EMN)新カード雑感8 フルスポ(青)
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皆さん、こんばんは。しもべです。

 完全に忘れていましたが、今年私の地元では七夕は一日中快晴でした。ここ数年ずっと曇っていたのですが、今年は織姫と彦星は再会できたでしょうね。

続き続き。

・《久遠の闇からの誘引》
:「エルドラージ」呪文専用の《願い》。
Bigmana的に考えれば、枠を圧縮可能なのは嬉しい。特に生物以外にも《全てを塵》《この世界にあらず》等の銀弾に価値が有ります。「Tron」等のU系Bigmanaデッキなら1チャンス。

 またU系のEldrazi Stompyでの運用も悪くない筈。
1t目《虚空の杯》2t目これから3t目エルドラージと綺麗に動けます。Stonpy系は必要牌の調達が一番の問題なので安定化は望むところ。2マナランドによる加速とCotVの妨害で時間的な猶予も有る筈。
 下環境における追放除去対策にもなりますし、そうするとさらにEldraziのアドもついてくるわけです。「昇華者」型の如く墓地を追放する手段も別途欲しいですね。


・《改良された縫い翼》
:《縫い翼のスカーブ》の上位種でCMCも能力も1マナ重くなっている代わりに3/1→3/4になっています。
Stdは兎も角、↓環境では《稲妻》《秘密を掘り下げる者》に勝てます。
しかしDredgeに+1マナは重く、Fearie StompyはCotVが有る・・・。


・《有事対策》
:《テイガムの策謀》の同型再販。
単体では極めて弱いのですが《ヴリンの神童、ジェイス》《詮索好きのホムンクルス》《騒乱の歓楽者》と相性が良い札が揃っているため1チャンス?
《突発的変化》と合わせると意外と真面な働きをするかもしれません。


・《霊廟の放浪者》
:マイナー部族とは言え、スペックだけなら《呪い捕らえ》や《審判官の使い魔》の上位交換です。
打点強化は部族的に期待は出来ませんが無いよりはマシ。そして効果がパワー依存のお陰で強化のし甲斐も有りますね。《脂火玉》が嬉し涙を流してますよ!

 特に《鎖鳴らし》との相性が良く、マナカーブに従っても瞬速なので劣化《呪文貫き》に。逆に《鎖鳴らし》が有る状況なら、《霊廟の放浪者》が劣化《撹乱》に。コイツに除去が飛んで来れば《本質の変転》で躱してその上打点+能力向上です。
何より後続の安全柵となれます

 ↓環境的に見ても《ドラグスコルの隊長》で除去出来ない置物カウンターに。使い終わった生物は《ムーアランドの憑依地》で無駄なく回収。《魂の洞窟》が有れば一方的にカウンター合戦にも優位に。
 しかしそれらの部族シナジーを除いても《怨恨》や《ペンデルヘイブン》でも十二分に強力に成ります。Esperにする事で《未練ある魂》を出して打点を挙げつつ(「1/1×2+P+2」×2≒8~打点分)、《陰謀団式療法》を絡めるとかも悪くない。しかしInsの方が望ましいのでそうすると《深夜の出没》?

 正直1マナとは思えない強さです。
部族抜きにしても十二分に良質。


・《呪文捕らえ》
:Uに時折現れる異様に効率の良いクロックパーミ生物。
能力は4マナ以下の呪文封印。取り除く効果であるため打ち消されないスペルにも対応可能。3~4マナのスペルを潰せれば圧倒的なテンポを稼げます。その上3マナにして2/3瞬足・飛行。驚異的なスペックをしていますね。

 Stdで考えても《折れた刃、ギセラ》《集合した中隊》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》《ゲトの裏切り者、カリタス》《衰滅》やランドブーストなど環境軸の札の多くを潰せます。現環境は軽めの構築も多いため対象も多い。単体で考えても腐る事は無いでしょうね。
 《反射魔導師》でバウンスしつつ、再度唱えてきたらこれで封印で延々と嫌がらせが出来ます。《集合した中隊》も最後に更に使い易くなりましたね。《霞の徘徊者》は昇華者として封印系のリスクを抑え、かつCip《送還》付。なので空の《呪文捕らえ》を再利用したり、場の脅威を戻したりと便利です。
 部族でも、《霊廟の放浪者》《鎖鳴らし》等が良い働きをしてくれます。相手からしたら封印されているスペルは返してほしいでしょうしね。

