RNA)新カード雑感 その3 シミック系その2
2019年1月6日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんにちは。しもべです。
溜まっている分の感想を消化していきますです。
シミックの続き。
・《首席議長ヴァニファール》
:歌って踊れる《出産の殻》。帰ってきた《殻》。エルフ・ウーズ・ウィザードと言う背景設定が充実していそうな生物。
継続的な生物の調達札をEnc→生物としたものに《適者生存》と《獣相のシャーマン》がありますが、それと同じ難しさをほぼそのまま受け継いでいます。その上色が付き多色化し且つ(φ)もなくなった、召喚酔いもあると実質的に機能し始めるのが2ターン遅れるわけでかなりの速度の低下。色事故にも弱い。除去にも弱い。
悪い事ばかりが目につきます。
ではいいところはないか?と言うと一応Modern以上の環境で《殻》の機能が使える事。なんだかんだ《殻》は禁止にされるほど機能は強いわけですし、ないよりまし。《稲妻》などの基本的な点数除去にはFrontier以下なら安定感もある。そもそもその環境は《削剥》や《コラガンの命令》《摩耗+損耗》やその他色々のお陰で当たり前のようにサイド後はAtfも割られるので、信頼性は実は致命的に落ちているというほどに差はないのでは?と思わなくもないのが実情です。
壁にもなる。
そしてなんと言っても生物の恩恵を受けることができるという点でしょうね。《殻》は実はAtf且つ有色でありそしてCreを燃料としているため中々汎用的に調達できる手段がなかったので有用なドローソースでもないと機能が安定しなかったのですが、これなら生物調達札で一括で運用できます。種にも制限を求められる《殻》の性質を考えればこの種別統一はかなりの追い風の筈。回収札も当然同じ。
更に生物ゆえに強化や保護、サポートも多い。特にAtfに比べ生物へのアンタップ手段の多さは格段の差であり、そこここで言われていますが《侵入警報》を並べておけば任意の回数起動できます。これも《神々との融和》や《発生の器》などで纏めて調達可能。
他にも《神聖な協力》《千年霊薬》《砂時計の侍臣》《エスパーの滞留者》とか《鏡割りのキキジキ》∞コンボ用のアンタップ生物を流用しつつ《キキジキ》を探しに行くとか。《水辺の学舎、水面院》も使えますね。
《嵐鎮めのセイレーン》や《呪文滑り》のような保護生物も同時に燃料に使えるので無駄もない。
個人的には《出産の殻》型のNicfitを構築する際どうしてもその《殻》の安定調達に難を抱えていたのでその問題を解決する手段として5枚目の《殻》に添えるべくGSZからの1枚挿しを考えています。
伝説の生物なので統率者に添えることができるのでEDH系でも大活躍しそうですね。と言うかそちらの方がよほど大活躍できる下地が揃ってますかね。
・《成長室の守護者》
:エルフ・カニ・戦士と言う謎の生物。2t目に出して3t目に4/4にしつつ後続に繋げてもいいし、後半にいきなり5マナ4/4にしてもいい。感覚としては分割可能になった《自己組立機械》と言った印象です。その分割可能と言う点が非常に有用でBeatdownからMidrangeまで幅広く扱えそうです。
中盤以降でも利用しやすい2マナと言うと《茨の副官》がありますが、除去耐性・マナの掛け方・サイズ・アドの稼ぎ方などでうまく差ができていて面白いですね。
特にカウンターを置く手段を持つ札との相性が抜群で《暴君の敵対者、アジャニ》との相性が素晴らしいと思います。[-2]で回収できますし[+1]で調達も強化も継続して行えますからね。《ハダーナの登臨/オラーズカの翼神殿》との組み合わせもいい。自力でもカウンターを置けるので展開上の安定性が利点となりますが、他の手段でカウンターを乗せると1つだけでは順応に劣りますし、置くたびに誘発する利点があると考えれば、上に挙げた札のように複数回の利用ができるような札と合わせておくことでより強力になると思います。
