M19)新カード雑感1。新ボーラス様について
2018年6月19日 新カード紹介
サッカー勝ちましたね!正直1ミリも期待してなかった。数的優位になっても良くてドローだと思ってましたよすいません。
皆さん、こんばんは。しもべです。
先週から色々漏れ出していたM19ですが公式スポイラーが出るのが今週からだったので待ってました。そして恐らくボーラス様からだろうと思ったら違ったので肩すかし・・・。
と言う事で今回は5種類目の《ボーラス》についてです。長くなったので注意。
・《破滅の龍、ニコル・ボーラス/覚醒の龍、ニコル・ボーラス》
:Mオリジンにて出たPW変身型生物です。そして初の多色版。
表側の生物スペックは4マナ4/4飛行+Cipの1ディスカードさせる。3色且つ伝説などやや制限が有り構築級最有力とするには今一歩なのですが、十分構築級です。
PWの性能はまず、7マナで変身。初期忠誠度は「7」。
[+2]は《空民の助言》≒3マナ相当で複数アドバンテージ。
[-3]は生物/PW用大型火力。数字だけ見ると5マナ相当レベルでほぼ確定除去なのですが、環境的に各種の「機体」「神」、《再燃するフェニックス》《殺戮の暴君》《原初の飢え、ガルタ》等対処できないものも多く消費量に対する信頼性にやや欠ける印象です。
[-4]は相手にも使える生物/PWのリアニ。5マナ相当で、自身のそれや妨害挙動の延長戦として使っていけます。アド札を釣ればアドアドしい。ただこれも消耗が大きく、且つ初期忠誠度では3点火力で落ちてしまうのも注意点。
[-12]は山札を1枚を残して吹き飛ばす奥義。ほぼ勝ち確な能力ではあるものの、必要量の割に勝利までやや間が有り、且つ[+2]を連打してもなお遠い点は気に掛かります。+で盤面に干渉できないのも遠さに拍車が掛かる。
青のドロー、赤の火力、黒の釣り、共通の山札破壊と其々の色で纏っており、多様な方向性の能力を持っています。
Cipでハンドアド、7マナ分で変身と考えると《巨森の予見者、ニッサ》を思わせますね。
強みは色々あります。
行動選択肢が多いので幅広い挙動で状況を優位に進めやすい事。その上どれも1つ当りの効果量も大きめ。特に[+2]を連打していれば膨大な手札と疑似的なライフとを稼げるわけでかなり凶悪。
除去耐性は微妙なのですが、生物なので回収が楽であり、且つ自身の[-4]で墓地から予備を釣っておけるのも良い。《ニッサ》等と異なり任意変身の強みですね。
お陰で変身しても問題ない時まで待つ戦法ができます。
生物として見た場合は素のスペックもそこそこながら、後半戦以降の土地余りの状況に強いのも良い所ですね。しっかり回収できる構築にしておけば除去の激しい消耗戦はお得意様です。
弱み・欠点は色々あります。
先ず性能的にBeatdownでもControlでも真価を発揮できずMidrangeが主戦場で採用・構築の幅が小さい点。
次に重たい挙動の割に1枚/1度で劇的な効果を齎さず、捲くるにも耐えるにも適さない。
複数枚分の盤面のアドを取れないので押し込まれている際には頼りない。同じ様に忠誠度を増やしながら盤面に触れないので見た目よりも脆い。《太陽の勇者、エルズペス》《炎呼び、チャンドラ》《精霊龍ウギン》《秘宝探究者、ヴラスカ》の様にはいかず。
最後に重たい割に、勝ち手段が曖昧であり、正直そのまま生き残っている状態ならば4/4飛行でクロックした方が勝ちが早いかもしれない? 変身するとクロック手段がないので。それならばわざわざこんな札でなくとも除去耐性持ちので《再燃するフェニックス》でいいのではないか?と言う様な所ですね・・・。
表と裏でカードの方向性が異なっていて、PWの能力も纏まりがない。一つ一つは派手なんですがどうにもチグハグで隙が多いカード。
総合してもマウントを取る様な拘束力はなく、奥義までも遠く、一方的な行動をとり辛い。
ネタとしては《破壊の刻》《チャンドラの敗北》《リリアナの敗北》全てに引っかかります・・・。
無理に隙を埋めようとせずとも適当に使えそうな札を組んでおけば十分強そうなデッキになりそうではあるんですがw パワー札の束を[+2]で引き込み続けるだけでもそれなり。
Midrangeでアド生物として使用して、グダってマナが伸びた後半~終盤のような場合でも用途の有る中速札ぐらいに割り切るのが一番いいのかもしれません。
方向性の散らばりは上で書いた通り選択肢の多さでもあるので、其れこそ丸い中速デッキ向きとも言えます。Junk的に雑に使うべし。
運用に必要な要素は生物回収・面処理・マナの確保になるはず。中速以下なら《宝物の地図/宝物の入り江》や《反逆の先導者、チャンドラ》なんかでしょうが、1マナスペルの選択肢も多い環境なのでマナファクトでも機能します。
しかし現状Grixisの遅めのデッキはありません。新しく作っていけるほどのパワーカードでしょうかね?
