EMN)新カード雑感9 フルスポ(黒)
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皆さん、こんにちは。しもべです。

続き続き。
・《憑依された死体》
:Cipで1/1飛行スピリットを出せるゾンビ。それだけだと4マナで実質3/3と微妙な性能なのですが、重要なのはスカーブ系の「マナ+手札」でIns速度で墓地から復活できる能力。
他のスカーブ系もこれが有る事で安定的に運用でき消耗戦に強いのが魅力なのですが、コイツの場合はCipでアドロス無く復活できます。手札の不要牌を使う事で延々と運用できます。それだけでなくIns速度でのブロッカーの調達も出来ます。《ゾンビの横行》が形を変えたよう。
 また面展開でもあるため、全体強化の恩恵も大きい。何かいい札が有ると良いんですがネ・・・。PWの保護にもなりますし《イニストラードの君主、ソリン》とかね。1つ全体強化が入るだけでIns速度で5打点分を確保できる。
捨てる・復活・面展開・部族と引っかかりも多いのでプールの広い下環境で運用の可能性が有ります。

 墓地からの復活も可能・手札を要すると考えればやっぱり最上の相棒は《壌土からの生命》ですかね。
 それも含めModernのDredgeデッキの運用で可能性を齎しそうです。現状類似の《縫い翼のスカーブ》が《秘蔵の縫合体》と併用でU型Dredgeが運用されていますが、非Uでも同じように運用できそうですね。
何よりZombieですからね。

 妨害・消耗戦に強く、アドも得る事が出来、打点もそこそこと飛び抜けてはいませんがかなり有用な生物に見えます。


・《嘆きのグール》
:《無情な死者》を運用する際に併用したい軽いZombie。欲していたCip掘削能力を持つ軽量が売り。1マナ域に実用的なゾンビがいたらZombieデッキのいぶし銀になっていただろうに・・・。そりゃ嘆くさ。


・《流城の死刑囚》
・《ヴォルダーレンの下層民/血統の撤廃者》
:《血統の呼び出し》《精神病棟の訪問者》を使えと書いてる吸血鬼。面展開がキーになるので、良いシナジーが組めますね。


・《膨らんだ意識曲げ》
:8マナ5/5・現出7マナのエルドラージ。
誘発で《コジレックの審問》+疑似《脳食願望》持ちでかなりのハンデス力を持っています。
但し通常のコストで出してもその頃には碌にハンデスする対象は残っていないため、現出キャストが絶対条件です。3マナ域の生物を現出で4マナになるためマナカーブの流れも良い。

 現出はリスクが大きいのですが、キャスト誘発なので安定しており、その段階でハンデスが出来るため、自身に対する除去も高確率で排除できる安定感が売り
誘発能力も上手くいけば2枚分のアドの可能性が有り強力。サイズも相応にある為畳み掛ける挙動で威力を発揮しそうです。
 気に掛かる点は、4マナ以上の札を運用する環境は多くは無いため、《脳食願望》の対象が無く↓環境では、《難題の予見者》の水増し程度にしかならない可能性も低くはないです。まぁそれでも十分強い。
 加えて、ただでさえハンデスはタイミングがシビア。それ以上に重いこいつを運用するのならエルドラージランドをはじめマナ加速は絶対です。

 ハンデス特化なら《予見者》以外にも《罪の収集者》など。それ以外の生物だとやはり軽めの運用が出来る物(探査やマッドネス生物)が望ましい。盤面干渉札の方がバランスが良い。《集団的蛮行》が有るなら尚更ハンデス以外の生物を使いたい。《死儀礼のシャーマン》→《不毛の地の絞殺者》→《意識曲げ》が割とバランスが取れていますね。
盤面干渉と言うなら除去だけでなく《造物の学者、ヴェンセール》のバウンスとも相性抜群です。「NicFit」で《激情の共感者》から持ってくる事で安定的に動ける選択肢になります。
ただ、《意識曲げ》が攻める札である以上、食べる生物も得る効果よりも失わせる効果の方が望ましいでしょうね

 エルドラージ関連のサポーターとの相性は勿論抜群。
《ウギンの目》《ウギンの聖域》。《コジレックの帰還》は盤面一掃しつつハンデスが出来るため隙が無い。《帰還》→《予見者》→《意識曲げ》と繋がると割とどうしようもないですね。


 どのデッキ相手にも強そうですが、何処まで実用的なんでしょうね?
Eternalで考えればハンデス+生物が必要な相手なら現状《難題の予見者》で十分で、その上位種なんて特別必要とも思えませんが・・・?
Eternalだと何より誘発のハンデスも2枚目は殆んど期待は出来そうに有りませんし。鴨撃ちのBigmana以外だとSnTぐらいでしょうかね?


