【BFZ】戦乱のゼンディカー各種カード感想6(N)
2015年9月25日 新カード紹介皆さん、こんばんは。しもべです。
結局プレリに突入してしまった。
もう少し更新速度を上げたいといつも思います。
とりあえず今日で最後。
【N】
・《果てしなきもの》
:(X)マナ生物。
過去の代名詞たるハイドラなどを考えてみると種マナが必要無い点でこれもご多分に漏れずKPが上がっていると言えますね。
とは言え、現状のマナレシオを考えると圧倒的に不足感が在りますが・・・・。
と言う事で普通に使うのは在り得ないですね。
使うならシナジーやコンボ性が大前提です。
Stdでははっきり言って余り相性の良い物が無いですね。
流石にリリアナの変身用は無駄が多すぎるので。カウンターを考えると《硬化した鱗》を思い浮かべますが、サイズが一つ上がる程度では微妙です・・・。
メダリオンが有れば効率よく強化していけますね。
《コジレックの伝令》や《心なき召喚》等ですね。特にコンボ性の高い後者は(2)マナも減らせるので他のカードへの恩恵が高いのですが、これでも1つサイズを上げる事が出来ますね。
後は0マナでキャストできる事の意味がある点が良いですね。
特に何らかの手段でループできると明確なコンボ性になってきます。《永劫の輪廻》とかですかね。
とは言え別に(X)マナの生物なんて過去にもいるので別にこれに頼る必要が無いんですよね。そもそも同環境にすら《搭載歩行機械》もいますし、水増し要因ぐらいですかね?
取り敢えず色々と妄想が出来そうな存在なので、世の方々の興味を引くカードですね。名前も丁度良さそうですし、まぁカードプールが広がるほどに強くなっていくタイプですね。
・《タイタンの存在》
:貴重な無色の除去スペル。
3マナ掛るとはいえ追放が可能と中々の性能。
大型が溢れる低速環境ならば速度で言っても十分に間に合うでしょう。
問題は追加条件を満たせるかどうか。
デッキ内に生物を多数揃えなくてはいけない構築からの下準備が非常に大変。余りに大型ばかりではそもそも展開が出来ないのですから。かといって必要な生物数が少なくても機能しないという難しいカードです。
正直、これのためにそこまでする必要が有るのか些か疑問です。
最低でもドローやサーチが必要ですね。
Legacyでも同じような疑問を持っているために正直あまり期待はしていないのですが、打って変わって評価している方も一定数いるようですね。
聞くところによると「MUD」が考えられているそうです。
確かにMUDでなら3マナの重さもほぼ緩和できます。また無色の除去と言うだけでなく《虚空の杯》や《三なる宝球》のデメリットを受けない点も有難い。そもそも除去と言う性質は薄いデッキで且つInsですので非常に希少性が高いでしょう。
しかし矢張り追加コストがネック。
確かにMUDは相応に生物を入れますし、更にサイズも大きい物が大半です。が、精々大型生物は8枚程度。中型まで含めても10枚強です。それをドローサポートも山札操作も無く(ついでにデッキ圧縮も無い)、常に目的の時に生物と揃えて引くというのはかなり難しい様な気もしますが・・・。
更に悪いのは自分で使う《磁石のゴーレム》で更に重くなるところ。
こいつはハンドに残しておいても良いサイズなのですが、ハンドに寝かせておく生物ではそもそもありませんしね。そうすると相方の生物はさらに減る・・・。
そしてまず枠が余り多くあるデッキでもないので、どこにそれを確保するのかも難しくなっています。
環境的にも《タルモゴイフ》や探査生物には効き目は有りますが、そいつらはサイズも大きいため除去も一苦労。Delverデッキは《若き紅蓮術士》のお陰で単体除去の効果が薄く、望ましいのは全体除去な気もします。部族も同じく。D&Tには《ルーンの母》と《ちらつき鬼火》《スレイベンの守護者、サリア》を躱していかなければいけない苦労があり、やはり単体除去数枚では力不足にも思えます。
ファッティComboはそもそも数が少ない上に除去しづらい。誰を対象に使うのだろうか?と言うのが個人的な感想。
それでもまぁ、デッキにこれまでなかった選択肢なので其の事自体に価値も有りますね。
