SOI)新カード雑感その14 残りの雑感(W・U)
2016年4月2日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんにちは。しもべです。
とりあえず、まだ終えていなかったので、残りの気になったカードの雑感をそれぞれ軽く・・・。
・《町のゴシップ夜/扇動された民衆》
:(・ω・)「奥さんちょっと知ってる~? あそこのお宅の旦那さんね・・・」的な噂好きのおばさんですが、自分で流したゴシップが人を通して誇張して有りもしない虚像となると、周囲を先導して排除にかかると言う極めてタチの悪い人種です。
現実にもいる分判り易いですね。
本体は1マナ1/1で、他の生物を合わせてタップする事で2/3になれます。暴徒と化した後も周囲を煽る力は忘れないようです。全体修正ならもっとデザインがマッチしますが。
普通に扱っていけば殴りに行くのは3t目2/3なので微妙なのですが、それでも環境がら低速になるのなら悪くもなく、そしてサイズ的にも割と安定しています。
ただし《イトグモの蔦》を使えば2t目から3/5→2/3として殴りに行く事も可能です。もちろんブロッカーにも出来ますね。一手遅れますが《狙いは高く》でも同じ事が出来ますね。
《サリアの副官》でも強化して殴りに行く事も出来ます。その場合は3t目3/4。
一番恐ろしいのは、彼女がただの「人間」と言う事。
特別な職業(宗教家とか運動家ではなく)などに就いていない只の一般人である事がその怖さを引き立てます。一番怖いのは人間と言う落ちですね。
・《サリアの副官》
:1マナ増えた《教区の勇者》はCip全体強化の術を覚えました。皆を鼓舞する姿は副官に相応しいのですが、同時に勇者よりも勇者らしい。
1マナ2/1の人間は複数いるので、そいつらが2t目からパワー3となると優秀。しかし全体強化を考えれば寧ろ展開しきってから出したいジレンマも。まぁ自身を素早く出す事で後続を使って自身を強化できるので悪くも無いですが。相手やハンド内容によって、面と点の戦術を使い分ける事が出来る点が良いですね。
単純に全体強化だけでも悪くないので《オジュタイの命令》で安定させる方向も。《異端の癒し手、リリアナ/反抗する屍術師、リリアナ》も良いですね。表面は人間なのでシナジーが有りますし、裏[-X]で釣り上げれば全体強化ですし。
《死に微笑むもの、アリーシャ》が落ちてしまうのは残念。
・《ハンウィアーの民兵隊長/ウェストヴェイル教団の指導者》
:4体以上の生物を条件に変身する熊。変身後は《オドリックの十字軍》のスペックに毎ターン1/1人間・クレリックを場に出せます。
環境的にやや軽量Tokensスペルが不足していますが(特に《軍属童の突発》の落下が痛い)、其れでも相応に有りますから、その手の構築で運用は可能。順調にいけば4t目には変身しTokens製造機になれますし、その際のサイズは4/4以上。そして伸ばしていけばよりサイズも増強です。面と点の両方を備える事が出来る点から実は《アーリン・コード》の両[+1]と相性が良い。
1t目適当→2t目にこれ→3t目《復興の壁》で4t目に変身!とかも出来ますね。
ただサイズが場の依存であるため、スィーパーで小型まで含めて一掃される点はTokens戦術の欠点を全く補えていませんね・・・。
地味に生み出すTokensが人間でクレリックなので部族的にも非常に優秀です。本人も人間・兵士/人間・クレリックなので部族デッキに使えます。同セットの《サリアの副官》とはよくマッチしますね。
・《月銀の拘束》
:《天使の粛清》と同じく、安定してパーマネントを生け贄に捧げる事が出来る為、《悪魔の契約》との相性が良い。4点を飛ばせる状況なら、小型から大型へと、それで処理できない相手に付け替える事が出来るのが便利ですね。
