レガシー)今週のSCGの結果 Joe氏の2週連続
2016年2月23日 紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
久々のSCGがLouisvilleで開かれました。
今回はModern Open。優勝こそAffinityでしたが、大方の予想通りEldraziがTop8の半数を占める大会結果となりました。しかも恐ろしい事にPTなどまでの無色型とは違い、URに加えてUW・GRと多様性を生んでいます。
これがModernの禁止改定における多様性の創出と言う事か・・・。
しかし先週SCGのデッキ紹介で初めてUW Eldraziを見ましたが、このデッキの《変位エルドラージ》の性能と言ったら・・・。本当に驚きました。
う~ん、かくも恐ろしい世界よ。
と言う事はまぁ置いておいて、Legacy Classicも併催されたので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?event_ID=36&t[T3]=3&start_date=2016-02-21&end_date=2016-02-21&state=KY&city=Louisville&order_1=finish&limit=8&t_num=1&action=Show+Decks
今週の優勝はJoe Lossett氏のMiraclesです。
以下Top16(上から順に一位~)
Miracles
Burn
Death&Tax
Infect
UR Delver
Maverick
RUG Delver
BUG Delver
---------------
Belcher
Elves
Omni-Tell
BUG 続唱
ANT
Death&Tax
ANT
Miracles
です。
前回のColumbusに続きMiraclesの連続優勝!と思ったら使い手も同じだった!!さすがJoe氏ですな・・・。リストはフェッチランドが《沸騰する小湖》→《汚染された三角州》になっただけでほぼ同じ。何故かえたのかは不明ですね・・・。
今回も同じようにMiracles・ANT・Tempoと其々がいるのですが、ここ最近はやや序列が付くような結果が多いですね。Miracles≧ANT>Tempoの様に三竦みが失われてきているように感じます。入賞こそする物の顔ぶれも安定しないし、色々な大会結果でも平均的な成績では一段劣るようになってきていますね。
只まぁだからと言って前者2つばかりではない、種々雑多な顔ぶれが有るのは変わりませんが。
フェアデッキの中では今回2つ入賞しているD&Tがややマシな成績を安定して残していますね。
個人的には《虚空の杯》の枚数がもう少し増えても良い様な気もするんですがネ。ここまでフェアデッキの勢いがないと。
Blecherはサイドに《炎呼び、チャンドラ》が入っていますが、どうするんですかね?単体のKPが高いのは事実ですが、どう引き込むのか。まぁ、Belcherの謎砕土は今に始まった事でもないですがね。
Omni-TellはSneakShowとのスイッチ型ではなく、《若き紅蓮術士》型なのですが、珍しく勝利手段が《洞察力の花弁》型です。懐かしいですねこれも。Omniの一番最初の形です。
さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98932
2位、Ali Aintrazi氏のBurnです。
《大歓楽の幻霊》を手に入れたころはかなりLegacyでも増えましたが、近年は再び下火に。しかしそれでもこのデッキの威力が失われる事は有りません。面展開されて攻撃を通り辛くなったり、そもそも生物に対処されてしまうのなら直接火力を放り込むのがシンプルですからね。
特徴はメインに《灼熱の血》や《焼尽の猛火》と言った生物除去兼本体火力の効率重視の火力を採っていない事。
代わりにメインから入った《硫黄の渦》で直接的かつ継続的に本体を焼けるようになっています。これも以前は割とメインにみられる時期も有ったようですが近年は減っていました。しかしMiraclesが対応しているのなら相応の威力の筈。もちろんかつてと違いこの札の威力を知られているので対処はされやすいですし、以前よりも遥かに打力の有る構築がMiraclesではされているので放置で勝てる事は有りませんがね。
メイン4枚《幻霊》に加えてサイドにある3枚《紅蓮光電の柱》の対軽量連打系にも力を入れていますね。まぁこちらはANTが多いのなら尚更。
そして《極上の炎技》もサイドに4枚です。3~4枚目を入れているのは対カウンターの後詰としての価値を見てでしょうね。これも最初は懐疑的な意見も有りましたが、今やサイドに2枚程度は当たり前ですし、メタを考えて積み込みも多い。効果も安定しているので後詰だけでなく生物を役にも安定しているのも特徴。それこそ《僧院の導師》の打力を発揮する前の処理も出来るでしょうし。
中長期戦向きの《蛮族のリング》も入っています。
総じて直接的な火力・安定した火力を重視した構築になっています。
反して面展開への対処や速度重視的な能力はやや劣っていますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98933
14位、Aaron Higgins氏のD&Tです。
ここ最近数少ない安定している非Uのフェアデッキ。
またMaverickも時折見たり、Tempo系が《もみ消し》型に回帰したりもしていますし、土地/マナを締め上げる事に注力しているフェアデッキが本当に多いですね。まぁ手数を取るデッキに対して《スレイベンの守護者、サリア》が極めて有効なので当然ですかね。
しかしそれなら《ヴリンの翼馬》の形になるように思えますが、このデッキは《迷宮の霊魂》を代わりに採用しています。より直接的なドローをさせない方針の様ですがどうなんでしょうね?2マナである事が重要なんですかね?
