OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
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皆さん、こんばんは。しもべです。

 続き続き。

・《ニッサの誓い》
:誓いサイクルの「G」版。
CipでTop3枚を見てその中からCre/Land/PWのどれかをハンドに入れる1マナのEncで、恒常能力でPWの色拘束を無視できるようになります。
僅か1マナのSoc挙動で3枚に干渉し1枚を手札に入れる。「Uにキャントリップが出せないなら他の色で出してしまおう!」と言う様などこか間違った気がしないでもない札ですね・・・。過去に強力な重ドローがU以外で出た事は有りましたが、キャントリップで~と言うのは珍しいですね。

 とりあえず、初動で土地や生物の確保に動く事が出来るので圧倒的に展開が安定化します。流石に土地1枚キープはそれでも厳しいのですが、土地3枚目が欲しいけど手放すには惜しい土地2枚のハンドのキープ程度なら十分現実的になるはず。
それだけでなく中盤以降も全く無駄にならないのは有難い。

 一応、ダブルシンボルである事が多いPWも3色デッキを組む際には相応に役に立ちますね。「怒涛」の成立にも貢献できます。
どんなデッキにも使えるキャントリップなので広く使われていく事になるでしょうね。
無色札が異様に押されている関係で無色土地を使う際にもこれのお陰でPWの併用が楽になるはず。文字通り潤滑油ですね。強力なKPこそ無いものの、圧倒的な利便性から殆んどのGデッキでも使っていけると思います。
《未開地の捜索》と比べると如何に強いかがよく判る。

 《巨森の予見者、ニッサ》とも相応の相性です。
効果自体が小さいため、これで2枚目の土地の確保が出来るためニッサにも繋げ易く、ニッサは4枚目以降の土地の確保にも繋げるので順調に土地を伸ばせるようになり変身も狙いやすくなりますね。ニッサ自身の調達も可能ですし。


 しかし最大の価値はEternalでこそでしょうね。
Stdはどうしても中量級以上の戦になりがちで1マナの価値は薄れていきますが、低マナ域の展開が続くEternalでは1マナの価値は最後まで劣ることはありませんから。
Uの強みはデッキの安定性を支えるキャントリップであり特権だったわけですが、それがGにも許されるようになったという訳ですからね。かなりの確変です。流石に本家には劣りますが、それでも1マナで3枚に干渉した上で1ドローと言うと《思案》や《定業》なみ。実に恐ろしい・・・。
Ins/Soc/Enc/Atfを調達できないのは残念ですが、それでも無かったことを思えば十二分な性能と言えます。そもそも非UのGデッキの大半は生物デッキであるため土地と生物だけで30枚強~40枚前後になるのは普通ですから十分な干渉範囲と言えます。

 除去等の妨害が欲しいというのであれば、それこそ該当の能力持ち生物を入れればいいだけの話です。
《潮の虚ろの漕ぎ手》《叫び大口》《ヴェールのリリアナ》《再利用の賢者》《苦痛の公使》など幾らでも選択肢は有りますからね。これまでGで安静性を支えるのは《緑の太陽の頂点》だったわけですが、これからは誓いにとって変わるかもしれませんね。
正直、TheRockに登用可能な札として検討できる札で、BGミシュランがあんなことになってしまった事を思っても、それを補って余りある収穫と言えそうです。
これで良かったんや・・・。

 伝説なので任意に落せるEncであり、故に《タルモゴイフ》のサイズにも貢献できます。
BGxにおける《不毛の大地》と《ヴェールのリリアナ》の共存にも役立ちます
この2点だけでも素晴らしい価値ですね。

 Stdでも言える事ですが、PWの色を無視から無色系のMidrange~Controlでも扱えるわけで、故に土地を起こすタイプの能力を持っているPW《野生語りのガラク》や《深海の主、キオーラ》、《世界を目覚めさせる者、ニッサ》とはとても相性が良い。特に前者は起こす土地に制限が無いため無色系の2マナランドまで扱えますからね。

 後はEncである事を思えばそのカウントで考えていく事も出来るはず。
残念ながらEncを調達できないため「Enchantress」では難しいかもしれませんが、《クルフィックスの狩猟者》や《迷宮の霊魂》等との併用も十分可能です。
 敢えて伝説であるデメリットを上げるとすれば、折角軽量のEncでドロー関連なのに数を並べられないので《神々の兜》や《天上の鎧》に貢献しづらい点ぐらいですかね。それでも生物の調達が可能なEncと言う事で「呪禁Aura」でも1チャンスありますかね?

