GRN)ラヴニカのギルドの新札雑感 その壱
GRN)ラヴニカのギルドの新札雑感 その壱
GRN)ラヴニカのギルドの新札雑感 その壱
皆さん、こんばんは。しもべです。


 夏が明け始めたのか知りませんがここ最近はだいぶ過ごしやすくなりましたね。ようやっとですよ。まぁ長い時は10月の真ん中ぐらいまで暑いのでまだまだ油断は禁物。

 さて、先日から新セット「ラヴニカのギルド」の公式プレビューも始まっています。という事でいつも通り気になった札について感想を書き出したいと思っています。

まずは各種キーワード能力について
・召集;セレズニア
:いつも通り。

・教導/Mentor;ボロス
:攻撃参加時に自分以下のパワーの生物のアタッカーに+カウンターを乗せる事ができる。
生物が2体必要かつ両方共が攻撃参加しなければならない、効果は小さめと正直微妙。《歩行バリスタ》やら《巻きつき蛇》やら相性が良い物が一気に落ちてしまう世の無常・・・。

・諜報/Surveil;ディミーア
:占術の亜種で見た札を底ではなく墓地に落せる。大抵はこちらの方が強いので何かシナジーを稼ぎたい。取り敢えず《アズカンタの探索》と一緒に。と言うかゴルガリの宿根と合せるべきですかね?

・再活/Jump-Sart;イゼット
:手札1枚+CMCの支払い+追放で墓地からキャストできる。「回顧」と「フラッシュバック」を足して二で割った様な効果。
今のところ一番可能性を感じます。アドバンテージは稼げない代わりに手札の無駄牌を有効牌に換えるので手札の質の向上系とも言えます。回顧の様に何度でも~とはいきませんが捨て札は何でも良いので共鳴者としてのシナジーは稼げますし、捨て札の確保から墓地肥やしまでこなせる発掘系との相性も抜群。《騒乱の歓楽者》や探査とも相性良し。
《死者の秘密》や《燃え立つ復讐》等墓地から~系の札が有ると尚良し。そもそも再活札を再活札で捨てた後に別の不要牌を捨てて再活~とかできるので掘削系の札との相性がとことん優秀。自力で使い回せるというところは回顧よりも明らかに上で取り回しの良さを表してますね。という事で手札枚数を増やす札も有用。探検でも何か使えるかも。

・宿根/Undergrouth;ゴルガリ
:自軍墓地の生物数分の効果。生物多めの構築が必要、単独で機能しづらい、序盤に機能しない、墓地対策に弱い等々制限が極めて強く字面だけだとかなりしょうもない能力。探検や諜報でも何か使えるかも。せめて強力な効果の札が出てくれることを祈ります。後は新しい掘削可能な選択的ドローも欲しい。


・《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》
:思わず二度見した新型万能処理。《化膿》(RAV)→《突然の衰微》(RtR)ときてこれ。今回は何と2マナInsで完全万能破壊処理。コスト制限もなく非土地等のタイプ制限もない
唯一の制限は対戦相手限定と言う事。デメリットとして基本地形をサーチさせます(アンタップインである点は注意)。なので上位版《流刑への道》と言った感じですね。アドバンテージこそ失うものの、その性能を考えれば補って余りあるでしょう。

 Stdでは「神」及び《屑鉄上のたかり屋》の退場で大分破壊の価値も上がるでしょうし、使いやすい筈。基本地形なんて多くはあまり積まれていませんから《残骸の漂着》と合わせるのも良いかもしれませんね。色拘束は気に掛かりますがJunkカラーのショックランドは2種類あります。
Insなので《ドミナリアの英雄、テフェリー》の着地後[+1]で土地を起こす前に狙えるというのは非常に大きな部分ですね。
しかし今後は《ボーラス》をはじめ重たい置物には冬の時代になりそうです。

