新カード紹介)Mオリジン雑感 キテオン
2015年7月2日 新カード紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
さてMオリジンの続き。
もう大分スポイラーも埋まってきましたね。後は出涸らし気味な気もしますが・・・。
更新が追い付かないぜ・・・。
今日はギデオンについて。
同じように裏のPWの能力だけでなく、表の能力と変身のしやすさを主に見ていきます。
・《アクロスの英雄、キテオン》/《歴戦の戦士、ギデオン》
:ジェイスの2マナで驚いていたらまさかまさかの1マナです。
しかも1マナ2/1+αのマナレシオの良さを誇る《先兵の精鋭》のほぼ上位交換です。部族も人間・兵士と使いやすい。伝説と言う部分は気になりますが、完全なWeenie生物であるためどうせ生き残る確率も低い。そのため伝説性が問題になる場面は少ないでしょう。それこそ変身すれば2枚目も置く事も出来ますし、4枚積んでも問題ないレベルだと思います。
と言う事で表側は非常に優秀と言えます。
が、それは1マナにしては優秀と言う事 です。
どういう事かと言うと現環境は中量級生物が強すぎる上に、環境に存在する殆どがフェアデッキかそれを叩き潰そうとするControlです。単なる2/1では活躍にも限界があるという事です。もっと言えば然したる価値が無い。事実、《ドラゴンを狩る者》《マルドゥの悲哀狩り》《万神殿の兵士》とデメリットの一切無い1マナ2/1が存在していますが、現実には殆んど使われていないのです。似た様なサイズで《鐘突きのズルゴ》が活躍できているのはRと言う色の強さと「疾駆」を持っているからに他なりません。
このカードが優秀なのは言わずもがなですが、それを環境が許してくれるかは別の話と言う事でしょう。と言う事で使っていくにはやはり何らかの工夫が必要になるはずです。
裏側は
[+2]:1体にギデオンへの「挑発」
[+1]:1体に次の自分ターンまでの「破壊不能」付与+アンタップ
[0]:いつも通りの肉体労働
相変わらずのプロレスラーですが今回はタッグマッチ仕様ですね。
3種類目にも拘らず肉の盾派の伝統は健在な訳です。
[+2]の観点では、《ギデオン・ジュラ》の全体挑発から単体挑発になっています。また、忠誠度が「3」と最も低いのが気にかかります。ジュラの半分しかないため彼の様にプレイヤーの盾として時間を長期的に稼ぐというのは少々難しいかも知れない。と言うかよく考えてみると[+1]の能力的に見ても忠誠度で見ても《束縛なきテレパス、ジェイス》に頑丈さで負けている・・・。それでいいのか肉体派!?
それでも中量級の生物1体を数ターン受け止める事も出来ます。そもそも、1マナから展開でき、妨害が無ければ3t目の着地も可能なほど素早い点を考えれば致し方ない。
他にはシステム生物を強制的に殴らせたり、アタッカーを接死持ちで相討ちにしたり、絆魂持ちをブロッカーにする事でゲインをしたりと言う事が出来る。強制攻撃でブロッカーを排除する事でサボタージュ系生物を活かす方法もありますね。
[+1]は《古参兵の反応》+《アジャニの存在》からパンプを抜いた様な能力。アタッカーやブロッカーを保護したり疑似警戒を持たせ戦闘を優位にしたり、タップ能力を持つシステム生物を起こして2回目の起動を行ったりできる。「召集」とも相性が良いですね。
この2つはこれまでのギデオンには無い中々システマチックな動きが出来る能力であり、ここを活かせるかどうかがギデオンの強さの正否を分けると思われます。単体ではアドバンテージを稼ぐ事が出来ない分、これらを利用して盤面を支配していくと良いでしょう。
Beatdown向けとしてはパンプ修正等ダメージ数値に直接寄与できる能力が無い点が気にかかるため、矢張りクロックを強引にでもつける手段として[+1]と[0]はしっかり計算して使いたいと思われます。
[0]は実らしい4/4破壊不能・ダメージ軽減の生物化を行います。
