSCGの[Carsten Kotter]氏の記事ではほぼ採用されていません。理由は「枠を空ける為」だそうです。生物のCMCを無視したとしても2枚出せる事がほぼ既定路線での運用になっており、それが比較的安定するのが計算上でも生物は20枚強とのこと。4マナのスペルを使う事を考慮するとマナ生物如何に関わらず土地は22枚前後になるはず。と言う事でここに更に除去やらキャントリップやら各色基本パーツを入れていくとほとんど枠が残らないようです。故に枠を取りがちなSfMパッケージを省いてしまおうと言う事でしょう。確かにIns速度故に疑似速攻のSfM→自分のターン装備品セットは中々の動きですが、不毛を掻い潜った上での4マナ(不確定カウンターを想定した場合5~6マナ)から《殴打頭蓋》は果たして強いのか?と言う疑問も有りますからね。がしかし、そんな事関係なく、状況に反映させた銀弾装備品は何時でも強いだろ!しかも担ぎ手は2体いるぜ!!と言う方向に考えた場合は十分に価値は有りますね・・・。
まぁポジティブだろうがネガティブだろうが枠が苦しいのは事実ですけどね・・・。
本来生物が多い構築なら装備品が活きやすい条件であるはずなのに、不可思議な齟齬が生じてしまっていますね。
また、Legacyでは単体の戦闘力は相当過剰ではない限りアドバンテージなどの消耗戦に強い能力が好まれます。
が、それは2マナで見れば強い挙動かも知れないけど、4マナ掛けてやりたい動きなのか?と問われると・・・。
例えば《悪意の大梟》はアドバンテージに飛行ブロッカーと言う優秀な2マナですが、じゃあCCで大梟×2をやりたいと思うでしょうか?《騙し討ち》や《自然の秩序》も在り得るマナ域で《熟考漂い》に毛が生えた程度の存在にしかなりませんよね?
他には、Cliqeは優秀ですが、本来瞬足を持っているコイツは不確定な状況でCCから出すよりもハンドに抱えて狙い撃つ方に使いたいはず。もともと、Soc挙動しか取れない《潮の虚ろの漕ぎ手》とは天と地の差が有りますからね。もちろん弱くは無いけど、そのカードの本来の使い方ではない。《瞬唱の魔道士》なんて論外で、ただでさえきついマナに更に追加のマナが掛る。ほぼ絶望的。こいつもその上、Cliqeと同じで能力のタイミング的な自由度の高さが売りにも拘らず強制的な召喚なんてしたくないでしょう。
《真の名の宿敵/TNN》は出れば強力ですが、これは枚数を積み込む事は実際にはおおくないカード。
戦力として当てにし辛い。もちろんSfM+TNNで出れば最高かもしれませんがね。実際には難しい。
マナの重さを緩和するためにマナ生物を入れていた場合、ScM+マナ生物のような悲劇も生まれてしまう・・・。
まさに世紀末。
と中々、Uのこれまでの選択肢から適合するカードがいないように思います。
また、《Force of Will》に《渦まく知識》、《目くらまし》《呪文貫き》《思案》等枠が取られるUではそもそも生物カウントが稼げない。ブレスト・ポンダーが有るから合わせ技も有る!!と言う意見は事実ですが、カード2枚+5マナを掛けて上記の動きを再現する事の実用性をどこまでデッキに持たせられるのだろうか?と疑問も有ります。打ち消されたら目も当てられない。2枚コンボでも不安定性から来る効果量と費用対効果では、ブレスト/ポンダー+奇蹟スペルの足元にも及ばない気がします(まぁそもそもデッキが異なるので一々比較する必要性は薄いのですが)・・・。
生物数を上げれば必然的にFoWの効果も落ちてしまうので、正直UGカラーで使うべきスペルなのか?と言う疑問が絶えません。
Hatebearを足せばその分妨害力も補える!・・・果たして本当にそうでしょうかね?
ランダムドローのカードにFoWを補う程の安定感があるでしょうか?
それらの中で唯一可能性を感じたのが《翻弄する魔道士》。
Ins速度で奇襲的に場に出せる上に、効果の解決中に場に出せるのでほぼ割り込むすきが無い。より決定的な封殺カードになっています。もしこれで2枚メッダーが出せれば相手のキーカード×2やキーカード+除去などを一度に封じる事が出来る訳ですからそれは強いですよね!
ただ、何処まで行っても思うのが、「4マナを掛けて1~3マナの生物を最大2体並べる」と言う挙動がUのデッキに置いて何処まで強力なものなのでしょうか??
