新カード紹介)Mオリジン雑感7 ロードなんて邪道だ
2015年7月11日 新カード紹介 コメント (5)
皆さん、こんばんは。しもべです。
つづきつづき。
と言うか暑い・・・。蒸し暑い。
・《一日のやり直し》
:帰ってきた《Timetwister》。
しかし効果はほぼ同じながらターンを終了するという一文が重すぎる・・・。
基本的にどうあってもアド損する上に、相手に手札を7枚にした上でこちらは3マナ使った状態でターンを明け渡す事になるため、隙だらけのノーガード状態になります。
危険が過ぎますね・・・。
つまりそれでも良いと思えるほど、相手の攻勢など気にならない様なデッキでなければいけないわけです。
基本的に考えられるのはターンが終了してもそれ程問題が無いInsを多数使うデッキである事。または非常に素早く多数のカードを消耗する事ができて、相手が7枚の恩恵を得るよりもこちらが得た物で勝負を決めきる事が出来るデッキである事。
基本的にはこれらになるでしょうね。
・手数を重ねれる
・これを使う事で高速で勝負を決められる
これが必要要件になるわけです。
同時に別の味方として、相手に手札を無理やり消費させない作りになっているのもいいですね。
Stdには軽い優秀なスペルは少ないのでこれがどれ程使えるのかは怪しいですね。そもそもそれ程軽いカードが有るのなら《時を超えた探索》や《宝船の巡航》で十分でしょう。これらなら自分が一方的に得できる。
一応幾つかか候補はあります。
盤面への投資が早い代わりに除去されなければ墓地の溜まりも悪い様なデッキが合うかもしれない。と言う事で思いついたのが《アーティファクトの魂込め》・《爆片破》のURハサミデッキ。どちらも強力でパンチ力は非常に高い反面、アドを失いやすくリスクが高い。それを強引に補えるというのなら問題も薄いですね。《爆片破》は墓地にカードを溜めやすいため《宝船の巡航》でも良いのでが、魂込めは除去さえされなければ貯まりにくいため巡航では無理がある。その意味で強引に7枚引きこむ動きは悪くない。
1枚当たり5点の決定力も凄まじいため、相手にリソースを活用させる暇を与えないと言う部分でも相性が良いでしょう。
後は以前のエントリーで挙げた《溶鉄の渦》ですね。
1マナで設置でき、起動も1マナなので、抱き合わせで使う際の+3マナが挙動として邪魔になりづらい。強制で手札が7枚揃いますし、捨ててしまった土地も含めて切り直しになるので、再利用できます。寧ろいらないものは取り除いておきたいため、《宝船の巡航》や《時を超えた探索》と併用するのもアリですね。
Eternal環境でも探査の方が・・・は同じですが、それらが環境によって禁止や制限になっているのは大きな違い。同時に優秀な軽量スペルも圧倒的に多い。故に手数で勝負できるデッキを作る事も出来るはず。
よく言われている「Affinity」や「Burn」は問題ないでしょう。特にBurnはInsでもあり、それが直接的な勝因にもなる。連続キャストから高速勝利が達成できます。ただし、ミラーマッチだと使った方が負ける・・・。ショックランドの存在も有る事ですし・・・。Affinityにはその手の挙動は多少劣りますが、KPに大きな差がある分多数のカードを引いて斑を減らすのは重要。ただ盤面にカードを置いていく以上は相手に除去の猶予が有るのも事実。対処法が割りと多数あるデッキなので札を引かれる弊害はこちらの方が遥かに高い。
ついでに特定のカードに封殺させる可能性もあるBurnなので、それらHateカードに対処するサイドカード自体を引ける可能性があるという点でも大量ドローには価値があります。
デッキ的な親和性ではBurn≫Affinityでしょうね。
Legacyでは正直思い浮かばない・・・。
《Force of Will》《目くらまし》のある環境でマナを使った状況では明らかに不利。引いてきたカードを使おうとしても普通にカウンターされるのが落ち・・・。またSocでありターンを終了してしまうのも小さくない欠点。必然的に相手のターン勝負を決める事が出来るStormなどを使う構築になるでしょう。HighTideではなくソリダリティになるでしょうが、そもそも《時のらせん》が解禁されている現状でそのデッキに換える利点はなんですかね?