順応はテンポを損ないますが土地があれば機能させやすいので探検組との相性も良く小型ゆえにBGで《陰惨な生類》と組み合わせるのもいいでしょうね。一応《採取+最終》の両モードとの相性もいい。順応後でもカウンター設置に反応するので合わせて《最終》を使えば盤上を退かしたうえで自分は生き残りと後続の確保ができますし、複数体の確保ができるのなら《採取》も使えます。山札修復できる札とも相性がいいのですが《ドミナリアの大修復》ぐらいしかないんですよね現状。
下環境では強いとは言えないものの、弱すぎるほどでもない。緑Stompyで普通に運用できるレベルです。《巨森オラン=リーフ》や《茨森の模範》等でも活用可能。《ナイレアの弓》は+カウンターを置く能力や山札修復能力があるお陰で追放でもされない限り継続的にカニを維持・利用できる有用な札で、ほかの機能も含めほぼほぼすべての要素がマッチしています。
・《ハイドロイド混成体》
:シミックらしくクラゲ・ハイドラ・ビーストと言うよく判らない部族。
プチ《スフィンクスの啓示》内蔵型で、ハイドラでいうと《生命線のハイドラ》がPigがキャスト誘発になったようなもの。
ちらつき系では付かないもののどのみち最初からハイドラタイプなので利用不可。ならばその分キャスト誘発で打ち消され手も機能するのは利点と言えます。土地加速の色でもあるのもありがたい。ランプデッキの目的地になるはず。
ただ問題はその半端ぶり。
4マナで2/2+1点ゲイン1枚ドロー、6マナで4/4+2点ゲイン2枚ドロー、8マナで6/6+3点ゲイン3ドロー。
ランプ系でもX=3~を目指すのは難しく届けばラッキー程度。6マナが標準的なところでしょうが6マナかける割には戦闘力不足。4マナは《真面目な身代わり》的な感じにもなりますが、ゲイン部分が貧弱すぎるしこの性能なら《金線の使い魔》の下位交換レベル・・・。
アドを稼ぐにも戦闘をするには頼りない。
それを上回れるほどの爆発的なマナ加速や相手への妨害、物量戦を仕掛けることができるかどうかでしょうね・・・。
下環境なら目的が異なるとはいえ、これなら他を使います。
・《生術師の使い魔》
:生物化した《訓練場》。除去されやすく成り且つ色が付き重くなったものの類型の少なかった効果なので水増しできるようになったのは単純にありがたい。特に、効果の関係で元から生物デッキで運用することが前提だったので生物調達札を流用できるようになったのはありがたいですね。
一応順応のサポーターなのでしょがその枠に収まらないジョニー垂涎の一品。
カニのような実用的なCMC及び順応コスト持ちもいるので適当に組んでもそこそこの機能はしそうです。
ただ《訓練場》のように単色ではないのでレベルデッキに埋め込むとかも難しいので、色拘束が面倒ではありますね。また過去のギルド魔道士サイクルの方が(T)がないので相性が良かったという滑り具合を見るといつものシミックなのだと安心しますね。まぁ今回はその分順応と言うキーワードテーマ自体は相性がいいのですけれど。
・《エリマキ神秘家》
:なんだかんだと続く《神秘の蛇》シリーズの新作でもあります。色が濃くなり部族が変わってパワー増。
パワーが3になったことで瞬速を利用したブロッカーやクロッカーなど戦闘面における価値が格段に上昇しました。特に最近は何故か2マナ2/3が増えているのでそれを潰せるようになったのは大きい。シンプルに使いやすく《風への放流》《大司法官の扉》や《採取》などで再利用する手段も相応にあるのもいいところ。
溜まっている分の感想を消化していきますです。
シミックの続き。
・《首席議長ヴァニファール》
