レガシー)今週のSCG 穏やかなる日々
レガシー)今週のSCG 穏やかなる日々
レガシー)今週のSCG 穏やかなる日々
皆さん、こんばんは。しもべです。


 久々のSCGがIndianapolisで開催されています。
Legacy Classicも併催されているので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/190316_indianapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/20/2016&end_date=03/20/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Indianapolis&state=IN&country=US

 今週の優勝はTianyi Zhao氏のMiraclesです。


以下Top16(上から順に一位~)
Miracles
TheRock
Burn
Death&Tax
Infect
Miracles
Grixis Delver
Omni-SnT
----------------------
Maverick
BUG Delver
ANT
Death&Tax
Miracles
Eldrazi
Eldrazi
Tin Fins

 と言う結果です。
かなり久しぶりのSCGなのでOpenの影響が是正されているような結果を予想しましたが、まぁその通りでEldraziは2名のみ。後1~2回で立ち位置も推し量れるでしょう。数自体は相応にいる事は間違いないようですが、後は結果が付いてくるのかどうか。

 今回はかなりバランスよくコンボもフェアデッキも溢れていますね。
特にCombo勢は壊滅に近かったOpenを見ると大分マシに。とは言え小規模大会なので判断は難しい。
 一転ここ最近数を増やしているのはD&TとMaeverickのBeatControl系。
特にD&Tはかなり安定して顔を見るようになっていますね。その割にデッキの構築がややばらけている事も少なくはないのですが。
Miraclesは一時期より数こそ減らしているものの矢張り安定。Tier1の地位はそう簡単には揺るぎませんかね? 但しその構築は変化していて、一時期の《僧院の導師》を採用したMidrange風味から脱却しつつあります。メイン採用される事が激減した上に、サイドにさえ取られていない事が増えていますね。まぁBeatdownが増えているのなら限界も有りますからね・・・。



 さて、ここから先は個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99970
優勝したTianyi Zhao氏のMiraclesです。

 生物多めの形。
特徴的なのは4枚目の《終末》に加えてメインから《至高の評決》が採られている事。5枚のリセットボタンと言うのはあまり見ませんね、殆んどはメイン3枚ですし、多くても4枚です。《議会の評決》も入っているので、除去にそれだけ念を入れていると言う事ですね。

 対Comboは枠が減っているのでメインが苦しくなるでしょうが、サイドボードでの対応ですかね。サイドが見れないのが痛い。
基本地形が多いので恐らくサイドに《血染めの月》か《基本に還れ》が入っているはずですね。
気になるのは、重めの構築にも拘らず土地21+《思案》3枚の形になっている事。デッキが重い上に、土地21+《思案》4枚ですらない。若干この辺の周りが気になりますね・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99984
2位、JJ Garlock氏のTheRockです。

 何故かAbzan Maverickになってますが、どう見てもMaverickじゃない。
TheRockです。またはJunk。

 珍しいのは《闇の腹心》4枚に加えて《苦い真理》1枚を取っている事。
多くはボブのみ、又は真理のみが時折見かける少数派。加えて《師範の占い独楽》も無しで、申し訳程度に《森の知恵》が1枚入っています。
これらから理想的なドローをするのではなく如何に大量のアドバンテージを狙っていくのか?を目指している事が読み取れますね。
しかしライフロスが心配になる構築です。通常以上のペイ札に通常程度のゲイン要素とBeat環境なので。が、Burnに勝っていたりするので意外と大丈夫なんですかね?

