レガシー)統率者2015感想2
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皆さん、こんばんは。しもべです。


 続き。
今回で終わり。
【R】
・《焦熱の合流点》
:合流点サイクルのR。
効果は「各生物に1点」「各相手に2点」「Atf対策」の3つ。

 Rらしい火力系で、4マナと割と軽め。
相手に2点を選べば4マナ6点と中々の火力。
そして小型スィーパーも1~3点でうまく調整すれば相手だけ一方的に除去できると中々に強力です。InsとSocの違いはあるものの、3体以上の小型を一掃するのなら大抵1~2個で一掃できるので余分を選べる分Bの合流点よりも除去としては有効ですね。

 相手を焼くにしろ小型を焼くにしろ融通が利く上に一方的とかなり扱いやすいですよね。
本体×2+《溶解》で《粉々》の上位版の様な事も出来ます。
対Atfも腐りづらくあると何かと便利。
腐りづらく、対策札としても有効なので中々に強力な札ですね。

 問題は4マナのRのSocを使う様なデッキがほぼ無い事。
DragonStompyは横展開が苦手なので入れておくのも良いですがね。Affinityはそう数はいませんし、MUDがもっと増えると可能性も無くはないんですがね・・・。



・《輪の大魔術師》
:てっきり大魔術師の新サイクルかと思ったのですが、これだけでしたね。
3マナ3/3で、起動2マナ+タップで《Wheel of Fortune》。
合わせて5マナなので《魂の再誕》を分割にしたら生物になった感覚ですね。

 で、やっぱりいつも通りの疑問。
どう使うの?
もともとCombo性のあるカードですが、生物に加えてタップ能力であるためほぼ絶望的です。そもそもそれで成功するなら《壺の大魔術師》ももっと使われていますしね。

 と言う事で考えるのならやはり生物としての価値を見る事になるでしょう。3マナ3/3なのでギリギリの性能ですが。
で、Zooの追加枠として入れるのも悪くないでしょう。
1~2マナ域をある程度展開し消耗戦を超えた後の追加ドロー枠として。除去を使わせた後なら何とか起動も成るでしょう。ただその観点を考えるのなら《集合した中隊》の方が遥かに現実的ですがね、相手に与える札も有りませんし。

 もっとシンプルなのはFull Burnサイドから生物を入れる感じも良いかも知れませんね。火力も叩き込めますし。《一日のやり直し》でも似た様な事は出来ますが、Ins速度で起動できるので相手のEoTに引き込む事で最低限のリスクになりますし。

 あとはまぁ《壺の大魔術師》と同じ様にメグリムジャーのパーツにするぐらいですかね。普通に水増し程度にはなるので。



・《荒れ狂う嵐の儀式》
:5マナのEncながら毎ターン5/1トランプル速攻ターンエンドに生贄のエレメンタルを生み出せる。
毎ターン勝手に生れ落ちる為、放置しておいても4ターン後程度でゲームを決める事が出来る訳で重い分決定力も有りますね。この手のEncは《嵐の神、ケラノス》が実際Miracles戦のミラーマッチ用でも使われていますしね。

 毎ターン生物を産みだす以上、それを食べたりなんかして何らかのエンジンとする事も出来ます。

 とりあえず除去に強い以上、中速以下の相手に対してのフィニッシャーとしては割と優秀だと思います。使えるデッキが有るかどうかは別ですがKP自体は高め。



・《ミジックスの熟達》
:単品で考えた場合は《過去の罪》の類型ですが、CMCでは(4)(B)(B)→(3)(R)と劇的に軽くなっています。
なので大型のスペルやマナコストの無いスペルの運用に置いて圧倒的に扱いやすくなっています。マナソース×2とか2マナランド+メダリオンとか、苦も無く2t目程度に唱える事も可能ですからね。その観点からデッキを組む事も出来るでしょう。