ジュラに比べサイズは落ちますし、《龍眼のサルカン》に比べると回避能力等が無くなっていますがここも1マナの生物と言う事が免罪符になるはず。
流石に布告や追放には弱いものの、除去耐性はそれでも十分に高いと言えます。1マナの生物が除去されるのなら諦めもつくしそもそもテンポを採れる確率が高い。
気にするべき点としては《乱撃斬》等の軽減禁止カードが環境に在るという点。自分で使うのなら使い分ければ良いのですが、相手に使われる事もある点が気にかかりますね。後は追放の《アブザンの魔除け》も《死霧の猛禽》の性で環境に存在するので注意が必要です。
[+1]が特殊ながら実にギデオンらしいギデオンに纏っているように一見みえます。1マナとして考えれば十分なパワーを持つ 為、Weenie生物として運用も可能なはず。
しかし、逆にPWとして考えると、アドバンテージを取れない点や最大限使うには生物を経由する必要が有る点が気にかかる。本来のギデオンはPW系の中でも特にControl向きのカードであり、プレイヤーの盾となり攻撃手ともなるControlのフィニッシャー向けのカードだったわけですが、このギデオンは、キテオンの変身条件も鑑みればどう考えてもBeatdownで使われるべきカードなので、これまでの物とは大きく勝手が異なるはず。[+2][-2]の支配力も持ってはいない。Beatdownで[+2]を使わなければいけないわけです。Controlのそれとは勝手が違います 。
よく考慮して組む必要が有りますね。
上述の通り、1マナの生物としては悪いカードではないですが、環境的にはパワー不足感が否めない。Midrangeとして使うにも少々工夫が必要であり、変身の事を考えるのなら何よりも「大隊」を満たす必要が有るのが難しいですね。
1マナの生物として考えた場合は2/1では不足が有り、Stdでは部族を活かすのも難しい。ただそれが変身して4/4のアタッカーになる事が出来るのなら1マナの生物としては十分すぎる。ある意味では《運命の大立者/FoD》《闘争の学び手》の様な進化系生物と言えます。これらと異なりマナは掛かりませんが、その分強化に条件が必要となる。どうせなら単なるコンボパーツではなくしっかりとデッキにマッチし戦力となれるカードであるべきでしょうね。
ただ1マナ4/4+αの能力と考えれば有効ですが、相手ターンにはただのPWであるためブロッカーにはならない(この部分を考えるのなら[+1]を使う必要が有る)し、火力や攻撃に晒されるという観点では通常の4/4程の安定感は無い 。
それでも1マナ4/4は1~2度でも殴る事が出来れば十分なのですが、注意だけはする必要が有ります。何せ変身後+1を使っても忠誠度は4、次期環境には《かき立てる炎》に、それが落ちても《極上の炎技》が有ります。前述の《乱撃斬》も考えれば火力に耐性が無さすぎる。
この脆さを考えるともしかすると、4/4どころか1マナとしてマシでも、構築に使う程のパワーは無いのではないのか?と言う疑問も残ります 。何せ1マナ2/1では明らかに不足が有り、変身しても裏の攻撃で死亡する可能性があるわけですからね・・・。
ここから考えるに最低でもスキを見て変身する可能性のあるデッキで使う事が最低条件なわけですが、その上でこれの変身のために無理にカードを使う様な構築は避けるべきでしょうね。焼かれたらアド損です。もし焼かれたり追放されたりしても所詮1マナのカード に3マナのカード使ってやがるm9wwwwと言えるような構築・プレイングになるべきでしょう。
1マナのカードを展開して行っても上手くいけば3t目に攻撃して生き残れば変身できるわけですが流石に都合が良すぎる。1枚で数を用意できる《急報》等Tokenスペルの方が望ましいでしょうね。もう少し重たいのなら《オレスコスの王、ブリマーズ》や《死に微笑むもの、アリーシャ》が候補になるはず。こいつらは壁としても優秀であるため変身後の[+1]の破壊不能+アンタップの対象にもなります。
特にアリーシャは死亡してもそれを誘発能力で攻撃した状態で釣り上げる事が出来るので、アド的にもテンポ的にも優秀です。