恐らく使うのならもっと直接的な勝利手段が望ましい。
考え付くのは《地獄界の夢》系。これがそのまま7点火力になります。もちろん引き増せばキーカードを手に入れ易くなる。《黒檀の梟の根付》も強制7枚に出来る為アリと言えばアリですが、少々効率不足ですね。
もう一つ入れると《Chains of Mephistopheles》と合わせると相手の手札を零にした上で7枚捨てさせることが出来ます。ここに《リリアナの愛撫》を入れれば宛らメグリムジャーの完成。環境的にChainsが強いのも良い。問題はChainsが途方もなく高い事。加えてこれが有ると自分も引き増しできなくなる。
相手の行動を拘束する系のカードとの相性も良い。
《エーテル宣誓会の法学者》や《秘儀の研究室》のようなスペルを回数を拘束する物があると有効。自分のターンを終えてしまっていても問題性は薄い。そこまでではないですが《スレイベンの守護者、サリア》や《アウグスティン四世大判事》の様にコスト増加系を使う事でも必然的に手数を減らす事が出来る。同じように相手に嫌がらせをする《大歓楽の幻霊》や《呪文ショック》系が有ると良い感じになる。どちらも盤面に戦力を残せているのも大きい。
他には《死儀礼のシャーマン》や《根絶》/《外科的摘出》等で相手の有効牌を抜いてしまうと7枚引かれてしまっていても問題性は薄くなります。
よく《予期の力線》云々言われてますが、それが揃っても3マナ使えない状況で相手の行動を凌がなければいけません。
もし力線が初手でなかったら、更に4マナ支払って、コイツが使えるのはそれ以降。4マナ目に無防備を晒し、更にやり直しキャストでも無防備を晒します・・・。
マナに余裕があればいいのですが、それなら最初から探査ドローや複数ドローでおkでしょ?
そして初手に力線引こうとしたら必然的に4枚積みこむ事になり、やり直しの7ドローで2枚目以降は引いてしまったら実質ドロー分が減ってしまいます。ただでさえアド損なのに、余計にアドが減ります。
そこまでして使うパワーあります?
《急かし》はその分最低限キャントリップになるので無駄は抑えられます。
が、上で言ったようにただでさえ3マナ使っている状況で、追加で1マナ使って、そこからやっとスペルをキャストするわけです。
そこまで苦労するなら最初から探査ドローで良いでしょ?と・・・。
色々書き出してみましたが正直あまり有用な手とは言えませんね。
見た目は派手ですが、かなり運用が難しいですね。今の所、Burn専用機にしか見えない。
・《潮流の先駆け》
:限定バウンス能力を持つ魚。
皆が待ってた《大クラゲ》。部族的な立ち位置で考えれば《棘鞭使い》に近いかも知れません。
嘗ての魚のバウンス能力と言えば《セルキーの垣魔道士》が居ましたがこちらは相手限定。バウンス能力だけで見ると更に使い難くなっています。
しかしINV期を思わせる2マナ追加での瞬足のお陰で疑似速攻持ちですし、相手の攻撃をいなす事が出来ます。テンポと殴り合いの攻防で役に立つ能力と言えます。
反面、救出やアド稼ぎなどには使えない。また攻撃に合わせるとしても《引き裂かれし永劫、エムラクール》の滅殺や「警戒」持ちには無力。単純にIns速度のバウンス生物が使いたいのなら《造物の学者、ヴェンセール》の方が遥かに扱いやすい。
やはり魚である事、そして《霊気の薬瓶》から出せる選択制の2マナである事が重要なのでしょう。
魚として見た場合は拘束力は弱いし、攻撃を無理やり通すのも少々難しい。一体何に強みがあるのかが今一つよく判らない。決して弱いカードではないが魚での使い道が判らない。
一応《メロウの騎兵》が居れば問題なくバウンス出来ますが、・・・。
魚に置いてこれがどれ程の価値が有るのでしょうか?
それとも条件なんて、大した枷にはならないのでしょうかね?