Encでタイプが統一しているのも便利。
置物として誓いシリーズと相性が良いのが有難いのですが、Wは特段併用したくもないしBには誓いサイクルが無い。そうすると必然的に3色になるのが辛い。《チャンドラの誓い》が一番合うでしょうがね。
また、継続的に置物を種類に問わず生贄に捧げる事が出来る観点から、中速以降のデッキで用いられる「昂揚」札のサポートにも向いていますね。相手の減速も含めて中々に秀逸な働きが期待できると思います。
《天使の粛清》の項でも触れましたが、これも明らかな磔や処刑のシーンが《悪魔》と相性が抜群であるところが何とも言えませんね・・・。
拘束具への固定には時間がかかる点が効果のターン中に一回に反映されているのが良い感じです。
・《司祭の祈り》
:さすがに単体では弱すぎるのですが、シナジー性の構築では使えます。
ゲイン系もここまで来たか、と考えるほど高率の良いスペル。《部族養い》の「獰猛」達成時の効果とコストが半分になりました。
《大聖堂の聖別者》とは一長一短ですが、なんにせよWなので《砂の殉教者》のカウントに使えるのでLifegain系には収穫です。
どうせ軽いなら5点よりも8点や10点を考えたくもなりますが、《砂の殉教者》に利用できる事を考えれば《部族養い》が「獰猛」を満たしても2マナ10点に対し、《司祭の祈り》は1マナで8点まで考えられるのですから、これが白い事の重要度が判ります。
軽さと言う点でも他に重要になるのは《大食のワーム》の存在。
ライフゲインした分をサイズに変換して出てくるので、併用の観点から軽い方が望ましい。2枚札とは言え3マナ7/7で出せるのなら十分です。この意味でも《部族養い》を上回りますね。同じ様に《物静かな使用人》との併用でもやはり軽い方が良い。
と言うかそもそも「獰猛」を満たせない可能性の高いLifegain系ではどうしようもないですな。
単純にゲインスペルとして見ての対Burn等への威力は流石に劣ると言わざるを得ませんね。
《部族養い》は1枚で火力3枚分相当でしたが、これは良い所2枚分です。まぁそれでも最低限の働きはしていますがネ。
・《グリフの加護》
:効果は小さいですが、僅か1マナで回避能力が付くので軽量Auraを重ねていくタイプで運用できます。中盤以降で回収能力も有るので無駄になりにくいのもいい。良調整された《怨恨》的な。
小粒な札です。
・《近野の司祭》
:あまり注目はされていませんが、3/1絆魂で、死んでもマナを掛ければTokens×2=《深夜の出没》相当と、戦線の数を維持する事を考えれば割と使いやすい。相手の中堅と相討ちを取りつつ、+ライフゲイン→その後面展開で再びブロッカー展開ですからね。
妨害に強く安定する為、MidrangeやControlの時間稼ぎに普通に使えそうです。ただ追放されると辛いので、Ins速度で対応出来る生贄手段が有るとより望ましいですね。テンポはやや悪いですが、それを気にするほど高速環境になるとは思いませんしね。
《悪意の調合》や《トロスタッドの死騎手》の様な適当なディスカード札との併用でもアドロス無く展開していけるため、デッキに丸みを及ぼす事が出来ます。
・《武器庫の解放》
:Aura/装備品のサーチが出来る札。
《鋼打ちの贈り物》を考えると2マナもおかしくは無いのですが、これぐらい1マナにして欲しい・・・。特にサーチ先2つを同時に使うデッキはほぼ無いので、現実的に考えれば1種類しかサーチ出来ないのですし・・・。
Stdの場合は除去がどうにも弱い環境になるようなので《月銀の拘束》や《抑制する縛め》のサーチで疑似除去の1枚挿しをしていくのも悪くないですね。もちろん本来の強化札の採用も良い。
