GRN)ラヴニカのギルドの新札雑感 残り(黒)
2018年9月21日 新カード紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
続き続き。
今回は黒。
・《破滅を囁くもの》
:イラストの気持ち悪さに反して何のデメリットも無いマナレシオお化けの悪魔。昨今はスポーツ界だけでなく悪魔界でもスパルタは廃れているらしい。
アホみたいな詰め込み性能をしていますが、強い強いと言われるほど強くは個人的には感じません。
Stdでも5マナ以降になると凶悪なアドバンテージを稼げるとか戦闘力では余程相手に圧を与える(速攻や除去耐性)ものやライフレースに大きく関与できる(絆魂や警戒)もので盤上を支配できないとマナレシオが良くても使われない印象です。実際《ライラ》だってこの現状ですし。
コイツは何処まで行ってもそこそこの戦闘力が有るだけなので、正直のっとそーばっど程度の評価です。ただ除去できなければ負けである事は変わりないし、半端なチャンプブロックもできないのはやはり脅威ではありますがね。
なので可能な限り諜報を生かせる構築を目指すべき。
しかしこれを核とすると5マナでは遅すぎるので添え物程度が望ましいという微妙な塩梅。Stdだと《呼び覚ます者イザレス》《血の刺客》や《墓地の司令官》《骨ドラゴン》とかになるのでしょうが正直それでは物足りない・・・
↓環境だと取り敢えずマナをその他のコストを掛けずにライフを減らせたり、墓地を肥やせたりするのが便利。ただこれでなければいけない理由が思い浮かばない。敢えて言うなら《変わり樹の蒔き手》や《血の暴君、シディシ》とか。黒Stompyでも《ならず者のたかり屋》は相応ですが他にあると良いので《エレボスの鞭》とかですかね?その程度なら《深淵の迫害者》でよくない?
・《真夜中の死神》
:《不気味な腸卜師》に近く、「変異」を失い誘発でダメージが入る代わりに自身でもPig誘発するようになりました。アドが安定しやすいので単体では使いやすくなったはず。KtK期も一部デッキには使われていたので同じ様に環境次第で使われるかもしれません。しかしダメージを受ける分アリストクラッツの様な生贄コンボのドローエンジンにするのは難しくなったのでコンボには向いていませんね。
Stdでは丁度《ベナリア史》のお陰で「騎士」Beatdownが組まれているので、そのエンジンに使えるかもしれません。ダメージなので絆魂付与で寧ろ無効化する事ができるのですが、《野望のカルトーシュ》がなくなった事は残念。同じく非トークンで復活生物の《屑鉄上のたかり屋》も去ったのも惜しいですね・・・。
↓環境ではそれらが全て使えるのでまずポイントですね。
また《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》の騎士シナジーや《墓所這い》等のゾンビシナジーなど有用な札も多め。他にも想起や自壊系の生物との相性も極めて良質です。
・《血の刺客》
:定期的に表れる復活生物ですが、諜報のたび~なので余り容易には動かせない。その上ペイ。とは言っても3マナ3/1絆魂なので適当に回収して殴っているだけでも十分効果的です。他の回収札も併用して使っていけば対赤に対してかなり嫌味な性能になるはず。
《発見+発散》《思考消去》は良質な相棒。
・《這い寄る恐怖》
:4マナSocの本体3点ドレインと微妙ですが、これが山札から直接墓地に落ちると追放する事でただで使用できます。適当に多量掘削する手段と合わせると良いですね。
↓環境向きの札なのでしょうが、4枚落しても最高で12点ドレインにしかならない。墓地対策で墓地に置かれる事その物を置換追放されると無力化してしまう等々問題も多数。どうでもいいですが《納墓》が1マナInsの3点ドレインに、《直観》が3マナInsで6点ドレインになりますね。
・《煤の儀式》
:Socになったら1マナ軽くなった《弱者の消耗》。ただ機能的には《衰滅》ぐらいの感覚になるでしょうかね。《バントゥ最後の算段》に比べるとどうしても一手遅いし効果も半端ですが果たして・・・。
環境的に貴重な2マナランパンにもなる《雷群れの渡り》も有る恐竜は中型以上を揃える事もできます。《恐竜との融和》も有りますがMidrangeのような形のBGを組むのに使えるかも。
・《ロッテスの巨人/Lotleth Giant》