Stdでは信心2つを稼げることが重要。
《霜歩き》と言う軽量アタッカーもいるため殴り合いにおけるサポーターとしてはそこそこ優秀に思える。腐っても信心2であるため《海の神、タッサ》や《波使い》と絡めば便利。これらはブロッカーが機能しづらいカードでもある為に強制的に殴り合いに持ち込める、その意味でも相性が良いと言える。
展開力を活かせる為に組まれている《集合した中隊》併用のtG型でも勿論有効。どうせIns速度が前提なら4マナ出せる。しかし2マナ圏が優秀なら《オジュタイの命令》を使ったtW型も悪くない。
・《工匠の天啓》
:コンパクトになった《知識の渇望》。シンプルなIns2ドローですが、Atfを持っていないと1枚ディスカードになります。ただ自分である程度コントロールできるだけ上手く利用法も確立させる事が出来るはず。
《予言》がInsになっただけですが、このInsである事がとても大事。Pauperでも使えるカードですね。
シンプルなドロー操作は《予期》で十分ですが、これはアドバンテージも取れますし運用も十分考えられるはず。
・《計算された放逐》
:普段は《マナ漏出》の下位交換ですが、魔朽を満たしていると占術2が付いてくる。マナ域や効果から《解消》と比較してみる事が出来ますね。占術2と言うのは如何にも強力ですが、3マナの打消しの重さを見ると中々に使い難いカードでもあります。
・《スフィンクスの後見》
:《ジェイスの消去》+《丸砥石》の様な効果ですね。
効果的には《ジェイスの消去》に近く、それに丸砥石を合わせた感じ。消去に比べ1マナ重くなったものの、1枚当たりの削る能力は2倍以上になっています。
凄まじい・・・。
ここまで来ると十分キーに出来るカードですね。
《丸砥石》を考えると《絵描きの召使い》を合わせてPaintedStoneを考えそうになりますが、土地が障害になる点や1マナ重くなってしまった点。加えてLegacyでは《紅蓮破》に引っ掛かってしまう欠点からコンボに向いてはいないと思います。
それよりもControlでどっしりと構えたデッキにするのが望ましいです。何より起動能力で自分で攻め込む事も出来ますからね。
《流刑への道》《幽霊街》《外科的摘出》等で土地の比率を減らす事が出来ればより削る量を増やす音が出来ます。《イゼットの魔除け》が有れルーターも中々強力になります。
同じようにStdでも運用できるはず。
ドローも素晴らしいですが、より簡潔に「枚数を引く」と言う部分を見ればルーターでも良いかも知れない。と言う事で《僧院の包囲》や《ヴリンの神童、ジェイス》を併用できますね。こいつらは継続的に引けるためかなりの威力になるはず。そしてルーターを併用した際に墓地を溜める事が出来るため、それを《宝船の巡航》に繋げる事が出来ます。
個人的には「ジェイス→後見→巡航→裏ジェイスで巡航をFb」と言うのが素晴らしい流れ。
しかしControlと言う観点からすると生物を運用しても良い事は無いので、恐らく考えるほど巧く回せる事は無いでしょうね・・・。
それよりもノンクリーチャーの明確なヘビーコントロールにするべきでしょうね。WやBにはそれぞれリセットボタンと単体除去も有りますし、Gを混ぜてターボフォグにしても良いですね。
何にせよ、Stdでは生物を介さないデッキはほぼ存在しないため、徹底的にアンフェアな対生物特化デッキにするのも悪くはないはず。後はPWを潰せさえすれば何の問題もないですね。時間さえ稼げれば、これ自力でも相手を削り倒す事が出来ますから。
注意すべきはこちらの山札枚数が足りるように山札を修復する術が欲しい事。相手に回復させる術を持たせない事でしょうね。
・《輪の信奉者》
:同じくControlのフィニッシャー。
複数の能力を持つUの生物という事から《変異種》《霊異種》を想像しますが、あれと異なり、リソースが必要だったりマナを揃えられると《呪文貫き》が弱かったりと、フィニッシャーとしての信頼性には劣ります。どちらかと言えば墓地を利用して《呪文貫き》を何度も使える点から盤面に蓋をするカードだと思います。リセットした後にこれでGGの様な形ですね。
また、地味に生物をアンタップできるため、他のカードといろいろとシナジーを組めます。簡単な所ではジェイスの起動能力を複数回使用するなど。まぁ変身後には墓地を食い合ってしまいますが、Fbしたくない物を使えばいいだけですからね。単体除去を使い回せるので回避能力の無さも補えます。