 また3マナ域に《未練ある魂》が有るのも今では珍しいですね。
しかしEldraziには時間を稼ぎ、Miraclesには攻めに転じる札でもあるので成る程、確かに有効な構築だと思いました。《石鍛冶の神秘家》とも相性が良いですし、これらもアド戦略の後押しですね。
何故1枚を《聖遺の騎士》にしているのかは不明ですが・・・。《緑の太陽の頂点》も他のドローサポートも無いですし、この1枚は一体どんな意図が有るんですかね。

 サイドの《窒息》は、最近Miraclesの意識が薄れてきているのでかなり威力を発揮しやすい筈。個人的にはメタによっては3枚目まで考えたいですね。
減ってきてはいますが、面展開もまだ健在なので《盲信的迫害》の一石二鳥プランも強力です。


 Eldraziが増えてくれるのならD&Tなどと同じ様に、生物に対応出来るBeatdownとしてこのデッキも楽な環境になるんですがネ・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99976
10位、Jim Davis氏のBUG Delverです。

 どう考えてもGrixisでない。
通常の12枚に加えて《闇の腹心》3枚、《真の名の宿敵》1枚の生物マシマシ型です。
初動Manadenialで相手を減速しつつ、アドを採って消耗戦も出来る形ですが、そこにTNNまで入ってます。まぁ環境を考えたら無敵のブロッカーは欲しいですし、探査生物を入れる事はかないませんからね。土地18枚でやや少なめですが、ボブから引き増せれば3マナも届くはず。
 サイドの《悪意の大梟》は割と珍しいですが、低速戦に向けてボブがアドを稼ぎ、Beatdownにはサイドから《悪意の大梟》を入れるんですかね。
メインは《ヴェールのリリアナ/LotV》も《四肢切断》も《残忍な切断》も無いので、その分サイド後が重要なはず。

 《Hymn to Tourach》が有効性が挙がっているとの話も聞きますし、LotVも含め、黒めのBUG Delverが増えてくるのかと思いきや、Tempoアド型。
《もみ消し》って今そんなに役に立つんですかね?



 こんな所ですかね。
もう少し結果待ちな所は有りますがOGWで確かにメタが変化したようですね。
嬉しい限りですよ。
個人的にはBUG 続唱が増えてくるのかな?と感じていただけに盛大に予想を外しているわけですがww あとANTは形が変わるのかどうかも現状注目しています。
まぁここも様子見。

 さて、今回はここまで、です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。



P.S.
BMO S.Legacyの無色12Post(実質14)が気になりました。
Eldraziが入ってPost系も結構動きが有るので、これらももう少し増えてきたらなぁ~と。




コメント

るて
2016年3月21日23:22

今回のペタルはAbzanをMaverickと表記したり、
MaverickをD&Tと表記したりなんかガバガバですね。

wasp
2016年3月22日21:08

リンクありがとうございました。

どのデッキもアドを稼ぐことを視野に入れている構成のようですね。もみ消しってレガシーーじゃほとんど1マナの土地破壊にあると言いますが、実際使用されることってあるんですか?

12postなら大型エルドラージをわんさか出す感じですかね(モダンのウルザトロンみたく

しもべの一人、H
2016年3月23日1:00

>るてさん

その通りですね。
衰微の枚数12枚になってたり。金をとってるわけではないので攻めるのも酷の話ですが、さすがに多すぎます。


>waspさん
>もみ消し
全然あります。
初期に比べ《秘密を掘り下げる者》や《死儀礼のシャーマン》の様に能動的に動くより凶悪な1マナ札が増えたことで1t目の選択肢としての価値は激減しましたが、どの道Tempo系はパワー勝負になっても勝てないので《不毛の大地》《目くらまし》を有効に使うために使用されます。それらを躱すためにも、今はTempo相手には基本地形を引いてくることは少なくないので。ついでに自分のデュアランの保護にも使用します。
 ただ絶対的に土地破壊になるわけでもありません。
《石鍛冶の神秘家》や《断片無き工作員》の誘発つぶしたり《グリセルブランド》の起動能力つぶしたり、Stormや各種奇跡札の誘発つぶしたりと忙しいので、状況によりけりです。

 一時期はデッキパワーの低下を招くので忌避されていましたが、Grixisの登場を機に再びいろんなTempo系で使われるようになりました。

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