 そして最大の特徴である「超過」。
(5)(R)(R)(R)で墓地の全てのIns/Socをマナ無しでキャスト出来るようになるため3~4マナ多くマナを用意できるのなら《炎の中の過去》を超える威力になります。
まぁFbは有りませんがね。なのでハンデスやカウンターに弱くは成りますし、LEDで捨てるのも難しいです。
 とは言えRのマナソースは多いですし、色拘束は多くなるが、再キャストにはマナも掛らないので寧ろマナの調達・管理は遥かに楽になっていますね。
と言う事で普通にStorm系のデッキで扱えそうです。《炎の中の過去》を押しのける物かどうかは判りませんが、数少ないLegacy級のカードでもありますね。

 後は個人的に作ってみたい《残酷な根本原理》デッキでの運用は良さそうです。
これまでのマナブースト手段を排除するだけでも十分デッキ的に価値が有りますね。
 後は使ってみたいのは「ドラゴンストーム」における《ドラゴンの嵐》のキャスト役ですね。
9マナは非常に重いので、依然BR型で作る際に《過去の罪》から唱えてみるという行為をしてみた事が有ります。結局挿して使いやすくはなかった(当然ですがw)のですが、これなら色も合う上にずっと軽くなります。
大型スペル等を踏み倒してキャストする際にはどうしても2度のキャストを通さなければいけないのでカウンターにかなり弱いのですが、故に本体に「ストーム」が有ると有難い。《納墓》+マナ加速→熟達→嵐で簡単に達成です。

 因みにこのような使い方をする際には《納墓》や《直観》が非常に扱いやすいですね。
と言う事で購入予定です。




【G】
・《蜘蛛の襲来》
:3マナInsで一気に1/2を多量に展開できる可能性のある《濃霧》。
本体の効果と蜘蛛の分で実質1枚で2回分の時間稼ぎになります。
その上ダメージを軽減できるので一方的に打ち取ったり、フルアタックしてきた隙をついて、逆に雲を突撃させたりと割とできる事が多いスペルです。
と言う事で質は高め。

 しかし何処まで行っても相手に完全に依存している札である為正直使いづらい事この上ないでしょうね。
惜しいなぁ・・・。
Beatdownの多い環境でフォグ系のデッキを組めるのなら十分な可能性は有るのですが・・・。



・《ケンタウルスの壊し蔦》
:全ての墓地の土地は参照する・トランプルを持っている等の点で《土を食うもの》の上位種の様な物ですかね?
「植物・ケンタウルス」と変わった部族ですね。

 優れている点として場に出た時点でサイズが確定するので後続の墓地対策の影響を受けず、素のサイズもある為死亡する事も無い。またCMCが1つ大きくなることで色拘束は薄くなり、《突然の衰微》の範囲外になるという事。
 また、墓地に土地が落ちる度に(G)(G)でハンドに墓地から自信を回収できるという点。
様々な意味で妨害に対して強くなっていると言えますね。

 ただし、サイズの変更は途中からは出来ない。また土地の使い切りは除去された時の回収札と考えるとうかつに土地を伸ばしづらい。大型化できない点を考えるとキャストするタイミングが難しくなると思えます。
どの道、追放除去と《安らかな眠り》の存在で対W性能が極めて低いのは変わりないですしね。

 またCMCの関係でも、サイズが変形できない観点でも《ハルマゲドン》との相性が極めて低下しています。「テラゲドン」は《土を食うもの》の一つの強みでもあったのは辛いですね。
正直《土を食うもの》の類型ではありますが、割と簡単に7/7とかを超えたフィニッシャーの《土を食うもの》に対して、こちらは妨害に強いバランス型ですね。

 色拘束が薄くなったのは有難く、多色化しやすい。
多色はフェッチも多用しやすいため運用も安定しやすいですね。



【M】
・《ネル・トース族のメーレン》
:経験カウンターを使う伝説の生物サイクルのゴルガリ担当。
4マナ3/4と安定したサイズでLegacy界の単体除去に《剣を鍬に》以外には耐性が有る点で売り。
そして数少ない経験値カウンターに関係なく仕事をする生物。終了ステップに能力が誘発するために場に出したターンに機能するので隙は有るものの比較的アドを稼ぎやすいですね。
場持ちが良いのも合わせて、BG系には割と優秀な札です。

