レガシー)今週のSCGの結果 蒼いよね
2016年2月2日 紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
GP名古屋は本選2600人前後の参加者が有ったようですね。
もう2000人越えも驚かなくなってきた事に驚くこの頃のGPですが、今は構築戦ではなくドラフトでもこんなに人が集まるんですね・・・。MTGの人気やべーな。
さて、恒例のSCGですが、今回はColumbusにてClassic Legacyが併催されているので早速見ていきましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/31/2016&end_date=01/31/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Columbus&state=OH&country=US
今週の優勝はJoe Lossett氏のMiraclesです。
以下Top8
Miracles
Elves
BUG 続唱
RUG Delver
Miracles
Miracles
BUG 続唱
BUG Delver
-----------------
RUG Delver
Esper Blade
Infect
BUG 続唱
Elves
BUG 続唱
RUG Delver
5c Delver
です。
ここ最近はバランスうまく散っているなぁ~とか今のLegacyは比較的均衡が取れている~とか考えていたらこれだよ!!
もう真っ青だよ!
真っ青だお!!
TopメタのMiracles3名に続唱4名、RUG Delver3名と固め打ちですね。ついでにDelverはあと2名います。
ここまで真っ青と言うのも本当に久しいですね。特にCombo勢がElvesを除けば、SnTもANTもいません。特にANTは現環境でMiralcesとTier1を2分する勢力で、全くいないなんてまず無いんですが、流石にこのUの海は苦しいか。
加えてLandsやMUDの様な非Uのデッキもほぼいない。MUDとかもう少し増えてもよさそうなんですけどね。
いつの頃のLegacyなのか・・・。
また、Delver自身もGrixisではなくストイックなManadenialのRUGとその傾向のあるBUGです。最近はGrixisが数を減らしている感じですしTempoはやはりRUGに収束するのですかね?
しかしこうまでUいとまぁ今後の在り方が見えてくるような気もします。
また、OGWの新カードは今週も無し。
まぁ今回は採用できる類のデッキがほぼありませんので致し方ないですね。正直これでは判断の付けようもないのですが・・・。
さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98226
優勝したJoe Lossett氏のMiraclesです。
MiraclesマスターJoe氏のMiracles。まぁJoe仕様と考えれば珍しくも無い形です。
特徴は幾つか有りますが一つ目は生物。相変わらずの多めですが最近の主流である《僧院の導師》は1枚のみ。対して《瞬唱の魔道士》3枚《ヴェンディリオン三人衆》3枚《造物の学者、ヴェンセール》2枚となっており時折見かけるUW Midrangeの様な構築です。導師は確かに強力ですがSoc挙動なので隙も大きく、現在は対策が当然になっているのでやや威力も減衰しやすい。対して残りの生物は瞬足持ちなので構えやすい。
KPこそ劣るもののヘビーコントロールとしてはこちらの方が芯が通ってますね。
それらをサポートするためかメインに《魂の洞窟》2枚目と《Karakas》の2枚目が採ってあります。どちらもそれぞれメインに1枚入る事は有るかもしれませんが、2枚目となるとかなりの力の入れよう。後者はSneakShowやReanimatorにも効果は有るのが良いですね。
攻撃的な形を崩さず妨害に力を入れているのはCombo勢もそれなりにいる環境だからでしょうね。
まぁいつもの事ですが、フィニッシュのため(しか)の札をあまり用いたくないんでしょうね。《天使への願い》もあまり使ってませんし。
これだけ生物に枠を取るとキャントリップや《対抗呪文》等のスペルの枠が減ってしまいますし。その分サイドには《狼狽の嵐》の3枚目を取っているます
《議会の評決》の様な万能札が無いのもいつも通り。対PW戦を見越しても結構重要な枠の筈ですが。
もう一つの特徴はメイン《紅蓮破》の存在。
上の結果を見ても判りますが、現状フェアデッキは非常に青く、Miraclesのミラーも多い。そしてこの今回の結果。それを踏まえたメインからの対策が戻ってきています。《宝船の巡航》が無かろうが《時を超えた探索》が無かろうが、それ以前からされてきたメイン紅蓮破/REB。その時代に戻ってきているようです。
やだやだ・・・。
まぁこのメイン紅蓮破もJoe氏は続けてきた構築なので特別上げる程でもないんですがそれで優勝した事実と今回の結果を考えるとやはり光る物が有ると思います。
他に気になるのはサイドの《水没》2枚の存在。
前回の時はメイン1枚でしたが、サイドとは言え2枚も取って一体何に使うんですかね?
