レガシー)今週のSCGの結果 コンボもRougeか
レガシー)今週のSCGの結果 コンボもRougeか
レガシー)今週のSCGの結果 コンボもRougeか
皆さん、こんばんは。しもべです。


 MilwaukeeでSCGが開催されましたので、Legacy Classicの結果を見ていきたいと思います。

 今週の優勝はAlexander Barnett氏のAlurenです。

以下Top16(一位~)
Aluren
Jeskai Control
Miracles
Death&Tax
Reanimator
Grixis Delver
Eldrazi
Aluren
------------------
Death&Tax
UR Delver
BUG 続唱
Sliver
Death&Tax
Elves
Mono R Sneak
Grixis Delver

 です。
既存のデッキが少なめでメタがやや揺らいでいる印象の強い最近ですが、流石にAluren2つは驚き。それ以外にもANTやSnTの様な確立されたアーキタイプではないComboが成績を残しています。まぁ地雷デッキの強みでしょうが、それぐらい既存のComboには苦しい環境と言う事でしょうかね?
同じくMiraclesもJoe Losset氏一名のみです。
代りにDeath&Taxが勝っています。Grixisも2名であり、優勝こそしないものの、環境で安定的に成績を残しているのは今はこの2つなのでしょうかね?

 因みにAlurenは前回の《護衛募集員》型が8位で、1位は《帝国の徴募兵》型。
サイドから《血編み髪のエルフ》を足して4c 続唱になるのも面白いですが、やっぱり《血染めの月》を足せるのはRの強みですよね。
 どちらが優位が有るかはまだわかりませんね。しかしあまりデッキの幅が無かったタイプなので、これを機にアーキタイプの研究がより進むかもしれませんね。

 実は先週末はBazaar-of-Moxenや日本でもBMOでエタフェストライアルと日曜Legacyの大会が開かれており世界的にEternalが熱い週末でした。
そしてそれらの結果を見ていくと
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/urlrw,40/decklists-legacy-championship-2016,c361.html?event=23&evt=23
http://mtg.bigmagic.net/article/bmo08/coverage.html
安定的に成績を残しているのはDelver・Miraclesです。
D&Tはこちらでも成績を残しているので本物と言えそうですが、SCG(米)と他の地域ではメタに結構差があるように見えます。単にSCGが小規模になって地雷デッキが増えているのか、それともSCGの方がメタが進んでいるのか?今一つ判断はしかねますが、SCGではMiraclesが環境を支配していたのは少し前と言うのは変わらぬ事実ですね。
Eldraziには関してはかなり勢力を縮めていますね。
まぁ元々自力は有っても伸び白が多いデッキでもないのでメタられると苦しいのは判っていましたが、それでも最近の成績は特に不安定ですね。


 さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきたいと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=108839
2位、Dave Patwell氏のJeskai Controlです。

 あまり見た事の無いタイプですがMidrange型のPatriotを完全にControlにシフトしたような物ですかね。
Tempoに加えてD&Tの様な小型生物が増えている環境なら火力の支配力は上がりますからね。驚きなのは《稲妻》を全抜きして《渋面の溶岩使い》を使っているところ。多くのデッキが《稲妻》4枚で、水増しをしたいのなら《瞬唱の魔道士》を取るわけですが、小回りを重視しているようですね。
またアドバンテージ源に《行き詰まり》を採用しているのも大きいのでしょうね。近年は続唱・PWに、《宝船の巡航》→《苦い真理》等にアド枠を取られていますが、優位な状況で置けた場合の蓋/アド枠としてはまだまだ力が有ります。
《渋面》に加えて《石鍛冶の神秘家》パッケージと5枚のミシュランを組み合わせる事で初動の優位性を確保しやすくなっていますね。