寧ろ、探査ドローと食い合ってしまう点の方が余程辛いですね。
《僧院の包囲》ならルーター/保護どちらも有用です。
こんなところで。
つづきつづき。
と言うか暑い・・・。蒸し暑い。
・《一日のやり直し》
:帰ってきた《Timetwister》。
しかし効果はほぼ同じながらターンを終了するという一文が重すぎる・・・。
基本的にどうあってもアド損する上に、相手に手札を7枚にした上でこちらは3マナ使った状態でターンを明け渡す事になるため、隙だらけのノーガード状態になります。
危険が過ぎますね・・・。
つまりそれでも良いと思えるほど、相手の攻勢など気にならない様なデッキでなければいけないわけです。
基本的に考えられるのはターンが終了してもそれ程問題が無いInsを多数使うデッキである事。または非常に素早く多数のカードを消耗する事ができて、相手が7枚の恩恵を得るよりもこちらが得た物で勝負を決めきる事が出来るデッキである事。
基本的にはこれらになるでしょうね。
・手数を重ねれる
・これを使う事で高速で勝負を決められる
これが必要要件になるわけです。
同時に別の味方として、相手に手札を無理やり消費させない作りになっているのもいいですね。
Stdには軽い優秀なスペルは少ないのでこれがどれ程使えるのかは怪しいですね。そもそもそれ程軽いカードが有るのなら《時を超えた探索》や《宝船の巡航》で十分でしょう。これらなら自分が一方的に得できる。
一応幾つかか候補はあります。
盤面への投資が早い代わりに除去されなければ墓地の溜まりも悪い様なデッキが合うかもしれない。と言う事で思いついたのが《アーティファクトの魂込め》・《爆片破》のURハサミデッキ。どちらも強力でパンチ力は非常に高い反面、アドを失いやすくリスクが高い。それを強引に補えるというのなら問題も薄いですね。《爆片破》は墓地にカードを溜めやすいため《宝船の巡航》でも良いのでが、魂込めは除去さえされなければ貯まりにくいため巡航では無理がある。その意味で強引に7枚引きこむ動きは悪くない。
1枚当たり5点の決定力も凄まじいため、相手にリソースを活用させる暇を与えないと言う部分でも相性が良いでしょう。
後は以前のエントリーで挙げた《溶鉄の渦》ですね。
1マナで設置でき、起動も1マナなので、抱き合わせで使う際の+3マナが挙動として邪魔になりづらい。強制で手札が7枚揃いますし、捨ててしまった土地も含めて切り直しになるので、再利用できます。寧ろいらないものは取り除いておきたいため、《宝船の巡航》や《時を超えた探索》と併用するのもアリですね。
Eternal環境でも探査の方が・・・は同じですが、それらが環境によって禁止や制限になっているのは大きな違い。同時に優秀な軽量スペルも圧倒的に多い。故に手数で勝負できるデッキを作る事も出来るはず。
よく言われている「Affinity」や「Burn」は問題ないでしょう。特にBurnはInsでもあり、それが直接的な勝因にもなる。連続キャストから高速勝利が達成できます。ただし、ミラーマッチだと使った方が負ける・・・。ショックランドの存在も有る事ですし・・・。Affinityにはその手の挙動は多少劣りますが、KPに大きな差がある分多数のカードを引いて斑を減らすのは重要。ただ盤面にカードを置いていく以上は相手に除去の猶予が有るのも事実。対処法が割りと多数あるデッキなので札を引かれる弊害はこちらの方が遥かに高い。
ついでに特定のカードに封殺させる可能性もあるBurnなので、それらHateカードに対処するサイドカード自体を引ける可能性があるという点でも大量ドローには価値があります。
デッキ的な親和性ではBurn≫Affinityでしょうね。
Legacyでは正直思い浮かばない・・・。
《Force of Will》《目くらまし》のある環境でマナを使った状況では明らかに不利。引いてきたカードを使おうとしても普通にカウンターされるのが落ち・・・。またSocでありターンを終了してしまうのも小さくない欠点。必然的に相手のターン勝負を決める事が出来るStormなどを使う構築になるでしょう。HighTideではなくソリダリティになるでしょうが、そもそも《時のらせん》が解禁されている現状でそのデッキに換える利点はなんですかね?