Token装置でも本体も生物である《僧院の導師》《ゴブリンの熟練扇動者》も悪くないただ只3マナ設置なので少々遅いのは事実ですね。ギデオンの[+2][+1]で戦闘を有利に進める事が出来るのも事実なのでMidrangeレベルならアリかもしれないですが流石に厳しいですかね。
保護機能としては攻撃支援にも使える《勇敢な姿勢》や《魂の起点》がいいですね。
ただ後者は前述の通り変身に費用を咲く事が望ましいとは言えないため微妙です。
Midrangeのカードまで使えるようにするのなら《マルドゥの魔除け》《マルドゥの隆盛》《真面目な訪問者、ソリン》も良いですね。マルチャはToken発生器としてだけでなく4点生物火力となるため盤面掃除にもテンポが良い。キテオン→急報/餌→攻撃時にマルチャでブロッカーを掃除と言う流れになるでしょう。ソリンは全体強化の[+1]が面展開自体に相性が良いだけでなく、相手ターンにまで効果が及ぶため変身ギデオン後は[+1]で疑似警戒+破壊不能を付ければ非常に優秀な絆魂持ちの壁となるわけです。
全体強化としては他にも思い浮かぶのが《アナックスとサイミーディ》と《アタルカの命令》ですね。
前者は英雄的が必要になりますが本体は3/2先制・警戒で更に全体強化です。[+1]の対象としても悪くない。後者はご存じアタルカレッドのキーですね。Weenieとしては非常に優秀なカードですし面展開にはもってこいのカードです。ただマナ基盤の弱いStdでNayaとなるのは少々不安も有りますが・・・。
自力での復活能力も備えている《血に染まりし勇者》が居る事からBW戦士と言うのも良いですね。
戦士のシナジーこそありませんが、《荒野の確保》から奇襲的に数を確保しながら自ターンに破壊不能にして突撃する事も出来る訳です。ただ戦士のシナジーを重視するなら半端なキテオンより《マルドゥの悲哀狩り》の方が良い気もします。
他の選択肢としては《英雄の刃》を使ったブレードデッキも作れそうですね。
もともとズルゴ・アリーシャとそこそこの駒は揃っていたわけで、後はもう1~2種類軽いカードが有れば~と言う事だったわけですが、キテオンはその対象に使えそうです。単体特化のデッキですので変身は難しいかも知れませんが無理ではありませんし、装備しているのならいらない気もします。キテオン自体破壊不能を自力で付与できるので装備品の担ぎ手としては悪くないわけですしね。
一応《アナックスとサイミーディ》も伝説です。
またここで出てくるのが《秘宝の探求者》ですね。
現代の《石鍛冶の神秘家》。本体も装備品も弱すぎて使い物にならない環境ですが装備品をテーマとしているのなら悪くない選択肢だと思います。単体掛けを旨としているのなら先に否定した《魂の起点》も使えますからアンブロッカブルに依る高名化の可能性も十分ある様に構築できます。
キテオンがいずれ変身してしまう可能性を考えるとAuraや《抵抗の妙技》等を併用する気にはならないのですが、使い回せる装備品と言うのは明確な選択肢になり得る訳ですね。
だいたいこんな所になるでしょうかね。
やはり前述の様に、所詮1マナと切り捨てる事が出来る構築である事が最も重要になると思います。書いていても思いますがこいつにそこほどの価値を見いだす事が出来ませんからねww
同時に上に挙げた選択肢はその殆んどは[+2]または[+1]を使えるようにしているはずです。
それ程シナジーが組めないStdに対してEternalはシナジーのオンパレードですね。
先ず「大隊」を満たすカード群の大半と仲がいい。《軍勢の忠節者》《ボロスの精鋭》が主になりますが《風立ての高地》も当然ですね。またクルセイダーと保護機能を併せ持つ《軍団の戦略》の運用も可能となるでしょう。Stdでは期待されながらも使われなかった悲劇のカードですが、生物保護の観点を考える必要が有るデッキなら或いは・・・。
同じように全体に「破壊不能」を付与できる《ボロスの魔除け》の運用も可能です。
「兵士」としても当然使えます。
