レガシー)今週のSCGの結果 ただいまLegacy。関係ないけど、神の名も安くなったものだ・・・。
レガシー)今週のSCGの結果 ただいまLegacy。関係ないけど、神の名も安くなったものだ・・・。
レガシー)今週のSCGの結果 ただいまLegacy。関係ないけど、神の名も安くなったものだ・・・。
皆さん、こんばんは。しもべです。


 10月が始まりました。
衣替えしなきゃ・・・MTGの。


 と言う事で新環境一発目のSCGの大会です。
いつもは新セットなんぞ出ても凪の如く平常運転なのですが、今回はLegacyに巣食っていたパワーカードである《時を超えた探索/DTT》が旅立ち、探査ドローが根絶された事で大きな変化が訪れる事が予想されます。メインではKTK以前の環境に戻る事が考えられますが、それ以外のパーツは少しずつ入ってきている事を考えるとまるで一緒とはならないでしょうね。

 と言う事で早速結果を見て行こうと思います。
今回はIndianapolisでLegacyのPIQが併催されました。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/031015_indianapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=10/03/2015&end_date=10/04/2015&city=indianapolis&limit=100


 優勝はDevin Koepke氏のBUG 続唱です。

以下Top16(1位~)
BUG 続唱
Sneak Show
Eureka
Grixis Delver
Lands
Goblins
Moggcatcher
RUG Delver
--------------------
Miracles
Death&Tax
Death&Tax
Death&Tax
ANT
RUG Delver
Jund
RUG Delver


 正にカオス。
今回は上位32名まで公開されていますが、非常に混沌とした状況になっていますね。
環境激変後の数回分はメタが定まっていないため、正直参考記録程度の価値しかないのでこれも鵜呑みには出来ませんね。特にPIQは三桁に届かない事も多い中規模大会ですし。ただその中でもRUG DelverとD&Tの数が多いように思います。はんしてComboは少なめ。もっと大量に持ち込まれるかと思いましたが・・・?
Miraclesは混沌期ではこんな物でしょう。数はそこそこでもコントロールする対象が定まりませんからね。しかし早速《安らかなる眠り》が使われてて個人的には吐きそうです。Bladeは思ったよりも少ない。やや意外です。
JundやBUG 続唱等の高めのデッキパワーを誇るデッキが勝ちやすい時期でもあるのでそれらが入ってきても不思議ではありませんね。またRUG Delverが好まれるのも判ります。デッキパワーは高くはないのですが、Legacyと言うフォーマットに適応していますからね。安定していますし、力は証明済みなので。

 ここより下の公開されている32位までも非常にばらけたデッキ分布。
見ていて楽しいですね。

 まぁ、まずは先を見てみない事にはどうしようもない。
暫く注視していく事にしましょうかね。


さて、ここから先は個別に気になったデッキを見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=92447
一位、Devin Koepke氏のBUG 続唱です。

 探査ドロー登場後アドバンテージ/物量と言う強みとハンデスと言う選択肢を失ってしまっていたデッキですが、早速大会を攫う事でその存在感を出してきましたね。

 ただ禁止後の予想であるハンデスの増加と言う予想を裏切っていて、Devin氏はハンデスが《Hymn to Tourach》2枚に抑えられがち。それよりも各種基本パーツの枠を取る事を優先しているようですね。
ハンデスはサイドに落されており、そこでは4枚も採っています。またtWで《翻弄する魔道士》も3枚採っており、苦手な対Comboの増加にも対応出来るようにしています。

 初動1t目の選択肢として《思考囲い》が有る事も多いのですが、このデッキではそれでも僅かな枠はHymnになっています。
DTTの存在で数を圧縮されていた《祖先の幻視》も4枚に復活していますし、正しく数で押す様な選択肢を取っている形ですね。
まぁその割にはPWは合わせて3枚と少なめ。ふむ?

