このカードが使いたい)《汚染》
2016年11月10日 電波 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
今日のテーマ《汚染》。
以前から《血染めの月》系はふらっと現れては、Legacy界に魔女の一撃を与えては消えてゆく悩ましい存在でしたが、最近は主に「Lands」「Eldrazi」のお陰で積めそうなデッキは積んでおくのが普通になっています。それはUの《基本に帰れ》も同じ。
と、ここでふと気づきました。
特殊地形をしばける置物は我らがBにも存在している事。それが今回のテーマである《汚染》です。
【特性】
-----------------------
:拘束効果は《月》と同じ様に、マナを生み出せるが生み出せる量と色を固定するタイプです。(R)よりも(B)の方が環境的に使われるカードの幅が広いため色の拘束力に置いてはやや弱まっているかもしれません。
しかし、全ての土地に効果を及ぼせる為に、BtBや《月》対策に入れてきた「基本地形」も紙くずに。なので嵌る相手によってはほぼ対策が無くどうしようもない。正に1ショットキルレベル。
対して、《月》は「特殊地形」→《山》に強制的に変更してしまうため、特殊地形を主力に換えるデッキを封殺する事が出来ました。
が、《汚染》は生み出すマナを変えるだけで土地の特性が失われるわけではないので、それらの対策にはならない。
同時に色拘束を突破する手段も多い。
判りやすく言えばMUDやPostはその大半が無色のAtfであるためマナの色を変えられても何ら問題が無い。トロン土地や《雲上の座》等は色に加えてマナ量も変化させているが、もたもたしていたら厳しいのは事実。Rと異なりBにはAtf対策がほぼ無いのも非常に苦しい部分。
またBの入るデッキには現状の大半に《死儀礼のシャーマン/DrS》がいる。フェッチも生き残るので、故に普通にそこから他の色を供給する事すらできる。
と言う事でBを使わないフェアデッキにはよく嵌りますが、Bを使うデッキにはかなり微妙な性質と言えそうです。
【対策】
---------------------------------
:上手く嵌る相手はそれでいいとして、嵌らない相手への対処する手段が有ればそれでいいわけですね。
「Lands」に対してはマナを使いエンジンとなる(G)/(R)要素の《壌土からの生命/Loam》と《溶鉄の渦》を防げるのが大きい。《突撃の地鳴り》の起動は防げませんがLoamは防げていますし、そもそもキャストの(R)(R)(R)を賄えるとは思えないのでまぁここも問題ではないでしょうう。
対して無色で起動する札が問題。
具体的には《暗黒の深部》+《演劇の舞台》のDDコンボ。主な勝ち手段になるのですから、ここの対策は絶対。まぁLoamを封じる事が出来ているのなら《悪魔の布告》が一番? 後は《真髄の針》か《罠の橋》。《針》1枚ではは放って置くと(30)マナを支払われるので拘束系デッキならやはり生物自体に対処しておきたい。どの道他にも《モックス・ダイアモンド》から《不屈の追跡者》や《世界を壊すもの》がサイドから入ってくる可能性が高いのでやはり生物対処は必須。
あと《The Tabernacle at Pendrell Vale》は維持に必要な面展開の天敵なので処理出来るように《不毛の大地》は必須。
と、Landsに対してはまぁまぁの形に収まります。
特に《月》対策で(R)が出るだけでもある程度動けるデッキになっているのが現状なので、(B)に固定できる点には価値が高い。
Combo等が使ってくる《水連の花びら》の事まで考えればマナ能力まで封殺できる《無のロッド》が一番でしょうかね?
対Atfは。
ついでにファッティ対策に《罠の橋》。
(B)を沢山使うComboには悲しい事になりますが、元々《月》も大して効かない相手なので他で対策。
Atf系は対策はBだけではやや難しい。
生物ならば割とどうにでもなりますが、PW等も考えると厳しい。つまり《イシュ・サーの背骨》と《解放された者、カーン》《精霊龍、ウギン》。なのでこちらはどちらかと言うと《針》や《ファイレクシアの破棄者》。
BのフェアデッキはDrSが最重要なので軽量でピンポイント処理が必要。
布告ではなく《見栄え損ない》や《集団的蛮行》など。ですが、同時にそれらは探査生物(≒《グルマグのアンコウ》)の可能性もある為、それらの処理手段には前述の札では足りない。同時に布告もやはり可能性が低い。そこまで考えるのなら《四肢切断》が総合的に安定しているでしょうか?
