新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
皆さん、こんにちは。しもべです。


 古くは所有地系から始まりキーワード化した「版図」、その類型の「烈日」そしてそのIns/Soc版であるのが今回の「収斂」。WotCが次の環境も多色化したいという思惑のその先頭を走ってそうなカード郡です。
という訳で続き続き。

・《白日の下に》
:今の所「収斂」の目玉(主にインパクト面にて)。
色の数以下のCMCのCre/Ins/Socのどれか1枚を山札内から直接キャストする事が出来るという稀有なスペルです。PWに繋がらないのは残念ですが、それでも強い。多色版《緑の太陽の頂点》とも《戦争門》の亜種とも言えますね。
高い対象範囲を設定できれば、Comboの助けや銀弾調達など自由度の高い行動がとれます。
Mオリジンの《闇の誓願》を「山札内からスペルを対象に(B)(B)(B)で唱えるような物か?」と感じていましたが、それが現実になった様な効果で驚きです。

 Std的に言えば当然他の「収斂」と一緒にデッキを組む事になるのですが、「マナコストを唱えずにキャストする」関係で色は0になってしまうという噛み合わなさ・・・。自由度の高さやだけでも十分なんですがね。
が未だ収斂の外郭が攫めない以上は、どう評価すればいいのか不明です。

 寧ろ↓環境でこそ効果を発揮しますね。
何せキャストする必要が無いので、「マナコストの無いスペル」群を「続唱」宜しく扱える事になりますね。しかも色マナを揃える必要が無いので5マナ揃えれば即キャスト可能。
《均衡の復元》《祖先の幻視》《死せる生》《超起源》等の凶悪スペルが目白押し。
Combo性を見出すなら後者ですが、《死せる生》はModernで、《超起源》はLegacyでデッキが構築されていますね。それらに応用できるかもしれません。色の相性や手間の少なさを考えれば《超起源》の方がより適合していますね。
 《均衡の復元》は「ドメイン」系Controlを組むときに有用でしょう。
上手く生物を調整すればリセットボタンになれますからね。《次元の絶望》との2枚看板。火力には《部族の炎》《爆発する境界》《風変わりな病》が良いですね。
《祖先の幻視》は正直微妙。弱くはないですが5マナ掛けてやりたい行動も無い。
 ただ、それらは元々「続唱」スペルでもある程度できていたのでそこに噛ませる必要が有るのかどうかは怪しい。
まぁ任意で使える点では遥かに使い勝手も良いのでそこが売りですね。

 他にはやはりドメインとは違いますが色マナ調達が巧く行くデッキでの運用をしたいですね。
特に土地関係の「Scapeshift」や「Lands」なら新しい方向性を見出す事が出来るかもしれません。Legacyなら《燃え立つ願い》で良くない?と言う評価にも落ち着きそうですが。
 NicFitは4cになる事も有り《死儀礼のシャーマン》も使っている事から5cも出来ます。なので運用自体は可能ですが、そこまでして唱えたい物があるのか?というね。


 効果は派手なのですが、今一つ積極的な運用方法が見当たらないのが悩ましいカードです。
しかしいろいろと可能性に満ちているため時間が経つにつれ、研究されていくかもしれませんね。化けるときは一瞬で化ける系の可能性の獣。


 それと名前が格好良いですね。
しかしどこか糾弾する様な響きの向きがある割に効果は切り札の開陳の様な感じでなんだか不思議ですね。



・《光輝の炎》
:次期全体火力。
CMC=3の「収斂」でダメージが決定されるため宛らX火力の様にダメージを調整できるところが特徴ですね。
なので自分のブロッカーを用意しながらそいつを生き残らせるような一方的な除去が可能。基本的にはX=1~3で三色あれば十分ですが、可能な限り色を揃えておきたいですね。他の「収斂」カードと併用して多色デッキになる事が考えられるので。「収斂」デッキの核の一つとなれる。

 惜しむらくは《森の女人像》が居ない事・・・。
タフネス3に好きな色マナ1つのあれは本当に偉大だった。他のマナ生物は大半がタフネス1であるため生物との併用が出来ませんからね。現実的に《春の具象化》を使う事になると思います。最低限ブロッカーになれます。
《桜族の長老》は偉大だった。

 調整できる火力と言う強みがありながら、サポーターであるマナ生物やブーストスペルに恵まれない不遇のスペル。
1マナ以上コストを増やせれば火力も増やせますが、そこまでする価値は薄いですね。


