レガシー)今週のSCGの結果 ますます混沌としたLegacy界
2017年5月23日 紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
SCG LouisvilleにてLegacyもClaasicが今回は開催されたので早速結果を見ていきましょう。
今回の優勝はJund DepthsのKennen Haas氏です。
以下上から順に1位~16位
Jund Depths
Infect
Food Chain
Grixis Delver
UB Landstill
Belcher
BUG Delver
Grixis Delver
--------------
Maverick
Sneak Show
Elves
BUG 続唱
4c Loam
Sneak Show
Eldrazi
RB Reanimator
です。
ザ・混沌・・・。
もうむちゃくちゃやで・・・。
ClassicはOpenに比べるとメタがばらつきがちなのでメタをはかるにはそれ程向いているわけではないのですが、それを考慮しても驚くほどバラつきが有りますね。現状のTier1~1.5はGrixis Delver・ANT・SneakShow・UR系と言った感じなのですが、当て嵌まるのはUR Delver×2、SneakShow×2だけであり、前者に関してはセラピー型と《もみ消し》型で構築思想が異なると言うね・・・。
この結果だけで見ると、一気に数を増したと思われた《稲妻》≒赤がまた数を減らしている感じです。禁止改定前のUBx/UBG系の数が微増しつつあるようにも。
またU以外のフェアデッキが再び数をやや減らしていますね。Blade系も大した数はいませんが、元々いないBladeより以前から少数いた非Uのフェアデッキの数の少なさの方が目につきます。
Comboは今回はいませんがやはりANTがやや抜けていて、それに続くSnT系とRenimator系の3つは割かし安定していますかね。
これらも《相殺》ロックから解放される事で数を増やすと考えられていましたが、微増程度。対Miraclesへのサイドの枠が対Comboに入れ替わっていると言う程構築的な変化は全体的には見られないのですがね・・・。
Elvesも結構安定していますが、GrixisやD&T系の影響で小型スィーパーがどれぐらい数を増やすのか?で変化しそうです。特にBはどうやっても数は減りそうもないのでRがどれだけ数が減るのか?
Infectは個人的にはもっと数を減らすのかと考えていたのですが、実際には思ったより数がいるんですよね。小型処理も多いしフェアデッキ・面展開もそこそこの中でこの成績は一体何なのか?
こんな所です。
一月ほどが禁止改定から立っている現状ですが未だ混沌期から落ち付くのは難しいようですね。フェアデッキの多さ、Comboの予想よりも少ない勢力図を受け、個人的には小型処理が1~3枚程度75枚中で増えている印象が有り、対してカウンター量は多くないと言った印象は受けますが、それ以外はまだまだ漠然としているのが実情のようですね。
後はPWの数も当然ですが伸びていないですね。
まぁ《精神を刻む者、ジェイス》は判りますが《ヴェールのリリアナ》の数も伸びていないので、実は近年で一番PWが少ない環境かも知れません。
ここから先は個別に気になったデッキを個別に見ていきたいと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=113746
1位、Kennen Haas氏のJund Depthsです。
Jund Depthsと言ってもBGの高速DD型tRと言うのではありません。
なんと《小悪疫》型Controlです。
な、懐かしい・・・。
数年前に時折いたDepths系の形の一つでその後定着せずに消えていきましたが、そんな物が今更出て来るとは・・・。もはや以前の基本リストも殆んど覚えていませんよw
小型のフェアデッキが増えているので《小悪疫》で土地と生物を処理しつつ《壌土からの生命》も併せてマナ否定戦略を基礎としています。Poxと異なるのは多色であり《罰する火》の小型処理、DDコンボの強襲があります。つまりどちらかと言うとLandsの亜種。
探査生物がいる関係で隙も有りますがデッキ内には入っても特化型でなければ2枚程度なので、我慢の範疇かもしれませんね。小型は《罰する火》で対象可能ですし。《炎の突き》まで取ってます。
《小悪疫》《ヴェールのリリアナ》に加えて《カラスの罪》+Loamの鴉ロームも積んでいるため、対Comboでも高速系以外にはそれなりの威力を保持しています。
対フェアデッキに優れるLandsは予想に反してさっぱりな現状なわけですが、この様な黒を足して妨害力を引き出すような形の方が純粋なLands寄り合っているんですかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=113742
5位、Aaron Kasprzak氏のUB Landstillです。
Miracles亡き後の低速Controlの拠り所として構築されている《行き詰まり》デッキですが、大抵はUWかUR系、又はその3色でありUB Stillと言うのはかなり珍しいですね。《精神的つまづき》が有った頃にはBUG Stillなんてのも有りましたが。
まぁ小中型除去は《致命的な一押し》が有りますし、その他の軽量処理も取れます。
また全体除去を取ろうとするとUWでは《至高の評決》=4マナ域まで我慢しなければならない点を考えれば《毒の濁流》や、このリストには有りませんが《湿地での被災》等より軽量のものが取れますからね。
URだと《グルマグのアンコウ》《真の名の宿敵》やEldrazi群にどうしても不利が付くのでその意味で質と軽さでは黒が一番バランスが取れていますかね?