追い風はやはりエルドラージ系が出てきている事。
特に《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の様な他のパーツの代わりに成れそうなカードを使いデッキ内の生物比率を上げて行ければ使いやすくはなるはず。
ModernのTronでは生物数は少ないですが《古きものの活性》が有ればドローサポとしても十分なので上手く構築できるかもしれません。ただ生物は精々5枚以上程度なので合わせて引くのも幾らサポートが有っても一苦労。こちらも専用に合わせた構築が無いとまず無理でしょう。色は有る為小型除去は可能ですが、それでもサイズに関係が無いのも価値がありますね。
・《荒廃を招くもの》
:「昇華者」と言う新しい部族を備えており、またTokenも「落とし子」から「末裔」へと変化しています。過去とは異なる新しいエルドラージである事が判りますね。
特に大きいのが0/1→1/1になったTokensの変化で明確な戦力になります。
「相手から取り除いたカード2枚を墓地に戻す」という面倒な作業がある為、どんなデッキでも使える訳でもありません。が、流石に5マナ4/5+1/1×3を引き連れてくる(実質5マナ7/8)事のは強力です。
これだけの明確なアドバンテージであれば、本体が死んでも十分に強力ですね。
まぁ、Stdではあまりカードを取り除く有効牌が有りませんが・・・。
流石に「嚥下」に頼る気になりませんし。それが満たせるかどうかに懸かってくるはずなのでここは何とかしたいところ。
《棲み家の防御者》や《コラガンの命令》の事を考えると下手な事は出来ないので尚更、自由度の高い追放手段が欲しいところ。
《完全無視》は中々いい補強。
追放手段にもなりますし、盤面の生物も減らせますしね。同じ様に《精神背信》も悪くない。
5マナから3体のエルドラージTokensを展開できるため8マナには到達できます。故に《精霊龍、ウギン》に届きますね。それでなくともウギンの[-X]で一方的に流したりも出来るため尚相性が良いですね。同じようなマナ加速としては《忘却蒔き》よりも明確なアドとマナ加速が出来るこちらの方が強力ですね。
エルドラージTokensを墓地に落しやすい事を想定すれば《前哨地の包囲》はアリですね。「龍」でダメージを飛ばせる。もちろん普通に「カン」でアドを採ってもいい。
単純にクルセイド系を展開できても十分強力ですし何とか、リムーブ系を用意したいところですね。クルセイドと言うと《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とかですね。
全体強化や土地加速の《アタルカの命令》も良いですね。《塵への崩壊》で妨害しつつ自分は加速と言う考えが成り立つカードですね。
ただやはり「昇華者」の部分がStdではネック。
同じ様に5マナでアドと言うと《風番いのロック》の「強襲」の方が遥かに条件達成は楽ですしね。生物は2体ながら其々が3/4飛行であるため戦力は安定していますし。
流石にこれに比べると辛いですね。
リムーブ系が遥かに多いプールがある為Legacyの方が扱いやすい。
5マナの重さは有りますが、そこさえ何とか出来れば、自分で《死儀礼のシャーマン/DrS》が使えますからね。好きなだけ追放できる上に、適当なカードを戻せばまたDrSで追放できますからね。ゲインしたりルーズさせたり、とDrSがフル稼働です。《剣を鍬に》も扱えるため尚更扱いやすい。マナカーブ的に追放枚数の多い《撲滅》や《塵への崩壊》も悪くない。特に《撲滅》は盤面を退かすだけでなく追放枚数の確保も出来るので、DrSとの相性も抜群です。
相手がDrS・ScMや探査等で勝手に追放してもくれる増すし。
《忘却蒔き》宜しく《悪夢の織り手、アショク》との併用も出来ますね。マナ加速を放棄すればブロッカーを多数用意出来ますしね。
取り敢えず追放状況を満たせれば強力な事は決定的なので、それをどうにかしたいカードですね。
・《巡礼者の目》
:WWKからの再録ですが、まぁ環境にも合っています。
高速環境から低速環境になるので使う間も有るでしょう。単純にブロッカーにもなります。