これに拘るぐらいだったら《時を超えた探索》の方が遥かに現実性があると思えるんですがね、フェアデッキであっても。
しかしそれは「既存のUのフェアデッキに置いて私が強みを持っているようには見えない」という話なだけで、それを過去の物にする様なブレイクスルーがこれによって製作される可能性もあるわけですよね。
そう考えるとワクワクもしてきます。
使っている方たちの調整に期待したいですね。どうせ私はUGは使わないので他力本願。
個人的にはこれを使うなら、半端なアドを追い求めるよりも打点とサイズのある《タルモゴイフ》《聖遺の騎士》が使えるG成分をもっと足した方が強いのではないのか?とも思います。これらは2体並べばパワー10以下程度まで盤面に一度で提供する事も出来る可能性があるので、決定力を備えた動きになっています。オーダー→《大祖始》の様な物です。2マナの生物が提供できる半端なアドを追い求めるよりもこちらの方が余程意味があると思うんです。
KotRは疑似速攻で出す事で能力起動のスキを減らせることですし、土地銀弾が出来れば相手のデッキへの妨害もやり易くなりますからね。フェッチ圧縮していれば僅かながらCCのHit率を上げる事も出来ます。もし対打消しを想定するのなら、KotR→《すべてを護るもの、母聖樹》を持ってくる事でCCも非常に安定しますね。
また、アドを取るのならScMよりも効果範囲の広い《永遠の証人》の方にしたいですよね。しかし商人がU系や4cデッキで使えるはずも無い。他には《クルフィックスの狩猟者》もある意味良い。Topを確認できますからね。只まぁ微々たる効果ですか。
P.S.
NicFitにおいて《起源のハイドラ》と《緑の太陽の頂点》は、併用するような代物ではないが、それらは競合するものではない。
コメント
GP前と言うこともあり、皆の突っ込み等がいつも以上に厳しいのに若干困惑しています。
今日明日にでも自分がなぜああいった構築をしたか、皆への弁明も含めて書こうと思いますけど、この場でとりあえず1点だけ。
CCの比較対象は、オーダーでもだまし討ちでも有りません。
4マナという観点だけを単純に比較するのであれば、あのデッキの場合ジェイスでいいです。でもあえてジェイスは取っていません。
なぜならば、あのカードが担う役割は血編み髪のエルフだからです。
色こそ違えど、自分の組んだCCデスブレのやっている事はJundと大差ありません。
KPが高いけどデッキが重く、ハンド→盤面のリソース変換に苦労するJundと同じ悩みを抱えるデッキにおいてCCが役に立っていると自分は考えています。
でも面白いから組んでみよ
コメントありがとうございます。
>CCとの比較
一応、あれは効果ではなくてマナ域の事を言っているので、別に比較論まで展開しているつもりはないです。まぁオーダーは兎も角、騙し討ちはフェアデッキが積むはずもない物ですからね。
チアミンとの比較は時折聞きます。他には部族縛りの無くなったリングリーダーの様な物でもあるとSCGの記事では書いていましたね。
>Jund
確かにそうですね、そうも見えます。アドを伸ばすというより展開力を高めるためのカードのようにも思えるので。ただJundに比べるとU絡みで採用/展開されるカードのKPが気になるというのがこの記事の本旨です。まぁその分Cipなど別の効果に振り分けているんでしょうが。
まぁ私は触ったことも無いので、他の人の調整頼み。
いろいろ書いてますが、結局は他の人がどんなふうに組むのかを見るのが楽しみなので、教授さんの事も応援させて頂きます。頑張ってくださいね!!
今後の記事もお待ちしております。
>ジオン軍さん
何か面白そうなものを組んでくだされ。
まぁ、ポジティブに考えればそれぐらいそのデッキに興味が引かれているという事でもありますよ。CCは効果自体はLegacyでも有用と言うのは大勢の意見ですし、いろいろ言ってくる方もきっとどういう形にしていたり運用論をしていたりするのかが気になるんだと思います。
きょうじゅさんも外野が五月蠅く感じられるかもしれませんが、きっとそれぐらい期待もされているんだと思います。
いいことですよ!!
割と手抜き
あれ、最初に見た時から疑問なんですが、NicFitでCC採用する利点って何かあるんですか?
採用するカードのKPが小さくなりBigManaの戦略と逆行しているので、4マナが苦にならないというだけでは特段のメリットにはならないのですが、他に何かあるんですか?
これは間違いないと思ってるが、3マナ生物16枚~20枚超+CC4枚の重いマナカーブを回せるのはレガシーではNicFitくらいではないでしょうか
永遠の証人でCCを拾って唱えれば7~8マナのアクションですしBigMana特有の動きではあると思います