↓環境では4マナの性能としてはかなり苦しいですが、趣味枠なら十分使用可能。
部族ランドで《精霊龍のるつぼ》《精霊龍の安息地》が使えます。回収手段は色々ありますが、Midrange的に組むのなら、個人的には《隆盛+下落》が一番ですかね?《下落》でハンデス+Beat戦略を取れますし、《隆盛》で回収/再利用ができますので性質に良くマッチしてます。他には《コラガンの命令》や《ビルタズの妙技》《最後の望み、リリアナ》など。
マナランプ系としてはマナファクトなら《連合の秘宝》で十分機能する筈。Modernですら1マナ域が充実してきていますからね。
個人的に使っているNicfitに強引にぶち込む事はできます。
4~5cにして《白日の下に》を使えば直接キャスト出来ますしね。白持たせるのなら《カラカス》もありますし。7マナは《出産の殻》型ではなく基本の《老練の探検家》型ならわりに容易に出せるので。
《繰り返す悪夢》で《探検家》+《ボーラス》をグルグルさせて土地を伸ばしながら相手のハンドを削った上で降臨させるとか普通に強そうですよね。まぁ《悪夢》でグルグルさせるなら殆どなんでも強いんですけどねw
正直生物で使える事や汎用的な能力など丸くて今一つラストボス的な威厳や禍々しさが足りない気がします。もっと酷薄な笑顔が欲しい。個人的には《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》の様な一本気なデザインが良かったなあ~と。
取り敢えずFoil欲しい。
皆さん、こんばんは。しもべです。
先週から色々漏れ出していたM19ですが公式スポイラーが出るのが今週からだったので待ってました。そして恐らくボーラス様からだろうと思ったら違ったので肩すかし・・・。
と言う事で今回は5種類目の《ボーラス》についてです。長くなったので注意。
・《破滅の龍、ニコル・ボーラス/覚醒の龍、ニコル・ボーラス》
:Mオリジンにて出たPW変身型生物です。そして初の多色版。
表側の生物スペックは4マナ4/4飛行+Cipの1ディスカードさせる。3色且つ伝説などやや制限が有り構築級最有力とするには今一歩なのですが、十分構築級です。
PWの性能はまず、7マナで変身。初期忠誠度は「7」。
[+2]は《空民の助言》≒3マナ相当で複数アドバンテージ。
[-3]は生物/PW用大型火力。数字だけ見ると5マナ相当レベルでほぼ確定除去なのですが、環境的に各種の「機体」「神」、《再燃するフェニックス》《殺戮の暴君》《原初の飢え、ガルタ》等対処できないものも多く消費量に対する信頼性にやや欠ける印象です。
[-4]は相手にも使える生物/PWのリアニ。5マナ相当で、自身のそれや妨害挙動の延長戦として使っていけます。アド札を釣ればアドアドしい。ただこれも消耗が大きく、且つ初期忠誠度では3点火力で落ちてしまうのも注意点。
[-12]は山札を1枚を残して吹き飛ばす奥義。ほぼ勝ち確な能力ではあるものの、必要量の割に勝利までやや間が有り、且つ[+2]を連打してもなお遠い点は気に掛かります。+で盤面に干渉できないのも遠さに拍車が掛かる。
青のドロー、赤の火力、黒の釣り、共通の山札破壊と其々の色で纏っており、多様な方向性の能力を持っています。
Cipでハンドアド、7マナ分で変身と考えると《巨森の予見者、ニッサ》を思わせますね。
強みは色々あります。
行動選択肢が多いので幅広い挙動で状況を優位に進めやすい事。その上どれも1つ当りの効果量も大きめ。特に[+2]を連打していれば膨大な手札と疑似的なライフとを稼げるわけでかなり凶悪。
除去耐性は微妙なのですが、生物なので回収が楽であり、且つ自身の[-4]で墓地から予備を釣っておけるのも良い。《ニッサ》等と異なり任意変身の強みですね。
お陰で変身しても問題ない時まで待つ戦法ができます。
