レガシー)今週のSCGの結果 続唱沢山
レガシー)今週のSCGの結果 続唱沢山
レガシー)今週のSCGの結果 続唱沢山
皆さん、こんばんは。しもべです。


 今週はSCG DenverでStd Openが行われました。
PIQでLegacyも併催されているので結果を見てみましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=12/04/2015&end_date=12/06/2015&start=1&finish=16&event_ID=45&city=Denver


 今週の優勝はRUG DelverのJake Kempfer氏です。


以下Top16(一位~)
RUG Delver
BUG 続唱
Esper Blade
UR Twin
Burn
Painter
BUG 続唱
BUG 続唱
---------------
Lands
UB Tezzeret
Miracles
BUG 続唱
Miracles
ANT
BUG Delver
Pox


 です。
500名以上が参加したOpenでは圧倒的なMiracles偏重でしたが、今週はやや抑えめ。それでも2名を輩出している以上PIQ規模でもメタ上の最上位と言う事でしょうね。Comboは今週も大人しいです。
 今週の特徴はBUG 続唱ですね。
最多の4名を輩出しその中でもTop8に3名と突出した成績を残せています。
この所かなり成績が低下していましたが、その隙を突いたという事でしょうかね。それとも大会の規模の差でしょうかね? まぁMiraclesが多いならBUGは優位性が有るので出てこないはずも無いと思うのですが。

 Delverは今週はGrixisは無しでBUGとRUGが1名ずつ。
Delverがいないという事態はほぼ無いのですが、現状ではどれかが明確に優位と言うほど安定性があるわけでもないようですね。それでも相対的に見ればGrixisが一番安定しているようですが。



 さて、ここから先は個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=95881
優勝したJake Kempfer氏のRUG Delverです。

 自由枠が《もみ消し》4、《Chain Lightning》3、《呪文貫き》3となっている古風なRUG Delverです。
なんだか3~4年前程度の形を思わせるクロックパーミッションです。
現在はGrixisもそうですが他とはKP勝負はせず《もみ消し》を使ったManadenial系に再帰しているRUGですが、それでもここまでなのは珍しいですね。特に《ギタクシア派の調査》を用いていません。デッキの安定性向上と展開方針の確認の意味で今ではここの枠が取られるのは殆ど当たり前になっていますが、それを除いてその分実のある形を取っていますね。特に展開勝負になるとどうしてもKP不足で負ける、物量差で負けるので、追加のカウンターであるPierceを優先したのはデッキの方針から見ても理に適っていると思います。

 第二の火力が取られるのは今では当たり前ですが、殆んどが《二股の稲妻》か時折《火+氷》。
チェンライが取られるのは珍しいですが、3点火力で仕留めたい生物が増えたわけでもないですし、3打点の増量と言う事ですかね。分割火力で対処していても間に合わないのなら直接やくBurn方式の方が確かに良いのやも。
3枚とかなり気合も入っていますからね。

 サイドは対Miraclesの《硫黄の渦》が2枚。
1枚では対処される可能性も有りますし、2枚目は割と価値が大きいですねそのマッチでは。《無のロッド》も今の環境では結構生きるはず。重いですが。
謎なのは《炎の嵐》。
大きい生物まで焼けるのは魅力ですが、そもそも投入できるようなハンド枚数がない筈ですが・・・?


 全体的にやりたい事をして、相手にはさせない古式ゆかしい形。
《森の知恵》とか《壌土からの生命》も無いので完全にアド合戦は捨てていますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=95874
7位、Michael Lefkof氏のBUG 続唱です。

 最近ご無沙汰のBUGですが、今回は盛況ですね。
しかし大きな変化が有ります。それはtWをしていないという事。《時を超えた探索》禁止後PIQ IndianapolisでDevin Koepke氏が持ち込んで以降tWというかt《翻弄する魔道士》型は主流だったわけですが、今回は誰もtW型を使っていません。
元々対Combo耐性を高める札でしたがフェアデッキ戦になるでしょうかね?