 特に4マナ圏と言うと割とJunk系やJund系ならまぁ運用可能なマナ域なので問題はない。
そして環境的に序盤に出した《死儀礼のシャーマン》や《闇の腹心》等は当たり前のように墓地にたむろしているため、それらの回収には向いていますね。それで結果として数を用意できるのなら消耗戦にも強くなりLotV等にも対策が出来ます。

 回収もカウンターの数次第ですが、上手くいけば釣り上げる事まで出来る訳ですから、カードアドだけでなくテンポアドまで狙えます。安定して回収できるのなら《ヴェールのリリアナ》でも良いですしね。

 ただ札の回収が出来るだけでも十分ですが、可能なら能動的に墓地に生物を食べる手段を確保する事が出来るのが望ましいですね。まぁ、除去耐性だけでなく、経験カウンターが1~2個乗れば十分機能するのもLegacy向きですね。
 取り敢えず組み合わせでは《陰謀団式療法》が鉄板。
除去の露払い出来ますし、マナを掛けずに即墓地に落せるので、1マナまでなら即釣り上げて回収できるようになりますね。
 他は継続的に食べる事が出来る《出産の殻》。
生物自体のサーチも出来るのでメーレン自体の調達も可能ですね。同じ様に《進化の飛躍》も良いですね。こちらはIns速度で起動できるので相手の除去にも対処しやすいのも売り。起動も軽いので非常にカウンターを乗せやすい。
 他にも《破滅的な行為》や《ヴェールの呪いのガラク》等も良いですね。ただ3~4マナの置物と4マナ生物ですからテンポが悪く、悪までリカバリーなどが出来るというレベルですね。それならエンジンにもなり易い同梱されている《ファイレクシアの疫病王》だって十分実用的ですよね。

 生物自体の組み合わせ何かあるでしょうかね?
《ドライアドの東屋》は割とアリですかね。《緑の太陽の頂点/GSZ》から1t目のマナ加速が出来るので4マナのの設置も楽。また食べる手段が無くとも、初ターンから経験カウンターがなくとも釣り上げる事が出来ますしね。
メーレン自体もGSZでサーチ出来る点も良いですね。


 生物札のKPに上下のあるNicFitは正直あまり向いていないと思います。序盤に墓地に落ちる生物はBigManaでは中盤以降は価値が低いですからね。
その点で考えても金太郎飴であるJunk系の方が構築に向いていると言えます。


 と言う事で割と使いやすい札と言えます。
上手く絡めて行けば十分戦力になれますね。
 とは言え、やはり墓地依存で、サイズ以外の除去耐性も無い。そして《Karakas》相手にはやはり無力。対W編性能は変わらず低い。
ほんとBGはWに弱い札が多い・・・。

 

・《幽霊議員カルロフ》
:オルゾフの議員さんの3人目です。
2マナ2/2で《アジャニの群れ仲間》の様にゲイン毎に+1/+1カウンターが乗る生物。ただし乗る数は倍の2個であり、WBや伝説生物である事を考慮しても、機能的には上位交換と言えそうなレベルです。
何せ一度のゲインで4/4にまでなりますからね。
また(W)(B)と6個の+1/+1カウンターを取り除く事で対象の生物を追放できる強みも有ります。
サイズ強化も有り、且つ除去としても機能するという点で非常に高いKPを誇っていますね。

 ただしゲイン要素と言うのは多くのデッキではそれ程採用してはおらず、有っても数枚程度なので安定してサイズの確保は難しい。その状況ならただの熊なので普通のデッキでの運用は非現実的でしょうね。