基本的に3マナで土地を持ってくる生物というと《巨森の予見者、ニッサ》が在りますからGでは他を選択する理由は有りませんね。
ただし、無色ながら実質多色である「欠色」や「収斂」の事を思えば《他勢》効果はかなり重要になるはず。単純にG以外にも土地を伸ばしたいデッキはあるはずなのでその意味でも価値が高い筈。
因みにAtfのフライヤーと言う事で《幽霊火の刃》との相性は良好。「欠色」BeatやAtfBeatdownを組む際に利用性が高いですね。《搭載歩行機械》も有りますし、《飛行機械の諜報網》も良いですね。前者はフライヤーを多数確保できますし、土地を伸ばせる為に(X)(X)のコストにとっても有難い。4マナ揃えば最低でもX=2です。後者も確実つ4マナに到達できる上に、サボタージュ用のアタッカーに出来ます。アップキープでの誘発も任せる事が出来ます。
・《破滅の伝導者》
:Cipで7マナ以上の無色の生物をTopにサーチ出来るエルドラージ。
疑似アドバンテージを採る事が出来る上に、本体も5/5と中々のサイズです。そして生物専用のマナサポート付。
本体で纏っている生物ですね。
基本的にフィニッシャーに繋ぐためのリリーフ投手のような役割ですが、厄介なのは本体にも戦闘力が揃っているという事。
これを無視するかフィニッシャーを無視するかの2択を迫る事が出来る訳ですね。まぁこれを除去出来ればキャストが出来なくなる可能性があるような生物である場合は確実にこちらを狙ってくるでしょうが。
これが生き残っていれば8~9マナの生物を使う事になるのでしょうが、除去される事を見越して土地を置けばすぐにキャスト出来る7マナの生物を持ってくる事も出来ます。逆に何らかのマナソースがある場合は、8マナ以上の大型をサーチする事で敢えて相手に除去をさせる誘導行為も出来ます。
何にせよサーチに5/5が付いてくる事が実に素晴らしいわけですね。同じようなマナサポートに《忘却蒔き》が在りますが、高確率でランドブーストが出来る《忘却蒔き》とフィニッシャーの供給が出来る《破滅を導くもの》のどちらが良いかは一長一短。
無色である事を考えるのなら《面晶体の記録庫》も有りますが、生物特化にするのなら《失われた業の巫師》や《爪鳴らしの神秘家》も有りますね。
悩ましいですね。
ただ今の所、調達したい生物が余りないのが辛い所ですね・・・。まぁ《絶え間ない飢餓、ウラモグ》で十分ではありますが。
他にも《彼方より》と同じ様に《タイタンの存在》の利用にも役立てる事が出来ますね。そもそもコイツ自身が5/5なので相性が良い。無色デッキを作る際の一つの指針になるかもしれません。
《コジレックの伝令》も合わせればより大型生物を使いやすくも成りますね。
合わせて3マナを減らせるのでかなりの軽減量ですし、そもそも《破滅の伝導者》自体を軽減して出す事も出来るので色が合うのなら是非使いたいですね。2/4とブロッカーとしてもそこそこなので、マッチするはず。
無色生物は間違いなく次のエキスパンションも出るので、より使いやすくなる可能性が高い。
中々に良質なカードですね。
下の環境ではどうでしょうね。
MUDでは採用できなくもない。7マナ以上でも《隔離するタイタン》やコロ助共がいますからね。本体も6マナと軽め。
ただしコイツらの場合は《カルドーサの鍛冶場主》もいますし、マナ加速の観点でも生物以外も使うデッキなので《忘却蒔き》の方が良い気もします・・・。
Topに置けると言う事でそれを利用して《末裔の道》なり《野生の呼び声》なりで場に出す事が出来ますね。ハンドに入った方がアド的には良いわけですが、たとえ入らなくともやりようも有るわけですね。
他にはもっと単純な方法も有りますね。
《ウギンの目》を使えば、《破滅を導くもの》が4マナになる上に、サーチしたエルドラージが合計4マナ軽くなるという恐ろしい事になっていくわけですから。
・《連結面晶体構造》
:世にも珍しいAtfの制限つき全体除去です。
《弱者の石》が除去になったら~と言うような感覚を覚えますね。
