ネタバレ有)ダーリンインザフランキスの感想
ネタバレ有)ダーリンインザフランキスの感想
ネタバレ有)ダーリンインザフランキスの感想
 20話から第三勢力が表れて唐突過ぎてビックリ超展開に置いてけぼり・・・。
ただ序盤から言われていましたがAPEが味方なんてありえないし叫竜側に付くのか?と言われても今一つしっくりこないので、明確な別途勢力によるちゃぶ台返しと言うのは悪くはないと思いました。

 それでもAPEの洗脳支配体制と言葉の通じない叫竜と言う全方位的の雁字搦めの状況からどうやって光を見出すのか?を期待してた、自分たちの意志を持ったことによるAPEへの反逆はどうなされるのか?と言う展開を期待していたので、ちゃぶ台返しでスカされた感が半端ないのも否めない・・・。


 ロボット成分はほぼオマケで人間関係の部分が物語の主要部分なのに、その交流や感情の推移の表現が雑で結構感情移入できない事が多かった。
これまで周りを騙して好き勝手やっていたゼロツーをヒロや周りが一瞬で許してしまうのはどうなのさ?
回跨ぎでスルーしないで、ここら辺の和解とそこからナカヨシになるまでの最初の一歩くらいの微妙な関係の時のお話を1~2話使って入れて欲しかった。急に仲良くなり過ぎてえ?ってなるんですよね。ヒロは兎も角他の13部隊の面子はそこまでゼロツーと交流が有ったわけでもないのに。ゼロツーだってヒロ以外はどうでも良いように扱っていたのに和解できたとしても感情を向けられる相手になるかどうかと言うとまた別ですよね・・・。同じく9’sもパパ至上主義で13部隊に多大な迷惑をかけてきたのにいきなりの転身と和解・共闘。そして即退場。散々もったいぶってたのに、扱いが雑すぎる。
ここら辺の人間模様の展開を省きすぎている気がしました。其れこそロボット要素に尺を使ってなければできたのかもしれませんけどね・・・。総集編の枠1つ潰して25話構成にすればそこら辺の話もできたと思うのに。
もちろんヒロとゼロツーの二人の物語自体はとてもいいんですがね~。特に4話、6話、13話などの出来は素晴らしかったと今でも思います。

 ヒロは最初から最後まで本当に一方通行で自分の事以外に興味の零で他人なんか知った事じゃないキャラでしたね・・・。なまじ能力が有るし表面上は穏やかで頼りになる様に見えるから頼られてるけど、本来は一番リーダーや支柱になってはいけないキャラ。チームメンバーどころかナオミやゼロツーの様なパートナーでさえも自分本位でしか見てなくて常に自分自分だもの。22話のゴローが言ったセリフにほぼすべて詰まってる。周りの事はほぼ結果論でなるようになるだけだし。まあ年齢考えれば別におかしくはないんだけど。


 しかしダイバスターてきな真アパスはウェデイングドレスみたいで綺麗ではあった。
正しくゼロツーとヒロが一緒にいると言う誓いを形にしたものだし、女の子の普遍的な夢を体現化した物でもあるので。



 最終話まで見終わった感想としては使い古されたテーマを外連味を持たせながらも前に前に押し出した王道作品だった。
ボーイミーツガールやグループ内の変化不和確執からの成長と結束。恋と愛。青年から大人へ。自立。本当に大切なものはなんなのか。こういった事柄を1話から順に描いて言った感じですね。一話で感じた部分を最後まで貫いていたわけです。
なので変わった表現とか奇を衒う部分は有れど本質は見慣れた物でした。

 とは言え見れば見る程ロボ要素いる?という感想に。
正直、戦闘も敵側に魅力がなく、戦隊モノとしてもストレリチアが突出し過ぎていて成立がほとんどしていない。味方の立ち回りは激しくとも、味方-敵の立ち合いとして面白かったと言える戦闘シーンは皆無。途中からはストレリチアが覚醒から突っ込むだけの戦闘展開。既述したように、人間模様に関しても尺の不足が感じられて、そして数少ないロボ要素は魅力が薄い。普通に青春物としてロボ要素を排して作っては駄目だったのかな?と。まあそうすると客寄せ要素がなさ過ぎて企画が立たないのかもしれません。
それに何だかんだと覚醒シーンはいつも熱い。ガイナ立ちも良し。
引き込まれた作話も有り、秀作とは思いませんが、見てきて相応に面白かったと思います。

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