:歌って踊れる《出産の殻》。帰ってきた《殻》。エルフ・ウーズ・ウィザードと言う背景設定が充実していそうな生物。
継続的な生物の調達札をEnc→生物としたものに《適者生存》と《獣相のシャーマン》がありますが、それと同じ難しさをほぼそのまま受け継いでいます。その上色が付き多色化し且つ(φ)もなくなった、召喚酔いもあると実質的に機能し始めるのが2ターン遅れるわけでかなりの速度の低下。色事故にも弱い。除去にも弱い。
悪い事ばかりが目につきます。
ではいいところはないか?と言うと一応Modern以上の環境で《殻》の機能が使える事。なんだかんだ《殻》は禁止にされるほど機能は強いわけですし、ないよりまし。《稲妻》などの基本的な点数除去にはFrontier以下なら安定感もある。そもそもその環境は《削剥》や《コラガンの命令》《摩耗+損耗》やその他色々のお陰で当たり前のようにサイド後はAtfも割られるので、信頼性は実は致命的に落ちているというほどに差はないのでは?と思わなくもないのが実情です。
壁にもなる。
そしてなんと言っても生物の恩恵を受けることができるという点でしょうね。《殻》は実はAtf且つ有色でありそしてCreを燃料としているため中々汎用的に調達できる手段がなかったので有用なドローソースでもないと機能が安定しなかったのですが、これなら生物調達札で一括で運用できます。種にも制限を求められる《殻》の性質を考えればこの種別統一はかなりの追い風の筈。回収札も当然同じ。
更に生物ゆえに強化や保護、サポートも多い。特にAtfに比べ生物へのアンタップ手段の多さは格段の差であり、そこここで言われていますが《侵入警報》を並べておけば任意の回数起動できます。これも《神々との融和》や《発生の器》などで纏めて調達可能。
他にも《神聖な協力》《千年霊薬》《砂時計の侍臣》《エスパーの滞留者》とか《鏡割りのキキジキ》∞コンボ用のアンタップ生物を流用しつつ《キキジキ》を探しに行くとか。《水辺の学舎、水面院》も使えますね。
《嵐鎮めのセイレーン》や《呪文滑り》のような保護生物も同時に燃料に使えるので無駄もない。
個人的には《出産の殻》型のNicfitを構築する際どうしてもその《殻》の安定調達に難を抱えていたのでその問題を解決する手段として5枚目の《殻》に添えるべくGSZからの1枚挿しを考えています。
伝説の生物なので統率者に添えることができるのでEDH系でも大活躍しそうですね。と言うかそちらの方がよほど大活躍できる下地が揃ってますかね。
・《成長室の守護者》
:エルフ・カニ・戦士と言う謎の生物。2t目に出して3t目に4/4にしつつ後続に繋げてもいいし、後半にいきなり5マナ4/4にしてもいい。感覚としては分割可能になった《自己組立機械》と言った印象です。その分割可能と言う点が非常に有用でBeatdownからMidrangeまで幅広く扱えそうです。
中盤以降でも利用しやすい2マナと言うと《茨の副官》がありますが、除去耐性・マナの掛け方・サイズ・アドの稼ぎ方などでうまく差ができていて面白いですね。
特にカウンターを置く手段を持つ札との相性が抜群で《暴君の敵対者、アジャニ》との相性が素晴らしいと思います。[-2]で回収できますし[+1]で調達も強化も継続して行えますからね。《ハダーナの登臨/オラーズカの翼神殿》との組み合わせもいい。自力でもカウンターを置けるので展開上の安定性が利点となりますが、他の手段でカウンターを乗せると1つだけでは順応に劣りますし、置くたびに誘発する利点があると考えれば、上に挙げた札のように複数回の利用ができるような札と合わせておくことでより強力になると思います。
