M19）新カード雑感８ 赤の札2

皆さん、こんにちは。しもべです。


　完全に旬を逃し終えていますが、半分を超えているので何とか終わらせようと思う所存・・・。
赤の続きです。

・《ドスン》
：Socになり1マナ軽くなった《投げ飛ばし》。除去にスタックして～の使い方は出来なくなりましたが合わせ技にする場合は軽さも生きるかもしれません。例えば《反逆の行動》系と合わせるのなら軽い方が良い。


・《ヴィーアシーノの紅蓮術師》
:《溶滓のへリオン》の下位種でSligh向けのコストに収まっているので非常に使い易い。特にWizardデッキには数少ないWeenie向けの生物なので大歓迎でしょう。《ギトゥの修士魔道士》は繋げるには少々力不足ですかね？


・《斉射の古参兵》
：《宝石の手の焼却者》のサイクリング誘発能力内臓ゴブリン。通常火炎舌ゴブリン。
《ゴブリンの扇動者》から繋げれば生物3点火力と十分。間に《ゴブリンの鎖回し》が入ればスィーパー処理も可能と中々な対生物用Beatdownになります。
↓環境的には重さや色拘束を考慮すれば《モグ捕り人/Moggcatcher》デッキに入れる事は出来る筈。其れこそギャンコマの後に出す事もできるし。


・《高山の月》
：軽くなった代わりに効果が劣化した《塩まき》のようなもの。
マナ能力は最低限残ってしまうもののそれでも特定の効果は潰せる。対TronやScapeshiftにも一応役立つ。軽いので序盤から色事故を起こさせる事ができ、自分には影響がないのは強みのはず。と言うか多色環境では1枚土地がつぶれるだけでもかなり鬱陶しいのは《広がりゆく海》でも経験済みですし、《血染めの太陽》等も併用したPonza札になりませんかね？
　因みに《暗黒の深部》に使った後退かす事でDDコンボになる。
まぁ赤でEncを退かすのは手間なのでそれ程の手段を取る価値が有るのか？と言えばないだろうが・・・。


・《闇住まいの神託者》
：生物生け贄で衝動的ドローができる驚異の2マナ2/2のゴブリン。死にゆく生物を食べることで無駄なくアドバンテージを狙えます。
　ただタイミングや構築が難しめ。
相手のターンに除去や戦闘で死亡する場合には当然Ins挙動の札以外は意味がない。生物数が多めでないと機能しないし、且つ軽めでなければ追放されしまうリスクも・・・。

　しかし何にせよ使える能力である事に違いはない。
生物を墓地に落せるのでまずは《来世への門》のカウントに使えます。意識せずともSlgihなら軽量の生物/Insも程よく入っているはず。Goblinsを組めるのならば《ゴブリンの戦長》のメダリオンも活かせるようになる。
全く関係ない構築ならば《秘密の備蓄品》に入れることでどんどん衝動的ドローができるようになります。ついでに占術もできるので衝動的ドローの安定性が段違いになる。

　↓環境では流石にGoblinsでは難しいかも。
軽いデッキではないし《ゴブリンの従僕》や《霊気の薬瓶》を経由して出していくデッキなので無理が有る。逆にそれらで展開はある程度できているので、土地マナ分をこちらに回す事はできていると言えるかもしれませんが・・・。
　またマイナー部族デッキの「Shaman」でも有効な選択肢になるかもしれない。そもそもが絶対数が不足している部族なので。それに全体的に小型であるし《炎族の先触れ》等も有るので相応に使い易い筈。
ということで、結構可能性の感じる札です。


・《放逐紅蓮術師》
：2マナ2/2で1マナでルーター、3マナ+生贄で《炎の斬りつけ》を起こせるシステム生物。
マナは掛かるとはいえ攻防に干渉、潤滑油、除去と多様な使い方ができ中々汎用性の高い小粒な生物だと思います。
一応赤信心でも使えそうですが、どうでしょうね？やや悠長な気もしますが汎用性や性能の方向性は間違いない。ウィザードデッキでも使えなくもない。

　それよりも下環境の方が良いでしょう。
除去は厳しいとはいえ赤のルータ生物の中では良質。マナは掛かるし交換量は少ないのでComboには向いていませんがマッドネスやFb持ちのデッキでは良い働きをします。Legacyの赤茶のデッキでも普通に検討できる良質な性能である。こちらの場合は除去耐性を補ったり不要牌を交換したりとよくデッキに合っています。もちろんBeatdown向きではないので《罠の橋》を使うControl系向きの性能ではあります。


・《ゴブリンの損壊名手》
：久々のゴブリンのロード。4マナ3/3+ロード能力+ゴブリンを生け贄にAtfを破壊する。FTを見るに意図的に破壊しているらしい知性を感じるゴブリン。
数を用意出来ればかなり優秀ではありますがStdでそれは何処まで期待出来るのか？ まあ《ゴブリンの煽動者》がいるのでこれからに期待。

　↓環境では《タクタクの潰し屋》や《ブリキ通りの悪党》もいますがどうなんでしょうね？
Atfを使わない相手にはロード能力分こちらが強いんですが、Atfを使ってくるのならCipの2種の方が良い。しかしAtf特化のデッキなら複数体破壊できる点も活きる。
まあ数を用意できる前提ならこれが良いですかね？メインで腐らないので。 数が用意できるのなら1回のアドなんて雀の涙の差に収まるでしょうし・・・。


・《力の頂点》
：時折現れる赤の多量衝動的ドロー札。
10マナSocでTop7枚衝動的ドロー+手札から唱えた場合に付き10マナ手に入るフリースペル化。どうにもデザイン的に美しくない。10か7で統一して欲しい。
まぁネタ枠。

　↓環境ではLegacyの赤単Stormで使えなくもないのですが、ぶっちゃけこれなら《ハゾレトの終わりなき怒り》の方が遥かに使い易い。見る枚数は半分近くですがどうせ10マナでは7枚もキャスト出来ませんしね。それに《衝動的な行動》《炎の中の過去》等で手札以外からキャストする事も少なくないのでそうするとただの重い衝動的ドロー札にしかならない。


・《触媒の精霊》
：《にやにや笑いのイグナス》の亜種。Bigmanaプラン、ドラゴン、赤系の《王神の贈り物》等で使われる余地は有りますね。


・《ゴブリンの扇動者》
：《モグの戦争司令官》の下位種ですが効率が良い事に変わりないので各種赤系で相応に使われると思われます。《ドラゴンの餌》《クレンコの命令》と異なり生物なのでそちらの方面でもシナジーは組めるはず。実際2マナ以下の生物を釣る札はStdでもたくさんありますしね。