まぁこれらの除去を75枚中で入れ替えて運用することになりそうです。
後は汎用的な対抗手段に《漸増爆弾》は有りますが、これは《針》《破棄者》でどうにでもなる。同じ様にマナファクトも《無のロッド》。
同じ無色でもEldraziは(C)札であるため《汚染》は非常によく効きます。これの後は《漸増爆弾》等で処理されないなら、場に出されるのは《エルドラージのミミック》程度。
【維持/利用方法】
-------------------------------------
:環境も変わりましたが、ここの部分が最も嘗てと変わっていると思います。
生物にしろtokenスペルにしろ、とにかくKPが引き上がっているため、維持方法もかなり楽になったと思います。
具体的な例で言うと、嘗ては《苦花》と《恐血鬼》程度しか真面な札が有りませんでした。後は重たい《センギアの従臣》程度。が、今は《血統の呼び出し》《群れネズミ》《搭載歩行機械》《武器作り狂》《蛇術師》《異端の癒し手、リリアナ》《憑依された死者》等、黒い札にもかなり面展開の手段が増えてきました。
またBtBと異なり土地自体の性質は失われないため、土地の展開伸張は割と楽なのも良いですよね。その分いろんなマナ域の札を扱えます。
タッチカラーをするとより選択肢が増えます。特にtWで《未練ある魂》、tGで《死儀礼のシャーマン》《ネル・トース族のメーレン》が有用。
後はロックしたまま面展開を続けて、物量で殴り勝つのが基本となりそう。
Bは生物を利用する手段も豊富なので、《陰謀団式療法》や《悪魔の意図》を上手く使えそう。後は陰鬱関係も中々。特に《悪魔の意図》は銀弾として上述の対策札を使用するために非常に重要。
無駄牌処理と《恐血鬼》《未練ある魂》を墓地に落とす事、加えてDrSの処理まで考えれば《集団的蛮行》も入れておきたいんですが、手札を減らす余裕はあるのかどうか。
ロックデッキで土地まで伸びる癖に、生物が必要である観点から《滅び》や《毒の濁流》が使いづらいのは結構致命的な欠点にはなりそうです。
【最後】
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:しかしここまで考えて行って、ふと気づきました。
なら《汚染》内蔵型もある、《墓所這い》使えるZombardmentで良くない?と・・・。
そのZombardmentですら時折使われるレベルであり、そもそもそのZomberdmentがほぼ死滅している事実を考えるとこの札の価値も推して知るべし。
またBで徹底してManadenialしたいならそこは「POX」だろう!とも、そこで思いだしました。
と言う事でここで思考を終了した次第。
何とも半端な形で終える事になった哀しき電波思考。
しかし上述のように嵌る相手には《月》やBtB以上に嵌る札ですし、維持における有効牌はぐっと増えました。
其処を踏まえれば結構面白い形になる可能性も有るような無い様な、内容な札。
取り敢えず、自身の色拘束を考えれば、差別化も踏まえて単色でZombardmentから離れるべきではあるでしょうね。
と言う事でこのカードが使いたい《汚染》編でした。
今日のテーマ《汚染》。
以前から《血染めの月》系はふらっと現れては、Legacy界に魔女の一撃を与えては消えてゆく悩ましい存在でしたが、最近は主に「Lands」「Eldrazi」のお陰で積めそうなデッキは積んでおくのが普通になっています。それはUの《基本に帰れ》も同じ。
と、ここでふと気づきました。
特殊地形をしばける置物は我らがBにも存在している事。それが今回のテーマである《汚染》です。
《Contamination/汚染》(2)(B)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたがクリーチャーを1体生け贄に捧げないかぎり、~を生け贄に捧げる。
土地がマナを引き出す目的でタップされた場合、それは他のいかなるタイプと量のマナの代わりに(B)を生み出す。