順応はテンポを損ないますが土地があれば機能させやすいので探検組との相性も良く小型ゆえにBGで《陰惨な生類》と組み合わせるのもいいでしょうね。一応《採取+最終》の両モードとの相性もいい。順応後でもカウンター設置に反応するので合わせて《最終》を使えば盤上を退かしたうえで自分は生き残りと後続の確保ができますし、複数体の確保ができるのなら《採取》も使えます。山札修復できる札とも相性がいいのですが《ドミナリアの大修復》ぐらいしかないんですよね現状。
下環境では強いとは言えないものの、弱すぎるほどでもない。緑Stompyで普通に運用できるレベルです。《巨森オラン=リーフ》や《茨森の模範》等でも活用可能。《ナイレアの弓》は+カウンターを置く能力や山札修復能力があるお陰で追放でもされない限り継続的にカニを維持・利用できる有用な札で、ほかの機能も含めほぼほぼすべての要素がマッチしています。
・《ハイドロイド混成体》
:シミックらしくクラゲ・ハイドラ・ビーストと言うよく判らない部族。
プチ《スフィンクスの啓示》内蔵型で、ハイドラでいうと《生命線のハイドラ》がPigがキャスト誘発になったようなもの。
ちらつき系では付かないもののどのみち最初からハイドラタイプなので利用不可。ならばその分キャスト誘発で打ち消され手も機能するのは利点と言えます。土地加速の色でもあるのもありがたい。ランプデッキの目的地になるはず。
ただ問題はその半端ぶり。
4マナで2/2+1点ゲイン1枚ドロー、6マナで4/4+2点ゲイン2枚ドロー、8マナで6/6+3点ゲイン3ドロー。
ランプ系でもX=3~を目指すのは難しく届けばラッキー程度。6マナが標準的なところでしょうが6マナかける割には戦闘力不足。4マナは《真面目な身代わり》的な感じにもなりますが、ゲイン部分が貧弱すぎるしこの性能なら《金線の使い魔》の下位交換レベル・・・。
アドを稼ぐにも戦闘をするには頼りない。
それを上回れるほどの爆発的なマナ加速や相手への妨害、物量戦を仕掛けることができるかどうかでしょうね・・・。
下環境なら目的が異なるとはいえ、これなら他を使います。
・《生術師の使い魔》
:生物化した《訓練場》。除去されやすく成り且つ色が付き重くなったものの類型の少なかった効果なので水増しできるようになったのは単純にありがたい。特に、効果の関係で元から生物デッキで運用することが前提だったので生物調達札を流用できるようになったのはありがたいですね。
一応順応のサポーターなのでしょがその枠に収まらないジョニー垂涎の一品。
カニのような実用的なCMC及び順応コスト持ちもいるので適当に組んでもそこそこの機能はしそうです。
ただ《訓練場》のように単色ではないのでレベルデッキに埋め込むとかも難しいので、色拘束が面倒ではありますね。また過去のギルド魔道士サイクルの方が(T)がないので相性が良かったという滑り具合を見るといつものシミックなのだと安心しますね。まぁ今回はその分順応と言うキーワードテーマ自体は相性がいいのですけれど。
・《エリマキ神秘家》
:なんだかんだと続く《神秘の蛇》シリーズの新作でもあります。色が濃くなり部族が変わってパワー増。
パワーが3になったことで瞬速を利用したブロッカーやクロッカーなど戦闘面における価値が格段に上昇しました。特に最近は何故か2マナ2/3が増えているのでそれを潰せるようになったのは大きい。シンプルに使いやすく《風への放流》《大司法官の扉》や《採取》などで再利用する手段も相応にあるのもいいところ。
コメント
後EDHでジェネラルとして見せつけられると泣くと思います←
返信が遅れました。コメントありがとうございます。
>御霊の復讐
これは確かに面白いですね。ほかにも《復讐》自体で釣った生物を《ヴァニファール》で食べて高速で大型品を出すとかもできますしね。大型種でなくとも《鏡割りのキキジキ》とかコンボ用の札も釣る選択肢になるので結構いろいろできるかもしれませんね~。
EDHでは下手すると禁止対象な気もしますけど実際はどうなのでしょうね。