また基本的に地上のアタッカーの信頼性は大して高くないですが、《ミラディンの十字軍》が抜ける事も近年のD&Tではまずありません。BG系も多くないし、チャンプされるわ~で今一つ信頼感が足りないのですが、それでも数枚入っているところを見ると二段攻撃の魅力ですかね?
サイドの《光と影の剣》、メインの《火と氷の剣》に《ルーンの母》がいればその心配も無いのかもしれませんが。
サイドには《歪める嘆き》が一枚。
まぁほぼ予想通りあまり使われないですが、これぐらい使われないと寧ろ奇襲性としては十分見込める物ですね。ミラーマッチにも意味が有りますし。
と、こんな所です。
ここまでくれば矢張り殆んど新ブロックの影響は無さそうで決着が付きそうです。
一応、次のOpenはLegacyの予定。
なのでこの大型大会にての結果が最終的な判断になりそうです。
また、PIQやClassicの様な小型ばかりでは多種のデッキタイプが見られますが、より競技性の高くなる大会ではどうなのか?現環境を見るいい機会になりそうです。
現状止まっているTheRockの構築の方針もここで付けることが出来そうで、個人的には非常に楽しみです。
不思議なのはMiraclesは強いデッキですが、どうしようもないほど環境的に異様に際立ったデッキでもないので、それに強いデッキがもう少し増えてきてもおかしくはないのですが、それがいつまでたっても出てこない事ですよね。結果的に大会の他のデッキの影響で生き残れないだけなんでしょうが。
さて、今回はここまで、です。
お付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
久々のSCGがLouisvilleで開かれました。
今回はModern Open。優勝こそAffinityでしたが、大方の予想通りEldraziがTop8の半数を占める大会結果となりました。しかも恐ろしい事にPTなどまでの無色型とは違い、URに加えてUW・GRと多様性を生んでいます。
これがModernの禁止改定における多様性の創出と言う事か・・・。
しかし先週SCGのデッキ紹介で初めてUW Eldraziを見ましたが、このデッキの《変位エルドラージ》の性能と言ったら・・・。本当に驚きました。
う~ん、かくも恐ろしい世界よ。
と言う事はまぁ置いておいて、Legacy Classicも併催されたので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?event_ID=36&t[T3]=3&start_date=2016-02-21&end_date=2016-02-21&state=KY&city=Louisville&order_1=finish&limit=8&t_num=1&action=Show+Decks
今週の優勝はJoe Lossett氏のMiraclesです。
以下Top16(上から順に一位~)
Miracles
Burn
Death&Tax
Infect
UR Delver
Maverick
RUG Delver
BUG Delver
---------------
Belcher
Elves
Omni-Tell
BUG 続唱
ANT
Death&Tax
ANT
Miracles
です。
前回のColumbusに続きMiraclesの連続優勝!と思ったら使い手も同じだった!!さすがJoe氏ですな・・・。リストはフェッチランドが《沸騰する小湖》→《汚染された三角州》になっただけでほぼ同じ。何故かえたのかは不明ですね・・・。
今回も同じようにMiracles・ANT・Tempoと其々がいるのですが、ここ最近はやや序列が付くような結果が多いですね。Miracles≧ANT>Tempoの様に三竦みが失われてきているように感じます。入賞こそする物の顔ぶれも安定しないし、色々な大会結果でも平均的な成績では一段劣るようになってきていますね。
只まぁだからと言って前者2つばかりではない、種々雑多な顔ぶれが有るのは変わりませんが。
フェアデッキの中では今回2つ入賞しているD&Tがややマシな成績を安定して残していますね。
個人的には《虚空の杯》の枚数がもう少し増えても良い様な気もするんですがネ。ここまでフェアデッキの勢いがないと。
Blecherはサイドに《炎呼び、チャンドラ》が入っていますが、どうするんですかね?単体のKPが高いのは事実ですが、どう引き込むのか。まぁ、Belcherの謎砕土は今に始まった事でもないですがね。
Omni-TellはSneakShowとのスイッチ型ではなく、《若き紅蓮術士》型なのですが、珍しく勝利手段が《洞察力の花弁》型です。懐かしいですねこれも。Omniの一番最初の形です。
さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98932
2位、Ali Aintrazi氏のBurnです。
《大歓楽の幻霊》を手に入れたころはかなりLegacyでも増えましたが、近年は再び下火に。しかしそれでもこのデッキの威力が失われる事は有りません。面展開されて攻撃を通り辛くなったり、そもそも生物に対処されてしまうのなら直接火力を放り込むのがシンプルですからね。
特徴はメインに《灼熱の血》や《焼尽の猛火》と言った生物除去兼本体火力の効率重視の火力を採っていない事。
代わりにメインから入った《硫黄の渦》で直接的かつ継続的に本体を焼けるようになっています。これも以前は割とメインにみられる時期も有ったようですが近年は減っていました。しかしMiraclesが対応しているのなら相応の威力の筈。もちろんかつてと違いこの札の威力を知られているので対処はされやすいですし、以前よりも遥かに打力の有る構築がMiraclesではされているので放置で勝てる事は有りませんがね。
メイン4枚《幻霊》に加えてサイドにある3枚《紅蓮光電の柱》の対軽量連打系にも力を入れていますね。まぁこちらはANTが多いのなら尚更。
そして《極上の炎技》もサイドに4枚です。3~4枚目を入れているのは対カウンターの後詰としての価値を見てでしょうね。これも最初は懐疑的な意見も有りましたが、今やサイドに2枚程度は当たり前ですし、メタを考えて積み込みも多い。効果も安定しているので後詰だけでなく生物を役にも安定しているのも特徴。それこそ《僧院の導師》の打力を発揮する前の処理も出来るでしょうし。
中長期戦向きの《蛮族のリング》も入っています。
総じて直接的な火力・安定した火力を重視した構築になっています。
反して面展開への対処や速度重視的な能力はやや劣っていますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98933
14位、Aaron Higgins氏のD&Tです。
ここ最近数少ない安定している非Uのフェアデッキ。
またMaverickも時折見たり、Tempo系が《もみ消し》型に回帰したりもしていますし、土地/マナを締め上げる事に注力しているフェアデッキが本当に多いですね。まぁ手数を取るデッキに対して《スレイベンの守護者、サリア》が極めて有効なので当然ですかね。
しかしそれなら《ヴリンの翼馬》の形になるように思えますが、このデッキは《迷宮の霊魂》を代わりに採用しています。より直接的なドローをさせない方針の様ですがどうなんでしょうね?2マナである事が重要なんですかね?
また基本的に地上のアタッカーの信頼性は大して高くないですが、《ミラディンの十字軍》が抜ける事も近年のD&Tではまずありません。BG系も多くないし、チャンプされるわ~で今一つ信頼感が足りないのですが、それでも数枚入っているところを見ると二段攻撃の魅力ですかね?
サイドの《光と影の剣》、メインの《火と氷の剣》に《ルーンの母》がいればその心配も無いのかもしれませんが。
サイドには《歪める嘆き》が一枚。
まぁほぼ予想通りあまり使われないですが、これぐらい使われないと寧ろ奇襲性としては十分見込める物ですね。ミラーマッチにも意味が有りますし。
と、こんな所です。
ここまでくれば矢張り殆んど新ブロックの影響は無さそうで決着が付きそうです。
一応、次のOpenはLegacyの予定。
なのでこの大型大会にての結果が最終的な判断になりそうです。
また、PIQやClassicの様な小型ばかりでは多種のデッキタイプが見られますが、より競技性の高くなる大会ではどうなのか?現環境を見るいい機会になりそうです。
現状止まっているTheRockの構築の方針もここで付けることが出来そうで、個人的には非常に楽しみです。
不思議なのはMiraclesは強いデッキですが、どうしようもないほど環境的に異様に際立ったデッキでもないので、それに強いデッキがもう少し増えてきてもおかしくはないのですが、それがいつまでたっても出てこない事ですよね。結果的に大会の他のデッキの影響で生き残れないだけなんでしょうが。
さて、今回はここまで、です。
お付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
コメント
1戦目で何も見せずに負けた際に紅蓮破をケアされにくいとかもありそうですがどちらがよいかは謎です
アドバイス有り難うございます。
私もRの存在を隠したいのかな?とは考えたのですが、デッキ自体を勘違いさせるですか・・・。細かいですね。
まぁ土地の配分や選択は特に人により構築の在り方が異なるので、正確な部分は判りませんよね。