ここの所《僧院の導師》から離れたMiraclesの構築がやや目立つように思います。
Hateカードの増加・常用とミラーマッチの頻出が関係ですかねやっぱり。前回も記載した《悪斬の天使》や《嵐の神、ケラノス》等も今後は増えるかもしれませんね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98229
7位、Ben Brown氏のBUG 続唱です。
DTT禁止後の勢力が完全に失われて久しい続唱ですが、現環境にMiracles等がいるのならまだまだチャンスはあるはず。今回は最高人数の4名を16名中で輩出する素晴らしい成績です。
このリストで特徴的なのはPWの数。
最近は面展開をするデッキが多すぎてPWを護れないため数を合計2~3枚にするなんて構築が珍しくも無いのですが、これは75枚中で6枚も取られているます。またそれを補助するように《毒の濁流》《大渦の脈動》《魂の裏切りの夜》《虐殺》等面除去が出来る札を大量に取っています。PW Controlのような色彩ですね。
またメインに《Hymn to Tourach》の3枚目、サイドの4枚目まで取っておりかなり妨害とそこから来るアドバンテージにも注力したデッキパワーの高さも大きい。
その分土地21枚とやや少ないのです。《世界のるつぼ》なんて珍しい札がサイドに有りますがその補助ですかね?
DTT禁止後の時はtW≒《翻弄する魔道士》を使った4c 続唱が主流でしたが最近はほとんど見ません。
生物ゆえの不安定性とデッキの保護力の低さを考えると小型除去の多い環境では辛いのかもしれません。
このデッキには採用されていませんが、《秘儀の研究》なんかも増えていますねここ最近は。これは他のデッキでも見られることですが《全知》対策だった頃とは意味合いも違いますね。
因みに4位のRUG Delverには《マナの迷路》なる謎の代物が入っていますがそれもこの関係なんですかね?
こんな所ですかね。
上述したようにここまでUいと必然的にJoe氏の様に《紅蓮破》《赤霊破》を入れる形も今後は増えていきそうです。特に現状は不思議なくらいRが少ないので、それを考えると尚更です。
まぁここまでの状況はそう長続きはしないと思います。
と言うかそう願いたい・・・。
さて、今回はここまで、です。
お付き合いいただきありがとうございます。この文章がお役に立てば幸いです。
P.S.
GP名古屋のレガシー選手権では120名以上の参加者がいたそうでなかなかに盛況(次の日のグルランLegacyも同様に盛況だったようです)。因みにMiracles14名、ANT10名がメタのTopとここも変わらず。しかし3位の使用人数を誇る黒単コントロールって何??
