皆さん、こんばんは。しもべです。



 単行本を買っている血界戦線がアニメになっていたので見ました。
比較的良く纏っているし、綺麗で中々に派手なのですがやはり危惧していた通り、原作とはだいぶ雰囲気が変わりましたね。
これはもう、アニメの製作スタッフのせいにはできない。原作者内藤康弘さんの作画力との差と言うべきかもしれませんが。

 原作はもっと、線がぐちゃぐちゃ、ページの中身もごちゃごちゃしててはっきり言って読みにくいのですが、その分それが激しいタッチで描かれた時の迫力に繋がっています。
血みどろブシャー!!も規制されていますしね。
 対して、アニメ版は、複雑で無駄な線は消しているためシンプルで見やすく判り易い。
そして妙にスタイリッシュ。
キラキラしてます。
特に神々の義眼を渡される時に現れる神様は、アニメでは神秘的な部分が強調されてましたが、原作ではもっと恐怖の色が強いんですよね。

トライガンの時もそうだったから、まぁ予想は付いていましたが・・・。
必殺技カットはまぁあんな感じですww


 原作3話分を1話にまとめた結果、矢張り色々カットもされてますね。
ザップ・チェインの掛け合いがほぼ無いので、粗暴/無愛想なイメージですが原作はもっとゲスな会話多し。


 また、クラウスがいきなり「手始めに世界を救うのだ!!」と言ってますが、アニメでは?なセリフ。
ここもカットされているので判りにくいですが、半分にされた邪神の最初の一振りで既に70名前後が死亡、それがサルを見つけて合体されたら確実に数千万人規模の死傷者と言う恐ろしい存在。それも含めもっと暴れる描写が有るのですが、説明も無し・戦闘描写も短縮されてるせいで危険度が今一つ理解に辛いですね・・・。
なので、クラウスの例のセリフは非常に格好良い物なのですが、それが伝わらないのが残念。
 因みにあの場ではクラウスはレオをかばって腹かっさばかれて重傷を負ってるんですが、そこも規制の関係で表現が弱まっているので今一つ分からない。駆け付けたのは警察だけど、事態収拾のために被害者加害者関係なく強制連行というあの世界特有の行動原理も今一つ理解が追い付かないところでしょう、あれでは。


 まぁ細かい事を考えずに頭空っぽにして見るのが正しい作品であるのは事実ですがねw



 P.S.
クラウスはもっと重厚な口調かと思っていましたが、結構フランクですね。まぁ普段は紳士ですし。
ただ、やっぱりザップは櫻井さんの方がイメージにマッチしますね私は。中井さんも悪くないのですが、粗暴だけど実はいい奴的なイメージが先行してしまう。でももっとゲスで屑だから。屑だから。要はチンピラ成分が足りない。いい奴成分は2割で良いと思いますw



コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索