恐らく使うのならもっと直接的な勝利手段が望ましい。
もう一つ入れると《Chains of Mephistopheles》と合わせると相手の手札を零にした上で7枚捨てさせることが出来ます。
相手の行動を拘束する系のカードとの相性も良い。
《エーテル宣誓会の法学者》や《秘儀の研究室》のようなスペルを回数を拘束する物があると有効。自分のターンを終えてしまっていても問題性は薄い。そこまでではないですが《スレイベンの守護者、サリア》や《アウグスティン四世大判事》の様にコスト増加系を使う事でも必然的に手数を減らす事が出来る。同じように相手に嫌がらせをする《大歓楽の幻霊》や《呪文ショック》系が有ると良い感じになる。どちらも盤面に戦力を残せているのも大きい。
他には《死儀礼のシャーマン》や《根絶》/《外科的摘出》等で相手の有効牌を抜いてしまうと7枚引かれてしまっていても問題性は薄くなります。
よく《予期の力線》云々言われてますが、それが揃っても3マナ使えない状況で相手の行動を凌がなければいけません。
もし力線が初手でなかったら、更に4マナ支払って、コイツが使えるのはそれ以降。4マナ目に無防備を晒し、更にやり直しキャストでも無防備を晒します・・・。
マナに余裕があればいいのですが、それなら最初から探査ドローや複数ドローでおkでしょ?
そして初手に力線引こうとしたら必然的に4枚積みこむ事になり、やり直しの7ドローで2枚目以降は引いてしまったら実質ドロー分が減ってしまいます。ただでさえアド損なのに、余計にアドが減ります。
そこまでして使うパワーあります?
《急かし》はその分最低限キャントリップになるので無駄は抑えられます。
が、上で言ったようにただでさえ3マナ使っている状況で、追加で1マナ使って、そこからやっとスペルをキャストするわけです。
そこまで苦労するなら最初から探査ドローで良いでしょ?と・・・。
色々書き出してみましたが正直あまり有用な手とは言えませんね。
見た目は派手ですが、かなり運用が難しいですね。今の所、Burn専用機にしか見えない。
・《潮流の先駆け》
:限定バウンス能力を持つ魚。
皆が待ってた《大クラゲ》。部族的な立ち位置で考えれば《棘鞭使い》に近いかも知れません。
嘗ての魚のバウンス能力と言えば《セルキーの垣魔道士》が居ましたがこちらは相手限定。バウンス能力だけで見ると更に使い難くなっています。
しかしINV期を思わせる2マナ追加での瞬足のお陰で疑似速攻持ちですし、相手の攻撃をいなす事が出来ます。テンポと殴り合いの攻防で役に立つ能力と言えます。
反面、救出やアド稼ぎなどには使えない。また攻撃に合わせるとしても《引き裂かれし永劫、エムラクール》の滅殺や「警戒」持ちには無力。単純にIns速度のバウンス生物が使いたいのなら《造物の学者、ヴェンセール》の方が遥かに扱いやすい。
やはり魚である事、そして《霊気の薬瓶》から出せる選択制の2マナである事が重要なのでしょう。
魚として見た場合は拘束力は弱いし、攻撃を無理やり通すのも少々難しい。一体何に強みがあるのかが今一つよく判らない。決して弱いカードではないが魚での使い道が判らない。
一応《メロウの騎兵》が居れば問題なくバウンス出来ますが、・・・。
魚に置いてこれがどれ程の価値が有るのでしょうか?
それとも条件なんて、大した枷にはならないのでしょうかね?