下の環境でもどの道真面なサーチがAuraには無く《ヘリオッドの巡礼者》よりも軽い2マナで、且つ1マナの強力なAuraが有る事を考えれば潤滑油としての運用も可能かもしれません。
Auraデッキでは意外な活躍が出来るかも。
・《厳格な巡視官》
:軽量タッパーですが同時に最軽量共鳴者。
マナも掛らないため、どちらで考えても使いやすいです。タップ毎にハンド1枚では割に合わないので、共鳴者が前提になりますがファッティをハンド1枚で止めれるなら悪い事も無いでしょう。
・《腕っぷし》
:珍しいWの軽量パンプ。1マナなのでWeenieで使えるやも。
同時に装備品が有れば1/1人間を出せます。これが順序逆だったら1/1を出して強化して簡易3/3ブロッカー!と出来るのですが残念。
しかしパンプとToken生成の両用と言う珍しいスペルなので何かに需要が有るかもしれません。
・《熟読》
:正直最初はさっぱりな評価でしたが、フルタップから2マナを残せる事が後に評価を上げました。
《闇の委縮》《焙り焼き》《分散》に加えて《石の宣告》が有るお陰で多色化した際に除去で隙を埋めやすい。構えたいなら《否認》《手酷い失敗》《シルムガルの嘲笑》も有るので、結構隙を埋めたドロースペルです。
2マナならそこから《ヴリンの神童、ジェイス》に繋げる事も出来ますし、引きマシ・墓地肥やしにもなりますからね。
しかし悪までシナジーや構築上の話で単体のKPが極めて低いのは変わらない事実ですけどね。
・《潮からの蘇生》
:墓地にあるSoc/Ins枚数分2/2のZombieをタップ状態で出せるスペル。
キャントリップやマナソースを通して素早く出す事で宛ら《巣穴からの総出》の様ですね。問題はそんな札は殆ど無いのですが・・・。3体ではやや物寂しいので4体以上が望ましいですね。
《予期》と《パズルの欠片》で調達、《残された廃墟》《ニッサの巡礼》《爆発的植生》等のランパンの加速から高速キャスト!が出来るでしょうかね?
因みに《目覚めし処刑者》が悪くない相性です。
Zombie生物デッキよりは復活コストを遥かにしやすくなるので《パズルの欠片》等で墓地に落して~が通しやすい。
・《パズルの欠片》
:《ガルガンチュアンの贈り物》系のスペルで《発掘された道しるべ》の亜種ですが、カード範囲が+1の5枚参照に成った上に残りを墓地に置けます。
土地とSco/Insが中心のヘビーコントロールなら十分アドバンテージを取れます。その上《ヴリンの神童ジェイス》の変身も容易に。ほぼ確実にアドが採れるとするなら掘削力の関係で《ジェイスの誓い》を上回りますね。
Socの挙動は割とツライですが、それでも悪くない。
《苦渋の破棄》の様にライフを使うスペルが有るのなら《苦い真理》の代わりに入れる事も可能かもしれません。1枚の差は有りますが墓地まで使えればアドの差はひっくりかえせるはずです。Controlで考えると、そのドロー差の1枚よりも土地をハンドに入れる事が出来ないと言う事の方が余程リスクが高いでしょうね。
《骨読み》とは一長一短。
・《本質の変転》
:実は初のUの1マナ《ちらつき》。それだけでも意味が有りますが、スピリットであった場合は+1/+1カウンターが付いてくるので《来世への旅》相当です。
《倒し霊》のタップをIns速度で利用したり、《鎖鳴らし》を呪禁付与を使ったりしつつ回避能力持ちを強化できます。スピリットデッキで見る場合は中々に便利ですね。
それ以外でも《巨森の予見者、ニッサ》を保護しつつ《森》を稼いだり、《反射の魔道士》で更に嫌がらせをしたりと割と便利です。
↓環境では《来世への旅》より軽いのですが、旅は相手の生物を寝かせたり、「秘儀」であるため《脂火玉》を誘発させたりするので一長一短です。
・《忘れられた作品》