 と言う事を考えれば必然的に《アジャニの群れ仲間》と同じく「SoulSisters」系での運用になるでしょう。群れ仲間もSistersでは十分サイズが大きくなりやすかったのですが、僅か1度で《稲妻》圏外まで行けるのは大きいですね。
また2マナで4/4は《光輝の泉》→《大食のワーム》でも出来ていたわけですが、遥かに条件も軽く、且つ《砂の殉教者》に貢献できるW札である事が大きい。
 生物としての序盤からのサイズ不足を補いやすいという点でも価値が有るわけです。伝説生物ですが、軽く除去されやすい事を思えば4積しても問題はないですね。
デッキの親和性は遥かに上がっていると言えます。

 とりあえずサイズはそこそこであればいいのですが、大きい方が良いですし、何より除去としても使える事を思えばゲイン回数を熟せる事を主眼にしたい。その意味でLifegainBeatよりも本家のSistersの方がより親和性が高い。

 《Karakas》の存在を考えればあまり大きなサイズを確保しても致し方が無いです。
しかしSistersの様にゲイン機会が多いデッキなら再強化は容易。それに4/4程度でも十分実用的である事を考えれば悪くはないです。再キャストも容易ですし、そもそもSistersが有るのなら再キャストでライフゲインが出来るのだから悪くもないですね。
と言う事で《Karakas》が有るのはネックですが、それほど欠点にはなりません。寧ろ自分での利用も十分できる可能性も有りますね。

もっと他にもいろいろ思いつきますが長くなるのでここでカット。




 こんな所ですね。
正直間違いなく汎用級、とか特化級でも即戦力と言う物は無いですね。
しかしまぁそこそこの物は揃っている印象ではあります。
が、残念ながらどうしても欲しいという物はほぼ無いですね。明確に実用性が有るのは《ミジックスの熟達》と《幽霊議員カルロフ》でしたかね・・・。
これらに加えて、他にはSistersの関係でWの合流点と一応メーレンを1~2枚買うぐらいですかね。
お財布に優しいなぁ(棒




コメント

るて
2015年11月13日14:24

壊し蔦はアグロロームにピン差しすると面白そうです。
後はメーレン強そうなんですけど…4マナってところが気になりますね…。

nazo
nazo
2015年11月13日23:29

ドラスト使ってて荒れ狂う儀式は使ってみたいと思ってましたね。

やはりトランプルがえらい

ですが、タフ5以上に対して弱いのが残念になり小倉入り…

あ、さすがに赤合流点はメインからですね。これで多少ウィニーに対して強くなりました…
ただ、まだマーフォーク、デスタクあたりは怪しいですが…

しもべの一人、H
2015年11月14日0:09

>るてさん
コメントありがとうございます。

>壊し蔦
以前の様に《壊滅的な夢》で一掃する形ではないので合うかもしれませんね。ただ似たような用途の《田舎の破壊者》《土を喰う者》が使われていない現状を見ると今の形に戦闘力だけの4マナが必要なのかは些か疑問でもあります。

>メーレン
こいつも弱くはないのですが、何のために入れるのかが今一つ安定しませんからね。BGxに強いのは事実ですが、別にそれはこいつだけでもありませんからね。その上で4マナまでを考慮する意味があるのかは不明です。

しもべの一人、H
2015年11月14日0:17

>nazoさん
コメントありがとうございます。

>儀式
Rがファッティに弱いのは今にはじまった事では無いので致し方ないですよね。
どうせ、フェアデッキでは探査生物含めてタフネス6以上はまずない、Comboではどうせ役に立たないので、十分では?。
MUDとかもどちらかと言うとこれが担当すべき札でもないですし、これで対処できない生物は他のドラストの生物でもどうせ対処は出来ませんし。

>対小型面制圧
汎用性では抜群のR合流点ですが、3点の限界もありますからね。
それ以上だと《唐突なる死》とか専用札に任せるより他に無いですよね。R札の強みは何と言っても汎用性ですし、メタに依って必要牌をサイドとスイッチもしやすいです。

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