【特性】
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:拘束効果は《月》と同じ様に、マナを生み出せるが生み出せる量と色を固定するタイプです。(R)よりも(B)の方が環境的に使われるカードの幅が広いため色の拘束力に置いてはやや弱まっているかもしれません。
しかし、全ての土地に効果を及ぼせる為に、BtBや《月》対策に入れてきた「基本地形」も紙くずに。なので嵌る相手によってはほぼ対策が無くどうしようもない。正に1ショットキルレベル。
対して、《月》は「特殊地形」→《山》に強制的に変更してしまうため、特殊地形を主力に換えるデッキを封殺する事が出来ました。
が、《汚染》は生み出すマナを変えるだけで土地の特性が失われるわけではないので、それらの対策にはならない。
同時に色拘束を突破する手段も多い。
判りやすく言えばMUDやPostはその大半が無色のAtfであるためマナの色を変えられても何ら問題が無い。トロン土地や《雲上の座》等は色に加えてマナ量も変化させているが、もたもたしていたら厳しいのは事実。Rと異なりBにはAtf対策がほぼ無いのも非常に苦しい部分。
またBの入るデッキには現状の大半に《死儀礼のシャーマン/DrS》がいる。フェッチも生き残るので、故に普通にそこから他の色を供給する事すらできる。
と言う事でBを使わないフェアデッキにはよく嵌りますが、Bを使うデッキにはかなり微妙な性質と言えそうです。
【対策】
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:上手く嵌る相手はそれでいいとして、嵌らない相手への対処する手段が有ればそれでいいわけですね。
「Lands」に対してはマナを使いエンジンとなる(G)/(R)要素の《壌土からの生命/Loam》と《溶鉄の渦》を防げるのが大きい。《突撃の地鳴り》の起動は防げませんがLoamは防げていますし、そもそもキャストの(R)(R)(R)を賄えるとは思えないのでまぁここも問題ではないでしょうう。
対して無色で起動する札が問題。
具体的には《暗黒の深部》+《演劇の舞台》のDDコンボ。主な勝ち手段になるのですから、ここの対策は絶対。まぁLoamを封じる事が出来ているのなら《悪魔の布告》が一番? 後は《真髄の針》か《罠の橋》。《針》1枚ではは放って置くと(30)マナを支払われるので拘束系デッキならやはり生物自体に対処しておきたい。どの道他にも《モックス・ダイアモンド》から《不屈の追跡者》や《世界を壊すもの》がサイドから入ってくる可能性が高いのでやはり生物対処は必須。
あと《The Tabernacle at Pendrell Vale》は維持に必要な面展開の天敵なので処理出来るように《不毛の大地》は必須。
と、Landsに対してはまぁまぁの形に収まります。
特に《月》対策で(R)が出るだけでもある程度動けるデッキになっているのが現状なので、(B)に固定できる点には価値が高い。
Combo等が使ってくる《水連の花びら》の事まで考えればマナ能力まで封殺できる《無のロッド》が一番でしょうかね?
対Atfは。
ついでにファッティ対策に《罠の橋》。
(B)を沢山使うComboには悲しい事になりますが、元々《月》も大して効かない相手なので他で対策。
Atf系は対策はBだけではやや難しい。
生物ならば割とどうにでもなりますが、PW等も考えると厳しい。つまり《イシュ・サーの背骨》と《解放された者、カーン》《精霊龍、ウギン》。なのでこちらはどちらかと言うと《針》や《ファイレクシアの破棄者》。
BのフェアデッキはDrSが最重要なので軽量でピンポイント処理が必要。
布告ではなく《見栄え損ない》や《集団的蛮行》など。ですが、同時にそれらは探査生物(≒《グルマグのアンコウ》)の可能性もある為、それらの処理手段には前述の札では足りない。同時に布告もやはり可能性が低い。そこまで考えるのなら《四肢切断》が総合的に安定しているでしょうか?