Stdでは信心2つを稼げることが重要。
《霜歩き》と言う軽量アタッカーもいるため殴り合いにおけるサポーターとしてはそこそこ優秀に思える。腐っても信心2であるため《海の神、タッサ》や《波使い》と絡めば便利。これらはブロッカーが機能しづらいカードでもある為に強制的に殴り合いに持ち込める、その意味でも相性が良いと言える。
展開力を活かせる為に組まれている《集合した中隊》併用のtG型でも勿論有効。どうせIns速度が前提なら4マナ出せる。しかし2マナ圏が優秀なら《オジュタイの命令》を使ったtW型も悪くない。
・《工匠の天啓》
:コンパクトになった《知識の渇望》。シンプルなIns2ドローですが、Atfを持っていないと1枚ディスカードになります。ただ自分である程度コントロールできるだけ上手く利用法も確立させる事が出来るはず。
《予言》がInsになっただけですが、このInsである事がとても大事。Pauperでも使えるカードですね。
シンプルなドロー操作は《予期》で十分ですが、これはアドバンテージも取れますし運用も十分考えられるはず。
・《計算された放逐》
:普段は《マナ漏出》の下位交換ですが、魔朽を満たしていると占術2が付いてくる。マナ域や効果から《解消》と比較してみる事が出来ますね。占術2と言うのは如何にも強力ですが、3マナの打消しの重さを見ると中々に使い難いカードでもあります。
・《スフィンクスの後見》
:《ジェイスの消去》+《丸砥石》の様な効果ですね。
効果的には《ジェイスの消去》に近く、それに丸砥石を合わせた感じ。消去に比べ1マナ重くなったものの、1枚当たりの削る能力は2倍以上になっています。
凄まじい・・・。
ここまで来ると十分キーに出来るカードですね。
《丸砥石》を考えると《絵描きの召使い》を合わせてPaintedStoneを考えそうになりますが、土地が障害になる点や1マナ重くなってしまった点。加えてLegacyでは《紅蓮破》に引っ掛かってしまう欠点からコンボに向いてはいないと思います。
それよりもControlでどっしりと構えたデッキにするのが望ましいです。何より起動能力で自分で攻め込む事も出来ますからね。
《流刑への道》《幽霊街》《外科的摘出》等で土地の比率を減らす事が出来ればより削る量を増やす音が出来ます。《イゼットの魔除け》が有れルーターも中々強力になります。
同じようにStdでも運用できるはず。
ドローも素晴らしいですが、より簡潔に「枚数を引く」と言う部分を見ればルーターでも良いかも知れない。と言う事で《僧院の包囲》や《ヴリンの神童、ジェイス》を併用できますね。こいつらは継続的に引けるためかなりの威力になるはず。そしてルーターを併用した際に墓地を溜める事が出来るため、それを《宝船の巡航》に繋げる事が出来ます。
個人的には「ジェイス→後見→巡航→裏ジェイスで巡航をFb」と言うのが素晴らしい流れ。
しかしControlと言う観点からすると生物を運用しても良い事は無いので、恐らく考えるほど巧く回せる事は無いでしょうね・・・。
それよりもノンクリーチャーの明確なヘビーコントロールにするべきでしょうね。WやBにはそれぞれリセットボタンと単体除去も有りますし、Gを混ぜてターボフォグにしても良いですね。
何にせよ、Stdでは生物を介さないデッキはほぼ存在しないため、徹底的にアンフェアな対生物特化デッキにするのも悪くはないはず。後はPWを潰せさえすれば何の問題もないですね。時間さえ稼げれば、これ自力でも相手を削り倒す事が出来ますから。
注意すべきはこちらの山札枚数が足りるように山札を修復する術が欲しい事。相手に回復させる術を持たせない事でしょうね。
・《輪の信奉者》
:同じくControlのフィニッシャー。
複数の能力を持つUの生物という事から《変異種》《霊異種》を想像しますが、あれと異なり、リソースが必要だったりマナを揃えられると《呪文貫き》が弱かったりと、フィニッシャーとしての信頼性には劣ります。どちらかと言えば墓地を利用して《呪文貫き》を何度も使える点から盤面に蓋をするカードだと思います。リセットした後にこれでGGの様な形ですね。
また、地味に生物をアンタップできるため、他のカードといろいろとシナジーを組めます。簡単な所ではジェイスの起動能力を複数回使用するなど。まぁ変身後には墓地を食い合ってしまいますが、Fbしたくない物を使えばいいだけですからね。単体除去を使い回せるので回避能力の無さも補えます。
寧ろ、探査ドローと食い合ってしまう点の方が余程辛いですね。
《僧院の包囲》ならルーター/保護どちらも有用です。
こんなところで。
コメント
デッキとの相性以上に既にモダンのバーンは白と緑をタッチしてるので