:毎ターン手札をシャッフル出来るのでデッキをどんどん掘削できます。墓地を肥やすのに非常に便利で、墓地から復活できる各種ゾンビ/スカーブと合わせる事が出来ます。
《精神病棟の訪問者》のせいで悲しみを背負いましたが《血の公証人》を横に置いておくと毎ターン追加ドローが出来、毎ターン掘削力が上がって行きます。ゾンビで部族も揃っています。
惜しむらくは4マナ3/3と言う半端なサイズ。
起動するには時間差が有り、且つ除去耐性は皆無。半端に高いパワーのお陰で潜伏も使い辛い。せめて3/4であってくれれば・・・。
まぁ2/3を突破できるのは数少ない利点ですが・・・。
・《継続する調査》
:サボタージュで「調査」が出来る置物で《沿岸の海賊行為》系の新種と考える事も出来ますが、どちらかと言うと本命は起動型能力。生物を食べて調査+2点ゲイン。
消耗戦に非常に強い作りにする事が出来ます。マナは掛かるものの中弛みしているときに出せれば大きな効果を出せるはず。Beatdownなら出したその場から墓地を食べていけます。Midrange以下だと生物数の確保が難しいですね。
・《縫合の刻み獣》
:《霜のオオヤマネコ》の亜種で時間稼ぎが出来ます。Weenieには十分役に立つサイズなのでブロッカーにもなりますし、やや使い勝手は劣りますが《反射の魔道士》と合わせて時間稼ぎ役として使えるはず。
・《果敢な捜索者/禁断の真相を知る者》
:ミイラ取りがミイラになったようです。
変身条件がやや面倒ですが、果敢持ちの3/2なのでアタッカーとしてそこそこ優秀。またサボタージュも手間がかかるとはいえ便利です。
2t目に出し、3t目に《スレイベンの検査官》や《未知との対決》を使えば変身して殴りに行けます。後者はサボタージュ能力や果敢ともマッチしてますしね。他にも《今夜を生き延びる》や《ジェイスの精査》《回答の強要》《邪悪の暴露》等を使えば戦闘を優位に進めつつ調査も出せるので割と変身は可能なはず。
と言う事で少し変わったTempoクロックパーミを組めるかもしれません。
問題はコイツ以外のクロッカーですが・・・。
つづく
とりあえず、まだ終えていなかったので、残りの気になったカードの雑感をそれぞれ軽く・・・。
・《町のゴシップ夜/扇動された民衆》
:(・ω・)「奥さんちょっと知ってる~? あそこのお宅の旦那さんね・・・」的な噂好きのおばさんですが、自分で流したゴシップが人を通して誇張して有りもしない虚像となると、周囲を先導して排除にかかると言う極めてタチの悪い人種です。
現実にもいる分判り易いですね。
本体は1マナ1/1で、他の生物を合わせてタップする事で2/3になれます。暴徒と化した後も周囲を煽る力は忘れないようです。全体修正ならもっとデザインがマッチしますが。
普通に扱っていけば殴りに行くのは3t目2/3なので微妙なのですが、それでも環境がら低速になるのなら悪くもなく、そしてサイズ的にも割と安定しています。
ただし《イトグモの蔦》を使えば2t目から3/5→2/3として殴りに行く事も可能です。もちろんブロッカーにも出来ますね。一手遅れますが《狙いは高く》でも同じ事が出来ますね。
《サリアの副官》でも強化して殴りに行く事も出来ます。その場合は3t目3/4。
一番恐ろしいのは、彼女がただの「人間」と言う事。
特別な職業(宗教家とか運動家ではなく)などに就いていない只の一般人である事がその怖さを引き立てます。一番怖いのは人間と言う落ちですね。
・《サリアの副官》
:1マナ増えた《教区の勇者》はCip全体強化の術を覚えました。皆を鼓舞する姿は副官に相応しいのですが、同時に勇者よりも勇者らしい。
1マナ2/1の人間は複数いるので、そいつらが2t目からパワー3となると優秀。しかし全体強化を考えれば寧ろ展開しきってから出したいジレンマも。まぁ自身を素早く出す事で後続を使って自身を強化できるので悪くも無いですが。相手やハンド内容によって、面と点の戦術を使い分ける事が出来る点が良いですね。
