ネタバレ)僕は友達が少ない11巻読了 終始「残念」に拘ったはなしでした
2015年8月26日 趣味 コメント (1)
「た か の と も だ ち の そ ら」
という事ではがない読了。
思い返してみれば、私が少しずつライトノベルなる分野に手を出し始めた時期の作品で、そのタイトルのインパクトに解り易くつられて読んでみたラノベでした。
コミュ障害(及び人間的欠陥)の奴らが遠回りしながら、幾つかの経験をして人間として変わっていくという話の筋自体は最初から最後まで守られていた気がします。
悪までハーレム系ドタバタラブコメディの部分は味付けでしかないので、そこに重きを置いてないのも別にそれ程不快ではない。
テーマである「残念な~」と言う部分をひたすら守っていた登場人物たちでしたね。
友達を作るにしろ、恋人を作るにしろ、最もシンプルな方法・簡単な道は幾らでもあるのに、残念な彼らにはそれが出来ず、遠回りばかりしているというもの。正に残念その物。
そしてそれぞれの目的からも過程を経てずれていく、失敗していくというのもまた一つの彼らの残念なのでしょうね。それでも目的のものは手に入ったり、入らなかったりしたけど、最低でも別の何かは手に入ったという感じでしたね。
苦い経験とそこからの成長と言う形ではやはり明確に「青春」を描いていた作品だったように思います。そして終始残念な選択をしていくのがこの物語なんでしょう。
と言うか、明確に目的のものが手に入らなかったのも、幸村ぐらいだった気がします。一応罵詈雑言が言い合える友人を得ていますがw
逆に友達至上主義の小鷹は、本来の目的を完全に達成していますね。他の面子ほど恋愛に拘りも見せてはいないため、妹組と合わせて完全勝利ですね。
対して、恋愛ものとかカップル論・ハーレム物ととして注視していると、この作品のあらすじや終り方にも文句を付けたくもなるのでしょう。ただ、それはやはり作品への読者の期待と作者の希望とのかい離でしかないので致し方ない部分ですね。
ついでに作中の主人公の望んでいた物でもなかったという事。
10巻までの時点でメインの人物たちの主な目的を叶えている以上、この11巻は残りのメイン筋以外の纏めであり、まぁ余白部分であるため、残りの部分を一気に解決していくという形でもおかしくもない。友達を作る話がメインなら、その過程が重要なのであって、結果の後はまぁどうでもいいよね?と言う事なのでしょうね。
蛇足ではなくともついで。
ただまぁ、それでも10巻の終りのクリスマスパーティーの騒ぎの影響の収束のし方(夜空や星奈と周囲の対応にほぼ言及なし)やケイトの取ってつけたような決着など、もう少しどうにかならなかったのか?と言う注文はありますが、ね・・・。
と言う訳で、面白いかどうかは別にしても、盛大に荒れている現状ですが、個人的にはそれほど悪くはない終り方だと思います。
ハーレム物ではなく、面倒くさい奴らの成長物語(青春物)と捉えていたので。
少なくとも、「俺妹」のようなパラダイムシフトと言うか納得の出来ない終わりではないと独り言ちる感想でした。ただドタバタで希釈し続けていたので凝縮すれば2~3巻で纏りそうな薄さでもありましたね。
P.S.
それで盛大に荒れているカップル論ですが、一応個人的には
現状誰でもないけど、敢えて言及するなら星奈Endなのかな???と思います。
他の面子は全員其々に決着がついている中で、星奈だけはおあずけを喰らっている状況。
で、星奈は小鷹の為だけに同じ大学・同じ学部に進学します。今後も小鷹へアタックを続ける旨を伝え、小鷹もコイツには敵わないな、でもそれが嫌じゃない~的な前向きな自分を自覚しているので。
唯一「可能性がある」というレベルの状況だと思います。
きっぱり振られた夜空は無い。
本人も吹っ切れてる様子だし、何より「戦友」認定に納得している。
幸村は結局、彼女の価値観は「小鷹の幸せが一番」であり、自分では友達といる以上の幸福を与えられないという事を理解した以上、復縁は無いと思います。その意味での隣人部の復帰でもあると考えています。
理科は、本人が友達至上主義から脱却すれば可能性はあるでしょうが、小鷹と同じくそれは無いと思います。それに拘り続ける話が「はがない」でもあったわけですし。
優劣を付けなければならない残念さですね。
他全員が其々に答えを見つけている中で、星奈本人だけがファイティングポーズを解いていない上に小鷹の反応も悪くない。理科程ではなくともスキと言われるぐらいに好感度が元々あったわけですしね。幸村と違い諦めないのならそのポジションに収まる事は可能なはず。
ただ、誰ともくっ付かないで、その他Aさん的な人とくっ付いても何ら不思議ではない終わりでしたね。