 ↓環境でも十分活用できます。
基本地形採用デッキ/枚数はそこまで多くは有りませんし、実際《流刑への道/PtE》が使われていますしね。《瞬唱の魔道士》や《等時の王笏》の運用対象がさらに増えました。併用したり重ねることでデメリット総量も減りますし。《衰微》や《コジレックの審問》《致命的な一押し》《集団的蛮行》では痒いところに手が届かない事も有ったので普通に活用されるはず。
 Legacyでも基本は同様ですが、《衰微》に比べ打ち消されるのでManadenialやピッチカウンターには明らかに弱くなっているのは大きな減点要素。またMiraclesやDeath&Taxだけでなく最近はGrixis Controlも基本地形を多数積んでいるので見た目よりもデメリットは気に掛かる環境に変化しているかもしれません。CotVへの安全策もなくなる。正直なところ別にこれが他の札に対して絶対的な優位性を持っていると言う程には強みは感じません。精々2マナInsで《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》に撃ち込めるぐらいですけど、それも意識されれば簡単に対処されますし。
 ただ《呪文探究者》で探してこれたりもしますし、最近元気のないBUG系の新戦力になるかもしれません。何より強い事に疑いの余地は有りませんしね。


 Junk的には自分の札に使えないのが極めて勿体無い。遺憾砲ぶち込みたい。
それができたのならNicfitで《老練の探険者》に撃ち込んで土地3枚ブーストとかできたのになぁ・・・!!!
その他では《闇の腹心》や《悪魔の契約》等を処理できなくなってしまったのも小さくはない欠点。特にBGx系のデッキにとって対PWの直接処理は《戦慄掘り》でもない限り基本的には《名誉回復》系の3マナ以上だったので、それを1マナ減らせるのは小さくない利点だったんですがね・・・。
まぁそれでも《ベテラン》+PtEと、既にさんざ系統を積んでいるので問題なく積めるはず。NicfitはPWに極めて弱いデッキですし《破滅的な行為》の隙を生めることもできます。《ベテラン》から持ってくる土地丁度でキャストできるので次ターンにPigを満たし、返しで《精神を刻む者、ジェイス》を置かれてもデッキを片付ける必要はなくなりますね。
 TheRockにとっては悩ましい。
干渉範囲は広いもののアドロスは嫌ですし、破壊では対処できないものがデッキの欠点になっているのも多いですしね・・・。土地に余裕が無いのでManadenialはよく効きますし、上記の様にボブに使えない。2マナの処理と言うなら対PWはともかく対生物なら《悪魔の布告》を取りたいんですよ。《マリット・レイジ》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》《熱烈の神、ハゾレト》等を考えると。
加えて《呪文嵌め》やCotV(X=2)の対象が増えすぎるもの気にかかります。他のデッキよりも2マナ域が多いのでそこを狙い池される可能性は怖い。《衰微》に明確に劣る部分なんですよね。
まぁStP→PtE且つ《税収》を積むぐらいの構築の可能性は考えてもいます。実際使ってみないと判りませんし。

 あと上手く利用したい点として土地を破壊できる部分。
擬似的な+1マナ《幽霊街》枠になりますが、お陰でランデス系の構築もできるかもしれません。
基本地形数枚しか入れていない相手にはこれを撃ち込んだ後《不毛の大地》連打もかなり効くはず。《外科的摘出》で《塩まき》的に使うのも面白いですね。万能処理なので追放対象も多岐に亘りますし。
 ModernならばまずBG系が対Tronにとって非常に有難い存在を得ましたね。《解放された者、カーン》《精霊龍、ウギン》にウルザ土地まで対処可能。ついでに対ミシュランでも非常にありがたく、飛行持ちに対処できます。また《レオニンの裁き人》《うちにいる獣》《小悪疫》等と併用するのも良いでしょうしね。



 正直デザインは気に掛かります。
今までこだわってきた「非土地」と言う枷も無いですし、この手の除去+デメリットの土地贈呈は基本白だったはずですが、そのどちらも破ったのにはどういった思惑が有るんでしょうね?


 こんな強力な札が来て正直驚いてますが、でもよくよく考えてみると「宿根」とか言う糞キーワードを割り当てられ、既にレア生物枠が《千の目、アイゾーニ》《地底王国のリッチ》で死んでいるんですからこれぐらい許されても良い筈。



P.S.
???「やはりMtGは《島》こそが最強のカード!」

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