http://mtg.bigmagic.net/gp-nagoya2016/sideevent-coverage.html
http://mtg.bigmagic.net/article/%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BB%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B2016/legacy_TOP8%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
スイス4位に《罰する火》Reanimator、スイス7位(準優勝)にEsper的な変わったデッキが入賞しており興味津々です。
特に後者《墓忍び》4枚に《暗黒の儀式》4枚《Hymn to Tourach》4枚《ヴェールのリリアナ》4枚と言う禍々しさ・・・。当然《Force of Will》も無いため殆んど黒単+α Beatdownですよねこれw
何と無く[てつろー]さんがしそうな構築に見えます。
《墓忍び》は探査生物が出てからはあまり見ないのですが、やっぱり5/5飛行は圧倒的な強さが有りますよね。
特に地上がふさがりやすい環境なら尚更。
今後変化も有るでしょうが、バウンスもされ辛いのならもう少し使われても不思議ではないんですがネ~。
GP名古屋は本選2600人前後の参加者が有ったようですね。
もう2000人越えも驚かなくなってきた事に驚くこの頃のGPですが、今は構築戦ではなくドラフトでもこんなに人が集まるんですね・・・。MTGの人気やべーな。
さて、恒例のSCGですが、今回はColumbusにてClassic Legacyが併催されているので早速見ていきましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/31/2016&end_date=01/31/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Columbus&state=OH&country=US
今週の優勝はJoe Lossett氏のMiraclesです。
以下Top8
Miracles
Elves
BUG 続唱
RUG Delver
Miracles
Miracles
BUG 続唱
BUG Delver
-----------------
RUG Delver
Esper Blade
Infect
BUG 続唱
Elves
BUG 続唱
RUG Delver
5c Delver
です。
ここ最近はバランスうまく散っているなぁ~とか今のLegacyは比較的均衡が取れている~とか考えていたらこれだよ!!
もう真っ青だよ!
真っ青だお!!
TopメタのMiracles3名に続唱4名、RUG Delver3名と固め打ちですね。ついでにDelverはあと2名います。
ここまで真っ青と言うのも本当に久しいですね。特にCombo勢がElvesを除けば、SnTもANTもいません。特にANTは現環境でMiralcesとTier1を2分する勢力で、全くいないなんてまず無いんですが、流石にこのUの海は苦しいか。
加えてLandsやMUDの様な非Uのデッキもほぼいない。MUDとかもう少し増えてもよさそうなんですけどね。
いつの頃のLegacyなのか・・・。
また、Delver自身もGrixisではなくストイックなManadenialのRUGとその傾向のあるBUGです。最近はGrixisが数を減らしている感じですしTempoはやはりRUGに収束するのですかね?
しかしこうまでUいとまぁ今後の在り方が見えてくるような気もします。
また、OGWの新カードは今週も無し。
まぁ今回は採用できる類のデッキがほぼありませんので致し方ないですね。正直これでは判断の付けようもないのですが・・・。
さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98226
優勝したJoe Lossett氏のMiraclesです。
MiraclesマスターJoe氏のMiracles。まぁJoe仕様と考えれば珍しくも無い形です。
特徴は幾つか有りますが一つ目は生物。相変わらずの多めですが最近の主流である《僧院の導師》は1枚のみ。対して《瞬唱の魔道士》3枚《ヴェンディリオン三人衆》3枚《造物の学者、ヴェンセール》2枚となっており時折見かけるUW Midrangeの様な構築です。導師は確かに強力ですがSoc挙動なので隙も大きく、現在は対策が当然になっているのでやや威力も減衰しやすい。対して残りの生物は瞬足持ちなので構えやすい。
KPこそ劣るもののヘビーコントロールとしてはこちらの方が芯が通ってますね。
それらをサポートするためかメインに《魂の洞窟》2枚目と《Karakas》の2枚目が採ってあります。どちらもそれぞれメインに1枚入る事は有るかもしれませんが、2枚目となるとかなりの力の入れよう。後者はSneakShowやReanimatorにも効果は有るのが良いですね。
攻撃的な形を崩さず妨害に力を入れているのはCombo勢もそれなりにいる環境だからでしょうね。
まぁいつもの事ですが、フィニッシュのため(しか)の札をあまり用いたくないんでしょうね。《天使への願い》もあまり使ってませんし。
これだけ生物に枠を取るとキャントリップや《対抗呪文》等のスペルの枠が減ってしまいますし。その分サイドには《狼狽の嵐》の3枚目を取っているます
《議会の評決》の様な万能札が無いのもいつも通り。対PW戦を見越しても結構重要な枠の筈ですが。
もう一つの特徴はメイン《紅蓮破》の存在。
上の結果を見ても判りますが、現状フェアデッキは非常に青く、Miraclesのミラーも多い。そしてこの今回の結果。それを踏まえたメインからの対策が戻ってきています。《宝船の巡航》が無かろうが《時を超えた探索》が無かろうが、それ以前からされてきたメイン紅蓮破/REB。その時代に戻ってきているようです。
やだやだ・・・。
まぁこのメイン紅蓮破もJoe氏は続けてきた構築なので特別上げる程でもないんですがそれで優勝した事実と今回の結果を考えるとやはり光る物が有ると思います。
他に気になるのはサイドの《水没》2枚の存在。
前回の時はメイン1枚でしたが、サイドとは言え2枚も取って一体何に使うんですかね?