なので結局は誰でもないEnd]なのでしょう。
という事ではがない読了。
思い返してみれば、私が少しずつライトノベルなる分野に手を出し始めた時期の作品で、そのタイトルのインパクトに解り易くつられて読んでみたラノベでした。
コミュ障害(及び人間的欠陥)の奴らが遠回りしながら、幾つかの経験をして人間として変わっていくという話の筋自体は最初から最後まで守られていた気がします。
悪までハーレム系ドタバタラブコメディの部分は味付けでしかないので、そこに重きを置いてないのも別にそれ程不快ではない。
テーマである「残念な~」と言う部分をひたすら守っていた登場人物たちでしたね。
友達を作るにしろ、恋人を作るにしろ、最もシンプルな方法・簡単な道は幾らでもあるのに、残念な彼らにはそれが出来ず、遠回りばかりしているというもの。正に残念その物。
そしてそれぞれの目的からも過程を経てずれていく、失敗していくというのもまた一つの彼らの残念なのでしょうね。それでも目的のものは手に入ったり、入らなかったりしたけど、最低でも別の何かは手に入ったという感じでしたね。
苦い経験とそこからの成長と言う形ではやはり明確に「青春」を描いていた作品だったように思います。そして終始残念な選択をしていくのがこの物語なんでしょう。
と言うか、明確に目的のものが手に入らなかったのも、幸村ぐらいだった気がします。一応罵詈雑言が言い合える友人を得ていますがw
逆に友達至上主義の小鷹は、本来の目的を完全に達成していますね。他の面子ほど恋愛に拘りも見せてはいないため、妹組と合わせて完全勝利ですね。
対して、恋愛ものとかカップル論・ハーレム物ととして注視していると、この作品のあらすじや終り方にも文句を付けたくもなるのでしょう。ただ、それはやはり作品への読者の期待と作者の希望とのかい離でしかないので致し方ない部分ですね。
ついでに作中の主人公の望んでいた物でもなかったという事。
10巻までの時点でメインの人物たちの主な目的を叶えている以上、この11巻は残りのメイン筋以外の纏めであり、まぁ余白部分であるため、残りの部分を一気に解決していくという形でもおかしくもない。友達を作る話がメインなら、その過程が重要なのであって、結果の後はまぁどうでもいいよね?と言う事なのでしょうね。
蛇足ではなくともついで。
ただまぁ、それでも10巻の終りのクリスマスパーティーの騒ぎの影響の収束のし方(夜空や星奈と周囲の対応にほぼ言及なし)やケイトの取ってつけたような決着など、もう少しどうにかならなかったのか?と言う注文はありますが、ね・・・。
と言う訳で、面白いかどうかは別にしても、盛大に荒れている現状ですが、個人的にはそれほど悪くはない終り方だと思います。
ハーレム物ではなく、面倒くさい奴らの成長物語(青春物)と捉えていたので。
少なくとも、「俺妹」のようなパラダイムシフトと言うか納得の出来ない終わりではないと独り言ちる感想でした。ただドタバタで希釈し続けていたので凝縮すれば2~3巻で纏りそうな薄さでもありましたね。
P.S.
それで盛大に荒れているカップル論ですが、一応個人的には
現状誰でもないけど、敢えて言及するなら星奈Endなのかな???と思います。
他の面子は全員其々に決着がついている中で、星奈だけはおあずけを喰らっている状況。
で、星奈は小鷹の為だけに同じ大学・同じ学部に進学します。今後も小鷹へアタックを続ける旨を伝え、小鷹もコイツには敵わないな、でもそれが嫌じゃない~的な前向きな自分を自覚しているので。
唯一「可能性がある」というレベルの状況だと思います。
きっぱり振られた夜空は無い。
本人も吹っ切れてる様子だし、何より「戦友」認定に納得している。
幸村は結局、彼女の価値観は「小鷹の幸せが一番」であり、自分では友達といる以上の幸福を与えられないという事を理解した以上、復縁は無いと思います。その意味での隣人部の復帰でもあると考えています。
理科は、本人が友達至上主義から脱却すれば可能性はあるでしょうが、小鷹と同じくそれは無いと思います。それに拘り続ける話が「はがない」でもあったわけですし。
優劣を付けなければならない残念さですね。
他全員が其々に答えを見つけている中で、星奈本人だけがファイティングポーズを解いていない上に小鷹の反応も悪くない。理科程ではなくともスキと言われるぐらいに好感度が元々あったわけですしね。幸村と違い諦めないのならそのポジションに収まる事は可能なはず。
ただ、誰ともくっ付かないで、その他Aさん的な人とくっ付いても何ら不思議ではない終わりでしたね。
なので結局は誰でもないEnd]なのでしょう。
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