単純に全体強化だけでも悪くないので《オジュタイの命令》で安定させる方向も。《異端の癒し手、リリアナ/反抗する屍術師、リリアナ》も良いですね。表面は人間なのでシナジーが有りますし、裏[-X]で釣り上げれば全体強化ですし。
《死に微笑むもの、アリーシャ》が落ちてしまうのは残念。
・《ハンウィアーの民兵隊長/ウェストヴェイル教団の指導者》
:4体以上の生物を条件に変身する熊。変身後は《オドリックの十字軍》のスペックに毎ターン1/1人間・クレリックを場に出せます。
環境的にやや軽量Tokensスペルが不足していますが(特に《軍属童の突発》の落下が痛い)、其れでも相応に有りますから、その手の構築で運用は可能。順調にいけば4t目には変身しTokens製造機になれますし、その際のサイズは4/4以上。そして伸ばしていけばよりサイズも増強です。面と点の両方を備える事が出来る点から実は《アーリン・コード》の両[+1]と相性が良い。
1t目適当→2t目にこれ→3t目《復興の壁》で4t目に変身!とかも出来ますね。
ただサイズが場の依存であるため、スィーパーで小型まで含めて一掃される点はTokens戦術の欠点を全く補えていませんね・・・。
地味に生み出すTokensが人間でクレリックなので部族的にも非常に優秀です。本人も人間・兵士/人間・クレリックなので部族デッキに使えます。同セットの《サリアの副官》とはよくマッチしますね。
・《月銀の拘束》
:《天使の粛清》と同じく、安定してパーマネントを生け贄に捧げる事が出来る為、《悪魔の契約》との相性が良い。4点を飛ばせる状況なら、小型から大型へと、それで処理できない相手に付け替える事が出来るのが便利ですね。
Encでタイプが統一しているのも便利。
置物として誓いシリーズと相性が良いのが有難いのですが、Wは特段併用したくもないしBには誓いサイクルが無い。そうすると必然的に3色になるのが辛い。《チャンドラの誓い》が一番合うでしょうがね。
また、継続的に置物を種類に問わず生贄に捧げる事が出来る観点から、中速以降のデッキで用いられる「昂揚」札のサポートにも向いていますね。相手の減速も含めて中々に秀逸な働きが期待できると思います。
《天使の粛清》の項でも触れましたが、これも明らかな磔や処刑のシーンが《悪魔》と相性が抜群であるところが何とも言えませんね・・・。
拘束具への固定には時間がかかる点が効果のターン中に一回に反映されているのが良い感じです。
・《司祭の祈り》
:さすがに単体では弱すぎるのですが、シナジー性の構築では使えます。
ゲイン系もここまで来たか、と考えるほど高率の良いスペル。《部族養い》の「獰猛」達成時の効果とコストが半分になりました。
《大聖堂の聖別者》とは一長一短ですが、なんにせよWなので《砂の殉教者》のカウントに使えるのでLifegain系には収穫です。
どうせ軽いなら5点よりも8点や10点を考えたくもなりますが、《砂の殉教者》に利用できる事を考えれば《部族養い》が「獰猛」を満たしても2マナ10点に対し、《司祭の祈り》は1マナで8点まで考えられるのですから、これが白い事の重要度が判ります。
軽さと言う点でも他に重要になるのは《大食のワーム》の存在。
ライフゲインした分をサイズに変換して出てくるので、併用の観点から軽い方が望ましい。2枚札とは言え3マナ7/7で出せるのなら十分です。この意味でも《部族養い》を上回りますね。同じ様に《物静かな使用人》との併用でもやはり軽い方が良い。
と言うかそもそも「獰猛」を満たせない可能性の高いLifegain系ではどうしようもないですな。
