レガシー)今週のSCGの結果 宇宙儀で大地を縛る
レガシー)今週のSCGの結果 宇宙儀で大地を縛る
レガシー)今週のSCGの結果 宇宙儀で大地を縛る
皆さん、こんばんは。しもべです。

 KLDが発売されて初めてのSCG。
Std OpenがIndianapolisで開かれ、早速各地で様々な反応が出ていますね。とは言っても出たばかりのカードを試したりする場なので現状の結果が、そのまま環境的な強さになる訳でもなく、大騒ぎするものではないのですが。《密輸人の回転翼機》から始まりチャンドラやニッサ等そこそこに使われていますが、今後はどうなる事やら。

 本題のLegacyもClassicで開催されています。
しかしOpenの主目がStdとModernが多いお陰で正直SCGの結果を見ても規法の中規模大会的な価値しかなくなってきているので、このまま見ていく価値がどれ程あるのか?と言う疑問もここ最近持っているのも事実。
う~む・・・。

まぁそれはさておき、今日の結果です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=09/30/2016&end_date=10/02/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Indianapolis

 優勝はNoah Walker氏のGrixis Delverです。

以下Top16(裏から順に一位~)
Grixis Delver
OmniTell
Aluren
OmniTell
MUD
UR Delver
Maverick
Grixis Delver
----------------
Miracles
Grixis Delver
Elves
UR Delver
Burn
Boros D&T
Death&Tax

 です。
やや最近の傾向から外れていたOmniTellですが、少し復調してきたような印象もあります。まだ安定的に入っていると言う程でもありませんし、形も様々ですが、日米ともに徐々に数が増えてきたような。これもCombo復調の一旦?
Grixisも形を変えつつ徐々に数を増しているようにも思います。一時期数を増していた《グルマグのアンコウ》マッシブ型や《もみ消し》型は数を減らし、今は《ギタクシア派の調査》+《陰謀団式療法》+追加の妨害(主に《四肢切断》・《呪文貫き》、時々《二股の稲妻》)型が主流で、サイドからはアドを採っていくのはほぼ変わらず。まぁEldraziは一定数いても不安定なので、余り生物対処に枠を割いても無駄が生じますしね。
逆にANTは微減? まぁ気にする程でもないでしょうが。其れよりも目に付くのはMiracles。こちらはもう少し減少傾向が強く映ります。それでも殆んどいないと言う事も無いですがね。要注視。

 D&Tはコンスピラシー発売で話題を集めましたが、まぁそれ程。
とは言いつつ、Maverickと合わせて高確率で上位に入ってくる事を思うとやはり強化はされているのは間違いないようです。因みに今回15位のBoros型は大方が予想していた通り《帝国の徴募兵》→《護衛募集員》に代わっている形ですね。お陰でRのマナソースの必要性が劇的に薄まってます。今後はこの形ももう少し増えてくるかもしれません。


さて、ここから先は個別に気になった札を見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=108133
3位、Brennan Murphy氏のAlurenです。

 《護衛募集員》が発表された時にD&Tとともに注目を集めていたAluren。
問題の回収役も、《夢で忍び寄るもの》は無理で、その代わりは以前挙げられていた《北極マーフォーク》になっています。
また、基本的な形は以前結構な数がいた「BUG 続唱」とのハイブリッド型なのですが、マナ加速役に《死儀礼のシャーマン》に加えて《老練の探険者》+《陰謀団式療法》を用いた「NicFit」の挙動も取り入れています。勿論枠も無いので《緑の太陽の頂点》は抜きですが。
正直Alurenに関しては使われた事すら数える程なのでこの構築がどれ程の意味を持つのかは私にはわかりかねますが、ベテランの一度の誘発でほぼ必要な4マナに到達をさせる事が出来る加速力は、重たい《魔の魅惑》には価値が有るんですかね?どのみちセラピーを足しているのなら無駄も少ない。
基本地形を持ってこれるのでマナベースも安定しますし、黒札も多めに取っていますね。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=108137
5位、Michael Coyle氏のMUDです。

 最近ではあまり見ないStax型のMUDですね。
象徴的な《煙突》+《三なる宝球》《罠の橋》《絡みつく鉄線》《虚空の杯》で徹底した置物妨害を試みるようです。
生物は《金属細工師》のみです。《磁石のゴーレム》は的なので無し?
勝ち手段はどうするのかと思ったのですが《霊界への門、神ヶ眼》を《煙突》+《世界のるつぼ》で使い回し相手を沈黙させつつ、ちくちく殴っていくようです。勿論基本である《威圧の杖》は完備。
低速なので、新カードの《発明博覧会》も良い働きをしそうです。なんと4枚も入っています。使い回せるのですし伝説なので2枚も有れば十分な気もしていますが・・・。

 《ニンの杖》は無し。
で代りのアド手段に《ギラプールの地球儀》が入っています。最初は驚きましたが《煙突》+《世界のるつぼ》の存在を考えると一気に相手の盤面を削っていける上にこちらは《踏査》効果で被害を最小限に抑える事も出来る。複数枚ドローは単純にアドも取れますし《金属細工師》にとっても有難い。いざとなれば《地球儀》自体を《煙突》で処理してしまえますしね。
う~む。そうかこの札はこうやって使うのか・・・。

 Bigmana型ではないので《解放された者、カーン》等の万能除去やPWは無し。
《煙突》《るつぼ》の影響で、こちらもManadenialの手段や《埋没した廃墟》等になっています。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=108141
6位、Matthew Brown氏のUR Delverです。

 Tempo型ではなくConterBurn型のURですね。
《真の名の宿敵》で盤面を抑えつつ《渋面の溶岩使い》や《瞬唱の魔道士》で盤面をコントロールする形です。
しかし基本の火力の《稲妻》+《発展の代価》に加えて、《噴出の稲妻》《火+氷》まで入れていて火力増し増しです。サイドには《電謀》や《紅蓮地獄》《乱暴+転落》等ではなく《唐突な死》になっていますね。大きなサイズまで対応できる柔軟性は売りですが、土地18枚でどこまでの処理が現実的に出来るのかはやや疑問。しかしまぁ《渋面》や《噴出する稲妻》まで含めて中長期戦に強い仕様になっていると言えますね。

 カウンターには追加の枠で《呪文貫き》ではなく《狼狽の嵐》と《呪文嵌め》になっています。まぁ低速まで視野に入っているのなら、そうなりますかね? しかし現状《嵌め》は何処まで有効なのか?も気になりますね。まぁ大会規模が大きくなれば腐る事は無いでしょうが。

 URも近年は往年のCounterBurn寄り、Delver型、《嵐追いの魔道士》を加えてTempoクロックをより意識した形で派生形が増えていますね。場合によっては《氷の中の存在》型なども有りますし。
結構眺めているのも楽しい。



 こんな所です。
当然KLDの影響はない!と思ったのですが、存外にMUDが楽しい構築になっていましたね。しかしまぁこれは例外でしょうか、それともAtfブロックの面目躍如でしょうか。テゼレッターとか入ってくるともっと現実味は湧きますがネ。

 さて、今回はここまでです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。


コメント

nophoto
ワオ
2016年10月7日12:41

宇宙儀な。日本人?

しもべの一人、H
2016年10月7日20:47

直しておきますね~。

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