《陸軍元帥》が居れば兵士全てに+1/+1と先制攻撃を、《カタパルト兵団》はレンジストライクを使う事で盤面に干渉出来ます。また変身後の[+2]でレンジストライクのおぜん立てという手もあります。
他にも白親和で一気にAtf生物を展開すれば最速2t目の変身も可能。Atfと言う脆さを[+1]で補うのも有効です。Rくすると《カルドーサの再誕》が使える「カルドーサレッド」も候補。
また数を並べる観点から「SoulSisters」もアリですね。
《魂の管理人》をはじめ1マナ生物は多いですしToken展開も出来る。《再誕の宣言》や《戦列への復帰》の様な回収カードも豊富でサーチカードの《イーオスのレインジャー》も有ります。《セラの高位僧》以外の軽いアタッカーの擁立に苦労しているデッキなのでまぁ候補として考えるのも悪くは無いでしょう。
単純にNayaZooと言う手も有りますね。
他には《オルゾフの魔除け》《生+死》《不敬の命令》《集合した中隊》《ルーンの母》《ミシュラの工廠》《ゴブリンの奇襲隊》《死後の一突きのなんかと組み合わせてみたいですね。半端なKPのカードですが工夫の余地は色々あるわけですね。
表側が優秀なのはジェイスと同じながら、戦闘と言う行為を挟む関係で環境的に有効かどうかの評価で劣ってしまうというのがこのキテオンの特徴ですね。
もし組むのなら、面白いカードでもありますし上手く使いたいものです。
但し、使ったとしても所詮1マナレベルの構築にするのが最も重要と言えるでしょうね。上で言っているように免罪符にも限度がある。このカードに掛ける程のパワーは無いと思います。
こんなところで。
さてMオリジンの続き。
もう大分スポイラーも埋まってきましたね。後は出涸らし気味な気もしますが・・・。
更新が追い付かないぜ・・・。
今日はギデオンについて。
同じように裏のPWの能力だけでなく、表の能力と変身のしやすさを主に見ていきます。
・《アクロスの英雄、キテオン》/《歴戦の戦士、ギデオン》
:ジェイスの2マナで驚いていたらまさかまさかの1マナです。
しかも1マナ2/1+αのマナレシオの良さを誇る《先兵の精鋭》のほぼ上位交換です。部族も人間・兵士と使いやすい。伝説と言う部分は気になりますが、完全なWeenie生物であるためどうせ生き残る確率も低い。そのため伝説性が問題になる場面は少ないでしょう。それこそ変身すれば2枚目も置く事も出来ますし、4枚積んでも問題ないレベルだと思います。
と言う事で表側は非常に優秀と言えます。
が、それは1マナにしては優秀と言う事 です。
どういう事かと言うと現環境は中量級生物が強すぎる上に、環境に存在する殆どがフェアデッキかそれを叩き潰そうとするControlです。単なる2/1では活躍にも限界があるという事です。もっと言えば然したる価値が無い。事実、《ドラゴンを狩る者》《マルドゥの悲哀狩り》《万神殿の兵士》とデメリットの一切無い1マナ2/1が存在していますが、現実には殆んど使われていないのです。似た様なサイズで《鐘突きのズルゴ》が活躍できているのはRと言う色の強さと「疾駆」を持っているからに他なりません。
このカードが優秀なのは言わずもがなですが、それを環境が許してくれるかは別の話と言う事でしょう。と言う事で使っていくにはやはり何らかの工夫が必要になるはずです。
裏側は
[+2]:1体にギデオンへの「挑発」
[+1]:1体に次の自分ターンまでの「破壊不能」付与+アンタップ
[0]:いつも通りの肉体労働
相変わらずのプロレスラーですが今回はタッグマッチ仕様ですね。
3種類目にも拘らず肉の盾派の伝統は健在な訳です。
[+2]の観点では、《ギデオン・ジュラ》の全体挑発から単体挑発になっています。また、忠誠度が「3」と最も低いのが気にかかります。ジュラの半分しかないため彼の様にプレイヤーの盾として時間を長期的に稼ぐというのは少々難しいかも知れない。と言うかよく考えてみると[+1]の能力的に見ても忠誠度で見ても《束縛なきテレパス、ジェイス》に頑丈さで負けている・・・。それでいいのか肉体派!?