・《空乗りエルフ》
:貴重な軽い同盟者。
Zen期と異なり同盟者がどいつもこいつも焼け太りしているため2マナでも貴重な枠。
(X)値の部分を「収斂」にする事でサイズを変動できるという面白い生態をしていますが、更に素晴らしいのX=0でも2/2飛行が付いているところ。単純に「結集」で能力やサイズを付与できる同盟者にとっては軽くて回避能力持ちである事が重要。
単体でも最大5/5飛行になれるため、珍しく単騎での戦闘力も保証されています。

 また《硬化した鱗》下で出せば2マナ3/3飛行・・・。
弱くはないですが、微妙ですねw



・《影響力の行使》
:新しい《支配魔法》の系譜
扱いの難しい効果ですが、《支配魔法》等を知っていると弱すぎてゲロを吐きそうになる《家畜化》でさえ強すぎたと言ってしまうほど強力な効果であるため致し方ないですね。

 「色マナ以下のパワー」という制限が付いているスペルですので《威圧》(正確にはCMC)や《不忠の糸》を思わせる効果ですが、何と言っても効果がSocであるために永続する事が最大の強み。《威圧》が(X)(1)(U)(U)のコストだった事を思えば制限が付いているとはいえ異様に強い効果。そもそも《家畜化》でさえ4マナ(パワー3以下)だったので5マナ(パワー5以下)に文句を言うのはお門違い。永続効果になった分1マナ重くても仕方なし。寧ろ《ドロモカの命令》が存在する環境ではEncであった時の方が余程リスクが大きいと言えます。
もう信心も関係ありませんしね。
《威圧》の強みである Insとミシュランの奪取が失われてしまったのは大きな損失ですが、CMC的には軽くなるので致し方ない。

 問題は「収斂」を満たせるようなマナサポートがあるかどうか。
現実的なのはフェッチランドとマナ生物郡ですが、後者が余りに頼りない。そして(奪う対象として)良質な小型はいるかどうか?に懸かってくるでしょう。当たり前ですがCip生物なんぞ強奪しても旨味は無いので、実は余り強奪したい生物がいない。《死霧の猛禽》や《棲み家の防御者》を奪っても価値は薄い。オリジンの生物PWも意味はない。
今の所《搭載歩行機械》ぐらいしか対象がいないわけですが果たして・・・?
まぁ熟成させた歩行機械を強奪できるだけでも感涙物ですがねw

 《家畜化》が重宝されていたのも、あの環境に小型で優秀な生物が相応にいたことと、環境的に信心の奪い合いにもなった点があります。それを見ると環境的にはあまり向いている効果ではありませんね。


 とりあえず1-2交換の《支配魔法》の強みは既に歴史が証明しています。
このカードのKPも然り。
後は環境次第。
《龍王シルムガル》と併せて強奪デッキでも作りましょうかねw 丁度《影響力の行使》の制限をカバーできますし。
《束縛なきテレパス、ジェイス》は[+1]でパワーを下げる事が出来るので対象範囲を広げる事も出来ますし、何より[-3]で使い回せるので最高の相棒になるでしょう。アドの量が物凄い事になります。
どうせなら大型生物を消したり、ジェイスをはじめ生物を護れる《勇敢な姿勢》とかも良いかも知れませんね。現実的に揃えるのは3色当りになるのでそれ以上の生物に対処したい。
《森の女人像》《マナの合流点》《太陽の勇者、エルズペス》が落ちるのは残念。

 丁度《粗暴な排除》と言う優秀なバウンスも出た事ですし、上手く棲み分けて対処したいですね。


 低速化環境になる事を予想すれば、速度的には間に合っても奪う対象が枯渇しそうですね。評判はあまり芳しくないですが、個人的には収斂系で最も高いKPのカードだと思ってます。
《夜帷の死霊》による「相手カード持ち去り事件」の悲劇は繰り返されるのでしょうか?



 こんな感じで。
テーマの一つの割に、気がかりなのはデザイン上のKPが抑えめである事。
普通この系統は3~4種/色で大体マナコスト相当であり、5種/色出ればそれ以上の効率になると相場が決まっているのですが、余りその感じがしない。唯一《影響力の行使》だけは中々のKPを誇っていますが、そもそも環境に合っているように思えない。
う~む?

 そしてそれ以上にサポーターや環境に恵まれない。
という事で《砕土》をくださいください。
多色と土地と言ったらこのカードでしょう!! INVから始めたせいか、私の最も大好きなスペルでもありますので。
それはもう、最もと大を重ねてしまう程。
Zenにも再録されてたのでお膳立ては出来ているはずですが・・・。



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