パワー5以上の生物を一掃できるその性質から、小型や中量級までしか使わないWeenie/SlighやMidrangeならその引火を発揮しそうですね。特に《包囲サイ》や《黄金牙、タシグル》、《先頭に立つもの、アナフェンザ》に《雷破の執政》等を使うデッキは強引児自分を場の最大サイズまで持っていく事が出来るのかなりの支配力を発揮するでしょうね。
ただ、正直パワー5以上の生物なんて早々並びません。
2体3体並ぶような場面なら即ゲームも終了していますし、それ程アドバンテージを期待するわけにはいかないでしょうから、除去の豊富なアブザンにこれが入るかどうかと言われると怪しい部分も・・・。
対して《雷破の執政》を頂点とするR系の場合は大型生物を苦手とする事も間々ある構築なので、それらで良く使えるはず。
同時にWeenieやSligh系ならもちろん関係ないのでかなり一方的な除去に出来ますね。ただしそれらは3/4のサイズが立っていられるだけでも辛いのでやや隙があると言えます。
何と無く制限つきの除去と言う事で《弱者の報復》の亜種を持っていた《太陽の勇者、エルズペス》を思い出しますが、残念ながら除去範囲は大きく異なりますし、本体で決める事も出来ないので代りに慣れそうも有りません。
↓環境では《機械の行進》が面白い。
自身が4/4になれますのでサイズ負けしそうな生物を一掃した上で、打点を提供できる事になりますね。
【L】
・《ウギンの聖域》
:実質エルドラージ調達ランド。
《ウギンの目》を伝説土地から汎用土地に成った様な物ですかね。
ただ無色スペルでしか反応しないのが非常に面倒・・・。《全ては塵》の様な優秀なスペルが無い限り、生物に生物を重ねる事になるので今一つバランスが悪い。
・《繁殖苗床》
:《領事の鋳造所》のエルドラージ版。
戦闘力を劣っている物の、3体展開できるためにアドバンテージでは勝っています。その上、それらを投入すれば次のターンには9~10マナを用意する事も出来ます。
アドも有るし、マナ加速も出来る。Bigmana系には最適な類の土地と言えますね。
単純に戦闘力としての運用も出来る為に、その方向性で使うのも良いですね。クルセイド系があれば2/2×3になりますからね。Controlなら十分な圧力です。《精霊龍、ウギン》に繋げるだけでも[-X]で盤面を空けながらなら十分なクロックになります。もちろんそれらはウギンに対してのブロッカーにもなります。《荒廃を招くもの》も有りますし、現実的に高い面展開が出来るデッキも作れるかもしれません。
Stdでなく、↓環境のBigMana系でも十分検討の余地のある強力なカードだと思います。
しかし流石はZenブロックの再来。
強力な土地の多いこと多いこと。
塩々言われていますが、そこそこに優秀で纏っているカードも多い印象です。
やっとおわったべ・・・。
結局プレリに突入してしまった。
もう少し更新速度を上げたいといつも思います。
とりあえず今日で最後。
【N】
・《果てしなきもの》
:(X)マナ生物。
過去の代名詞たるハイドラなどを考えてみると種マナが必要無い点でこれもご多分に漏れずKPが上がっていると言えますね。
とは言え、現状のマナレシオを考えると圧倒的に不足感が在りますが・・・・。
と言う事で普通に使うのは在り得ないですね。
使うならシナジーやコンボ性が大前提です。
Stdでははっきり言って余り相性の良い物が無いですね。
流石にリリアナの変身用は無駄が多すぎるので。カウンターを考えると《硬化した鱗》を思い浮かべますが、サイズが一つ上がる程度では微妙です・・・。
メダリオンが有れば効率よく強化していけますね。
《コジレックの伝令》や《心なき召喚》等ですね。特にコンボ性の高い後者は(2)マナも減らせるので他のカードへの恩恵が高いのですが、これでも1つサイズを上げる事が出来ますね。
後は0マナでキャストできる事の意味がある点が良いですね。
特に何らかの手段でループできると明確なコンボ性になってきます。《永劫の輪廻》とかですかね。
とは言え別に(X)マナの生物なんて過去にもいるので別にこれに頼る必要が無いんですよね。そもそも同環境にすら《搭載歩行機械》もいますし、水増し要因ぐらいですかね?