ここの所《僧院の導師》から離れたMiraclesの構築がやや目立つように思います。
Hateカードの増加・常用とミラーマッチの頻出が関係ですかねやっぱり。前回も記載した《悪斬の天使》や《嵐の神、ケラノス》等も今後は増えるかもしれませんね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98229
7位、Ben Brown氏のBUG 続唱です。
DTT禁止後の勢力が完全に失われて久しい続唱ですが、現環境にMiracles等がいるのならまだまだチャンスはあるはず。今回は最高人数の4名を16名中で輩出する素晴らしい成績です。
このリストで特徴的なのはPWの数。
最近は面展開をするデッキが多すぎてPWを護れないため数を合計2~3枚にするなんて構築が珍しくも無いのですが、これは75枚中で6枚も取られているます。またそれを補助するように《毒の濁流》《大渦の脈動》《魂の裏切りの夜》《虐殺》等面除去が出来る札を大量に取っています。PW Controlのような色彩ですね。
またメインに《Hymn to Tourach》の3枚目、サイドの4枚目まで取っておりかなり妨害とそこから来るアドバンテージにも注力したデッキパワーの高さも大きい。
その分土地21枚とやや少ないのです。《世界のるつぼ》なんて珍しい札がサイドに有りますがその補助ですかね?
DTT禁止後の時はtW≒《翻弄する魔道士》を使った4c 続唱が主流でしたが最近はほとんど見ません。
生物ゆえの不安定性とデッキの保護力の低さを考えると小型除去の多い環境では辛いのかもしれません。
このデッキには採用されていませんが、《秘儀の研究》なんかも増えていますねここ最近は。これは他のデッキでも見られることですが《全知》対策だった頃とは意味合いも違いますね。
因みに4位のRUG Delverには《マナの迷路》なる謎の代物が入っていますがそれもこの関係なんですかね?
こんな所ですかね。
上述したようにここまでUいと必然的にJoe氏の様に《紅蓮破》《赤霊破》を入れる形も今後は増えていきそうです。特に現状は不思議なくらいRが少ないので、それを考えると尚更です。
まぁここまでの状況はそう長続きはしないと思います。
と言うかそう願いたい・・・。
さて、今回はここまで、です。
お付き合いいただきありがとうございます。この文章がお役に立てば幸いです。
P.S.
GP名古屋のレガシー選手権では120名以上の参加者がいたそうでなかなかに盛況(次の日のグルランLegacyも同様に盛況だったようです)。因みにMiracles14名、ANT10名がメタのTopとここも変わらず。しかし3位の使用人数を誇る黒単コントロールって何??
http://mtg.bigmagic.net/gp-nagoya2016/sideevent-coverage.html
http://mtg.bigmagic.net/article/%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BB%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B2016/legacy_TOP8%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
スイス4位に《罰する火》Reanimator、スイス7位(準優勝)にEsper的な変わったデッキが入賞しており興味津々です。
特に後者《墓忍び》4枚に《暗黒の儀式》4枚《Hymn to Tourach》4枚《ヴェールのリリアナ》4枚と言う禍々しさ・・・。当然《Force of Will》も無いため殆んど黒単+α Beatdownですよねこれw
何と無く[てつろー]さんがしそうな構築に見えます。
《墓忍び》は探査生物が出てからはあまり見ないのですが、やっぱり5/5飛行は圧倒的な強さが有りますよね。
特に地上がふさがりやすい環境なら尚更。
今後変化も有るでしょうが、バウンスもされ辛いのならもう少し使われても不思議ではないんですがネ~。
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