:ほぼ完全なCombo札でDredge系やTheSPYの様な多量に墓地を肥やすデッキでは1ショットキルもわりに容易に狙えます。《憎悪縛りの剥ぎ取り》の単発変数版。《戦慄の復活》で余裕ですな。普通に殴っても良いので、構築級です。
・《泥棒ネズミ》
:まさか今頃になって《貪欲なるネズミ》の上位交換が現れるとは・・・。
・《クロールの群れ》
:強いとは思わないしスペックも低いものの、幾度も蘇える余地のあるパワー4のフライヤーと考えると中々の脅威ではないでしょうかね?《千足虫》的な。 特に中速以下の相手に対して。飛行が偉いですね。何故か兵士ではなく戦士なので《黒曜石の戦斧》が有る環境だとなお良し。
・《物盗りインプ》
:1マナ1/1飛行で、2マナ生贄Soc挙動で《困窮》が撃てます。黒なのに良スペック。
ハンデス+生物では《帆凧の掠め盗り》の方が優秀ですがこれはタイミングが選べるので序盤から出てコツコツと殴っていけます。Controlにとってはこちらの方が鬱陶しいでしょうね。
また任意で死亡できるのでPigを満たしたり再利用したりシナジー形成も可能で棲み分けはできる筈。「紛争」や「陰鬱」のある環境ではもう少し評価も上がるはず。能動的に墓地に落とせる露払い生物、且つ軽いので《霊廟の秘密》の前の先槍にしても良いですし、《霊廟の秘密》からサーチする事も可能。割とここは重要だと思います、特にComboに置いては。
当然召喚酔いの隙が有るのでハンデスとしてもやや半端。
除去を惹きつける避雷針にはなるものの、《帆凧》の様にハンデスした上でのクロッカーにすると言った事もできない。
・《陰惨な生類》
:5マナSocで1・2・3マナ域の生物を1枚ずつ釣り上げる事ができる複数リアニ札。1枚で最大+2枚のアドとテンポを稼ぎます。やや不安定なもののポテンシャルは高い。《霊廟の秘密》《首謀者の収得》等で銀弾にすると不安定さのカバーになるやも。
諜報よりも土地観点のサポートも多いゴルガリ向きで《光り奉仕のシャーマン》《納骨堂のトロール》とかでも十分でしょうね。土地基盤が許すのなら《生皮収集家》《茨の副官》《鉄葉のチャンピオン》とかも。処理の関係上《収集家》を強化していけるのも有難い。同じく《輝かしい天使》。
費用対効果で考えれば質の高い小型の多い↓環境の方が強力で、その場合5マナと言う重さを許容できる中速以下になるんですよね。その後もアドを稼ぐだけでは物足りないのでコンボかそれに匹敵するような強力な挙動になっている事が望ましいですね。
・《疫病造り師》
:《肉袋の匪賊》の亜種。効果が微妙に変わり確実性は無くなりましたが、生物/PW/手札まで干渉範囲に。特に生物をあまり使わないデッキに対してPWや手札を攻める事ができるようになったのが極めて大きく、腐りにくくなりました。スィーパーを併用すればPWを落す事も容易なのも有難い。
また本家同様自身を生け贄にし、生物回収を併用する事で繰り返し使用できる除去になる訳ですが、この時も干渉範囲が広い事に価値が出てきますね。
Stdなら《屍術師、リリアナ》《採取+最終》《永遠への旅/永遠の洞窟、アザル》の組み合わせなどは有用ですね。
《匪賊》が↓環境で使われているように当然こちらも下環境では使えるでしょう。部族が人間/シャーマンになりましたが部族としてはあまり有用さが出ませんかね・・・。
併用札としては《最後の望み、リリアナ》が合わせやすい。Legacyなら《ネル・トース族のメーレン》と組み合わせて毎ターン相手のリソースを削りたい。
Nicfitなら《老練の探険者》と言うベストな生け贄対象がいて、返しのPWに対応できるのも良い。且つ《繰り返す悪夢》も重要で、Cip/Pigで1体以上の生物を出せる札と併用する事で3マナ毎に起動能力を利用できます。土地を伸ばせばすぐに相手のリソースを枯渇させる事もできるはず。
今回の黒札の中でも特に秀逸な札だと思います。
ただあくまでうまく活用出来た場合と言う事で、単体で見ると半端な性能。他に生贄が無い状態でPWがあり、コイツのCipスタック中にこいつが処理されてしまうとPWが爆散する点には注意。しっかりと数を稼げる構築向き。
単発で使うとただのアドロス、調整すると糞強いと言う昔ながらの黒らしさ溢れる部分も好きですね。
・《名声の代価》
:環境速度と伝説の生物数依存。伝説生物に打ち込めればかなり優秀ですが、そうでないと4マナ除去と微妙。上振れを取っても直接勝ちに繋がるわけでもない受動札。正直そこまで期待はしていません。