 今回の《魂の裏切りの夜》は前環境の名残でしょうかね?
安定的に機能する類ではない筈ですが・・・。
《見栄え損ない》が2枚あり、且つ《四肢切断》は無しで《突然の衰微》が4枚《ヴェールのリリアナ》は2枚である事を考えると小型の除去に注力していて、大型に対してはあまり考慮していないようですね。

 個人的にはハンデス薄めのBUG続唱が増えてくれるならそこそこ嬉しいのですがねww
ただBUG 続唱はデッキパワーは高いのですが隙の有るデッキですし支配的なデッキでもないのでそこそこ程度になりそう。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=92457
3位、Joseph Herrera氏のEurekaです。

 DTT禁止後旧来のSneakやOmniに戻るだろうと思われてまさかの《Eureka》とのハイブリッド型SnTです。
実はこれまでも時折見かけられた形ですが、このタイミングに出てくる事が何とも意味深ですよねw

 「強力なドローが無いのなら引きたい札を増やせばいいじゃない」の如く《実物提示教育》《Eureka》の8枚体制です・・・。そこから《全知》かフィニッシャーを叩き付ける形になっていますね。
両者ともSocなので《燃え立つ願い》もイケそうですが、EurekaがダブルシンボルのGGと言う事を考えると苦しい部分が有りますよね、残念。また4マナとより重い札になっているためか《すべてを護るもの、母聖樹》をメインから2枚も取り入れているという大胆な構築です。
 しかし4マナと言う重さ、そしてダブルシンボルにもかかわらず《森》を入れず《Tropical Island》と《水連の花びら》しかGマナ源が無いなど少々マナ基盤が危ういですね。まぁそれを考慮してサイドに《花の絨毯》も有るのかもしれませんね。

 Eurekaの特徴は置き物なら何でもいいためPWを出せること。
嘗てなら《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》とかも出されていましたが、最近は宿敵の《精霊龍、ウギン》のようです。《解放された者、カーン》等も含めて各種選択肢は考えられますが、相手に複数枚の展開の可能性がある事を考えると[-X]の面掃除が出来るウギンなのかもしれませんね。
同じ様に《灰燼の乗り手》も特徴的ですね。普通は使われる側ですが。
 また、ウギンは直接的に[+2]が勝利手段になるだけでなく、[-10]で直接的にフィニッシャーを出す事も出来るのも大きいでしょうね。

 初動がどうしても決まりづらくなるため、《ギタクシア派の調査》は無しですね。その代わり《定業》4枚を積んでいるためゆっくりとコンボを決めに行くようです。


 2位に判りやすいSneakShowも入っています。
Eurekaは流通量も少ない。基本的にはEurekaが前面に出てくるとは考え辛いですが、偶に見ると面白いですね。

 Sneakは数を減らした原因もありますし、このまま只増えるとも考えづらい。
UG Postとかも見るようになるかもしれません。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=92456
4位、Matthew Brown氏のGrixis Delverです。

 DTT禁止はされましたが、今回はまだGrixisが見られますね。
流石に形は変更されていますが、それでもこうして上位に来るのですから大したものです。
特に特徴的なのが生物で《秘密を掘り下げる者》と《瞬唱の魔道士》が併用されており、Grixis DelverとGrixis Controlを合わせた様なデッキになっていますね。生物数は17枚も入っており、その分Ins/Soc枠が圧縮されるわけですが、それでも《若き紅蓮術士》を採っていますね。
そしてサイドからは《陰謀団式療法》が入っています。流石にメインからは無くなりましたが、それでも対Comboで見せていた制圧力を見るに、引き増し札を失ってもなお強力な挙動なのでしょう。
とは言えこれまでの様に好き勝手に札を扱っていては手札が足りなくなるため、そこら辺を考えてScMなのかもしれません。

 探査札の競合が無くなったため《グルマグのアンコウ》は2枚入っています。
相変わらずフェアデッキ戦では最高レベルのサイズであり対《タルモゴイフ》にも強い。
このデッキが有る以上アンコウの数も一定数はいる事になります。故に今後このデッキの数によって《四肢切断》や反対の《水没》等の数が増減する事でしょうね。

