M19)新カード雑感11 残りの札
M19)新カード雑感11 残りの札
M19)新カード雑感11 残りの札
皆さん、こんばんは。しもべです。


 完全に旬が過ぎ去っていますが今日で残り全てを吐き出しますぜ。
M19の残り。

・《策略の龍、アルカデス》
:全国の「壁」ファン感涙のニューカマー。
基本スペックもどっしり構えた航空戦力で《栄光をもたらすもの》や《再燃するフェニックス》等を受け止めつつクロックを掛ける事ができるのは偉い。

 ただStdでは正直質の高い壁が殆どいないので実用性は低いと思われます。
まあわざわざこんな専門的な札をこのタイミングで出した事や、多数の壁を輩出していたRtRと同じ世界観のラヴニカ系のブロックに繋がると考えれば先に期待するのも良いかも知れませんね。

 主戦場はあくまでカードプールの広い↓環境。
実際ファンデッキで「防衛/壁」デッキが有るぐらいですからそれらにそのまま組み込めますね。
下の壁デッキの勝ち筋は幾つか有りますが《草茂る胸壁》《斧折りの守護者》からのXスペル、《門衛》《彼方の神、クルフィックス》によるLO、《ドラン》+《突撃陣形》からの全体パンプによるBeatdownなどが主ですかね。なのでこれと同じ様に多様な勝ち手段を入れてみるのも良いかも知れません。
  相性がいい壁としては《花の壁》《前兆の壁》《オジュタイの語り部》《木彫りの女人像》のキャントリップ軍団、《根の壁》《森の女人像》《草茂る胸壁》《斧折りの守護者》《煌めく障壁》のマナサポ壁、その他では《否定の壁》《Shield Sphere》《復興の壁》《境界線の隊長》等も優秀で、それらの水増しに《幻影の像》も使えます。《否定の壁》は組み合わせると脅威の性能ながら本体が3マナと重めなので、個人的には《Shield Sphere》で0マナ6/6になる方がうれしいです。

 しかし問題点も多々あります。
本体がデッキの鍵となるシステム生物ですが、重たいし除去耐性もCipアドも単独では持っていない。戦略上で見ても、防衛生物を固めるのは良い、ですが攻め手は非常に遅い。あくまで「それらを揃えた後にキーカードに繋げる」以外に勝ち筋を持たない点は憂鬱な部分で、キーを引かないと攻める事ができないし、相手が事故っている間に攻め込むと言う事もできない。
徹底したBeatdown系の部族「防衛」構築は向いているとは言い難く、なので本当に組む場合はFaerieやSpirit程ではなくとも妨害要素を相応に取る必要が有ると思われます。


・《変遷の龍、クロミニウム》
:《真珠湖の古きもの》系のてんこ盛り青フィニッシャー。《原初の潮流、ネザール》と比べるとアドバンテージの確保はし辛くなりましたが除去回避のコストが遥かに軽い。瞬速・飛行も持っておりフィニッシャーとしての完成度は上がっています。
しかしそれでも穴は普通に有りますし、7マナ掛けて戦闘しか熟せない生物をフィニッシャーに添えるべきか?と。別にヘビーコントロールで《副陽の接近》とかPWとかでも良いですし、生物にするにしても《奔流の機械巨人》で良いです。


・《サテュロスの結界師》
:よく判らないがなぜか出てきたエンチャントレス式非エンチャントレス。しかも3マナ多色の癖に別に性能が高い訳でもないと言う不思議・・・。
Stdでは《カルトーシュ》+《試練》のお陰で複数回のEncキャスト機会を確保する事もできるので、そんな感じでデッキを組むのも良いかも。


・《英雄的援軍》
:Socになった《炎の血族の盲信者》のようなもの。当然復活生物コンボには使えませんが、素のスペックだけで考えてもアドバンテージ且つ4打点以上を提供できるので十分強い。
面展開札と併せる事でより真価を発揮しますが《ベナリア史》でも十分です。またこれ1枚で《胆力の道/制覇の塔、メッツァーリ》の変身条件を満たす事ができるのも良いトコロ。


・《冒涜された墓所》
:自分の墓地の生物が墓地から離れる度に1/1飛行の蝙蝠トークンと出す置物。
通常だと墓地対策などへのリスク軽減手段ですが、Eternalだと蘇生させたり、回収したりと何かとやれる事が多い。
《拷問生活》+《ゴルガリの茶鱗》でPauper宜しくしたり。《ゴブリンの太守スクイー》もいいですね。
他にも《墓所這い》×2+《ファイレクシアの供犠台》だったり《マイアの回収者》×2+《クラーク族の鉄工所》だったりと無限グルグルが有りますが、そこまでせずとも「Zombardment」で《ゴブリンの砲撃》+《墓所這い》+αの組で(B)に付き2点分を飛ばせるようになったり。もっと言うなら《恐血鬼》でも十分ですしね。
追放限定ならば《死体結い》や《漁る軟泥》ならば1枚ずつ生物を追放できる。
色々と遊べる札ですね。

 《屑鉄のたかり屋》や《イチョリッド》等の追放しながら復活するタイプは一度の復活で2度の誘発ができるのが便利。
特に《たかり屋》は素のコスト自体も軽くマナカーブにも合っている。Stdだと他にも《墓地の司令官》《菌類の勢力範囲》等も。《司令官》《たかり屋》+《墓所》だけでも中速のデッキが組めそう。ついでに墓地を肥やせる存在として探検組や《縫い師への供給者》も入れておくとデッキもまわり易い筈。一応普及や永遠も有りますが流石に難しいか。