 Michael氏はハンデスを全カットした珍しい形。
その分4枚目の《祖先の幻視》に《森の知恵》まで入れてドローに力を入れた形です。そして2枚目の《毒の濁流》を取っており、よりControlに力を入れていますね。《思考囲い》や《見栄え損ない》の様な序盤用の札を抜いています。
PWもこの所では珍しい5枚と多め。
よりフェアデッキ戦を意識した構築ですね。
 但し抜いた分はサイドに入っています。
しかしそのサイドを見ても特別対Combo用の札が無い所を見ると本当に切っている感じですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=95886
13位、Shay Bossie氏のMiraclesです。

 珍しいtB型であり、サイドから《悪夢の織り手、アショク》が入る事が有るのが特徴ですね。普通ミラーマッチの場合は安定性のある《嵐の神、ケラノス》が選ばれますが、アショクを優先する理由はなんでしょうかね?
またメインに追加の万能除去として《名誉回復》が採られています。これも《議会の採決》でない理由はなんなんでしょうかね・・・。土地破壊?

 注目するのはサイドに《基本に帰れ》が入っている事ですね。
特殊地形対策と言えば数枚程度なら《黄塵地帯》、Landsなどを意識するのなら《血染めの月》が一般的ですが、《突撃の地鳴り》や《溶鉄の渦》で対処に乗り出しています。それを考えたのでしょうかね?

 メインには追加のカウンターとして《狼狽の嵐》と《呪文貫き》を1枚ずつ。対Comboの勝率をメインから求めているのかもしれません。
その分《思案》が1枚の無いのでやや展開に不安が無くも無いですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=95889
16位、Jason Deiss氏のPoxです。

 時折現れるPox。
今回はtGでメインから《突然の衰微》が入っている形です。しかしフェアデッキに寄っているわけでもなければ《破滅的な行為》や《壌土からの生命》が入っているわけではありません。
そうではなくメインに《虚空の杯》が入っており75枚中に《Nether Void》が2枚、《窒息》が2枚、《三なる宝球》が2枚入っている事から、依然在った対U用のManadenialデッキの様相を呈しているようです。CotVや《Nether Void》の中でも衰微なら問題なく機能しますからね。




 こんな所です。
前回もそうですが、今回も対フェアデッキ、ミラーマッチなどにいかに対処するのか?という意識を凄く感じますね。
そしてCombo勢は日陰のまま。
いないわけではないのですが、サイドからも対策を減らされる傾向が強まってきています。以前のコンボ大量の様な事がまた起こらないと、ちょっと環境が歪んでいるように思えます。

 さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございます。
何処かでこの文章がお役に立てば幸いです。


コメント

YAKARAの征夷大将軍、みっちゃん
2015年12月8日2:13

足あとから失礼致します。
最近レガシーを始めたばかりの若輩には、非常に読み応えがあり大変参考になる解説記事でした!有難う御座います、参考にさせて頂きますっ(礼

nophoto
通りすがり
2015年12月8日21:34

炎の嵐は狼狽の嵐を書きor読み間違えたんじゃないかと思いますね。
FirestormとFlusterstormってちょっと似てますから。

しもべの一人、H
2015年12月9日23:59

>YAKARAの征夷大将軍、みっちゃん
コメントありがとうございます。

参考になったようで何よりです。
今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m


>通りすがりさん
コメントありがとうございます。

>《炎の嵐》
成程《狼狽の嵐/フラスターストーム》ですか。その可能性は十分ありそうです。
個人的にはサイドに入ってないのか?と多少気になったので。

 一応、サイト見直してみましたが訂正されていないので真相は闇の中ですね。当然他のデッキリストサイトにもこれで載ってしまいますし。
フラストレーションの嵐だぜ(#^ω^)ピキピキ

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