カウンターは10枚とやや多め。逆にドロー関係は《渦まく知識》のみなので結構不安定な気もします。《相殺》+《師範の占い独楽》の不在は本当に痛いですね・・・。
因みに、その《独楽》を失ったMiraclesですが、現状有志達による研究は続いています。幾つかリストが有るようですが、《渦まく知識》4《思案》4+《瞬唱の魔道士》+土地少な目のヨーロッパ型?が主なようです。
Ins速度で引くために《ヴェンディリオン三人衆》を入れたり、《対抗呪文》4枚を採用していたりなど、展開の安定性を高めつつ奇蹟札を使えるようにしているようですね。
しかしそこまでして奇蹟札に固執する程の安定した脅威となる事が出来るんでしょうかね? 正直かなり難しい気もしますね・・・。
さて、今回はここまでです。
まだまだ衝撃から立ち直れないLegacy環境。落ち着くのは何時になる事やら。
まぁ見ている方としては退屈しませんがねw
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
この文章がお役に立てば幸いです。
SCG LouisvilleにてLegacyもClaasicが今回は開催されたので早速結果を見ていきましょう。
今回の優勝はJund DepthsのKennen Haas氏です。
以下上から順に1位~16位
Jund Depths
Infect
Food Chain
Grixis Delver
UB Landstill
Belcher
BUG Delver
Grixis Delver
--------------
Maverick
Sneak Show
Elves
BUG 続唱
4c Loam
Sneak Show
Eldrazi
RB Reanimator
です。
ザ・混沌・・・。
もうむちゃくちゃやで・・・。
ClassicはOpenに比べるとメタがばらつきがちなのでメタをはかるにはそれ程向いているわけではないのですが、それを考慮しても驚くほどバラつきが有りますね。現状のTier1~1.5はGrixis Delver・ANT・SneakShow・UR系と言った感じなのですが、当て嵌まるのはUR Delver×2、SneakShow×2だけであり、前者に関してはセラピー型と《もみ消し》型で構築思想が異なると言うね・・・。
この結果だけで見ると、一気に数を増したと思われた《稲妻》≒赤がまた数を減らしている感じです。禁止改定前のUBx/UBG系の数が微増しつつあるようにも。
またU以外のフェアデッキが再び数をやや減らしていますね。Blade系も大した数はいませんが、元々いないBladeより以前から少数いた非Uのフェアデッキの数の少なさの方が目につきます。
Comboは今回はいませんがやはりANTがやや抜けていて、それに続くSnT系とRenimator系の3つは割かし安定していますかね。
これらも《相殺》ロックから解放される事で数を増やすと考えられていましたが、微増程度。対Miraclesへのサイドの枠が対Comboに入れ替わっていると言う程構築的な変化は全体的には見られないのですがね・・・。
Elvesも結構安定していますが、GrixisやD&T系の影響で小型スィーパーがどれぐらい数を増やすのか?で変化しそうです。特にBはどうやっても数は減りそうもないのでRがどれだけ数が減るのか?
