レガシー)今週のSCGの結果 久々のOpen!
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皆さん、こんばんは。しもべです。


 今日は本当に久々のSCGのエントリー。
今回はWorcesterにてLegacy Openが開催されましたので早速結果を見ていきましょう。参加者は700名以上で大盛況の様ですね。
http://www.starcitygames.com/events/080417_worcester.html

 今回の優勝はEli Kassis氏のMiraclesです。

以下Top16(上から順に1位~)
Miracles
Grixis Delver
Reanimator
赤単Sneak
Elves
UG Post
Miracles
Infect
----------------
Eldrazi
Food Chain
Death&Tax
Miracles
SneakShow
Miracles
Eldrazi
Grixis Delver


2日目進出のメタについても記事が公開されています。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/4036_day_2_metagame_breakdown_.html

Miracles 8
4c Control 7
Elves 5
Infect 5
D&T 4
BR Reanimator 4
Lands 4
Eldrazi 3
BUG Control 3

 こんな感じです。
年初はBUG系の躍進により、それまでの微減と合わせてかなり勢力を減退させていたMiraclesですがEternal Weekend 2017 等を見るにここ最近はかなり戻してきていました。そして今回もTopメタのまま、公開リストでも明らかに頭一つ飛び出ていますね。またLegacyはMiraclesの領海に戻った。
 対してそれ以外はほぼ団子。
Comboがかなり少なくSnt系がちらほらで、ANTに至っては零です。かわりにClassicの方では数を残していますがより大型で競技制の強いこちらでは生き残れていません。その結果Miraclesとその他のフェアデッキと言う構図になりつつあります。Landsの復権はその影響でしょう。Elvesは他の大会でも良好な成績を残しています。また、Miralcesの台頭の影響から久々にInfectも表舞台に返り咲いていますね。
 逆に昨年末以来大勢力となり、4cの様な派生デッキまで輩出しているBUG Control勢はここ最近はかなり抑えめになっています。それでも非DelverのU系フェアデッキの中では明確な存在ですがね。4cは《瞬唱の魔道士》と《稲妻》を足し手よりコントロールに向けたような形が主で「4c Czech Pile」という名前になっている?


ここから先は個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=112729
今回の優勝Eli Kassis氏のMiraclesです。

 最近SCGのエントリーを挙げていなかったのでもはや今更感は有りますがw特徴的なのは多数積まれた《予報》。このリストは3枚に留めていますが、4積のリストまである始末で、シークレットテクの1枚挿しだった頃が懐かしい。
生物に頼らないアドバンテージ型であり、BUG等の勢力台頭後にアド戦に、生物に頼らない形で対抗するために出てきた形。人によってはデッキ内最高のカードとまで推すほどの存在になってます。

 このリストで珍しいのは《予期せぬ不在》の1枚挿し。
万能除去としては《議会の評決》が有るはずで、そこに水増し枠ですが何故これ?まぁ自分の札に救出用に使う事も可能ですが・・・。
《仕組まれた爆薬》も積まれ、対して追加のカウンターは無し(サイドも《狼狽の嵐》1枚)。これも現在のメタを良く表していますね。
 逆にこの予報型でよく見る《カラカス》無しは何故なんでしょうね・・・。入れても土地として使える以上、非伝説型でも別に入れておいても良い気もしますが。Reaimator、SnTなんてComboの中では最勢力なわけですし。まぁ要らないと言う事なんでしょうが。

 《血染めの月》はもはや入っていても珍しくも無い存在で、ミラーマッチにも対して機能せず、Eldraziも減りました。しかしLandsはいますし、何よりBUG・4cが要る以上未だ強力です。

 この形は現在の主流として多くに使われています。
生物に頼らないヘビーコントロールと言う事で基礎理念も歪みなく、個人的には中々に好きな形です。結果Infectも使い易くなるしね。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=112733
18位、Joseph Mendolia氏のBUG Controlです。

 ReidのGP優勝以降確立されたBUGコンですが、このリストは《タルモゴイフ》と《緑の太陽の頂点》+《精神を刻む者、ジェイス》→《グルマグのアンコウ》+《Hymn to Tourach》+《ヴェールのリリアナ》になっています。コントロールより能動的な妨害を前に押し出しているような形。
BUG Delverのデッキ選択の様になっていますね。
 黒マナを自ターンで使うのは微妙ですが、どうせ他の札も多数あるので併せて黒はSoc挙動に使っているみたいです。


http://www.starcitygames.com/events/coverage/food_chain_with_rudy_briksza.html
今回のDeckTech:「Food Chain with Rudy Briksza」

 Marius Hausmann氏は《歩行バリスタ》を4枚使った《食物連鎖》デッキを使い、晴れる屋でも紹介されていた通りMKMで優勝していますが、それだけでなく短期間の間に他の複数の大会でも優勝していて大暴れしています。
近年徐々にアップデートがされてきましたが、《バリスタ》登場以後はかなり使われるようになっており、《食物連鎖》も中々の値段に・・・。

 今回はRudy Briksza氏が使っていますが、《バリスタ》が使われる関係から《粗石の魔道士》採用もされるようになりました。
その結果のほぞも幾つか選択肢が有りますが今回のメイン《大祖始の遺産》、サイド《群の祭壇》は中々に珍しい気もします。《遺産》は追放が使い易いし、《群の祭壇》は確かに《バリスタ》に《真髄の針》が刺されても対応できますね。《食物連鎖》自体を指される場合は《ファイレクシアの破棄者》ならば逆に《バリスタ》で潰せます。
《運命の操作》は最小限の2枚に。

 興味のある方は是非一度ご視聴を。
因みにCFBでも簡単ガイドが先日されているのでそちらも基礎的な部分を理解するのには良いかも知れません。



 またClassicも同時に開催されています。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=04/07/2017&end_date=04/09/2017&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Worcester

 こちらはSam Miller氏のD&Tが優勝しています。
Miraclesをはじめ現在のメタが良く出ていますが、上記した通りこちらではなぜかANTがTop16に3名も輩出されていますね。



 こんな所です。
本当に久々のSCGでしたが、何だかんだとLegacyも結構メタが動いています。特にMiracles以外には特定の明確なデッキ勢力が余り存在せず、中々に混沌とした環境。故に構築のし甲斐も有りますね。
対して、ComboはFood chainやAlurenのような物が出てきているとはいえ、他は代わり映えせず、その上勢力が落ちている状況が長く続いています。個々がもう少し元気になってくれると面白いんですが、なかなか上手くいきませんね・・・。


 さて、今回はここまでです。
今回もお付き合い頂きありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。



コメント

しるびあ
2017年4月11日21:30

不在は予報と合わせるんじゃないですかね

しもべの一人、H
2017年4月12日23:18

>しるびあさん
あぁ成程、納得です。ご指摘ありがとうございます。

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