新カード紹介)Mオリジン雑感6 《ニクスの星原》等
新カード紹介)Mオリジン雑感6 《ニクスの星原》等
新カード紹介)Mオリジン雑感6 《ニクスの星原》等
・《ニクスの星原》
:新しい形の《オパール色の輝き》。
条件付きとはいえ、毎ターンEncを釣り上げる事が出来る《債務者の弔鐘》のEnc版とも言える凄まじい性能をしており、5マナの重さながら十分なパワーが有りますね。

 可能ならCipや生け贄・毎ターン誘発効果のあるEncを釣り上げたいところ。そうでなければなるべく重いEncを釣り上げたいですね。効果の大きさだけでなくサイズにも直結しますからね。同時にEnc生物もCMCのサイズに変更されるためサイズ的な弱みのある生物へのある種のクルセイドにもなっています。

 有難い事にEncをテーマとしているブロックが重なっているのも追い風。惜しむらくは僅か数か月しか共存できない事ですが・・・。
 環境的に《ドロモカの命令》の存在はネックですが、布告系効果のため多数のEncを残せるのならば問題性は薄いですね。


 併用したいのはデッキを掘っていく《神々との融和》。取り敢えずこれで重いEncを落しながら星原を探してくるのが基本となるでしょう。こういうのは本体までEncで一致しているのが良い所ですね。後はマナ加速するだけ。

 使用するEncとしてはまずは対生物を熟せる《停止の場》や《払拭する光》が必要になります。一時的ながら除去を熟しながら生物化して殴る事が出来る。特に後者は置物全般に対応で決まるのが強みです。もちろん相手に除去されても星原で再び釣り上げる事が出来るので問題が無いですね。時間稼ぎが出来るだけで十分です。
 他には生贄系となる事で毎ターン釣り上げる事が出来る《運命の泉》《激憤の泉》《活力の泉》等もいいですね。

 Enc生物としてはやはり《開花の幻霊》が素晴らしい。
毎ターンEncを釣り上げる事でドローが出来るようになるし、自身も2/2→4/4と十分なサイズになる事が出来る。
実にアドアドしいですね。

 何よりこの《ニクスの星原》は2枚目以降が腐らないという強みがあります。条件であるEnc5枚以上と言う面倒を満たすためにも数が必要となるため無駄になりづらいし、そしてそれを満たせば自分が5/5となる事で一切の無駄が無い。

 重いEncとしては《享楽者の宝物庫》が素晴らしいですね。
CMCが7である為ほぼフィニッシャーレベル。で、その上相手の墓地をそのまま利用できる。色が合わないと辛いため土地を工夫したいですが、場に出せれば本当に多数のアドを採れるはず。
 そこまで重くもないですが《ヘリオッドの指図》も中々。本体が5マナ故に5/5の筈ですがクルセイド能力で全体に+2/+2が出来るので実質7/7瞬足になる。他のEncも軒並み凶悪化するので十分フィニッシャー級ですね。


 Eternalではプールの関係で更に素晴らしい。
Legacyに存在する「Leylines」に組み込む事が出来ます。このデッキの問題点の一つは《オパール色の輝き》がキーでありながら他に代用する2種類目が無かったことですが、このカードのお陰でそれを改善できる可能性が有ります。その上シングルシンボルであるため、色拘束も問題が無い。アドバンテージを取る手段でもある為、新しいデッキの形を見出していける可能性も有る。しかし、そもそものデッキも《悟りの教示者》で十分という意見も有りますね。
 また、キーカードである「力線」もあるためModernでも可能性はある。但し《セラの聖域》が無いためマナ加速は少々難しいが・・・。マナ加速は代わりの手段として《繁茂》系や信心を利用した《ニクスの祭殿、ニクソス》になるでしょうかね。

 重いCMCのEncは《全知》や《有害な前兆》など凶悪な物もある為運用のし甲斐が有ります。


 単純に毎ターンEncを釣っていくカードとしても弱くはない。
が流石に遅すぎます。釣り上げるだけならLegacyなら《補充》、Modernなら《蔵の解放》があります。それを考えればStaxの様な低速デッキで毎ターンの恩恵を得るのが望ましいと思われます。
 よく言われる《不朽の理想》もアリですね。問題は7マナと言う部分ですが・・・。
ただそこまでしなくとも普通に星原で数を稼いで殴るだけでも十分な気がします。《不朽の理想》は必要ですかね?