それでも中量級の生物1体を数ターン受け止める事も出来ます。そもそも、1マナから展開でき、妨害が無ければ3t目の着地も可能なほど素早い点を考えれば致し方ない。
他にはシステム生物を強制的に殴らせたり、アタッカーを接死持ちで相討ちにしたり、絆魂持ちをブロッカーにする事でゲインをしたりと言う事が出来る。強制攻撃でブロッカーを排除する事でサボタージュ系生物を活かす方法もありますね。
[+1]は《古参兵の反応》+《アジャニの存在》からパンプを抜いた様な能力。アタッカーやブロッカーを保護したり疑似警戒を持たせ戦闘を優位にしたり、タップ能力を持つシステム生物を起こして2回目の起動を行ったりできる。「召集」とも相性が良いですね。
この2つはこれまでのギデオンには無い中々システマチックな動きが出来る能力であり、ここを活かせるかどうかがギデオンの強さの正否を分けると思われます。単体ではアドバンテージを稼ぐ事が出来ない分、これらを利用して盤面を支配していくと良いでしょう。
Beatdown向けとしてはパンプ修正等ダメージ数値に直接寄与できる能力が無い点が気にかかるため、矢張りクロックを強引にでもつける手段として[+1]と[0]はしっかり計算して使いたいと思われます。
[0]は実らしい4/4破壊不能・ダメージ軽減の生物化を行います。
ジュラに比べサイズは落ちますし、《龍眼のサルカン》に比べると回避能力等が無くなっていますがここも1マナの生物と言う事が免罪符になるはず。
流石に布告や追放には弱いものの、除去耐性はそれでも十分に高いと言えます。1マナの生物が除去されるのなら諦めもつくしそもそもテンポを採れる確率が高い。
気にするべき点としては《乱撃斬》等の軽減禁止カードが環境に在るという点。自分で使うのなら使い分ければ良いのですが、相手に使われる事もある点が気にかかりますね。後は追放の《アブザンの魔除け》も《死霧の猛禽》の性で環境に存在するので注意が必要です。
[+1]が特殊ながら実にギデオンらしいギデオンに纏っているように一見みえます。1マナとして考えれば十分なパワーを持つ 為、Weenie生物として運用も可能なはず。
しかし、逆にPWとして考えると、アドバンテージを取れない点や最大限使うには生物を経由する必要が有る点が気にかかる。本来のギデオンはPW系の中でも特にControl向きのカードであり、プレイヤーの盾となり攻撃手ともなるControlのフィニッシャー向けのカードだったわけですが、このギデオンは、キテオンの変身条件も鑑みればどう考えてもBeatdownで使われるべきカードなので、これまでの物とは大きく勝手が異なるはず。[+2][-2]の支配力も持ってはいない。Beatdownで[+2]を使わなければいけないわけです。Controlのそれとは勝手が違います 。
よく考慮して組む必要が有りますね。
上述の通り、1マナの生物としては悪いカードではないですが、環境的にはパワー不足感が否めない。Midrangeとして使うにも少々工夫が必要であり、変身の事を考えるのなら何よりも「大隊」を満たす必要が有るのが難しいですね。
1マナの生物として考えた場合は2/1では不足が有り、Stdでは部族を活かすのも難しい。ただそれが変身して4/4のアタッカーになる事が出来るのなら1マナの生物としては十分すぎる。ある意味では《運命の大立者/FoD》《闘争の学び手》の様な進化系生物と言えます。これらと異なりマナは掛かりませんが、その分強化に条件が必要となる。どうせなら単なるコンボパーツではなくしっかりとデッキにマッチし戦力となれるカードであるべきでしょうね。