 そして↓環境では低マナ域合戦になる分、支配力は更に増します。TronやPost、Eldrazi、Miraclesの様な本当に一部のデッキ以外では5マナ以上のスペルを使う事はまず在りませんし、それらのデッキも使うのは一部です。環境の大半に対処出来るようになった《呪文づまりのスプライト》のような物ですかね?
《突然の衰微》が有れば安心な時代も終わりか・・・。

 ただ役割的には同マナ域の《ヴェンディリオン三人衆/Cliqe》とやや被ります
能動性と受動性の違いはあるものの、Cliqeは単色で運用でき、部族も使いやすい。SfMやMiracles等《呪文捕らえ》で対処できない範囲までを抑える事が出来ます。どの道Wを足すのなら《Karakas》での再利用も出来ますからね・・・。封印系は戦闘参加も億劫ですし、除去に脅える側面が有るのも事実。ナイトメア生物は想像以上に大抵使い辛いので
う~む・・・。
受動性の能力がどこまで有用性が出てくる事になるのか?でしょうね。

 上記の如く、追放札でもあるので、昇華者が有ると便利ですね。
《潮の虚ろの漕ぎ手》-《不毛の血の絞殺者》の様に関係が築けますね。マナ域が被ってしまうのは面倒ではありますが、《呪文捕らえ》がスタック上、《絞殺者》が盤面上で対処出来るので上手く棲み分けていると言えますね。上述の《霞の徘徊者》はやや重すぎますかね?

 ロマン枠は《ザルファーの魔道士、テフェリー》で、自軍生物が瞬速持ちになる上に、キャスト制限が掛かる為、ナイトメアのリスクも減らせます。
まぁ《秘儀の研究室》の方が手軽ですが。


・《ネベルガストの伝令》
:《霊廟の放浪者》のお陰で瞬速が有難く、テンポを採っていくクロックパーミで活用可能。
 3マナ域を考えればもう既に渋滞しているのですが、シナジーで考えれば《反射魔導師》より上ですね。ただこれでやりたい事は大体《鎖鳴らし》+《倒し霊》でも出来る事でもあるので・・・。


・《非現実化》
:《差し戻し》+《送還》-キャントリップ。
《差し戻し》と異なりキャントリップが無いのでテンポアド+ドローが強すぎる気も有るのですが、こちらは代わりに盤面に干渉できます
単なる姑息な札と言う観点で言えば寧ろこちらの方が上ですね。当然汎用性でも上。特に《反射魔導師》を再利用する事で更にテンポを稼いでいく事が出来ますね。

 元々高いバウンスの汎用性がさらに高くなっています。
本家宜しく自分のStorm稼ぎに使ったり、「奇跡」「待機」スペルを無効化したりと↓環境に行くほどより多芸になるので↓環境でも十分使い勝手も確保できます
 一応打消せないスペルをバウンスして対応も出来ます。
まぁすぐにキャストされると意味が無いのですが、《突然の衰微》《至高の評決》から自分の生物を救出する事で対応は出来ます。

 最近のUのスペルは弱体化の一途だったのですが、久々に優良な札が出てきた印象です。


・《詮索好きのホムンクルス/貪欲な読書家》
:裏向きになると3/4果敢+Ins/Socのメダリオンなので追加の部分は兎も角前側の部分だけで2マナとしては十分コストパフォーマンスは良好。そして変身条件も墓地にIns/Soc3枚以上と割と楽。
スペックを見れば下の環境でも十分運用も適います。《タルモゴイフ》の代わりとかできそうな気もする程。その上メダリオン付ですからね。

 ただ、何処まで行っても場に出た直後は1/1。似たような方向性の《氷の中の存在》はまだブロッカーに成れますが、コイツは×。また、マナソースとしても軽いスペルの運用が中心のデッキになるはずであるため(C)マナの使い道もそれ程多くは無いし・・・。
見た目ほどのスペックの発揮は難しいと思います。


・《老いたる深海鬼》
:「現出」レアサイクルのU。
効果はCipで最大4つまでをタップとそれだけでは大した事は無いのですが、この札の素晴らしきは「瞬速」を持っていると言う事。Ins速度の挙動で相手の除去に合わせて動く事ができ、現出のリスクを低減しています。