取り敢えず色々と妄想が出来そうな存在なので、世の方々の興味を引くカードですね。名前も丁度良さそうですし、まぁカードプールが広がるほどに強くなっていくタイプですね。
・《タイタンの存在》
:貴重な無色の除去スペル。
3マナ掛るとはいえ追放が可能と中々の性能。
大型が溢れる低速環境ならば速度で言っても十分に間に合うでしょう。
問題は追加条件を満たせるかどうか。
デッキ内に生物を多数揃えなくてはいけない構築からの下準備が非常に大変。余りに大型ばかりではそもそも展開が出来ないのですから。かといって必要な生物数が少なくても機能しないという難しいカードです。
正直、これのためにそこまでする必要が有るのか些か疑問です。
最低でもドローやサーチが必要ですね。
Legacyでも同じような疑問を持っているために正直あまり期待はしていないのですが、打って変わって評価している方も一定数いるようですね。
聞くところによると「MUD」が考えられているそうです。
確かにMUDでなら3マナの重さもほぼ緩和できます。また無色の除去と言うだけでなく《虚空の杯》や《三なる宝球》のデメリットを受けない点も有難い。そもそも除去と言う性質は薄いデッキで且つInsですので非常に希少性が高いでしょう。
しかし矢張り追加コストがネック。
確かにMUDは相応に生物を入れますし、更にサイズも大きい物が大半です。が、精々大型生物は8枚程度。中型まで含めても10枚強です。それをドローサポートも山札操作も無く(ついでにデッキ圧縮も無い)、常に目的の時に生物と揃えて引くというのはかなり難しい様な気もしますが・・・。
更に悪いのは自分で使う《磁石のゴーレム》で更に重くなるところ。
こいつはハンドに残しておいても良いサイズなのですが、ハンドに寝かせておく生物ではそもそもありませんしね。そうすると相方の生物はさらに減る・・・。
そしてまず枠が余り多くあるデッキでもないので、どこにそれを確保するのかも難しくなっています。
環境的にも《タルモゴイフ》や探査生物には効き目は有りますが、そいつらはサイズも大きいため除去も一苦労。Delverデッキは《若き紅蓮術士》のお陰で単体除去の効果が薄く、望ましいのは全体除去な気もします。部族も同じく。D&Tには《ルーンの母》と《ちらつき鬼火》《スレイベンの守護者、サリア》を躱していかなければいけない苦労があり、やはり単体除去数枚では力不足にも思えます。
ファッティComboはそもそも数が少ない上に除去しづらい。誰を対象に使うのだろうか?と言うのが個人的な感想。
それでもまぁ、デッキにこれまでなかった選択肢なので其の事自体に価値も有りますね。
追い風はやはりエルドラージ系が出てきている事。
特に《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の様な他のパーツの代わりに成れそうなカードを使いデッキ内の生物比率を上げて行ければ使いやすくはなるはず。
ModernのTronでは生物数は少ないですが《古きものの活性》が有ればドローサポとしても十分なので上手く構築できるかもしれません。ただ生物は精々5枚以上程度なので合わせて引くのも幾らサポートが有っても一苦労。こちらも専用に合わせた構築が無いとまず無理でしょう。色は有る為小型除去は可能ですが、それでもサイズに関係が無いのも価値がありますね。
・《荒廃を招くもの》
:「昇華者」と言う新しい部族を備えており、またTokenも「落とし子」から「末裔」へと変化しています。過去とは異なる新しいエルドラージである事が判りますね。
特に大きいのが0/1→1/1になったTokensの変化で明確な戦力になります。
「相手から取り除いたカード2枚を墓地に戻す」という面倒な作業がある為、どんなデッキでも使える訳でもありません。が、流石に5マナ4/5+1/1×3を引き連れてくる(実質5マナ7/8)事のは強力です。
これだけの明確なアドバンテージであれば、本体が死んでも十分に強力ですね。
まぁ、Stdではあまりカードを取り除く有効牌が有りませんが・・・。
流石に「嚥下」に頼る気になりませんし。それが満たせるかどうかに懸かってくるはずなのでここは何とかしたいところ。
《棲み家の防御者》や《コラガンの命令》の事を考えると下手な事は出来ないので尚更、自由度の高い追放手段が欲しいところ。
《完全無視》は中々いい補強。
追放手段にもなりますし、盤面の生物も減らせますしね。同じ様に《精神背信》も悪くない。