 因みに28位のWilliam Wright氏の形はこれまでのGrixis DelverからDTTが抜けただけの様な形です。その代わりにControlよろしくセラピーをメインに持ってきたり、紅蓮破を入れたりです。只こちらは少々半端なイメージが付きまといますね。


 何だかんだで打消しとハンデスに加えて《紅蓮破》は低下した支配力でも一定の価値がある為、高い妨害力は維持できています。新しい形さえ見つかれば今後も見かける事になるのではないでしょうかね?
 巡航が、そしてDTTが禁止されGrixisは終わったように捉えられています。
しかしこのデッキの様に別の手段で生き残ろうとする事も出来ますから、完全に終わってしまったかどうかはまだ判りませんね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=92465
10位、Aaron Higgins氏のD&Tです。

 何故か今回異様に多いD&T。
もう少し環境が固定化してから力を発揮するタイプですが・・・。

 最大の特徴は戻ってきた《ファイレクシアの破棄者》。
《騙し討ち》迎撃の任から解かれ、採用枚数も少々お寒い最近でしたが、今回は全員がしっかり積んでいますね。サイドには《封じ込める僧侶》の姿も。
その上で《ヴリンの翼馬》との併用がなされています。
これまでは割と破棄者の枠に取られていましたが、今回は強引に2枚採っていますね。
《迷宮の霊魂》も1枚入っています。DTTが消えた事で相対的にキャントリップの重要性が増えた事も有り、再び有効牌になりましたね。

 因みにこれまでは地上が固まっていたため《ミラディンの十字軍》や《オレスコスの王、ブリマーズ》の数が増減していましたが、今はペガサスも有りますし、どうなるでしょうね、生物編成は。ペガサスはKTK以前の環境では見られなかった部分なのでそれがどうなるかは気になります。

 しかし通常の仕様にペガサスに《窒息》《ハルマゲドン》《大変動》と随分土地破壊・マナ妨害に力を入れていますね。

 アド合戦に付き合わなくともよくなったのはこのデッキにとっては追い風。
アドを追い求める残ったデッキは重めなのでManadenialが効きますし、今後はまた数を増やすのではないでしょうかね?




こんな所です。
環境一発目ですが、近年でも稀に見る混沌ぶり。様々なデッキの彩で溢れており望ましい事ですね。これから洗練されていくとは思いますが、いろんなデッキが有るのが正常な形だと思いますし。

 DTT禁止でやはり様々なデッキの形に変化が有りますね。
《紅蓮破》が激減し、GrixisもOmniも数を減らし、逆に《Karakas》や針系、《水没》などの増加登用、色々変化しています。対U札だけでなく対R札も数を減らす事になるでしょうし、Grixisが減ってSnTが解き放たれSneakShowなどが増えるのなら今回のMiraclesの様に《ヴェンディリオン三人衆》や《造物の学者、ヴェンセール》型も増えるはず。PWも気持増えたような気がしますね。
小型中心の除去も単体除去にシフトする可能性も高い。

 本当にこれからのLegacyが楽しみですね!
え? BFZ??
も、モダンでは《白日の下に》が使われたし・・・。
個人的には2枚ほど調達する予定だったのですが買い辛くなってしまった・・・。どうしましょうかね。


 さて、こんかいはここまで、です。
お付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。




P.S.
《ヴリンの神童、ジェイス》が《精神を刻む者、ジェイス》の値段を超えたそうな。
まぁ花形Stdの神話レアですし↓環境でも使われてますから判るんですが、別にこいつ出されても精神を切り刻まれるような絶望は無いからなぁ・・・。
発売前から割と絶賛してたので活躍しているのを見るに嬉しい様な気もしますが、何と無く納得いかない。
需要とは実に恐ろしい。



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