 そのお陰で能力も扱いやすい。
相手の戦闘指定前なら攻撃を止めて、相手のメイン前なら宛ら《霧縛りの徒党》の如き働きが出来ます。そして実質5/6速攻。
 もちろん通常のキャスト時には速度的に遅すぎるので現出が前提
3マナ生物を食べて4マナから出せば十分早い。《反射魔導師》や《死者を冒涜するもの》で戦場を翻弄しつつ、《深海鬼》に繋げる事でかなり支配定な挙動が出来るはず。まぁ単純にCipやPiG持ちでも良いですがTempo的ではないですよね。
 「瞬速」なので、《熟考漂い》なら合計5マナで2ドロー付+5/6。《叫び大口》や《霊気撃ち》も。しかし想起自体がSoc挙動しか出来ないのは残念。
同じく瞬速で動いていける「Fearie」の方が封殺系の挙動としては合っている気もしますが、そうするとただのFearieで良い気も。

 当然エルドラージ系の札との相性もいい。
《コジレックの帰還》をIns速度で使えるのは強力。それ以上に凶悪なのは《ウギンの聖域》で2~3枚目の《深海鬼》を調達し、殴った後現出を続け《Time Walk》しながら殴れるわけですね。プチ《水の帳の分離》の如し。Uには《久遠の闇からの誘引》で引き増しもしやすい。
前方確認できる《難題の予見者》の他にも、Uには《空中生成エルドラージ》や《希望を溺れさせるもの》等優良な物も揃っているので組むのも悪くないですね。

 地味に「タコ」なので部族シナジーも。
《圧倒的な波》なら自信を残しつつ盤面を一掃できます。《ウーラの寺院の探索》は場に出す効果であるため、キャスト誘発とは噛み合わないのですが、逆に言えば《探索》に頼らずに運用する札とも言えます。《波》で時間を稼ぎつつ梟を食べて着地できます。
まぁ本来の挙動ではありませんが、ね。


・《月の力》
:置き《対抗呪文》、マナコストを考えれば置き《解消》?
ComboのためのBではない露払いであり、保護札になります。Encなので専用で組めば回収もしやすく相応に使い回せますね。
《ニクスの星原》《太陽のタイタン》との併用したい。


・《偏って幸運》
:さんざん失敗を繰り返した《嘘か誠か》の調整版の新段。
今回は最大の強みであった「自分が選択する」部分まで確保す。その代わり干渉範囲が1枚減り、更に分割された片方が裏返しになるため自分が確実に欲しい中身を採れると言う確実性も失われました。相手もこちらも至高の余地が増えたのでより難しい札になりましたね。
 1-3の場合も選択が難しいですし、何より2-2だと4マナ使って2ドローでは微妙。正直何処まで有用性があるのか疑問符も付きます。
加えて悩ましいのは思考の余地が増え、扱うのが難しくなること。同時に簡単な判断が付かないため、長考に繋がり易い事。この1枚で合わせて一分とか掛かったら目も当てられない・・・。



・《月への封印》
:獄庫から出てきていきなり滅された某悪魔を思わせる悲しみの結末・・・。白目のおばさんと言い今回のキノコと言い、月も大変だ。

 生物/土地/PWを《荒地》に換えるEncで宛ら《ドライアドの歌》の様ですね。U単の場合時折ある封印系ではありますが、単体でここまで広い範囲に完璧に抑える物も少ないのでその点でも価値が有りますね。
「Fearie Stompy」系の単体除去としても扱えるので↓環境でも。


・《不憫なグリフ》
:他の現出生物と異なり、比較的軽め且つ安定したアドも取れるため、運用しやすい部類です。
Stdではあまりアドを採れる生物が無いのですが《作り変えるもの》《邪悪の使者》当たりは十分現実的。
 ↓環境だと、軽く場に出せるCMC高めの札もある為もう少しうまく運用できそうです。
特に相性が良いと思うのが「忍術」を持つ《深き刻の忍者》。CMC=4なので現出3マナでキャスト出来ますし、フライヤーなので更にこれを忍術の種に出来ます。似たような事は「徘徊」の《掛け鍵のフェアリー》も出来ますが、これはどちらかと言うとFearie向き?
《熟考漂い》を食べる事も出来ますが、マナ効率が悪いですね。《海門の神官》の方が使いやすそうです。
基本スペックが高いのでPauperでの使い道もあるかもしれません。


・《厄介な船沈め》
:《ハリマーの潮呼び》はあまり使われていませんがポテンシャルは有るので、可能性が無いわけではない。各種覚醒スペルを使い回せるのですが、使い終わった《潮呼び》を現出のコストにしてバス事で更にスペルを使い回せます。
かなり消耗戦に強く出来ます。



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