続き続き。
今回は黒。
・《破滅を囁くもの》
:イラストの気持ち悪さに反して何のデメリットも無いマナレシオお化けの悪魔。昨今はスポーツ界だけでなく悪魔界でもスパルタは廃れているらしい。
アホみたいな詰め込み性能をしていますが、強い強いと言われるほど強くは個人的には感じません。
Stdでも5マナ以降になると凶悪なアドバンテージを稼げるとか戦闘力では余程相手に圧を与える(速攻や除去耐性)ものやライフレースに大きく関与できる(絆魂や警戒)もので盤上を支配できないとマナレシオが良くても使われない印象です。実際《ライラ》だってこの現状ですし。
コイツは何処まで行ってもそこそこの戦闘力が有るだけなので、正直のっとそーばっど程度の評価です。ただ除去できなければ負けである事は変わりないし、半端なチャンプブロックもできないのはやはり脅威ではありますがね。
なので可能な限り諜報を生かせる構築を目指すべき。
しかしこれを核とすると5マナでは遅すぎるので添え物程度が望ましいという微妙な塩梅。Stdだと《呼び覚ます者イザレス》《血の刺客》や《墓地の司令官》《骨ドラゴン》とかになるのでしょうが正直それでは物足りない・・・
↓環境だと取り敢えずマナをその他のコストを掛けずにライフを減らせたり、墓地を肥やせたりするのが便利。ただこれでなければいけない理由が思い浮かばない。敢えて言うなら《変わり樹の蒔き手》や《血の暴君、シディシ》とか。黒Stompyでも《ならず者のたかり屋》は相応ですが他にあると良いので《エレボスの鞭》とかですかね?その程度なら《深淵の迫害者》でよくない?
・《真夜中の死神》
:《不気味な腸卜師》に近く、「変異」を失い誘発でダメージが入る代わりに自身でもPig誘発するようになりました。アドが安定しやすいので単体では使いやすくなったはず。KtK期も一部デッキには使われていたので同じ様に環境次第で使われるかもしれません。しかしダメージを受ける分アリストクラッツの様な生贄コンボのドローエンジンにするのは難しくなったのでコンボには向いていませんね。
Stdでは丁度《ベナリア史》のお陰で「騎士」Beatdownが組まれているので、そのエンジンに使えるかもしれません。ダメージなので絆魂付与で寧ろ無効化する事ができるのですが、《野望のカルトーシュ》がなくなった事は残念。同じく非トークンで復活生物の《屑鉄上のたかり屋》も去ったのも惜しいですね・・・。
↓環境ではそれらが全て使えるのでまずポイントですね。
また《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》の騎士シナジーや《墓所這い》等のゾンビシナジーなど有用な札も多め。他にも想起や自壊系の生物との相性も極めて良質です。
・《血の刺客》
:定期的に表れる復活生物ですが、諜報のたび~なので余り容易には動かせない。その上ペイ。とは言っても3マナ3/1絆魂なので適当に回収して殴っているだけでも十分効果的です。他の回収札も併用して使っていけば対赤に対してかなり嫌味な性能になるはず。
《発見+発散》《思考消去》は良質な相棒。
・《這い寄る恐怖》
:4マナSocの本体3点ドレインと微妙ですが、これが山札から直接墓地に落ちると追放する事でただで使用できます。適当に多量掘削する手段と合わせると良いですね。
↓環境向きの札なのでしょうが、4枚落しても最高で12点ドレインにしかならない。墓地対策で墓地に置かれる事その物を置換追放されると無力化してしまう等々問題も多数。どうでもいいですが《納墓》が1マナInsの3点ドレインに、《直観》が3マナInsで6点ドレインになりますね。
・《煤の儀式》
:Socになったら1マナ軽くなった《弱者の消耗》。ただ機能的には《衰滅》ぐらいの感覚になるでしょうかね。《バントゥ最後の算段》に比べるとどうしても一手遅いし効果も半端ですが果たして・・・。
環境的に貴重な2マナランパンにもなる《雷群れの渡り》も有る恐竜は中型以上を揃える事もできます。《恐竜との融和》も有りますがMidrangeのような形のBGを組むのに使えるかも。
・《ロッテスの巨人/Lotleth Giant》
:ほぼ完全なCombo札でDredge系やTheSPYの様な多量に墓地を肥やすデッキでは1ショットキルもわりに容易に狙えます。《憎悪縛りの剥ぎ取り》の単発変数版。《戦慄の復活》で余裕ですな。普通に殴っても良いので、構築級です。