5マナから3体のエルドラージTokensを展開できるため8マナには到達できます。故に《精霊龍、ウギン》に届きますね。それでなくともウギンの[-X]で一方的に流したりも出来るため尚相性が良いですね。同じようなマナ加速としては《忘却蒔き》よりも明確なアドとマナ加速が出来るこちらの方が強力ですね。
エルドラージTokensを墓地に落しやすい事を想定すれば《前哨地の包囲》はアリですね。「龍」でダメージを飛ばせる。もちろん普通に「カン」でアドを採ってもいい。
単純にクルセイド系を展開できても十分強力ですし何とか、リムーブ系を用意したいところですね。クルセイドと言うと《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とかですね。
全体強化や土地加速の《アタルカの命令》も良いですね。《塵への崩壊》で妨害しつつ自分は加速と言う考えが成り立つカードですね。
ただやはり「昇華者」の部分がStdではネック。
同じ様に5マナでアドと言うと《風番いのロック》の「強襲」の方が遥かに条件達成は楽ですしね。生物は2体ながら其々が3/4飛行であるため戦力は安定していますし。
流石にこれに比べると辛いですね。
リムーブ系が遥かに多いプールがある為Legacyの方が扱いやすい。
5マナの重さは有りますが、そこさえ何とか出来れば、自分で《死儀礼のシャーマン/DrS》が使えますからね。好きなだけ追放できる上に、適当なカードを戻せばまたDrSで追放できますからね。ゲインしたりルーズさせたり、とDrSがフル稼働です。《剣を鍬に》も扱えるため尚更扱いやすい。マナカーブ的に追放枚数の多い《撲滅》や《塵への崩壊》も悪くない。特に《撲滅》は盤面を退かすだけでなく追放枚数の確保も出来るので、DrSとの相性も抜群です。
相手がDrS・ScMや探査等で勝手に追放してもくれる増すし。
《忘却蒔き》宜しく《悪夢の織り手、アショク》との併用も出来ますね。マナ加速を放棄すればブロッカーを多数用意出来ますしね。
取り敢えず追放状況を満たせれば強力な事は決定的なので、それをどうにかしたいカードですね。
・《巡礼者の目》
:WWKからの再録ですが、まぁ環境にも合っています。
高速環境から低速環境になるので使う間も有るでしょう。単純にブロッカーにもなります。
基本的に3マナで土地を持ってくる生物というと《巨森の予見者、ニッサ》が在りますからGでは他を選択する理由は有りませんね。
ただし、無色ながら実質多色である「欠色」や「収斂」の事を思えば《他勢》効果はかなり重要になるはず。単純にG以外にも土地を伸ばしたいデッキはあるはずなのでその意味でも価値が高い筈。
因みにAtfのフライヤーと言う事で《幽霊火の刃》との相性は良好。「欠色」BeatやAtfBeatdownを組む際に利用性が高いですね。《搭載歩行機械》も有りますし、《飛行機械の諜報網》も良いですね。前者はフライヤーを多数確保できますし、土地を伸ばせる為に(X)(X)のコストにとっても有難い。4マナ揃えば最低でもX=2です。後者も確実つ4マナに到達できる上に、サボタージュ用のアタッカーに出来ます。アップキープでの誘発も任せる事が出来ます。
・《破滅の伝導者》
:Cipで7マナ以上の無色の生物をTopにサーチ出来るエルドラージ。
疑似アドバンテージを採る事が出来る上に、本体も5/5と中々のサイズです。そして生物専用のマナサポート付。
本体で纏っている生物ですね。
基本的にフィニッシャーに繋ぐためのリリーフ投手のような役割ですが、厄介なのは本体にも戦闘力が揃っているという事。
これを無視するかフィニッシャーを無視するかの2択を迫る事が出来る訳ですね。まぁこれを除去出来ればキャストが出来なくなる可能性があるような生物である場合は確実にこちらを狙ってくるでしょうが。
これが生き残っていれば8~9マナの生物を使う事になるのでしょうが、除去される事を見越して土地を置けばすぐにキャスト出来る7マナの生物を持ってくる事も出来ます。逆に何らかのマナソースがある場合は、8マナ以上の大型をサーチする事で敢えて相手に除去をさせる誘導行為も出来ます。
何にせよサーチに5/5が付いてくる事が実に素晴らしいわけですね。同じようなマナサポートに《忘却蒔き》が在りますが、高確率でランドブーストが出来る《忘却蒔き》とフィニッシャーの供給が出来る《破滅を導くもの》のどちらが良いかは一長一短。
無色である事を考えるのなら《面晶体の記録庫》も有りますが、生物特化にするのなら《失われた業の巫師》や《爪鳴らしの神秘家》も有りますね。
悩ましいですね。
ただ今の所、調達したい生物が余りないのが辛い所ですね・・・。まぁ《絶え間ない飢餓、ウラモグ》で十分ではありますが。