単純にゲインスペルとして見ての対Burn等への威力は流石に劣ると言わざるを得ませんね。
《部族養い》は1枚で火力3枚分相当でしたが、これは良い所2枚分です。まぁそれでも最低限の働きはしていますがネ。
・《グリフの加護》
:効果は小さいですが、僅か1マナで回避能力が付くので軽量Auraを重ねていくタイプで運用できます。中盤以降で回収能力も有るので無駄になりにくいのもいい。良調整された《怨恨》的な。
小粒な札です。
・《近野の司祭》
:あまり注目はされていませんが、3/1絆魂で、死んでもマナを掛ければTokens×2=《深夜の出没》相当と、戦線の数を維持する事を考えれば割と使いやすい。相手の中堅と相討ちを取りつつ、+ライフゲイン→その後面展開で再びブロッカー展開ですからね。
妨害に強く安定する為、MidrangeやControlの時間稼ぎに普通に使えそうです。ただ追放されると辛いので、Ins速度で対応出来る生贄手段が有るとより望ましいですね。テンポはやや悪いですが、それを気にするほど高速環境になるとは思いませんしね。
《悪意の調合》や《トロスタッドの死騎手》の様な適当なディスカード札との併用でもアドロス無く展開していけるため、デッキに丸みを及ぼす事が出来ます。
・《武器庫の解放》
:Aura/装備品のサーチが出来る札。
《鋼打ちの贈り物》を考えると2マナもおかしくは無いのですが、これぐらい1マナにして欲しい・・・。特にサーチ先2つを同時に使うデッキはほぼ無いので、現実的に考えれば1種類しかサーチ出来ないのですし・・・。
Stdの場合は除去がどうにも弱い環境になるようなので《月銀の拘束》や《抑制する縛め》のサーチで疑似除去の1枚挿しをしていくのも悪くないですね。もちろん本来の強化札の採用も良い。
下の環境でもどの道真面なサーチがAuraには無く《ヘリオッドの巡礼者》よりも軽い2マナで、且つ1マナの強力なAuraが有る事を考えれば潤滑油としての運用も可能かもしれません。
Auraデッキでは意外な活躍が出来るかも。
・《厳格な巡視官》
:軽量タッパーですが同時に最軽量共鳴者。
マナも掛らないため、どちらで考えても使いやすいです。タップ毎にハンド1枚では割に合わないので、共鳴者が前提になりますがファッティをハンド1枚で止めれるなら悪い事も無いでしょう。
・《腕っぷし》
:珍しいWの軽量パンプ。1マナなのでWeenieで使えるやも。
同時に装備品が有れば1/1人間を出せます。これが順序逆だったら1/1を出して強化して簡易3/3ブロッカー!と出来るのですが残念。
しかしパンプとToken生成の両用と言う珍しいスペルなので何かに需要が有るかもしれません。
・《熟読》
:正直最初はさっぱりな評価でしたが、フルタップから2マナを残せる事が後に評価を上げました。
《闇の委縮》《焙り焼き》《分散》に加えて《石の宣告》が有るお陰で多色化した際に除去で隙を埋めやすい。構えたいなら《否認》《手酷い失敗》《シルムガルの嘲笑》も有るので、結構隙を埋めたドロースペルです。
2マナならそこから《ヴリンの神童、ジェイス》に繋げる事も出来ますし、引きマシ・墓地肥やしにもなりますからね。
しかし悪までシナジーや構築上の話で単体のKPが極めて低いのは変わらない事実ですけどね。
・《潮からの蘇生》
:墓地にあるSoc/Ins枚数分2/2のZombieをタップ状態で出せるスペル。
キャントリップやマナソースを通して素早く出す事で宛ら《巣穴からの総出》の様ですね。問題はそんな札は殆ど無いのですが・・・。3体ではやや物寂しいので4体以上が望ましいですね。
《予期》と《パズルの欠片》で調達、《残された廃墟》《ニッサの巡礼》《爆発的植生》等のランパンの加速から高速キャスト!が出来るでしょうかね?