・《泥棒ネズミ》
:まさか今頃になって《貪欲なるネズミ》の上位交換が現れるとは・・・。
・《クロールの群れ》
:強いとは思わないしスペックも低いものの、幾度も蘇える余地のあるパワー4のフライヤーと考えると中々の脅威ではないでしょうかね?《千足虫》的な。 特に中速以下の相手に対して。飛行が偉いですね。何故か兵士ではなく戦士なので《黒曜石の戦斧》が有る環境だとなお良し。
・《物盗りインプ》
:1マナ1/1飛行で、2マナ生贄Soc挙動で《困窮》が撃てます。黒なのに良スペック。
ハンデス+生物では《帆凧の掠め盗り》の方が優秀ですがこれはタイミングが選べるので序盤から出てコツコツと殴っていけます。Controlにとってはこちらの方が鬱陶しいでしょうね。
また任意で死亡できるのでPigを満たしたり再利用したりシナジー形成も可能で棲み分けはできる筈。「紛争」や「陰鬱」のある環境ではもう少し評価も上がるはず。能動的に墓地に落とせる露払い生物、且つ軽いので《霊廟の秘密》の前の先槍にしても良いですし、《霊廟の秘密》からサーチする事も可能。割とここは重要だと思います、特にComboに置いては。
当然召喚酔いの隙が有るのでハンデスとしてもやや半端。
除去を惹きつける避雷針にはなるものの、《帆凧》の様にハンデスした上でのクロッカーにすると言った事もできない。
・《陰惨な生類》
:5マナSocで1・2・3マナ域の生物を1枚ずつ釣り上げる事ができる複数リアニ札。1枚で最大+2枚のアドとテンポを稼ぎます。やや不安定なもののポテンシャルは高い。《霊廟の秘密》《首謀者の収得》等で銀弾にすると不安定さのカバーになるやも。
諜報よりも土地観点のサポートも多いゴルガリ向きで《光り奉仕のシャーマン》《納骨堂のトロール》とかでも十分でしょうね。土地基盤が許すのなら《生皮収集家》《茨の副官》《鉄葉のチャンピオン》とかも。処理の関係上《収集家》を強化していけるのも有難い。同じく《輝かしい天使》。
費用対効果で考えれば質の高い小型の多い↓環境の方が強力で、その場合5マナと言う重さを許容できる中速以下になるんですよね。その後もアドを稼ぐだけでは物足りないのでコンボかそれに匹敵するような強力な挙動になっている事が望ましいですね。
・《疫病造り師》
:《肉袋の匪賊》の亜種。効果が微妙に変わり確実性は無くなりましたが、生物/PW/手札まで干渉範囲に。特に生物をあまり使わないデッキに対してPWや手札を攻める事ができるようになったのが極めて大きく、腐りにくくなりました。スィーパーを併用すればPWを落す事も容易なのも有難い。
また本家同様自身を生け贄にし、生物回収を併用する事で繰り返し使用できる除去になる訳ですが、この時も干渉範囲が広い事に価値が出てきますね。
Stdなら《屍術師、リリアナ》《採取+最終》《永遠への旅/永遠の洞窟、アザル》の組み合わせなどは有用ですね。
《匪賊》が↓環境で使われているように当然こちらも下環境では使えるでしょう。部族が人間/シャーマンになりましたが部族としてはあまり有用さが出ませんかね・・・。
併用札としては《最後の望み、リリアナ》が合わせやすい。Legacyなら《ネル・トース族のメーレン》と組み合わせて毎ターン相手のリソースを削りたい。
Nicfitなら《老練の探険者》と言うベストな生け贄対象がいて、返しのPWに対応できるのも良い。且つ《繰り返す悪夢》も重要で、Cip/Pigで1体以上の生物を出せる札と併用する事で3マナ毎に起動能力を利用できます。土地を伸ばせばすぐに相手のリソースを枯渇させる事もできるはず。
今回の黒札の中でも特に秀逸な札だと思います。
ただあくまでうまく活用出来た場合と言う事で、単体で見ると半端な性能。他に生贄が無い状態でPWがあり、コイツのCipスタック中にこいつが処理されてしまうとPWが爆散する点には注意。しっかりと数を稼げる構築向き。
単発で使うとただのアドロス、調整すると糞強いと言う昔ながらの黒らしさ溢れる部分も好きですね。
・《名声の代価》
:環境速度と伝説の生物数依存。伝説生物に打ち込めればかなり優秀ですが、そうでないと4マナ除去と微妙。上振れを取っても直接勝ちに繋がるわけでもない受動札。正直そこまで期待はしていません。
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