・《甚だしい大口》
:《包囲サイ》もエルドラージ化したようです。
《ゲラルフの伝書使》を食べて2×2+3=7点砲台と化します。《出産の殻》を使い《伝書使》→《残忍なレッドキャップ》→《アスフォデルの灰色商人》と繋げるデッキが有りましたが、そんな感じに動けます。シナジーが薄い分、戦闘力は上。


・《墓所破り》
:Zombieを出せる1マナのスペルシェイパー。
その上Zombie3体をタップする事でドローまで出来る。本体も軽く2種類の能力を持つので、システム生物としてはかなり優秀です。
が、問題も色々
 まずTokenを出す能力は2/2を出せて強力ながら、2マナを使ってしまうためかなりテンポが悪い。序盤には他の展開を犠牲にする必要が有り、中盤以降は2/2が力不足。当然生物故に不安定。
 もう一つのドロー能力も優秀ながら、ゾンビの平均サイズ2/2×3を寝かせて1ドローするなら普通は殴ります。召喚酔い中のZombieを使うのが基本になるでしょうが、ZombieTokenを生む効果の多くがタップ状態で出てくる(《床下から》や《潮からの蘇生》等)ため併用できる札の範囲がさらに狭まると言うね・・・。勿論自身の着地時にも有効なのですが。
 共鳴者であるのも事実ですが、種マナを2マナも使ってしまうためマッドネスの運用も見た目ほど容易くは無い。
 自力で部族が増やせる点を考えるとRtR期に環境を支配した《群れネズミ》を考えなくもないですが、あれは重いとはいえ数を増やすと加速度的に打点を高める事が出来たのが売りでしたしね。その上《変わり谷》もいない。

 二種類のアド能力な上に自己完結している。強いのは間違いないものの、どうにも使えそうにない歯がゆい生物です。
 手札と土地を確保できる観点から《ニッサの巡礼》、大型処理や全体強化ができ面展開と相性が良い《集団的努力》なんか良いとは思いますがネ。土地基盤さえ何とかなるのなら・・・。

 ↓環境ではその傾向がより強くなりますね。
まぁ2/2の威力は増すのは事実ですが、よりテンポはきつくなりますよね。《死儀礼のシャーマン》を並べて1マナシステム生物2体でグルグルなんて事も出来ますが・・・。取り敢えず軽量な部族がある事が絶対なので《墓所這い》《屍肉喰らい》に《変わり谷》が有るので相応ですかね。
Zombieの確保の点から《冥界への呼び声》《墓を掻き回すもの》《グール呼びの詠唱》等も。《憑依された死体》もそうでしたが、面展開・共鳴者である点も利用し、《ネル・トースの災い魔》を自力で3t目に着地させる事まで出来ます。


・《闇の救済》
:2/2Tokensを出しながら同時に除去が出来るXスペルと考えると非常に強力です。しかし(X)(X)とコストが非常に重く、Tokensの数を確保するには重たく、除去をするには重たい。特にマナを確保出来る頃には除去として貧弱すぎる。
帯に短し襷に長しの典型のように思えますが・・・。

 ただまぁ効果自体は強力。
特に除去モードに関してはコントロールしているZombieの数なので、それまでに上手く展開できていれば序盤~中盤でも相応に機能するはず。1~2t目に展開できれば3マナで2/2を出しつつ-3/-3が出来るので中々の高効率です。上述の《墓所破り》なら、1t目《墓所破り》→2t目能力でToken→3t目《闇の救済》で除去をしつつTokenを出して、更にそこからタップアウトレットでドローとかなりいい動きが出来ます。↓環境の場合はここに2t目《潮の虚ろの漕ぎ手》を入れる事が出来るのでより有用ですね。
まぁ中型以上は《肉袋の匪賊》で対処すればいいので、小型除去としてきっちり活躍してもらいましょう。

 逆に面展開としては効率が悪い。と言うか融通が利かない。
其方をしたいのなら《床下から》の方が余程強力です。しかし5マナ(X=2)程度は現実的な範囲であり、中型程度までなら除去も可能。後はそこをカバーする除去が有れば十分ですね。また、Controlで組めばX=3も可能ではあるでしょうね。

 マナを多数用意できるデッキでの運用は↓環境ならできるかもしれません。何より小型処理の価値が遥かに増すので。
ただ、「NicFit」の場合は《不敬の命令》の方が遥かに使いやすいのでまぁ無いと思います。

 とりあえずイラストから漂うリリアナの圧倒的な大物オーラが良いですね。
流石に引っ張っただけは有る。


・《奇妙な増強》
:1マナ+3/+3が狙えるため効率は良いですね。本体がEncであるため自身で後続の効用も確保しやすい。


・《誘惑に負けて》
:Insが正義。《骨読み》もある為環境次第ですが。




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