Infectは個人的にはもっと数を減らすのかと考えていたのですが、実際には思ったより数がいるんですよね。小型処理も多いしフェアデッキ・面展開もそこそこの中でこの成績は一体何なのか?
こんな所です。
一月ほどが禁止改定から立っている現状ですが未だ混沌期から落ち付くのは難しいようですね。フェアデッキの多さ、Comboの予想よりも少ない勢力図を受け、個人的には小型処理が1~3枚程度75枚中で増えている印象が有り、対してカウンター量は多くないと言った印象は受けますが、それ以外はまだまだ漠然としているのが実情のようですね。
後はPWの数も当然ですが伸びていないですね。
まぁ《精神を刻む者、ジェイス》は判りますが《ヴェールのリリアナ》の数も伸びていないので、実は近年で一番PWが少ない環境かも知れません。
ここから先は個別に気になったデッキを個別に見ていきたいと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=113746
1位、Kennen Haas氏のJund Depthsです。
Jund Depthsと言ってもBGの高速DD型tRと言うのではありません。
なんと《小悪疫》型Controlです。
な、懐かしい・・・。
数年前に時折いたDepths系の形の一つでその後定着せずに消えていきましたが、そんな物が今更出て来るとは・・・。もはや以前の基本リストも殆んど覚えていませんよw
小型のフェアデッキが増えているので《小悪疫》で土地と生物を処理しつつ《壌土からの生命》も併せてマナ否定戦略を基礎としています。Poxと異なるのは多色であり《罰する火》の小型処理、DDコンボの強襲があります。つまりどちらかと言うとLandsの亜種。
探査生物がいる関係で隙も有りますがデッキ内には入っても特化型でなければ2枚程度なので、我慢の範疇かもしれませんね。小型は《罰する火》で対象可能ですし。《炎の突き》まで取ってます。
《小悪疫》《ヴェールのリリアナ》に加えて《カラスの罪》+Loamの鴉ロームも積んでいるため、対Comboでも高速系以外にはそれなりの威力を保持しています。
対フェアデッキに優れるLandsは予想に反してさっぱりな現状なわけですが、この様な黒を足して妨害力を引き出すような形の方が純粋なLands寄り合っているんですかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=113742
5位、Aaron Kasprzak氏のUB Landstillです。
Miracles亡き後の低速Controlの拠り所として構築されている《行き詰まり》デッキですが、大抵はUWかUR系、又はその3色でありUB Stillと言うのはかなり珍しいですね。《精神的つまづき》が有った頃にはBUG Stillなんてのも有りましたが。
まぁ小中型除去は《致命的な一押し》が有りますし、その他の軽量処理も取れます。
また全体除去を取ろうとするとUWでは《至高の評決》=4マナ域まで我慢しなければならない点を考えれば《毒の濁流》や、このリストには有りませんが《湿地での被災》等より軽量のものが取れますからね。
URだと《グルマグのアンコウ》《真の名の宿敵》やEldrazi群にどうしても不利が付くのでその意味で質と軽さでは黒が一番バランスが取れていますかね?
カウンターは10枚とやや多め。逆にドロー関係は《渦まく知識》のみなので結構不安定な気もします。《相殺》+《師範の占い独楽》の不在は本当に痛いですね・・・。
因みに、その《独楽》を失ったMiraclesですが、現状有志達による研究は続いています。幾つかリストが有るようですが、《渦まく知識》4《思案》4+《瞬唱の魔道士》+土地少な目のヨーロッパ型?が主なようです。
Ins速度で引くために《ヴェンディリオン三人衆》を入れたり、《対抗呪文》4枚を採用していたりなど、展開の安定性を高めつつ奇蹟札を使えるようにしているようですね。
しかしそこまでして奇蹟札に固執する程の安定した脅威となる事が出来るんでしょうかね? 正直かなり難しい気もしますね・・・。
さて、今回はここまでです。
まだまだ衝撃から立ち直れないLegacy環境。落ち着くのは何時になる事やら。
まぁ見ている方としては退屈しませんがねw
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
この文章がお役に立てば幸いです。
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