生物として見た場合は素のスペックもそこそこながら、後半戦以降の土地余りの状況に強いのも良い所ですね。しっかり回収できる構築にしておけば除去の激しい消耗戦はお得意様です。
弱み・欠点は色々あります。
先ず性能的にBeatdownでもControlでも真価を発揮できずMidrangeが主戦場で採用・構築の幅が小さい点。
次に重たい挙動の割に1枚/1度で劇的な効果を齎さず、捲くるにも耐えるにも適さない。
複数枚分の盤面のアドを取れないので押し込まれている際には頼りない。同じ様に忠誠度を増やしながら盤面に触れないので見た目よりも脆い。《太陽の勇者、エルズペス》《炎呼び、チャンドラ》《精霊龍ウギン》《秘宝探究者、ヴラスカ》の様にはいかず。
最後に重たい割に、勝ち手段が曖昧であり、正直そのまま生き残っている状態ならば4/4飛行でクロックした方が勝ちが早いかもしれない? 変身するとクロック手段がないので。それならばわざわざこんな札でなくとも除去耐性持ちので《再燃するフェニックス》でいいのではないか?と言う様な所ですね・・・。
表と裏でカードの方向性が異なっていて、PWの能力も纏まりがない。一つ一つは派手なんですがどうにもチグハグで隙が多いカード。
総合してもマウントを取る様な拘束力はなく、奥義までも遠く、一方的な行動をとり辛い。
ネタとしては《破壊の刻》《チャンドラの敗北》《リリアナの敗北》全てに引っかかります・・・。
無理に隙を埋めようとせずとも適当に使えそうな札を組んでおけば十分強そうなデッキになりそうではあるんですがw パワー札の束を[+2]で引き込み続けるだけでもそれなり。
Midrangeでアド生物として使用して、グダってマナが伸びた後半~終盤のような場合でも用途の有る中速札ぐらいに割り切るのが一番いいのかもしれません。
方向性の散らばりは上で書いた通り選択肢の多さでもあるので、其れこそ丸い中速デッキ向きとも言えます。Junk的に雑に使うべし。
運用に必要な要素は生物回収・面処理・マナの確保になるはず。中速以下なら《宝物の地図/宝物の入り江》や《反逆の先導者、チャンドラ》なんかでしょうが、1マナスペルの選択肢も多い環境なのでマナファクトでも機能します。
しかし現状Grixisの遅めのデッキはありません。新しく作っていけるほどのパワーカードでしょうかね?
↓環境では4マナの性能としてはかなり苦しいですが、趣味枠なら十分使用可能。
部族ランドで《精霊龍のるつぼ》《精霊龍の安息地》が使えます。回収手段は色々ありますが、Midrange的に組むのなら、個人的には《隆盛+下落》が一番ですかね?《下落》でハンデス+Beat戦略を取れますし、《隆盛》で回収/再利用ができますので性質に良くマッチしてます。他には《コラガンの命令》や《ビルタズの妙技》《最後の望み、リリアナ》など。
マナランプ系としてはマナファクトなら《連合の秘宝》で十分機能する筈。Modernですら1マナ域が充実してきていますからね。
個人的に使っているNicfitに強引にぶち込む事はできます。
4~5cにして《白日の下に》を使えば直接キャスト出来ますしね。白持たせるのなら《カラカス》もありますし。7マナは《出産の殻》型ではなく基本の《老練の探検家》型ならわりに容易に出せるので。
《繰り返す悪夢》で《探検家》+《ボーラス》をグルグルさせて土地を伸ばしながら相手のハンドを削った上で降臨させるとか普通に強そうですよね。まぁ《悪夢》でグルグルさせるなら殆どなんでも強いんですけどねw
正直生物で使える事や汎用的な能力など丸くて今一つラストボス的な威厳や禍々しさが足りない気がします。もっと酷薄な笑顔が欲しい。個人的には《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》の様な一本気なデザインが良かったなあ~と。
取り敢えずFoil欲しい。
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