まぁこれらの除去を75枚中で入れ替えて運用することになりそうです。
後は汎用的な対抗手段に《漸増爆弾》は有りますが、これは《針》《破棄者》でどうにでもなる。同じ様にマナファクトも《無のロッド》。
同じ無色でもEldraziは(C)札であるため《汚染》は非常によく効きます。これの後は《漸増爆弾》等で処理されないなら、場に出されるのは《エルドラージのミミック》程度。
【維持/利用方法】
-------------------------------------
:環境も変わりましたが、ここの部分が最も嘗てと変わっていると思います。
生物にしろtokenスペルにしろ、とにかくKPが引き上がっているため、維持方法もかなり楽になったと思います。
具体的な例で言うと、嘗ては《苦花》と《恐血鬼》程度しか真面な札が有りませんでした。後は重たい《センギアの従臣》程度。が、今は《血統の呼び出し》《群れネズミ》《搭載歩行機械》《武器作り狂》《蛇術師》《異端の癒し手、リリアナ》《憑依された死者》等、黒い札にもかなり面展開の手段が増えてきました。
またBtBと異なり土地自体の性質は失われないため、土地の展開伸張は割と楽なのも良いですよね。その分いろんなマナ域の札を扱えます。
タッチカラーをするとより選択肢が増えます。特にtWで《未練ある魂》、tGで《死儀礼のシャーマン》《ネル・トース族のメーレン》が有用。
後はロックしたまま面展開を続けて、物量で殴り勝つのが基本となりそう。
Bは生物を利用する手段も豊富なので、《陰謀団式療法》や《悪魔の意図》を上手く使えそう。後は陰鬱関係も中々。特に《悪魔の意図》は銀弾として上述の対策札を使用するために非常に重要。
無駄牌処理と《恐血鬼》《未練ある魂》を墓地に落とす事、加えてDrSの処理まで考えれば《集団的蛮行》も入れておきたいんですが、手札を減らす余裕はあるのかどうか。
ロックデッキで土地まで伸びる癖に、生物が必要である観点から《滅び》や《毒の濁流》が使いづらいのは結構致命的な欠点にはなりそうです。
【最後】
-----------------------------------------
:しかしここまで考えて行って、ふと気づきました。
なら《汚染》内蔵型もある、《墓所這い》使えるZombardmentで良くない?と・・・。
そのZombardmentですら時折使われるレベルであり、そもそもそのZomberdmentがほぼ死滅している事実を考えるとこの札の価値も推して知るべし。
またBで徹底してManadenialしたいならそこは「POX」だろう!とも、そこで思いだしました。
と言う事でここで思考を終了した次第。
何とも半端な形で終える事になった哀しき電波思考。
しかし上述のように嵌る相手には《月》やBtB以上に嵌る札ですし、維持における有効牌はぐっと増えました。
其処を踏まえれば結構面白い形になる可能性も有るような無い様な、内容な札。
取り敢えず、自身の色拘束を考えれば、差別化も踏まえて単色でZombardmentから離れるべきではあるでしょうね。
と言う事でこのカードが使いたい《汚染》編でした。
コメント
Bタイタンは緑頂点でサーチ出来ないのでウルヴェンワルド横断で頑張る、更に追加のフィニッシャーにEMNエムラというところまで妄想が膨らんでしまいました。
しかし上手くデッキの形に纏めてある程度勝てる構築に、と言われればとても難しいです。
コメントありがとうございます。
成程!
確かにNicFitの欠点は相手に土地を与えてしまう事なので、それも強制で出るマナを(B)に変えてしまうというのは面白いかもしれませんね。
《汚染》自体がほっといても勝手に墓地に落ちるので、1ターンだけ相手の色マナを拘束して、次のターンに墓地に落として昂揚のサポートになるなんて事も出来ますしね。
もっと言うと、そもそも《墓所のタイタン》ではなくて、《太陽のタイタン》ならCip及びサボタージュで毎回釣れるので、着地時に墓地にあっても良い。毎ターン生け贄にしても、毎ターン第一メインで行動を済ませて、戦闘時に釣り上げれば相手だけ色マナが拘束される形になりますね。
ちょっと面白いかも・・・。
メインに積みこむのが嫌なら《悪魔の意図》や《闇の請願》で持ってこればいいわけですしね。