 とりあえず3~4枚購入予定。
構築するのが楽しみですね。
Rock用の記事もそのうち挙げる予定です。



・《森の代言者》
:特定の土地枚数以上で強化される《硬鎧の群れ》《竜使いののけ者》の系譜。
本体2マナ2/3警戒とそこそこの性能で、土地6枚以上で+2/+2と土地生物+2/+2と強化されます。マナ域が上がっている分本体と周囲の両方を強化できます。
と言う事で中盤以降でも活躍できる可能性を秘めた軽量生物です。

 が、その運用なら現状《始まりの木の管理人》が居ます。
1t目に場に出せて2t目に3/3で攻防に参加できる管理人と、どう頑張っても土地6枚以降で4/5警戒の代言者では正直Beatdownとしては勝負にならない。6マナ有るなら管理人は更に強化が出来ますしね。
そもそも「2マナとしても強い」と言う文句はよく聞きますが、マナレシオが良い事と実用性があるかどうかは別の話ですしね。これが「接死」でも持っていたらそれこそ2マナでも価値が有るのでしょうが・・・。
 また、土地強化もミシュランや覚醒を使わないと実感しづらい。なのであまり使いやすいとは言い辛いです。Bigmanaならこれを序盤のブロッカーに出来なくもないですが、ブロッカーとしてはサイズが足りないしそれなら最初からマナブーストしたくなります。そしてそれらが6マナ出る頃に2マナのスペルを使う必要が無いわけで・・・。

 取り敢えず、理想的な併用札は《爆発的植生》。
4マナからジャンプできるので盤面にあるコイツは4/5で殴りに行けます。代言者→《巨森の予見者、ニッサ》/《ニッサの巡礼》→植生で綺麗なまぐろ挙動になりますねww
まぁまぐろが辛いならその都度ブロッカーにして掛け捨てすればいいだけです。


 個人的には特殊なNicFitに1枚挿しは面白いかも知れないと思っています。
《生+死》を使う形なのですが、《生》のX火力が3X火力になりますからね。元々土地6枚以上は簡単なデッキですし、GSZからサーチも出来るので。同じような《始まりの木の管理人》も1枚挿ししていましたが交換も有るかも?
GSZからの加速装置として《ドライアドの東屋》も大体1枚入っているので、その恩恵に与れます。

 Eternalなら《スカイシュラウドの要求》を使えれば《森》2枚をアンタップ状態で持ってこれるので、その浮いた2マナから代言者のプレイも可能となります。《未開の狩り》ならキッカーも含めれば持ってきた森2枚を3/3速攻に出来るので4/5警戒+5/5速攻×2と言う必殺ムーブになります。
ランドが無いと必殺しか出来ない《粗野な覚醒》より使いやすい筈。



・《残された廃墟》
:帰ってきた《不屈の自然》。
そして如何に《不屈の自然》が強かったのかを思い知らされる懐古装置。
しかしそれでも《荒屋》が有ればいいわけですから、G茶構築なら何とかなるかもしれません。

 しかしそうすると《荒屋》と通常土地の枚数調整がむずかしでしょうね。



・《自然のままに》
:軽量《帰化》。
1マナになる代わりに範囲が3マナ以下に。環境次第ですが《自然の要求》の方が対策札として安定感が有ります。除去ににおける《剣を鍬に》の様な物ですね。個人的にはメイン札ならともかくサイド札ならきっちり仕事をする方が良いので制限つきはよろしくない。
 これが優先するのはBurnやSligh/Weenie、20点前後の1ショットキルComboや《ダークスティールの巨像》2パンチで勝つ等、20点前後を与えるCombo程度ではないでしょうかね?



・《ムラーサの胎動》
:《死者再生》+6点ゲイン。
3マナを考えるとやや大人しい効果ですが、悪くない。Cip生物の再利用になれば素晴らしい。特に対Rや対Beatdownの様な消耗戦には強めですね。
重さをクリアできれば使いようもあるかもしれません。



・《種子の守護者》
:4マナを考えるとこれも少々物足りないですが、それが逆に現状のKPの高さを裏打ちしていますね。
RUG DelverがLegacyで隆盛していた時なんかに出ていれば使ったかもしれませんね。4マナさえクリアできれば。



・《世界を壊すもの》
:エルドラージ化した《酸のスライム》。
土地を生け贄に墓地から復活できる能力もある為、とことん対Controlに強いと言えますね。
しかしPWやCreがControlでも主戦力になる現環境で、土地が帯び切った後半にこいつを出して何を破壊するのか?と言う疑問もあります・・・。

 しかしまぁ《龍王オジュタイ》をはじめControlのフィニッシャーを一方的に打ち取ることの出来る5/7到達のサイズが売りでそこに復活能力とCipが有ると思えばやっぱりキラー札として優秀だと思います。





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