他にも《彼方より》と同じ様に《タイタンの存在》の利用にも役立てる事が出来ますね。そもそもコイツ自身が5/5なので相性が良い。無色デッキを作る際の一つの指針になるかもしれません。
《コジレックの伝令》も合わせればより大型生物を使いやすくも成りますね。
合わせて3マナを減らせるのでかなりの軽減量ですし、そもそも《破滅の伝導者》自体を軽減して出す事も出来るので色が合うのなら是非使いたいですね。2/4とブロッカーとしてもそこそこなので、マッチするはず。
無色生物は間違いなく次のエキスパンションも出るので、より使いやすくなる可能性が高い。
中々に良質なカードですね。
下の環境ではどうでしょうね。
MUDでは採用できなくもない。7マナ以上でも《隔離するタイタン》やコロ助共がいますからね。本体も6マナと軽め。
ただしコイツらの場合は《カルドーサの鍛冶場主》もいますし、マナ加速の観点でも生物以外も使うデッキなので《忘却蒔き》の方が良い気もします・・・。
Topに置けると言う事でそれを利用して《末裔の道》なり《野生の呼び声》なりで場に出す事が出来ますね。ハンドに入った方がアド的には良いわけですが、たとえ入らなくともやりようも有るわけですね。
他にはもっと単純な方法も有りますね。
《ウギンの目》を使えば、《破滅を導くもの》が4マナになる上に、サーチしたエルドラージが合計4マナ軽くなるという恐ろしい事になっていくわけですから。
・《連結面晶体構造》
:世にも珍しいAtfの制限つき全体除去です。
《弱者の石》が除去になったら~と言うような感覚を覚えますね。
パワー5以上の生物を一掃できるその性質から、小型や中量級までしか使わないWeenie/SlighやMidrangeならその引火を発揮しそうですね。特に《包囲サイ》や《黄金牙、タシグル》、《先頭に立つもの、アナフェンザ》に《雷破の執政》等を使うデッキは強引児自分を場の最大サイズまで持っていく事が出来るのかなりの支配力を発揮するでしょうね。
ただ、正直パワー5以上の生物なんて早々並びません。
2体3体並ぶような場面なら即ゲームも終了していますし、それ程アドバンテージを期待するわけにはいかないでしょうから、除去の豊富なアブザンにこれが入るかどうかと言われると怪しい部分も・・・。
対して《雷破の執政》を頂点とするR系の場合は大型生物を苦手とする事も間々ある構築なので、それらで良く使えるはず。
同時にWeenieやSligh系ならもちろん関係ないのでかなり一方的な除去に出来ますね。ただしそれらは3/4のサイズが立っていられるだけでも辛いのでやや隙があると言えます。
何と無く制限つきの除去と言う事で《弱者の報復》の亜種を持っていた《太陽の勇者、エルズペス》を思い出しますが、残念ながら除去範囲は大きく異なりますし、本体で決める事も出来ないので代りに慣れそうも有りません。
↓環境では《機械の行進》が面白い。
自身が4/4になれますのでサイズ負けしそうな生物を一掃した上で、打点を提供できる事になりますね。
【L】
・《ウギンの聖域》
:実質エルドラージ調達ランド。
《ウギンの目》を伝説土地から汎用土地に成った様な物ですかね。
ただ無色スペルでしか反応しないのが非常に面倒・・・。《全ては塵》の様な優秀なスペルが無い限り、生物に生物を重ねる事になるので今一つバランスが悪い。
・《繁殖苗床》
:《領事の鋳造所》のエルドラージ版。
戦闘力を劣っている物の、3体展開できるためにアドバンテージでは勝っています。その上、それらを投入すれば次のターンには9~10マナを用意する事も出来ます。
アドも有るし、マナ加速も出来る。Bigmana系には最適な類の土地と言えますね。
単純に戦闘力としての運用も出来る為に、その方向性で使うのも良いですね。クルセイド系があれば2/2×3になりますからね。Controlなら十分な圧力です。《精霊龍、ウギン》に繋げるだけでも[-X]で盤面を空けながらなら十分なクロックになります。もちろんそれらはウギンに対してのブロッカーにもなります。《荒廃を招くもの》も有りますし、現実的に高い面展開が出来るデッキも作れるかもしれません。
Stdでなく、↓環境のBigMana系でも十分検討の余地のある強力なカードだと思います。
しかし流石はZenブロックの再来。
強力な土地の多いこと多いこと。
塩々言われていますが、そこそこに優秀で纏っているカードも多い印象です。
やっとおわったべ・・・。
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