 Stdと同じ様に考えるのならやはりまずは単体除去になるでしょう。《忘却の輪》が基本ですが他にも《未達への旅》等かるいものもいいですね。2色になるなら《拘留の宝球》も有る。《仕組まれた疫病》等も良い。

 最も凶悪なのは《パララクスの波》ですね。消散4で生物を4体まで吹き飛ばして4/4で殴って落ちる。その後に相手のターンに自分を吹き飛ばして「ブージャム」デッキの再現が出来るという訳ですね。
 《オパール色の輝き》を使ったLeylinesはどちらかと言うと、相手の場が整う前に4/4を多数並べて殴り勝つデッキであり高速Beatに近い。それを思うとLeylinesでは毎ターンのアドの強みが余り活かせなくなるような気もしますね。やはり新たな方向性を打ち出すのも良いのかもしれません


 考える程にシナジーを生み出せるカードです。
色々楽しめそうですね。




・《万神殿の伝令》
:Enc推しがテーマの一つでもあるオリジンの象徴の一つ。
実は歴史上初のEncに対するメダリオン能力を持っていますね。
 惜しむらくはEncがテーマのTHSブロックが落ちてしまう事ですが、それまでは対象も実に豊富ですね。
Enc/Creもいるため実質的にCreのメダリオンの様にも働きます。《クルフィックスの狩猟者/CoK》が僅か2マナになるのが素晴らしいですね。CoK自体も土地を伸ばすタイプのカードであるため二重の意味でマナサポートが出来ます。またEnc・土地の2種類でライフゲインが出来るのも特徴ですね。
 「星座」持ちの生物利用すればよりアドを伸ばしやすいですね。色の揃う《開花の幻霊》もその重さを補う事が出来ます。

 《死の国の造幣工》と合わせて使う事でゲイン系を2種類そろえる事も出来ますね。ここまで来ると驚異的なライフを確保出来そうです。SoulSisters的な?

 Auraを使うことにすれば《イロアスの英雄》とのダブルメダリオン体制も組めますね。二重体制と言うよりはメダリオンを2種類採用できるので引きマシが出来るのが大きいのですね。本体もサイズは微妙なものの悪いわけでもないため強化先としても決して悪くないですしね。


 Eternalで見ても弱いわけではないですが、カードタイプ的にあまり恵まれていませんね。Atfと違い軽減すれば0マナになるわけではないので限界がある上に、《繁茂》系が良く使われるためマナ自体には困る事も少ないためです。元々軽いカードを使う事も多くそもそも軽減できないという事も間々あるわけですし。どこぞのぶっ壊れと異なり《セラの聖域》もリーガルです。
生かせるカードが何かあれば別なのですが・・・。


 地味に2マナの優秀なケンタウロスと言う利点もありますね。部族デッキを組む再利用できますね。まぁケンタウルスデッキでEncを利用できるかどうかは別の話ですが、ね。



・《神々の兜》
:装備品になった《天上の鎧》。使い回せる分先制攻撃は付きません。または参照するカードがEncになった《頭蓋囲い》。装備品として考えればこちらの方がしっくりきますね。

 《頭蓋囲い》の印象が強いため凶悪な爆発力を創造してしまいがちですが内実はだいぶ異なります。まず本体がAtfであるためこれだけを置いてもなんの修正も無いという事。《天上の鎧》の事を考えると単体での有用性の重要度も理解できるはずです。
同時にAtfは0~1マナの軽量Atfが大量に有りますが、残念ながら1マナ以下のEncは数えるほどしかない(と言うか0マナが無い)。どう考えても爆発力で劣っています。同じくAtf生物に比べるとEnc生物も数えるほどしかいないため、その意味でも修正数値では後れを取ると言わざるを得ない。親和の爆発力を支えているのは《メムナイト》と《羽ばたき飛行機械》ですからね。そもそもEternalにおける決定的な差としてAtf/Landに対してEnc/Landが存在しない

 なんだかネガティブな要素ばかりが揃っているようにも思えます。
しかし考えてみればAuraの延長で考えればアド損をしない強みは絶対的なものですし、そもそも1マナのAuraで考えてみれば+2/+2でもそれなり、+3/+3すればかなり凶悪な分類になるため、《頭蓋囲い》のイメージさえ捨てれば結構優秀であるというのもまた事実なはず。。

 Stdではまぁ論外。
Cre/Encもいくつかいますが、デッキテーマに添えられるほどの強力なカードはほぼいない。一応英雄的デッキでの運用も可能ですが、《ドロモカの命令》だったり《タッサの試練》だったり余りEncの数が伸びないので修正値にも限界があります。
使うのなら《槌手》や《伝染性渇血症》が有ると良いかも。また、数を揃えるというコンセプトが一致するので《万戦の幻霊》も運用できるはず。

 Modernでは呪禁Auraにしっかりと運用する事も出来る。ピン除去で捌かれた際の息切れをある程度は改善できるため運用の価値はあります。ただし、どちらにしろ場にEncとCreの両方が無ければ仕事が出来ないため、その手の損失が起きた場合には本当に最低限の保証しか出来ないと思われます。根本的なデッキの欠点を改善できているわけではないのが痛い

 LegacyではEnchantressでは論外。
そもそもあれはControlデッキで単体強化なんぞお呼びでないため使う意味が無い。反対にAurancerの様な呪禁Aura系のデッキでは使えるかもしれないです。《繁茂》《楽園の拡散》の様な1マナAuraも多いため修正値も狙いやすいですからね。
ただ強化は良いのですが、矢張り本人がAtfであるため、デッキ全体のシナジー性は歪めている気もします。


ポテンシャルが高いことは間違いありませんが、今一つどの様に使えばいいのか判らないカードですね・・・。




こんなところで。



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