 アド源としては《精神を刻む者、ジェイス》もとってあり、各種Cip生物と合わせて続唱に劣らない物量戦を敢行できそうでもあります。Eldraziや《若き紅蓮術士》《僧院の導師》等のお陰でPWもかなり数を減らしていましたが、ここ最近はどれも減少しているので再びこのような低速コンが出てくる可能性も有りますね。
上の展開札と合わせてMiraclesの様なヘビーコントロールとも戦えます。

 妨害枠は《ヴェンディリオン三人衆》に加えて《呪文づまりのスプライト/SSS》と、こちらもふた昔以上前のU系のフェアデッキの様ですね。特に《死儀礼のシャーマン》以後はLegacyのデッキもマナ域がぶれてSSSが使われる事は減りましたが、これを採用しているのはどの様な意味があるのでしょうね?
《呪文捕らえ》は流石に重たいので難しいのでしょうが・・・。どうしても妨害手段を持つ生物が欲しかった?
その割に《翻弄する魔道士》等はサイドに採られていないんですよね。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=108834
5位、Tie Copeland氏のBR Reanimatorです。

 時折見られるReanimatorの中でも特に速度に特化した形です。
特に《別館の大長》に追加のルーターである《傲慢な新生子》まで2枚採られており徹底しています。《集団的蛮行》の登場でLegacyでも特に恩恵を受けたデッキの一つですが、なかなか成果を出せませんでしたが、他のComboがおらずD&Tの様なデッキが増えるのならこのBR型にも少しは目が出てきますかね?

 サイドには《血染めの月》、《騙し討ち》と別途勝ち手段も有るので実際中々強力なデッキではあると思います。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=108855
15位、Andrew Hiser氏のAndrew Hiser氏の赤単Sneakです。

 同じく時折現れるのはこの赤単《騙し討ち》も同じ。
ですがこのリストでは2つの新戦力が投入されています。
《紅蓮の達人チャンドラ》は1つ目で、《騙し討ち》と同じコストで単体で機能できるので、最初動から設置し環境を支配できます。《月》で蓋を出来ればそのまま勝てますしね。また[+1]のマナソースを使う事で6マナ圏のファッティに繋げる事も出来るので無駄が無いですね。厄介なシステム生物を焼く事も出来ますし、対策の対策として扱えます。
今週のBMOのリストの様にPaintorやその他Midrangeが一般的と思われていましたが、このリストでも十分運用の価値が有りますね。
 そしてその6マナ圏に採用されている2つ目の新戦力が《焼却の機械巨人》です。
基本的には3枚Topを削って本体火力にするわけですが、このデッキの場合はCMC分布の平均が高いので下手に墓地に落す選択をすると捲れた結果が10点火力なんて往々にありそうです。かと言って引かれると、《チャンドラ》や《騙し討ち》から展開される恐れもある。もちろんそれらが無い状況でもそれらを引かれる可能性も有る。
Cipのアドのお陰でマナソースから展開しても問題が無く、単純な戦闘力も高い。赤単で使えるプチ《グリセルブランド》の様な感じですかね? デッキ内の札が不要牌が多いのは気に掛かりますが、それでもこのデッキではかなり強力でしょうね。
先週の《ギラプールの宇宙儀》と言い思わぬ札が採用されるようになっていますね・・・。



 こんな所です。
他にもSliver等もいたりしてかなりRougeの多い結果の様です。CotVやUが減って相対的にComboは活かしやすい環境の筈ですが、なかなか定着しませんね・・・。
 対してここまで《月》や関連した特殊地形対策が多いと幾ら対策をしていてもLandsは厳しいものがあるでしょうね。
 D&Tは今週のリストを見れば話k理ますがまだ三者三様。
確定的な形は作られていないようですし、どうなるでしょうね。またここ最近は《夜の戦慄》や《硫黄の精霊》が増加傾向にもなっているように感じます。

 思った以上にここ最近は変わったデッキが出てきており、実はメタも動いていると言う訳ではありませんが割にぶれています。
中々楽しい状況になってきているようです。

 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。



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