ただ1マナ4/4+αの能力と考えれば有効ですが、相手ターンにはただのPWであるためブロッカーにはならない(この部分を考えるのなら[+1]を使う必要が有る)し、火力や攻撃に晒されるという観点では通常の4/4程の安定感は無い 。
それでも1マナ4/4は1~2度でも殴る事が出来れば十分なのですが、注意だけはする必要が有ります。何せ変身後+1を使っても忠誠度は4、次期環境には《かき立てる炎》に、それが落ちても《極上の炎技》が有ります。前述の《乱撃斬》も考えれば火力に耐性が無さすぎる。
この脆さを考えるともしかすると、4/4どころか1マナとしてマシでも、構築に使う程のパワーは無いのではないのか?と言う疑問も残ります 。何せ1マナ2/1では明らかに不足が有り、変身しても裏の攻撃で死亡する可能性があるわけですからね・・・。
ここから考えるに最低でもスキを見て変身する可能性のあるデッキで使う事が最低条件なわけですが、その上でこれの変身のために無理にカードを使う様な構築は避けるべきでしょうね。焼かれたらアド損です。もし焼かれたり追放されたりしても所詮1マナのカード に3マナのカード使ってやがるm9wwwwと言えるような構築・プレイングになるべきでしょう。
1マナのカードを展開して行っても上手くいけば3t目に攻撃して生き残れば変身できるわけですが流石に都合が良すぎる。1枚で数を用意できる《急報》等Tokenスペルの方が望ましいでしょうね。もう少し重たいのなら《オレスコスの王、ブリマーズ》や《死に微笑むもの、アリーシャ》が候補になるはず。こいつらは壁としても優秀であるため変身後の[+1]の破壊不能+アンタップの対象にもなります。
特にアリーシャは死亡してもそれを誘発能力で攻撃した状態で釣り上げる事が出来るので、アド的にもテンポ的にも優秀です。
Token装置でも本体も生物である《僧院の導師》《ゴブリンの熟練扇動者》も悪くないただ只3マナ設置なので少々遅いのは事実ですね。ギデオンの[+2][+1]で戦闘を有利に進める事が出来るのも事実なのでMidrangeレベルならアリかもしれないですが流石に厳しいですかね。
保護機能としては攻撃支援にも使える《勇敢な姿勢》や《魂の起点》がいいですね。
ただ後者は前述の通り変身に費用を咲く事が望ましいとは言えないため微妙です。
Midrangeのカードまで使えるようにするのなら《マルドゥの魔除け》《マルドゥの隆盛》《真面目な訪問者、ソリン》も良いですね。マルチャはToken発生器としてだけでなく4点生物火力となるため盤面掃除にもテンポが良い。キテオン→急報/餌→攻撃時にマルチャでブロッカーを掃除と言う流れになるでしょう。ソリンは全体強化の[+1]が面展開自体に相性が良いだけでなく、相手ターンにまで効果が及ぶため変身ギデオン後は[+1]で疑似警戒+破壊不能を付ければ非常に優秀な絆魂持ちの壁となるわけです。
全体強化としては他にも思い浮かぶのが《アナックスとサイミーディ》と《アタルカの命令》ですね。
前者は英雄的が必要になりますが本体は3/2先制・警戒で更に全体強化です。[+1]の対象としても悪くない。後者はご存じアタルカレッドのキーですね。Weenieとしては非常に優秀なカードですし面展開にはもってこいのカードです。ただマナ基盤の弱いStdでNayaとなるのは少々不安も有りますが・・・。
自力での復活能力も備えている《血に染まりし勇者》が居る事からBW戦士と言うのも良いですね。
戦士のシナジーこそありませんが、《荒野の確保》から奇襲的に数を確保しながら自ターンに破壊不能にして突撃する事も出来る訳です。ただ戦士のシナジーを重視するなら半端なキテオンより《マルドゥの悲哀狩り》の方が良い気もします。
他の選択肢としては《英雄の刃》を使ったブレードデッキも作れそうですね。
