レガシー)今週のSCGの結果 OWGの影響は?
レガシー)今週のSCGの結果 OWGの影響は?
レガシー)今週のSCGの結果 OWGの影響は?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 2週間ぶりのSCGです。
今週はAtlantaで行われ、LegacyもClassicが併催されました。結果を見ていこうと思います。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/24/2016&end_date=01/24/2016

 今週の優勝はJohn-Peter Reiland氏のGoblinsです。


以下Top16(上から順に一位~)
Goblins
MUD
Grixis Delver
BUG Depths
Miracles
Death&Tax
Miracles
ANT
----------------
UR Delver
RUG Delver
Belcher
BUG 続唱
ANT
Death&Tax
Imperial Painter
BUG 続唱


 です。
特徴は最近見かけなかった、数が少なかったフェアデッキが増えているという事ですね。部族は言わずもがなですが、MUDやLands系等前環境では相応以上の数がいたデッキ群です。このところは不安定。フェアデッキ群には強いとは言われていますが、今の所Tempoデッキがそれほど多いわけではない環境ですからやや劣勢も致し方ない。しかしMiralcesの数を見ればもっと増えても良い様な気もするんですがネ・・・。矢張り対策か。
 無色を使えるデッキが最近の大会の中では圧倒的に多いように思いますが、OWGさんの新カードはほぼ使われていません。まぁ予想通り・予定調和ではありますね。まだここから変化する可能性も有り使われるか無視されるかは不明ですが・・・。

 Tempo・Miracles・ANTの3つは相変わらず安定。
数の増減はすれどきえる事はほぼ無いですね。まぁバランスが取れている証拠でしょう。
ただ、ComboはANT以外はあまり安定はしていませんね。
ココの所安定していたSnT系のSneakShowがいません。たかが大会一つなので、関係は有りませんが、SnT系自体が環境的な数の復帰をしていないのは事実でしょうね。Belcherは地味に2大会連続のTop16ですが、まぁこれは良く判らん。

 個人的には均衡が取れているメタなのでどう動くかは不明なのですが、《血染めの月》を用いたPainterはもう少し増えても良い様な気もするんですが・・・。スィーパーも機能しやすいですしね。
Tempo系が《冬の宝珠》を取っているように特殊地形系には効果が上がっているのも明白ですし。今は特殊地形対策がされるのが当たり前なのでそこら辺が中心のデッキには苦しい環境が続くかもしれません。


 さて、ここからは個人的に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98007
優勝したJohn-Peter Reiland氏のGoblinsです。

 いつ以来か?と言う様なSCG優勝のGoblins。
3大部族の中では最も日陰が長い分インパクトも大ですね。唯一OWG産の札《歪める嘆き》を使っているデッキでもあります。しかし僅か1枚。

 久々ですが、その構築自体もかなり独特です。
まずtWの《スレイベンの守護者、サリア》型でも、赤単色でもありません。tBGと言う珍しい構築をしています。
当然中身も珍しい。
《ヤスデ団》と《地下牢の管理人、グレンゾ》が採用されています。意図は良く判りませんが対Miraclesを想定しているんですかね?
サイドには《巣穴の運命支配》も入っており《棘鞭使い》も入っておりファッティにも対処できます。

 基本形である《モグの戦争司令官》は抜かれており、その分《ゴブリンの酋長》や《群衆の親分、クレンコ》が入っているためよりKP重視ですね。酋長は1点スィーパーに対しての耐性にもなります。グレンゾもそうですが全体的に数の確保。保持の戦略を重視している様に見えますね。
 対して3枚採られた《Pyrokinesis》に2枚の《ゴブリンの名手》と小型除去にも力を入れているのも判ります。

 上述の通りサリアは抜かれており、軽量デッキには《虚空の杯》で対処するようですね。自身への被害もそれなりですが、CotVはどうなんでしょうね・・・。
Tempoは兎も角、Storm系もそれなりの環境で、サリア貫は推奨されるべきなのか・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98022
4位、Lincoln Baxter III氏のSultai Depthsです。

 以前にも見られたLandsのBUGカラー構築ですが、その時とはずいぶん形が異なります。
《吸血鬼の呪詛術士》《森の占術》《探検の地図》まで配した徹底した高速DDコンボ型でしたが、こちらはもっとControlシフトしていますね。
特に《精神を刻む者、ジェイス》《ヴェールのリリアナ》の2大PWが特徴であり、《瞬唱の魔道士》まで使ってControlデッキとしても振舞えます。低速になった分、Bantカラーで使われている《直観》の様な強力なサーチが使えるのでDDデッキとしても決して遅くは無いです。
また、《The Tabernacle at Pendrell Vale》なんかを見るとBUGカラーにしたLandsと言った様子でもあります。

 通常のLandsに加えてハンデスと打消しを用いる事も出来るため、アンフェアデッキに耐性を持たせる事も出来ますが、その分《抵抗の宝球》やCotVも使えません。また自身でUを使うため《窒息》も使えないなどやはりデメリットもそれなりに目立ちますね。

 しかしその分サイドも色々と調整できる余地も有りますね。
特にBの部分はLandsでは発揮しづらいので。《毒の濁流》《夜の戦慄》での小型対策や《カラスの罪》を使った鴉Loamでの対Controlなど。
どれ程価値が有るのか判りませんが《グルマグのアンコウ》も珍しいですね。ただ、この所、この手の非生物デッキのサイドにアグレッシブサイドとして用いられていたりと面白い使い方がされるようにもなってきています。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98015
11位、Cody Sweeney氏のBelcherです。

 メインでは《金属モックス》2枚が《炎の儀式》にスイッチしていますね。
より連鎖性を増す構築になっています。あまり見ない構築ですが、まぁ時折見かける?レベル。

 目を引くのはサイド。
なんと《龍王ドロモカ》が3枚入っています。高確率で生物除去が抜かれるサイド後のアグレッシブサイドでしょうが、実際決まれば5/7飛行絆魂・打ち消されない為ほぼ戦場を支配できます。《燃え立つ願い》から《生ける願い》を経由して持ってくる事も出来るようになっており、《ヴェールのリリアナ》等で除去された時もR願い→《再活性》で回収可能と言う念の入れ様。《花の絨毯》からのキャストも普通に可能でしょう。
これぞアグレッシブサイドボーディング・・・。

 因みに《ゴブリンの溶接工》も入っており、対処されたBelcerのカバーも出来ます。これもG願いから調達可能になっていますね。

 他にも追加の《巣穴からの総出》に加えて《苦悶の触手》を入れていたり、《Chain Lightning》を入れていたりと、かなりR願いの銀弾用として構築されているようですね。
 代わりに《ザンティッドの大群》やスィーパーの様な定番のサイドボードの枠が無くなってしまっていますね。まぁ一か八かの方がBelcherのそれを体現している気もします。
しかし、前回の《原初の狩人、ガラク》と言い、本当にBelcherのサイドはヘンテコなものが入り込む余地が有りますねww



 こんな所ですかね・・・。
後は《もみ消し》+その他のハイブリッド型Grixisがいて、アド手段に《苦い真理》に加えて《祖先の幻視》が有ったり、Miraclesが《嵐の神、ケラノス》や《悪斬の天使》を使って、対《僧院の導師》の裏をかこうと先祖返りしたりしています。

 今回は正直OWGの影響は全くと言っていいほどない様なリストですが、普段買っていないデッキがこれだけ多いと何らかの影響も有ったのでは?と邪推したくもなります。
まぁ多分無いでしょうがw
その判断もあとひと月程度で出るでしょうね。今後も楽しみです。

 さて、今回はここまで、です。
お付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。





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