因みに《目覚めし処刑者》が悪くない相性です。
Zombie生物デッキよりは復活コストを遥かにしやすくなるので《パズルの欠片》等で墓地に落して~が通しやすい。
・《パズルの欠片》
:《ガルガンチュアンの贈り物》系のスペルで《発掘された道しるべ》の亜種ですが、カード範囲が+1の5枚参照に成った上に残りを墓地に置けます。
土地とSco/Insが中心のヘビーコントロールなら十分アドバンテージを取れます。その上《ヴリンの神童ジェイス》の変身も容易に。ほぼ確実にアドが採れるとするなら掘削力の関係で《ジェイスの誓い》を上回りますね。
Socの挙動は割とツライですが、それでも悪くない。
《苦渋の破棄》の様にライフを使うスペルが有るのなら《苦い真理》の代わりに入れる事も可能かもしれません。1枚の差は有りますが墓地まで使えればアドの差はひっくりかえせるはずです。Controlで考えると、そのドロー差の1枚よりも土地をハンドに入れる事が出来ないと言う事の方が余程リスクが高いでしょうね。
《骨読み》とは一長一短。
・《本質の変転》
:実は初のUの1マナ《ちらつき》。それだけでも意味が有りますが、スピリットであった場合は+1/+1カウンターが付いてくるので《来世への旅》相当です。
《倒し霊》のタップをIns速度で利用したり、《鎖鳴らし》を呪禁付与を使ったりしつつ回避能力持ちを強化できます。スピリットデッキで見る場合は中々に便利ですね。
それ以外でも《巨森の予見者、ニッサ》を保護しつつ《森》を稼いだり、《反射の魔道士》で更に嫌がらせをしたりと割と便利です。
↓環境では《来世への旅》より軽いのですが、旅は相手の生物を寝かせたり、「秘儀」であるため《脂火玉》を誘発させたりするので一長一短です。
・《忘れられた作品》
:毎ターン手札をシャッフル出来るのでデッキをどんどん掘削できます。墓地を肥やすのに非常に便利で、墓地から復活できる各種ゾンビ/スカーブと合わせる事が出来ます。
《精神病棟の訪問者》のせいで悲しみを背負いましたが《血の公証人》を横に置いておくと毎ターン追加ドローが出来、毎ターン掘削力が上がって行きます。ゾンビで部族も揃っています。
惜しむらくは4マナ3/3と言う半端なサイズ。
起動するには時間差が有り、且つ除去耐性は皆無。半端に高いパワーのお陰で潜伏も使い辛い。せめて3/4であってくれれば・・・。
まぁ2/3を突破できるのは数少ない利点ですが・・・。
・《継続する調査》
:サボタージュで「調査」が出来る置物で《沿岸の海賊行為》系の新種と考える事も出来ますが、どちらかと言うと本命は起動型能力。生物を食べて調査+2点ゲイン。
消耗戦に非常に強い作りにする事が出来ます。マナは掛かるものの中弛みしているときに出せれば大きな効果を出せるはず。Beatdownなら出したその場から墓地を食べていけます。Midrange以下だと生物数の確保が難しいですね。
・《縫合の刻み獣》
:《霜のオオヤマネコ》の亜種で時間稼ぎが出来ます。Weenieには十分役に立つサイズなのでブロッカーにもなりますし、やや使い勝手は劣りますが《反射の魔道士》と合わせて時間稼ぎ役として使えるはず。
・《果敢な捜索者/禁断の真相を知る者》
:ミイラ取りがミイラになったようです。
変身条件がやや面倒ですが、果敢持ちの3/2なのでアタッカーとしてそこそこ優秀。またサボタージュも手間がかかるとはいえ便利です。
2t目に出し、3t目に《スレイベンの検査官》や《未知との対決》を使えば変身して殴りに行けます。後者はサボタージュ能力や果敢ともマッチしてますしね。他にも《今夜を生き延びる》や《ジェイスの精査》《回答の強要》《邪悪の暴露》等を使えば戦闘を優位に進めつつ調査も出せるので割と変身は可能なはず。
と言う事で少し変わったTempoクロックパーミを組めるかもしれません。
問題はコイツ以外のクロッカーですが・・・。
つづく
コメント
副官とかいうくせに伝説じゃなくて何人も居るのがOKなのはどうなんだ?
と思わなくもないですなw
いや、それだけサリアの地位が凄く高くなったと見るべきなのかもしれませんが
そうだとしても「副官」が複数人ってありえるのだろうか?という疑問がw
確かに伝説じゃないのか?と思わなくもないのですが、《アカデミーの学長》や《ロクソドンの教主》の様に所謂「役職」が重要なだけの一般人なのでしょうね。
まぁ大企業の社長には複数人の秘書が付くと言いますし、その手の大規模組織故なのか、はたまた人員損耗率が高く役職の回転率が高いのか・・・。