もともとズルゴ・アリーシャとそこそこの駒は揃っていたわけで、後はもう1~2種類軽いカードが有れば~と言う事だったわけですが、キテオンはその対象に使えそうです。単体特化のデッキですので変身は難しいかも知れませんが無理ではありませんし、装備しているのならいらない気もします。キテオン自体破壊不能を自力で付与できるので装備品の担ぎ手としては悪くないわけですしね。
一応《アナックスとサイミーディ》も伝説です。
またここで出てくるのが《秘宝の探求者》ですね。
現代の《石鍛冶の神秘家》。本体も装備品も弱すぎて使い物にならない環境ですが装備品をテーマとしているのなら悪くない選択肢だと思います。単体掛けを旨としているのなら先に否定した《魂の起点》も使えますからアンブロッカブルに依る高名化の可能性も十分ある様に構築できます。
キテオンがいずれ変身してしまう可能性を考えるとAuraや《抵抗の妙技》等を併用する気にはならないのですが、使い回せる装備品と言うのは明確な選択肢になり得る訳ですね。
だいたいこんな所になるでしょうかね。
やはり前述の様に、所詮1マナと切り捨てる事が出来る構築である事が最も重要になると思います。書いていても思いますがこいつにそこほどの価値を見いだす事が出来ませんからねww
同時に上に挙げた選択肢はその殆んどは[+2]または[+1]を使えるようにしているはずです。
それ程シナジーが組めないStdに対してEternalはシナジーのオンパレードですね。
先ず「大隊」を満たすカード群の大半と仲がいい。《軍勢の忠節者》《ボロスの精鋭》が主になりますが《風立ての高地》も当然ですね。またクルセイダーと保護機能を併せ持つ《軍団の戦略》の運用も可能となるでしょう。Stdでは期待されながらも使われなかった悲劇のカードですが、生物保護の観点を考える必要が有るデッキなら或いは・・・。
同じように全体に「破壊不能」を付与できる《ボロスの魔除け》の運用も可能です。
「兵士」としても当然使えます。
《陸軍元帥》が居れば兵士全てに+1/+1と先制攻撃を、《カタパルト兵団》はレンジストライクを使う事で盤面に干渉出来ます。また変身後の[+2]でレンジストライクのおぜん立てという手もあります。
他にも白親和で一気にAtf生物を展開すれば最速2t目の変身も可能。Atfと言う脆さを[+1]で補うのも有効です。Rくすると《カルドーサの再誕》が使える「カルドーサレッド」も候補。
また数を並べる観点から「SoulSisters」もアリですね。
《魂の管理人》をはじめ1マナ生物は多いですしToken展開も出来る。《再誕の宣言》や《戦列への復帰》の様な回収カードも豊富でサーチカードの《イーオスのレインジャー》も有ります。《セラの高位僧》以外の軽いアタッカーの擁立に苦労しているデッキなのでまぁ候補として考えるのも悪くは無いでしょう。
単純にNayaZooと言う手も有りますね。
他には《オルゾフの魔除け》《生+死》《不敬の命令》《集合した中隊》《ルーンの母》《ミシュラの工廠》《ゴブリンの奇襲隊》《死後の一突きのなんかと組み合わせてみたいですね。半端なKPのカードですが工夫の余地は色々あるわけですね。
表側が優秀なのはジェイスと同じながら、戦闘と言う行為を挟む関係で環境的に有効かどうかの評価で劣ってしまうというのがこのキテオンの特徴ですね。
もし組むのなら、面白いカードでもありますし上手く使いたいものです。
但し、使ったとしても所詮1マナレベルの構築にするのが最も重要と言えるでしょうね。上で言っているように免罪符にも限度がある。このカードに掛ける程のパワーは無いと思います。
こんなところで。
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