ここからさらに青をタッチする余裕は無い感じがします
種子生まれの詩神やクルフィックスの預言者などの覚醒系のカードと併せたり
素直に概念泥棒あたりと組み合わせたデッキができると面白そうですが
新カード発表の時期によくある気がするだけでしょうねw
以前から拝見していたのですが今回初めてコメントさせて頂きます。
モダンのバーンは火炎破が無い関係上そこまで引いてきた7枚を使って一気呵成に相手を焼き殺せるデッキではないですよ。
むしろライフゲインという致命的な対策カードが存在する分相手に7枚引かせることでそれを引かれるリスクの方が大きい。
ライフゲインに対抗するカードは確かにありますが、これも硫黄の渦が無い関係上常にインスタントを構えていないといけないので、仰られている、
>相手に手札を7枚にした上でこちらは3マナ使った状態でターンを明け渡す事になるため、隙だらけのノーガード状態
の危険性はむしろモダンの他のデッキより大きいです。
そもそも土地1スタートをすることもあるデッキで3マナスペルはそれ自体がかなり重い上、上記の理由から、一日のやりなおしを唱えるくらいならそのスロットに血の手の炎あたりを入れて構えてターンを渡した方が100倍は強いとモダンバーンを使い続けている身としては考えています。
時間停止など以前のルールでは若干不明瞭な点があったのでオリジン発売を期にルールの明瞭化が行われるようです
Burn.DeckやAffinity.Deckでの活用は正直、難しいと思います。
前者はシンプルさが強みであり、そこに青タッチしてまで不純物を足すべきではないですし、後者はそもそもの欠点が物量とは無関係なところにあるため、《一日のやり直し/Day’s Undoing》を足しても課題が解決されません。
《一日のやり直し/Day’s Undoing》は、FaerieStompy.Deck(SeaStompy.Deck)にこそ需要があると思うのですが、どうでしょうか?
>通りすがりさん
WやGをタッチしているのと同じでtUの形もあるとは個人的には思います。《宝船の巡航》があった時にはUWRで組まれていましたからね。ただ仰るように3色に加えて足すのは無いと思います。悪まで択一式の色の一つだと思います。
また、ただでさえライフの損耗が激しいと言われるタッチカラーなので、気安く2色目3色目にするのも無いとは思います。色足したくないから《アタルカの命令》は使わないなんて意見もあるくらいですしね。
確かに、覚醒系と併せると面白いのですが、デッキの形になる気がしませんね。誰かが作ってくれるとそこから改良も進む気がしますが。
>バーン使いさん
成程、参考になります。
ただ個人的には後詰めとして使うカードだと思っているので別に7枚分の恩恵を全て得る必要はないとは思います。仰るように3+αマナが気軽に出るデッキではないのでそれぐらい間延びした場合の押し込み用という事を考えています。ある程度使ってあと1~2枚カードが足りない!と言う状況で使うべきではないかと。
まぁしかしリスクも高いカードなのでやはり、難しいようですね。
そもそも押し込み用にカード引きたいなら他にも選択肢有りますしね。
Combo相手に使う訳にもいきませんし。
>ジオン軍さん
マジだ!!
FAQ出てた・・・orz
じゃぁもう取り得無いじゃん!?
>くらんさん
前述しましたが、巡航で同じようにtUもありましたし、現在もModernではタッチされた多色が主流なので色云々はそれほど気にしなくともいい気がします。
実はクランの日記にコメ仕様かと思っていましたが、確かにUのStompyには可能性があります。(2)(U)を生み出す事が出来、打消しとCotV・三球が揃っているため妨害も可能で、相手の7枚のリスクを抑えられます。
ただ、このCotV+三球の要素が問題で、これさえ揃っていれば勝てると言う程完璧なロックではないんですよね。Comboの主流たるSnTにはそもそも無力でElvesとANTは対策札がある。Controlにはそもそも減速こそできますが、最初から効果はいま一つ。もっとも効いていたフェアデッキも《突然の衰微》と《コラガンの命令》でそれぞれ対策札がある。
デッキの構築上で、リスクを補えて入るんですが、環境上それが効かない現状にある今、これを使う理由は無いと思います。そもそもあのデッキには最初から《知識の渇望》と言う使いやすいドローが有るので、それを押しのけて使うべきか?と言うのが疑問なわけです。
まぁしかし使ってみないと判りませんがね。
残念ながら自分で使う事のないデッキですので、使用者の感想が挙がってくるのを持つ事にします。
仰るように本当に「ターンを終了する」の一文が完璧ですよね、これ。