・《空中走査器》
:《巡礼者の目》の亜種でCipの《地勢》がキャントリップになったもの。一長一短だが茶系の構築では1チャンスあるかもしれない。


・《金剛牝馬》
:《プリズムの指輪》内蔵Atf生物。《王神の信者》を考えるともう一声欲しい所ですが、これまで白だとマナの掛る《薬剤師の信徒》しかチャーム内臓軽量生物はいなかったのでマシな方です。
やはりSisters的に《アジャニの群れ仲間》と併用したいところですが、《魂の管理人》と異なりマナ域が被るので並びが悪い。
その上ETBではなくキャストなので《牝馬》→《群れ仲間》では強化できないのも欠点。マナ域は離れていますがシンプルに《冠毛の陽馬》との相性が最高なのでしっかり使いたいですね。
 また《霊気貯蔵器》と合わせて使う事もできるかもしれない札ですね。
《報酬獲得》等も有るので白系の軽量札連打から50点をぶちかましたい。


・《安全の護符》
:新たなStorm対策? こちら本体が対象に取られる呪文や能力に不確定カウンター(1)課税を行う。また生物トークンを減衰できる。
Storm対策としては本来のフィニッシャー群(《苦悶の触手》《ぶどう弾》《思考の停止》等)だけでなく、《巣穴からの総出》《若き紅蓮術師》等にも対応出来る幅広い対策札。
同時に劇的な効果が有る訳ではないですがハンデスや火力等にも嫌がらせができ、シンプルにトークンを使うデッキや∞トークンコンボにも対処出来る幅広さが売り。《幽体の行列》《未練ある魂/LgS》《若き紅蓮術士》etc

 Storm対策としては先のDOMにて出た《減衰球》が有りますが其方とはまた別の方向性。2マナ土地などを使うStompy系やMUD、Tron、Postには採用出来る逸材、その他のデッキでは構築と環境次第。

 個人的にはJunk系はLgSを使う場合も有り、重めなこちらと軽めの相手との手数の差となる事も少なくないのでデッキ的には《減衰球》の方が有っている。フィニッシュ以外の部分にもマナ拘束を仕掛けるので常時動きづらくできる点でも《減衰球》は優れています。《護符t》では最後の挙動以外には対策として働きにくいので置物対策などをきっちり揃えて万全の状態から動かれては弱い。デッキ的にTronの様なBigmanaにも微妙。ただまぁScapeshiftにも弱いのでこちらも決して悪くはないですが。

 ついでに自分から相手のトークンを与えていく形のデメリット持ちを緩和できますね。《狩り立てられた幻》や《狩り立てられたトロール》《Varchild’s War-Riders》《安楽死》等々。MGFで《集団疾病》《血の芸術家》等と合わせたComboBeatデッキが有ったのですがその関係でも使っていけますね。

 しかし最近は《トレストの使者、レオヴォルド》等も有り対象を取る形に厳しい世の中だ・・・。


・《隕石ゴーレム》
:《イシュ・サーの背骨》が生物化した感じですね。土地を破壊できなくなり自力回収能力も無くなりましたが、単体ではクロックになりますし基本的には使い易くなっています。生物なので使い回しや踏み倒しもしやすい。
ただそのまま自力回収を使うコンボなども有るので一長一短ですね。
競合枠に《映し身人形》とかも有りますが、こちらの方が受けは広いです。


・《ドラゴンの財宝》
:やっと来たドラゴンシナジーのあるマナファクト。
ドラゴン一体の着地に付ほぼ1ドローと中々に質も高め。その引き増しが次のドラゴンを狙う事にも繋がる。
除去もされないし並べる事もでき、正直不安定な《サルカン》よりもこちらの方が余程使い易いのですが・・・。《ボーラス》の起動にも使えますし、当然日ドラゴン札のキャストにも使用可。次のターンに土地を置ければ《強迫》や《呪文貫き》《払拭》等を合わせながらキャスト出来るわけですし。
まあ普通に一手早く《栄光をもたらすもの》に繋げるのが一番強そうですけどね。


・《異形化するワンド》
:時折現れる生物を他の生物に変換する魔法使いの杖。
今回は基本最大3回起動で生物を破壊し2/4の雄牛トークンに。明確な除去ではなく減衰系ですが小型化だけでも相応に役には立ちます。《安全の護符》と合わせれば更に矮小化可能。Soc挙動の上に破壊なので環境柄今一つ効果の信頼性が不足していますが、それでも悪くはない。
またこの手の札の常として自分の生物に撃ち込む事も可能です。システム生物やアド生物を戦力化したり、「破壊不能」持ちに撃ち込んで単純にトークンだけを手に入れたり。また《選定された行進》が有ればトークンを倍加できるので益々多数のアドを引き出す事も可能になります。
 ↓環境でもAtfで複数回の生物妨害札と考えると中々のものです。《鋸刃の矢》とは競合しますが、茶系では当然戦力でしょうし、《戦利品の魔道士》からサーチしての運用も良い。
 多面的な使い方ができる素敵なAtfで遊び甲斐が有ると思います。
その代わり一面のみを切り取っても大したことはないので巧く活用したいですね。




こんな所です。

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